Oracle Database インストレーション・ガイド 10g リリース2(10.2)for Microsoft Windows(x64) B25689-04 |
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この付録では、次のグローバリゼーション・サポートについて説明します。
この項では、次の機能について説明します。
デフォルトでは、Oracle Universal Installerはオペレーティング・システムで選択した言語で実行されます。Oracle Universal Installerは、次の追加言語で実行できます。
Oracle Universal Installerを異なる言語で実行する手順は、次のとおりです。
Oracleコンポーネント(Oracle Net Configuration Assistant、Oracle Database Configuration Assistantなど)で使用する言語として、他の言語を選択できます。これにより、Oracle Universal Installerの実行で使用される言語が変わるわけではありません。Oracleコンポーネントを選択した言語で実行するには、言語をオペレーティング・システムの言語設定と同じにする必要があります。オペレーティング・システムの言語は「コントロール パネル」の「地域の設定」ウィンドウで変更できます。
異なる言語でコンポーネントを使用する手順は、次のとおりです。
「言語の選択」ウィンドウが表示されます。
インストールが完了すると、インストールされたコンポーネントのダイアログ・ボックスの文字、メッセージおよびオンライン・ヘルプが、選択した言語で表示されます。
この項の内容は、次のとおりです。
Oracleでは、グローバリゼーション・サポートが提供されています。これによりユーザーは、NLS_LANG
パラメータで定義されているように、各自が選択したロケールおよびキャラクタ・セット設定でデータベースと対話できます。Oracle Databaseコンポーネントをインストールすると、Oracle Universal InstallerによりNLS_LANG
パラメータがレジストリに設定されます。
オペレーティング・システムのロケール設定に基づいて、インストール時にNLS_LANG
パラメータの値が決定されます。表D-1に、オペレーティング・システムのロケール値とNLS_LANG
値のマッピングのリストを示します。
NLS_LANG
パラメータは、HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥HOME
ID
¥NLS_LANG
サブキーのレジストリに格納されています。ID
は、Oracleホームを識別する一意の番号です。
NLS_LANG
パラメータは、次の形式です。
NLS_LANG
=
LANGUAGE_TERRITORY
.
CHARACTER_SET
各項目の意味は次のとおりです。
LANGUAGE
: 言語と、その言語でメッセージ、曜日、月を示すための規則を指定します。
TERRITORY
: 地域と、その地域で週数と日数を計算するための規則を指定します。
CHARACTER_SET
: データベース・クライアントのエンコーディングを指定します。これは、クライアント・プログラムでデータの入力または表示に使用されるキャラクタ・セットです。
表D-1に、Windowsの様々なロケールに対するデフォルトのNLS_LANG
値を示します。
SQL*Plus、SQL Loader、Import、ExportなどのOracle UtilitiesをMS-DOSモードで使用する前に、そのセッションのNLS_LANG
パラメータのキャラクタ・セット・フィールドを正しい値に設定していることを確認します。
いくつかの例外はありますが、MS-DOSモードでは、Windows(ANSIコードページ)とは異なるキャラクタ・セット(またはコードページ)を使用し、レジストリでは、デフォルトのOracleホームのNLS_LANG
パラメータが常に該当するWindowsコードページに設定されているため、このように正しい値の設定が必要になります。MS-DOSモード・セッションのNLS_LANG
パラメータが適切に設定されていない場合、文字変換が正しく行われず、エラー・メッセージやデータが破損する可能性があります。
日本語、韓国語、中国語(簡体字)および中国語(繁体字)では、MS-DOSコードページはANSIコードページと同一です。この場合、MS-DOSモードでNLS_LANG
パラメータを設定する必要はありません。
同様に、バッチ・モードで、プロシージャで処理されるファイルのキャラクタ・セットに応じて、バッチ・プロシージャの開始時に、SET
NLS_LANG
コマンドを挿入し、NLS_LANG
に正しいキャラクタ・セットの値を設定します。
表D-2は、様々なオペレーティング・システムのロケールに対してMS-DOSモードに対応するOracleキャラクタ・セットの一覧です。
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