ヘッダーをスキップ

Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium

B25686-02
目次
目次
索引
索引

戻る 次へ

2 Oracle Database Companion CDの要件

この章では、Oracle Database 10g Companion CD製品のインストールに必要な要件について説明します。

Oracle HTML DB製品の要件

この項の内容は、次のとおりです。

Oracle HTML DB要件

この項の内容は、次のとおりです。

要件の概要

表2-1は、Oracle HTML DBの各インストール・オプションの要件の要約です。各要件の詳細は、後述の各項を参照してください。

表 2-1    Oracle HTML DBの要件 
インストール・オプション  必須ディスク領域  必須ブラウザ  必須製品 

Oracle HTML DBのみ(Oracle HTTP Serverホームへのインストール) 

合計ディスク領域: 682.13MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Microsoft Internet Explorer 6.0 Service Pack 1

詳細: 「ブラウザの要件」 

  • Oracle Database

  • Oracle HTTP Server

  • Oracle XML DB

  • Oracle Text

詳細:

 

Oracle HTML DBとOracle HTTP Server 

合計ディスク領域: 1056.12MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Oracle HTML DBのみのインストールと同じ 

  • Oracle Database

  • Oracle XML DB

  • Oracle Text

詳細:

 

ディスク領域要件

次のディスク領域サイズは、Oracle HTML DBおよびOracle HTTP Serverのみに適用されます。既存のOracle Databaseインストールのサイズは含まれていません。

Oracle HTML DBのみに対するディスク領域要件

Oracle HTML DBおよびOracle HTTP Server両方に対するディスク領域要件

ブラウザの要件

Oracle HTML DBアプリケーションを表示または開発するには、WebブラウザでJavaScriptとHTML 4.0およびCSS 1.0規格がサポートされている必要があります。Microsoft Internet Explorer 6.0 Service Pack 1以上がこの要件を満たします。

Oracle Databaseの要件

Oracle HTML DBには、リリース9.2.0.3以上のOracleデータベースが必要です。Oracle HTML DBはOracle HTTP Serverを含むOracleホームにインストールする必要があります。このOracleホームは、Oracle HTML DBがOracle Netを使用してこのデータベースにアクセスできるかぎり、Oracle Databaseホームとは別の物理サーバー上に存在することが可能です。

たとえば、Oracle DatabaseがOraDB10g_home1にインストールされている場合、Oracle Universal Installerを実行してOracle HTML DBをインストールし、Oracleデータベースの入力を求めるプロンプトが表示されたとき、そのホームのOracle Databaseを指定できますが、Oracle HTML DBはOracle HTTP Serverを含むそれ自体のホーム(たとえば、OraDB10g_home2)にインストールする必要があります。

Oracle HTTP Serverの要件

Oracle HTML DBを実行するには、Oracle HTTP Serverおよびmod_plsqlにアクセスできる必要があります。選択するOracle HTML DBインストール・オプションによって、この要件を満たすOracle HTTP Serverの使用可能なバージョンが決まります。

Oracle XML DBの要件

Oracle HTML DBに使用するOracleデータベースには、Oracle XML DBを先にインストールする必要があります。インストール時に作成された、あるいはデータベース・コンフィギュレーション・アシスタント(DBCA)により作成された事前構成済データベースを使用する場合、Oracle XML DBのインストールと構成はすでに完了しています。

関連項目

Oracle XML DBを手動で既存のデータベースに追加する方法の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。 

Oracle Textの要件

Oracle HTML DBで検索可能なオンライン・ヘルプを使用するには、Oracle Textをインストールする必要があります。Oracle Textは、デフォルトでOracle Databaseの一部としてインストールされます。

さらに、Oracle Textのデフォルトの言語プリファレンスがインストールされていることを確認してください。Oracle Textのデフォルトの言語をインストールするには、Oracle HTML DBをインストールするOracleデータベースにログインし、適切なdrdeflang.sqlスクリプトを実行してください。このスクリプトは、デフォルトでORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥ctx¥admin¥defaultsにあります。たとえば、アメリカ英語の言語プリファレンス・スクリプトdrdefus.sqlを実行するには、次のように記述します。

c:¥> sqlplus sys/SYS_password as sysdba
SQL> @c:¥oracle¥product¥10.2.0¥db_1¥ctx¥admin¥defaults¥drdefus.sql

