Oracle Database Clientインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64) B25691-04 |
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この章では、実行可能なOracle Database Clientの様々なインストール・タイプと、ソフトウェアのインストール前に考慮する必要のある問題について説明します。
Oracle Database Clientのインストール・プロセスは、次の5段階で構成されます。
http://www.oracle.com/technology/documentation
『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』の付録A「インストールに関するよくある質問」も参照してください。この付録には、サイトの要件に応じたOracle製品の最適なインストール方法についてのアドバイスが記載されています。
NTFSでは、Oracleホームに格納されるデータベース・ファイル、トレース・ファイル、インシデント・ファイルなどのセキュリティが増すため、データベース・ソフトウェアはNTFSにインストールすることをお薦めします。
コンピュータで、信頼できるアプリケーションのみが実行されるようにするため、Windows VistaおよびWindows Server 2008にはユーザー アカウント制御が用意されています。このセキュリティ機能を有効にすると、Oracle Databaseをインストールする際に、構成方法に応じてOracle Universal Installerから同意や資格証明を要求されます。適宜、同意やWindowsのAdministratorの資格証明の入力を行います。
Database Configuration Assistant、Net Configuration Assistant、およびOPatchなどの一部のOracleツール、またはOracleホーム内のディレクトリに書込みを行うツールやアプリケーションを実行するには管理者権限が必要です。ユーザーアカウント制御を有効にし、ローカルのAdministratorとしてログインすると、これらの各コマンドを通常の方法で正常に実行できます。ただしAdministratorグループのメンバーとしてログインする場合は、WindowsのAdministrator権限でこれらのタスクを明示的に呼び出す必要があります。管理者権限の必要なすべてのOracleショートカットは、ショートカットをクリックすると、自動的にAdministratorとして起動されます。ただし、前述のツールをWindowsコマンド・プロンプトから実行する場合、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。OPatchにはショートカットはなく、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。詳細は、『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド for Microsoft Windows(x64)』の「Windows VistaおよびWindows Server 2008でのデータベース・ツールの起動」を参照してください。
ウィンドウをオープンすると、タイトル・バーには「Administrator: コマンドプロンプト」と表示されます。このウィンドウ内で実行するコマンドはAdministrator権限で実行されます。
Oracle Database Clientのインストール時には、次のインストール・タイプのいずれかを選択できます。
「InstantClient」インストールには、Instant Client Lightが含まれます。アプリケーションで米語のみのエラー・メッセージが生成される場合、このバージョンのInstant Clientを使用できます。Instant Client Lightを使用する利点は、通常のInstant Clientよりもフットプリントがはるかに小さいことです。そのため、アプリケーションで使用するメモリーが少なくてすみます。
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