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Oracle Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1) for AIX Based Systems
B51497-01
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E Oracle Databaseのポート番号の管理

インストールの実行中Oracle Universal Installerでは、各コンポーネントに対して、一連のデフォルト・ポート番号の中からいずれかのポート番号が割り当てられます。この付録では、デフォルトのポート番号を示し、割り当てられたポートをインストール終了後に変更する方法について説明します。内容は次のとおりです。

E.1 ポートの管理

インストールの実行中Oracle Universal Installerでは、各コンポーネントに対して、一連のデフォルト・ポート番号の中からいずれかのポート番号が割り当てられます。多数のOracle Databaseコンポーネントおよびサービスがポートを使用します。管理者は、これらのサービスで使用されるポート番号を把握し、同じポート番号がホスト上の2つのサービスに使用されないことを確認する必要があります。

ほとんどのポート番号はインストール時に割り当てられます。各コンポーネントおよびサービスには、ポート範囲が割り当てられています。これは、Oracle Databaseでポートの割当て時に使用される一連のポート番号です。Oracle Databaseでは、範囲の最小番号から順番に次のチェックが実行されます。

前述の設問に1つでも該当する場合、Oracle Databaseは割当済ポート範囲内で次に上位のポートに移動して、空きポートが見つかるまでチェックを続行します。

E.2 ポート番号とアクセスURLの表示

ほとんどの場合、Oracle Databaseコンポーネントのポート番号は、ポート構成に使用するツールに表示されます。また、一部のOracle Databaseアプリケーションのポートは、portlist.iniファイルに示されます。このファイルは、$ORACLE_HOME/installディレクトリにあります。

ポート番号を変更してもportlist.iniファイル内では更新されないため、このファイルに依存できるのはインストール直後のみです。ポート番号を検索または変更するには、この付録で説明する方法を使用します。

E.3 Oracleコンポーネントのポート番号とプロトコル

次の表に、インストール時に構成されるコンポーネントで使用されるポート番号およびプロトコルを示します。デフォルトでは、範囲内で使用可能な先頭のポートがコンポーネントに割り当てられます。

表E-1 Oracleコンポーネントで使用されるポート

コンポーネントと説明 デフォルトのポート番号 ポート範囲 プロトコル

Oracle SQL*Net Listener

OracleクライアントからOracle SQL*Netプロトコルを介してデータベースに接続できるようにします。インストール時に構成できます。このポートを再構成するには、Net Configuration Assistantを使用します。

1521

1521

TCP

Data Guard

SQL*Netポートを共有し、インストール時に構成されます。このポートを再構成するには、Net Configuration Assistantを使用してOracle SQL*Net Listenerを再構成します。

1521(リスナーと同じ値)

1521

TCP

Connection Manager

OracleクライアントからOracle Connection Managerへの接続に使用されるリスニング・ポート。インストール時には構成されませんが、Net Configuration Assistantを使用して構成できます。

1630

1630

TCP

Oracle Management Agent

Enterprise Management Agent用のHTTPポート。インストール時に構成されます。

ポート番号の変更方法は、「Oracle Enterprise Management Agentポートの変更」を参照してください。

3938

1830–1849

HTTP

Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール

Enterprise Manager Database Control用のHTTPポート。インストール時に構成されます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール・ポートの変更」を参照してください。

1158

5500–5519

TCP/HTTP

Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール

Enterprise Manager Database Control用のRMIポート。インストール時に構成されます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール・ポートの変更」を参照してください。

5520

5520–5539

TCP

Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール

Enterprise Manager Database Control用のJMSポート。インストール時に構成されます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール・ポートの変更」を参照してください。

5540

5540–5559

TCP

Oracle Ultra Search

Oracle Ultra Search用のHTTPポート。ポート番号は、「カスタム」インストール・タイプを使用してOracle Ultra Searchをインストールする際に自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。

5620

5620–5639

TCP/HTTP

Oracle Ultra Search

Oracle Ultra Search用のRMIポート。ポート番号は、「カスタム」インストール・タイプを使用してOracle Ultra Searchをインストールする際に自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。

5640

5640–5659

TCP

Oracle Ultra Search

Oracle Ultra Search用のJMSポート。ポート番号は、「カスタム」インストール・タイプを使用してOracle Ultra Searchをインストールする際に自動的に割り当てられます。ポート番号の変更方法は、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。

