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Oracle Clusterwareインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1)for AIX Based Systems
B50575-03
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A Oracle Clusterwareのインストール・プロセスに関するトラブルシューティング

この付録では、Oracle Clusterwareのインストールに関するトラブルシューティング情報について説明します。


参照:

インストール・メディアのドキュメント・ディレクトリに含まれるOracle Database 11g Oracle RACのドキュメントを参照してください。
  • 『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』

  • Oracle ClusterwareとOracle Real Application Clustersの管理およびデプロイメント・ガイド


この付録の内容は次のとおりです。

A.1 OS WatcherおよびRACDDTのインストール

問題のトラブルシューティングを実行するには、OS Watcherをインストールすることをお薦めします。また、Oracle RACデータベースをインストールする場合は、RACDDTをインストールすることをお薦めします。OS WatcherおよびRACDDTをダウンロードするには、OracleMetaLinkへのアクセス権が必要です。

OS Watcher(OSW)は、オペレーティング・システムおよびネットワークのメトリックを収集およびアーカイブして、Oracleサポート・サービスでのシステムおよびパフォーマンスに関連する様々な問題の診断を支援するUNIX/Linuxシェル・スクリプトのコレクションです。OSWは、サーバー上で一連のバックグラウンド・プロセスとして動作し、定期的にオペレーティング・システムのデータを収集します。このスクリプトでは、vmstatnetstatiostatなどの一般的なユーティティが使用されます。

RACDDTは、特にOracle RACテクノロジに関連する診断データを収集するために設計および構成されたデータ収集ツールです。RACDDTは、Oracle RACクラスタの1つ以上のノードで実行されるスクリプトと構成ファイルのセットです。メイン・スクリプトはPerlで記述されていますが、多くのプロキシ・スクリプトがKornシェルを使用して記述されています。RACDDTは、サポートされているすべてのUNIXおよびLinuxプラットフォームで実行されますが、Windowsプラットフォームではサポートされていません。

また、OSWは、RACDDTスクリプト・ファイルにも含まれていますが、RACDDTではインストールされません。OSWは、データを収集する必要がある各ノードにインストールする必要があります。

OS WatcherおよびRACDDT用のバイナリをダウンロードするには、次のURLに移動します。

https://metalink.oracle.com

OSWをダウンロードするには、OS Watcherを検索して「User Guide」掲示板からバイナリをダウンロードします。OSWのインストール手順については、ユーザー・ガイドを参照してください。RACDDTをダウンロードするには、RACDDTを検索してRACDDTの「User Guide」掲示板からバイナリをダウンロードします。

A.2 一般的なインストールの問題

次に、インストール中に発生する可能性のある様々なエラーの例を示します。この項の内容は次のとおりです。

ディスクの取得中にエラーが発生する
原因: 存在しないOracleホームを指しているエントリが/etc/oratabにあります。OUIのエラー・ファイルには、エラーが「java.io.IOException: /home/oracle/OraHome//bin/kfod: 見つかりませんでした」のように出力されます(OracleMetalinkのbulletin 276454.1を参照)。
処置: 存在しないOracleホームを指しているエントリを/etc/oratabから削除してください。
サーバーに接続できない(サーバーによって接続を拒否されたか、または表示を開くことができない)
原因: これらは、xhostが適切に構成されていないWindowsまたはUNIXシステムに特有のX Window表示エラーです。
処置: ローカル端末ウィンドウで、X Windowセッションを開始したユーザーとしてログインし、次のコマンドを入力してください。

$ xhost fully_qualified_remote_host_name

次に例を示します。

$ xhost somehost.example.com

その後、次のコマンドを入力してください。workstation_nameはワークステーションのホスト名またはIPアドレスです。

Bourne、BashまたはKornシェル:

$ DISPLAY=workstation_name:0.0
$ export DISPLAY

X Windowアプリケーションがローカル・システムで適切に表示されるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

