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Oracle Database Clientインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64)

B25691-04
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1 Oracle Database Clientインストールの概要

この章では、実行可能なOracle Database Clientの様々なインストール・タイプと、ソフトウェアのインストール前に考慮する必要のある問題について説明します。

インストールの概要

Oracle Database Clientのインストール・プロセスは、次の5段階で構成されます。

  1. リリース・ノートの参照: インストールを開始する前に、Oracle Database 10gリリース2(10.2)のリリース・ノートを参照してください。このリリース・ノートには、プラットフォーム固有のドキュメントが用意されています。最新バージョンのリリース・ノートは、次のOracle Technology NetworkのWebサイトから入手できます。

    http://www.oracle.com/technology/documentation

  2. インストールの計画: この概要の章では、Oracle Database Clientのインストールに使用できるインストール・タイプと、開始前に考慮が必要な問題について説明します。

    『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』の付録A「インストールに関するよくある質問」も参照してください。この付録には、サイトの要件に応じたOracle製品の最適なインストール方法についてのアドバイスが記載されています。


    注意

    「カスタム」インストールを行う場合、ライセンス対象のコンポーネントのみをインストールしてください。「カスタム」インストールを使用してStandard Editionをインストールすることはできません。 


  3. インストール前の作業の完了: 第2章では、Oracle Database Clientをインストールする前に完了する必要のあるインストール前の作業について説明します。

  4. ソフトウェアのインストール: Oracle Database Clientをインストールするには、次の項を使用します。

    • 第3章では、Oracle Universal Installer(OUI)のGUIを使用してOracle Database Clientをインストールする方法について説明します。

    • 付録Aでは、レスポンス・ファイルを使用してサイレントまたは非対話型インストールを実行する方法について説明します。

    • 「異なる言語でのOracleコンポーネントのインストールと使用」 では、異なる言語を使用したOracleコンポーネントのインストールおよび使用方法について説明します。

    • 付録C では、インストールで問題が発生した場合のトラブルシューティングに関するアドバイスを提供します。

    • 第5章では、Oracle Database Clientの削除方法を説明します。

  5. インストール後の作業の完了: インストール後の作業を完了するには、次の項を使用します。

    • 第4章では、インストール後の推奨作業および必須作業について説明します。

    • 付録Bでは、グローバリゼーション・サポートについて説明します。

推奨されるファイル・システム

NTFSでは、Oracleホームに格納されるデータベース・ファイル、トレース・ファイル、インシデント・ファイルなどのセキュリティが増すため、データベース・ソフトウェアはNTFSにインストールすることをお薦めします。

Windows VistaおよびWindows Server 2008のユーザー・アカウント制御を使用したユーザーアカウントの管理

コンピュータで、信頼できるアプリケーションのみが実行されるようにするため、Windows VistaおよびWindows Server 2008にはユーザー アカウント制御が用意されています。このセキュリティ機能を有効にすると、Oracle Databaseをインストールする際に、構成方法に応じてOracle Universal Installerから同意や資格証明を要求されます。適宜、同意やWindowsのAdministratorの資格証明の入力を行います。

Database Configuration Assistant、Net Configuration Assistant、およびOPatchなどの一部のOracleツール、またはOracleホーム内のディレクトリに書込みを行うツールやアプリケーションを実行するには管理者権限が必要です。ユーザーアカウント制御を有効にし、ローカルのAdministratorとしてログインすると、これらの各コマンドを通常の方法で正常に実行できます。ただしAdministratorグループのメンバーとしてログインする場合は、WindowsのAdministrator権限でこれらのタスクを明示的に呼び出す必要があります。管理者権限の必要なすべてのOracleショートカットは、ショートカットをクリックすると、自動的にAdministratorとして起動されます。ただし、前述のツールをWindowsコマンド・プロンプトから実行する場合、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。OPatchにはショートカットはなく、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。詳細は、『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド for Microsoft Windows(x64)』の「Windows VistaおよびWindows Server 2008でのデータベース・ツールの起動」を参照してください。

WindowsのAdministrator権限でコマンド・プロンプト・ウィンドウを起動する手順:
  1. デスクトップ上にコマンド・プロンプト・ウィンドウのショートカットを作成します。デスクトップにショートカットのアイコンが表示されます。

  2. 新規作成したショートカットのアイコンを右クリックして「管理者として実行」を指定します。

ウィンドウをオープンすると、タイトル・バーには「Administrator: コマンドプロンプト」と表示されます。このウィンドウ内で実行するコマンドはAdministrator権限で実行されます。

Oracle Database Clientのインストール・タイプ

Oracle Database Clientのインストール時には、次のインストール・タイプのいずれかを選択できます。


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