関連項目

Oracle Textの詳細は、『Oracle Textアプリケーション開発者ガイド』を参照してください。  

Oracle Database 10g Productsの要件

この項の内容は、次のとおりです。

要件の概要

表2-2は、Oracle Database 10g Productsインストールの要件の要約です。各要件の詳細は、後述の各項を参照してください。

表 2-2    Oracle Database 10g Productsの要件 
必須ディスク領域  必須ブラウザ  必須製品 

合計: 890MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Oracle Workflow Serverに必要なブラウザ

  • Netscape Communicator 7.2

  • Mozilla 1.7

  • Microsoft Internet Explorer 6.0

  • Firefox 1.0.4

  • Safari 1.2

詳細: 「Oracle Workflow Serverのブラウザ要件」 

Oracle Database

Oracle Workflow Serverには、Oracle Database以外に次の製品が必要です。

  • Unzipユーティリティ

  • JDK 1.4

  • 送信用SMTPメール・サーバー(オプション)

  • 受信用IMAPメール・サーバー(オプション)

詳細: 「Oracle Workflow Serverの製品要件」 

ディスク領域要件

次のディスク領域サイズは、Oracle Database 10g Productsのみに必要なサイズです。既存のOracle Databaseインストールのサイズは含まれていません。

Oracle Databaseの要件

Oracle Database 10g Productsインストール・タイプをインストールするためには、システムがOracle Databaseリリース2(10.2)にアクセスできる必要があります。

関連項目

『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium』 

Oracle Workflow Serverのブラウザ要件

Oracle Workflow Serverには、フレーム、JavaScript、Java Development Kit(JDK)バージョン1.4およびAWTをサポートするMicrosoft Internet Explorerバージョン6.0(Service Pack 1付き)などのWebブラウザが必要です。

Oracle Workflow Serverの製品要件

Oracle Workflow Serverを実行するには、Oracle Databaseの他に次の製品が必要です。

Oracle Database 10g Companion Productsの要件

この項の内容は、次のとおりです。

要件の概要

表2-3は、Oracle Database 10g Companion Productsの各インストール・オプションに対する要件の要約です。各要件の詳細は、後述の各項を参照してください。

表 2-3    Oracle Database 10g Companion Productsの要件 
インストール・オプション  必須ディスク領域  必須ブラウザ  必須製品 

Oracle Workflow中間層コンポーネント(Oracle HTTP Serverホームへのインストール) 

合計: 111.15MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Microsoft Internet Explorer 6.0 Service Pack 1

詳細: 「ブラウザの要件」 

Oracle Database

Oracle Workflow Server

詳細: 「Oracle Workflow Serverの要件」 

Oracle Workflow中間層コンポーネントおよびOracle HTTP Server 

合計: 481.11MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Microsoft Internet Explorer 6.0 Service Pack 1

詳細: 「ブラウザの要件」 

Oracle Database

Oracle Workflow Server

詳細: 「Oracle Workflow Serverの要件」 

Oracle HTTP Serverのみ 

合計: 463.1MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Microsoft Internet Explorer 6.0 Service Pack 1

詳細: 「ブラウザの要件」 

Oracle Database

詳細:

 

ディスク領域要件

次のディスク領域サイズは、Oracle Database 10g Companion Productsのみに必要なサイズです。既存のOracle Databaseインストールのサイズは含まれていません。

Oracle Workflow中間層コンポーネントのみに対するディスク領域要件

Oracle Workflow中間層コンポーネントおよびOracle HTTP Serverに対するディスク領域要件

Oracle HTTP Serverのみに対するディスク領域要件

ブラウザの要件

Oracle Database 10g Companion Productsには、フレーム、JavaScript、Java Development Kit(JDK)バージョン1.4およびAWTをサポートするMicrosoft Internet Explorer version 6.0 Service Pack 1などのWebブラウザが必要です。

Oracle Workflow Serverの要件

Oracle Workflow Serverがインストールされていない場合、Oracle Database 10g製品のインストールについてはこのマニュアルの指示に従ってください。Oracle Workflow Serverのインストール後、Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを使用して構成する必要があります。

Oracle Workflow Serverは、Oracle Database 10gのOracleホームにインストールする必要があります。Oracle Universal Installerを使用して、Oracleホームの内容を確認できます。

関連項目

Oracleホームの内容を検索する方法は、「Oracleホーム・ディレクトリの位置の識別」を参照してください。 

Oracle HTTP Serverの要件

Oracle Workflow中間層コンポーネントを実行するには、Oracle HTTP Serverにアクセスできる必要があります。Oracle Database 10g Companion Productsと併用可能なOracle HTTP Serverのバージョンをインストールできます。または、既存のOracle HTTP Serverインストールを使用することもできます。