$ xclock

モニターにXクロックが表示されます。Xクロックが表示されたら、Xクロックを閉じてOracle Universal Installerを再度起動します。

OUIのノードの選択画面で選択可能なノードがない
原因: Oracle Clusterwareがインストールされていないか、またはOracle Clusterwareサービスが起動および実行されていません。
処置: Oracle Clusterwareをインストールするか、またはOracle Clusterwareの状態を確認してください。また、ノードを再起動すると問題を解決できる場合があります。
ノードnodenameに到達できない
原因: IPホストが使用不可能です。
処置: 次の手順を実行してください。
  1. シェル・コマンドifconfig -aを実行します。このコマンドの出力と/etc/hostsファイルの内容を比較して、ノードIPがリストされていることを確認します。

  2. シェル・コマンドnslookupを実行して、ホストが到達可能であるかどうかを確認します。

  3. oracleユーザーで、sshまたはrshを使用してノードへの接続を試行します。パスワードを求められた場合、ユーザー等価関係が適切に設定されていません。「すべてのクラスタ・ノードでのSSHの構成」を参照してください。

PROT-8: 指定したファイルからクラスタ・レジストリにデータをインポートできない
原因: 既存のOracle Cluster Registryデバイスのパーティションに十分な領域がないため、rootupgrade.shの実行中に移行障害が発生します。確認するには、ログ・ファイル$ORA_CRS_HOME/log/hostname/client/ocrconfig_pid.logでエラー「utopen:12:Not enough space in the backing store」を検索してください。
処置: 280MB以上の使用可能な領域がある記憶域デバイスを指定します。/var/opt/oracle/srvConfig.locで既存のRAWデバイスの名前を検索し、ddコマンドを使用してこのRAWデバイスの内容を新しいデバイスにコピーします。
タイムスタンプが進んでいる
原因: 1つ以上のノードの時計の時刻がローカル・ノードと異なっています。このような場合には、次のような出力が表示される場合があります。
time stamp 2005-04-04 14:49:49 is 106 s in the future
処置: クラスタ内のすべてのメンバー・ノードの時計を同じ時刻にしてください。
YPBINDPROC_DOMAIN: ドメインがバインドされない
原因: このエラーは、インストール後のテスト時に、ノードのパブリック・ネットワーク・インターコネクトが取り外され、VIPによるフェイルオーバーが行われない場合に発生する可能性があります。このエラーでは、ノードがハングし、ユーザーはシステムにログインできなくなります。このエラーは、Oracleホーム、listener.ora、Oracleログ・ファイルまたはアクション・スクリプトがNASデバイスまたはNFSマウントに格納されていて、ネーム・サービス・キャッシュ・デーモンnscdがアクティブになっていない場合に発生します。
処置: クラスタ内のすべてのノードで次のコマンドを入力して、nscdサービスを起動してください。
/sbin/service  nscd start

A.3 Oracle Clusterwareのインストール中のクラスタ診断の実行

Oracle Universal Installer(OUI)のノードの選択ページが表示されない場合、Oracle Clusterwareホーム(LinuxおよびUNIXベースのシステムではCRS_home/bin、WindowsベースのシステムではCRS_home\BIN)のバイナリ・ディレクトリからolsnodes -vコマンドを実行してクラスタウェア診断を行い、その出力を分析します。出力の詳細情報でクラスタウェアが動作していないことが示された場合は、クラスタウェアのドキュメントを参照してください。

また、次のコマンド構文を使用してクラスタ・マネージャの整合性を検証します。

cluvfy comp clumgr -n node_list -verbose

前述の構文例で、node_list変数は、クラスタ内のノードのカンマ区切りリストです。

A.4 インターコネクト・エラー

インターコネクトに複数のNICを使用する場合は、NICボンディングを使用する必要があります。そうしないと、障害が発生します。

Oracle ClusterwareおよびOracle RACをインストールする場合は、インターコネクトに同じNICカードまたはボンディングされたNICカードを使用する必要があります。

ボンディングされたNICカードを使用する場合は、それらが同じサブネット上に存在している必要があります。