Oracle Database プラットフォーム・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64) B25695-04 |
|
この項では、Oracle Databaseの新機能について説明し、追加情報の参照先を示します。現在のリリースに移行するユーザーに役立つよう、前のリリースの新機能情報も記載しています。
次の項では、各リリースの新機能について説明します。
このリリース(10.2.0.4)は、Windows VistaおよびWindows Server 2008でサポートされています。
Oracle Database 10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64)にはWindows固有の新機能はありません。
次の項目について説明します。
ラージ・ページのサポートにより、Windows Server 2003で実行されているメモリー集中型のデータベース・サーバーのパフォーマンスが向上します。新たに導入されたオペレーティング・システム・サポートを利用することにより、Oracle Database 10gリリース2(10.2)は、プロセッサ・メモリー・アドレッシング・リソースをより効率よく使用できるようになりました。
このリリースには、エンタープライズ・スケジューリング機能を提供するための新しいデータベース・スケジューラが組み込まれています。ユーザーにより実行される外部ジョブは、OracleJobScheduler
サービスを使用して開始されます。このサービスはデフォルトでは使用不可になります。外部ジョブ機能を使用するには、管理者が、このサービスを実行するユーザー・アカウントのユーザー名とパスワードを設定し、サービスを使用可能にする必要があります。
権限の低いユーザーに対して外部ジョブの実行を制限することにより、ランダムなデータベース・ユーザーがオペレーティング・システム・レベルの権限を得ることが防止されますが、実行できるジョブの種類も制限されます。高いレベルのオペレーティング・システム権限を必要とするジョブは、このメカニズムでは実行できません。
Windowsでは、外部ジョブの実行には次のプロセスが関係します。
ユーザーがOracle Databaseへのリモート・ログインを試行した場合、パスワードはリモート・データベースに送信される前に自動的に暗号化されます。詳細は「自動的に暗号化されたデータベース・パスワード」を参照してください。
2つの新しいユーティリティにより、Oracle Databaseとの間でファイルをより高速に転送できます。古いファイル転送ユーティリティであるインポートおよびエクスポートは、旧バージョンのOracleソフトウェアで作成されたデータベースで使用するために保持されています。データ・ポンプ・インポートおよびデータ・ポンプ・エクスポートの詳細は、第2章「Windowsでのデータベース・ツール」を参照してください。
Oracle Enterprise Managerコンソールは、Oracle Database Clientでのみ使用できます。
Migration Utilityは、Oracle Database 10gリリース2(10.2)ではサポートされていません。Pro*C/C++は、Oracle Database 10gリリース2(10.2)でサポートされていますが、Pro*C/C++へのGraphical User Interfaceはサポートされていません。
|
Copyright © 1996, 2008 Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|