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Oracle Database Clientインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(32-bit)

B25253-04
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A Java Access Bridgeのインストール

この付録では、Oracleコンポーネントでスクリーン・リーダーの使用を可能にするJava Access Bridgeのインストール方法を説明します。

概要

Java Access Bridgeは、JAWSスクリーン・リーダーなど、Windowsプラットフォームで実行中のJavaアプリケーションを読み上げるための障害支援技術を使用可能にします。障害支援技術は、Oracle Universal InstallerやOracle Enterprise Manager Database Controlなど、Javaベースのインタフェースを読み上げることができます。

Oracle Database、Oracle Database ClientおよびOracle Database Companion CDインストール・メディアには、インストール時にOracle Universal Installerによって使用されるJava Runtime Environment(JRE)1.4.2が含まれています。JREにより、インストール時にJava Access Bridgeが使用できるようになります。Oracleコンポーネントのインストール後に、Java Access Bridgeをインストールおよび構成する場合、「インストール済のOracleコンポーネントの設定」を参照してください。

JRE 1.4.2の設定

JRE 1.4.2でJava Access Bridgeを設定するには、Oracleインストール・メディアにある次のバッチ・ファイルを実行します。

DRIVE_LETTER:¥install¥access_setup.bat

バッチ・ファイルの実行後に、障害支援技術プログラムを再起動します。

インストール済のOracleコンポーネントの設定

この項では、Oracleコンポーネントのインストール後に、Windows用のJava Access Bridgeをインストールし、構成する方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。

Java Access Bridgeのインストール

Java Access Bridgeをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. Oracleインストール・メディアで、AccessBridgeディレクトリに移動します。

  2. accessbridge-1_0_4.zipファイルを選択し、Access Bridgeをインストールするシステムにこのファイルを展開します。次に例を示します。

    c:¥> AccessBridge-1.0.4
    
    
  3. 表A-1に示したJava Access Bridgeファイルを、Oracleコンポーネントによって使用されるJRE 1.4.2ディレクトリにコピーします。デフォルトでは、Oracleコンポーネントによって使用されるJREは次の場所にインストールされています。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2
    
    

    表A-1は、ハード・ドライブ上のJava Access Bridgeの場所から、Oracleコンポーネントによって使用されるJREディレクトリにコピーする必要のあるファイルを示しています。

    表A-1    ファイルのJREディレクトリへのコピー 
    コピーするファイル  コピー先 

    ¥AccessBridge-1_0_4¥installer¥
    installerFiles¥jaccess-1_4.jar
     

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
    jre¥1.4.2¥lib¥ext
     

    ¥AccessBridge-1_0_4¥installer¥
    installerFiles¥access-bridge.jar
     

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
    jre¥1.4.2¥lib¥ext
     

    ¥AccessBridge-1_0_4¥installer¥
    installerFiles¥JavaAccessBridge.dll
     

    windows_directory¥
    system32
     

    ¥AccessBridge-1_0_4¥installer installerFiles¥
    WindowsAccessBridge.dll
     

    windows_directory¥
    system32
     

    ¥AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥
    JAWTAccessBridge.dll
     

    windows_directory¥
    system32
     

    ¥AccessBridge-1_0_4¥installer¥installerFiles¥
    accessibility.properties
     

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥
    jre¥1.4.2¥lib¥ext
     

  4. jaccess-1_4.jarORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥lib¥extにあります)の名前をjaccess.jarに変更します。

  5. インストールに成功すると、次の場所にあるJava Access Bridgeのドキュメントにアクセスできます。

    c:¥> AccessBridge-1.0.4¥doc
    

Java Access Bridgeを使用するためのOracleコンポーネントの構成

インストールの完了後に、Access Bridgeを使用できるようにOracleコンポーネントを構成できます。それには、システム変数ORACLE_OEM_CLASSPATHを、インストール済のJava Access Bridgeファイルを指すように設定する必要があります。

次の手順を実行します。

  1. 「コントロール パネル」の「システム」を表示します。

  2. 「詳細」タブを選択します。

  3. 「環境変数」ボタンをクリックします。

  4. 「システム環境変数」リストの下の「新規」ボタンをクリックします。「新しいシステム変数」ダイアログが表示されます。

  5. 「変数名」フィールドに、ORACLE_OEM_CLASSPATHと入力します。

  6. 「変数値」フィールドに、jaccess.jarおよびaccess-bridge.jarへのフル・パスを入力します。

    2つのパスはセミコロンで区切ります。引用符や空白文字を使用しないでください。たとえば、JRE 1.4.2がデフォルトの場所にインストールされている場合、設定は次のようになります。

    ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥1.4.2¥lib¥ext¥jaccess.jar;ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥jre¥
    1.4.2¥lib¥ext¥access-bridge.jar
  7. 「OK」をクリックします。


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