Companion Productsとともに提供されるOracle HTTP Server

Oracle Database 10g Companion Productsと併用可能なOracle HTTP Serverのバージョンを使用する場合は、このバージョンのOracle HTTP ServerをCompanion Productsとともに独自のOracle HTTP Serverホームにインストールできます。このオプションを選択する場合は、次の要件を満たしていることを確認してください。

要件の概要

表2-4は、Oracle HTTP Serverインストールの要件の要約です。各要件の詳細は、後述の各項を参照してください。

表 2-4    Oracle HTTP Serverの要件 
必須ディスク領域  必須のオペレーティング・システムおよびService Pack  必須製品 

合計: 486.2MB

詳細: 「ディスク領域要件」 

Windows 2003

詳細: 「オペレーティング・システムおよびService Packの要件」 

Oracle Database

詳細: 「Oracle Databaseの要件」 

ディスク領域要件

Oracle HTTP Serverのディスク領域要件は、次のとおりです。

オペレーティング・システムおよびService Packの要件

Oracle HTTP Serverには、オペレーティング・システムに関して次の最低要件があります。

Oracle Databaseの要件

Oracle HTTP Serverを実行するには、Oracle9iリリース2(9.2.0.3)以上にアクセスできる必要があります。Oracle Databaseは、Oracle Netでアクセスできるかぎり、Oracle HTTP Serverとは異なるシステム上に存在することが可能です。ただし、Oracle HTTP Serverは個別のホームに存在する必要があります。

たとえば、Oracle DatabaseがOraDB10g_home1にインストールされている場合、Oracle Universal Installerを実行してOracle HTTP Serverをインストールするとき、そのホームのOracle Databaseを指定できますが、Oracle HTTP Serverはそれ自体のホーム(たとえば、OraDB10g_home2)にOracle Database 10g Companion Productsとともにインストールする必要があります。

既存のOracle HTTP Serverインストールの使用

Oracle Database 10g Companion Productsを既存のOracle HTTP Serverホームにインストールする場合は、このバージョンのOracle HTTP Serverにmod_plsqlがあることを確認してください。この要件を満たすのは、Oracle 9i リリース2(9.2)以上です。

ハードウェアおよびソフトウェア要件

このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新バージョンが動作保証されている場合があるため、動作保証されたハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンに関する最新情報は、OracleMetaLinkのWebサイトで動作要件マトリックスを確認してください。OracleMetaLinkのWebサイトには、次のURLでアクセスできます。

http://metalink.oracle.com/

OracleMetaLinkを使用するには、オンラインでの登録が必要です。ログイン後に、左側の列から「Certify & Availability」を選択します。「Product Lifecycle」ページで、「Certifications」ボタンを選択します。「Other Product Lifecycle」オプションには、「Product Availability」「Desupport Notices」および「Alerts」が含まれます。

後述の各項では、次の要件の情報を示します。

Windows Telnetサービスのサポート

Windows 2003にはTelnetサービスが含まれており、これによってリモート・ユーザーは、オペレーティング・システムにログインし、コマンドラインを使用してコンソール・プログラムを実行できます。Oracleでは、この機能を使用するコマンドライン・ユーティリティの使用をサポートしていますが、Oracle Universal Installer、データベース・コンフィギュレーション・アシスタントおよびOracle Netコンフィギュレーション・アシスタントなどのデータベースGUIツールはサポートしていません。


注意:

Windowsの「サービス」ユーティリティでTelnetサービスが開始されていることを確認してください。 


Windowsターミナル サービスおよびリモート デスクトップのサポート

OracleではWindows Server 2003のターミナル サービスはサポートされていますが、リモートのターミナル サービスのクライアントから、Terminal Serverサービスを実行している64ビットのWindowsサーバーへのOracleコンポーネントのインストールはサポートされていません。構成ツールはすべてTerminal Serverのコンソールから起動し(mstsc/consoleを使用)、ターミナル サービスのクライアントからは起動しないでください。

関連項目

  • ターミナル サービスの詳細は、MicrosoftのWebサイトを参照してください。

    http://www.microsoft.com/
     

  • 最新のTerminal Serverに関連したシステム要件は、OracleMetaLink Webサイトを参照してください。

    http://metalink.oracle.com/
     

Oracle Database Companion CDのネットワークに関するトピック

一般的に、Oracle Database Companion CD製品をインストールするコンピュータは、ネットワークに接続されており、このインストールを格納するローカル記憶域、表示モニター、およびDVDドライブを備えています。