5660

5660–5679

TCP

Oracle XML DB

Oracle XML DBのHTTPポートが使用されるのは、Webベース・アプリケーションでHTTPリスナーからOracleデータベースにアクセスする必要がある場合です。このポートはインストール時に構成されますが、その後は参照できません。ポート番号の変更方法は、「Oracle XML DBポートの変更」を参照してください。

動的

動的

HTTP

Oracle XML DB

Oracle XML DBのFTPが使用されるのは、アプリケーションでFTPリスナーからOracleデータベースにアクセスする必要がある場合です。このポートはインストール時に構成されますが、その後は参照できません。ポート番号の変更方法は、「Oracle XML DBポートの変更」を参照してください。

動的

動的

FTP

Oracle RAC(UNIX)

ポート番号はインストール時に自動的に割り当てられます。その後は、参照も変更もできません。

動的

動的

UDP

Oracle Clusterware

Oracle Clusterwareデーモンのノード間接続。ポート番号はインストール時に自動的に割り当てられます。その後は、参照も変更もできません。

49896

49896

TCP

Cluster Synchronization Service(CSS)

GMレイヤー用のCSSデーモンのノード間接続。ポート番号はインストール時に自動的に割り当てられます。その後は、参照も変更もできません。

49895

49895

TCP

Oracle Cluster Registry

ポート番号はインストール時に自動的に割り当てられます。その後は、参照も変更もできません。

動的

動的

TCP

Oracle Event Manager

ポート番号はインストール時に自動的に割り当てられます。その後は、参照も変更もできません。

49897

49897–49898

TCP

Cluster Manager

ポート番号はインストール時に自動的に割り当てられます。その後は、参照も変更もできません。

動的

動的

TCP


E.4 Oracle Enterprise Management Agentポートの変更

Oracle Management Agentポートの現行の設定を確認するには、$ORACLE_HOME/host_sid/sysman/config/emd.propertiesファイル内でEMD_URLを検索します。

Oracle Management AgentのHTTPポートを変更するには、次のようにemca -reconfig portsコマンドを使用します。

emca -reconfig ports -AGENT_PORT 1831

E.5 Oracle Enterprise Managerデータベース・コンソール・ポートの変更

現行のHTTP、RMIおよびJMSポート設定を確認するには、次のファイル内で検索します。

Oracle Enterprise Manager Database Controlポートを変更するには、次のようにemca -reconfig portsコマンドを使用します。

$ORACLE_HOME/bin> emca -reconfig ports option setting

optionには次の値を使用できます。

次のように、1行に複数の-reconfig ports設定を入力できます。

emca -reconfig ports -DBCONTROL_HTTP_PORT 1820 -AGENT_PORT 1821 -RMI_PORT 5520

E.6 Oracle Ultra Searchポートの変更

次の各項では、Oracle Ultra Searchポートの変更方法について説明します。

HTTPポートの変更

HTTPポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/http-web-site.xmlファイルのweb-site要素のport属性を変更します。

<web-site port="5620"...>

RMIポートの変更

RMIポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/rmi.xmlファイルのrmi-server要素のport属性を変更します。

<rmi-server port="5640"...>

JMSポートの変更

JMSポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/jms.xmlファイルのjms-server要素のport属性を変更します。

<jms-server port="5660"...>

E.7 Oracle XML DBポートの変更

Oracle XML DBのFTPポートおよびHTTPポートを変更するには、catxdbdbca.sqlスクリプトを実行する必要があります。デフォルト・インストールの場合、このスクリプトは$ORACLE_HOME/rdbms/adminにあります。

Oracle XML DBポートを変更する手順は、次のとおりです。

  1. Oracleリスナーが実行中かどうかをチェックします。そのためには、「サービス」コントロール パネルで、Oracle TNS Listenerサービス(OracleOraDb11g_home1TNSListenerなど)が「開始」に設定されていることを確認します。

    リスナーを開始できない場合は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

  2. SYSDBAロールを使用し、SYSまたはXDBとしてSQL*Plusにログインします。

    たとえば、パスワードwelcomeを使用し、SYSでSQL*Plusにログインするには、次のように入力します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  3. catxdbdbca.sqlスクリプトを実行します。

    たとえば、Oracleホームが次の位置にある場合、FTPポートに2200、HTTPポートに8200を使用するには、次のコマンドを入力します。

    SQL> $ORACLE_HOME/rdbms/admin/catxdbdbca.sql 2200 8200
    
  4. SQL*Plusを終了します。