この項では、この一般的な条件を満たしていないコンピュータにOracle Database Companion CD製品をインストールする方法について説明します。次の場合について説明します。

DHCPコンピュータへのOracle Database Companion CDのインストール

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)はネットワークに動的なIPアドレスを割り当てます。動的アドレス指定により、コンピュータはネットワークに接続するたびに、異なるIPアドレスを取得できます。場合によっては、コンピュータの接続中にIPアドレスを変更することもできます。1つのDHCPシステムに静的および動的なIPアドレス割当てを混在させることも可能です。

ソフトウェアはDHCP設定内でIPアドレスを追跡するため、ネットワーク管理が簡素化されます。このため、新規のコンピュータをネットワークに追加する際は、そのコンピュータに固有のIPアドレスを手動で割り当てる必要はありません。ただし、DHCPプロトコルを使用するコンピュータにOracle Database Companion CD製品をインストールする前に、そのコンピュータにローカルIPアドレスを割り当てるためのループバック・アダプタをインストールする必要があります。

関連項目

「ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかのチェック」 

複数のIPアドレスを持つコンピュータへのOracle Database Companion CDのインストール

Oracle Database Companion CDを、複数のIPアドレスを持つコンピュータ(マルチホーム・コンピュータとも呼ばれます)にインストールできます。 通常、マルチホーム・コンピュータには複数のネットワーク・カードが搭載されています。各IPアドレスは1つのホスト名に関連付けられ、さらにそのホスト名に別名を設定できます。Oracle Universal Installerは、デフォルトでORACLE_HOSTNAME環境変数の設定を使用してホスト名を検索します。ORACLE_HOSTNAMEが設定されておらず、インストール先コンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されている場合、Oracle Universal Installerではhostsファイルの最初の名前を使用してホスト名が判別されます。このファイルは通常、Windows 2003の場合はSYSTEM_DRIVE:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etcにあります。

クライアントは、このホスト名(またはこのホスト名の別名)を使用してコンピュータにアクセスできることが必要です。 確認するには、短縮名(ホスト名のみ)およびフルネーム(ホスト名およびドメイン名)を使用して、クライアント・コンピュータからホスト名に対してpingを実行します。どちらも機能する必要があります。

ORACLE_HOSTNAME環境変数の設定

ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsコントロール パネルの「システム」を表示します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「詳細」をクリックします。

  3. 「詳細」タブで、「環境変数」をクリックします。

  4. 「環境変数」ダイアログ・ボックスで、「システム環境変数」の下の「新規」をクリックします。

  5. 「新しいシステム変数」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。

    • 変数名: ORACLE_HOSTNAME

    • 変数値: 使用するコンピュータのホスト名

  6. 「OK」をクリックし、続いて「環境変数」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。

  7. 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。

複数の別名を持つコンピュータへのOracle Database Companion CDのインストール

複数の別名を持つコンピュータは、1つのIPと複数の別名でネーミング・サービスに登録されます。ネーミング・サービスでは、これらの別名を同じコンピュータに対して解決します。この種のコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ORACLE_HOSTNAME環境変数を、ホスト名を使用するコンピュータに設定してください。

ループバック・アダプタのインストール

ループバック・アダプタをインストールする場合、ループバック・アダプタによりコンピュータにローカルIPアドレスが割り当てられます。コンピュータにループバック・アダプタをインストールすると、コンピュータにはユーザーが所有するネットワーク・アダプタとループバック・アダプタの最低2つのネットワーク・アダプタが存在します。Oracle Database Companion CD製品には、ループバック・アダプタをプライマリ・アダプタとして使用するWindowsが必要です。

プライマリ・アダプタは、アダプタをインストールした順序によって決定されます。最後にインストールしたアダプタがプライマリ・アダプタになります。ループバック・アダプタをインストールした後に追加のネットワーク・アダプタをインストールする場合、ループバック・アダプタを削除してから再インストールする必要があります。

DHCPコンピュータでインストールする場合、ループバック・アダプタが必要です。

関連項目

「DHCPコンピュータへのOracle Database Companion CDのインストール」 

この項の内容は、次のとおりです。

ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかのチェック

ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかを確認するには、ipconfig /allコマンドを実行します。

SYSTEM_DRIVE:¥> ipconfig /all

ループバック・アダプタがインストールされている場合は、ループバック・アダプタの値の一覧を示すセクションが表示されます。次に例を示します。

Ethernet adapter Local Area Connection 2:
  Connection-specific DNS Suffix  . :
  Description . . . . . . . . . . . : Microsoft Loopback Adapter
  Physical Address. . . . . . . . . : 02-00-4C-4F-4F-50
  DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : Yes
  Autoconfiguration Enabled . . . . : Yes
  Autoconfiguration IP Address. . . : 169.254.25.129
  Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.0.0

Windows 2003またはWindows XPでのループバック・アダプタのインストール

Windows 2003またはWindows XPでループバック・アダプタをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. Windowsのコントロール パネルを開きます。

  2. 「ハードウェアの追加」をダブルクリックしてハードウェアの追加ウィザードを起動します。

  3. 「ハードウェアの追加ウィザードの開始」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  4. 「ハードウェアは接続されていますか?」ウィンドウで、「はい、ハードウェアを接続しています」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「次のハードウェアは既にコンピュータ上にインストールされています。」ウィンドウのインストール済ハードウェアのリストで、「新しいハードウェア デバイスの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「ウィザードで、ほかのハードウェアをインストールできます。」ウィンドウで、「一覧から選択したハードウェアをインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「インストールするハードウェアの種類を選択する」リストのハードウェアの種類のリストから、「ネットワーク アダプタ」を選択して、「次へ」をクリックします。

  8. 「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次の選択を行います。

    • 製造元: 「Microsoft」を選択します。

    • ネットワーク アダプタ: 「Microsoft Loopback Adapter」を選択します。

  9. 「次へ」をクリックします。

  10. 「ハードウェアをインストールする準備ができました。」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  11. 「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで、「完了」をクリックします。

  12. Windows 2003を使用している場合は、コンピュータを再起動します。

  13. デスクトップの「マイ ネットワーク」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。これにより、「ネットワーク接続」コントロール パネルが表示されます。

  14. 作成したばかりの接続を右クリックします。これは通常、「ローカル エリア接続 2」です。「プロパティ」を選択します。

  15. 「全般」タブで、「インターネット プロトコル(TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。

  16. 「プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「次のIPアドレスを使う」をクリックして次の処理を実行します。

    1. IPアドレス: ループバック・アダプタに対してルーティング不能IPアドレスを入力します。次のルーティング不能アドレスを推奨します。

      • 192.168.x.xxは0〜255の任意の値)

      • 10.10.10.10

    2. サブネット マスク: 255.255.255.0を入力します。

    3. 入力した値を記録します。この値は、この手順で後で必要になります。

    4. その他のフィールドはすべて空のままにします。

    5. 「OK」をクリックします。

  17. 「OK」をクリックします。

  18. 「ネットワークの接続」を閉じます。

  19. コンピュータを再起動します。

  20. SYSTEM_DRIVE:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc¥hostsファイルで、localhost行の直後に次の形式の行を追加します。

    IP_address   hostname.domainname   hostname
    
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • IP_addressは、手順16で入力したルーティング不能IPアドレスです。

    • hostnameはコンピュータ名です。

    • domainnameはドメイン名です。

    次に例を示します。

    10.10.10.10   mycomputer.mydomain.com   mycomputer
    
    
  21. ネットワークの構成を確認します。

    1. コントロール パネルの「システム」を開き、「コンピュータ名」タブを選択します。「フル コンピュータ名」に、ホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。例: sales.us.mycompany.com

    2. 「変更」をクリックします。「コンピュータ名」にホスト名が表示され、「フル コンピュータ名」にホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。前述の例を使用すると、ホスト名はsales、ドメインはus.mycompany.comです。

    3. 「詳細」をクリックします。「このコンピュータのプライマリ DNS サフィックス」に、ドメイン名(例: us.mycompany.com)が表示されます。

ループバック・アダプタの削除

ループバック・アダプタを削除する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsコントロール パネルの「システム」を表示します。

  2. 「ハードウェア」タブで、「デバイス マネージャ」をクリックします。

  3. 「デバイス マネージャ」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を展開します。「Microsoft Loopback Adapter」が表示されます。

  4. 「Microsoft Loopback Adapter」を右クリックし、「アンインストール」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。


戻る 次へ
Oracle
Copyright © 2006 Oracle Corporation.

All Rights Reserved.
目次
目次
索引
索引