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Oracle Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1) for Linux
E05714-04
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G トラブルシューティング

この付録では、トラブルシューティングについて説明します。内容は次のとおりです。

G.1 要件の確認

この付録に示すトラブルシューティングの手順を実行する前に、システムが要件を満たしていること、および第2章に説明されているインストール前の作業をすべて完了していることを確認してください。

リリース・ノートの参照

製品をインストールする前に、その製品に関するリリース・ノートを参照してください。リリース・ノートは、Oracle Database 11gのDVDで提供されています。リリース・ノートの最新バージョンは、次のURLにあるOracle Technology NetworkのWebサイトからも入手できます。

http://www.oracle.com/technology/documentation/

G.2 X Windowの表示エラー

Oracle Universal Installerをリモート・システム上で実行して、ローカル・システム上でOracle Universal Installerのユーザー・インタフェースを表示しようとすると、次のようなエラー・メッセージが表示されることがあります。

"Failed to connect to server"
"Connection refused by server"
"Can't open display"

このうちいずれかのエラー・メッセージが表示された場合は、次の手順を実行してください。


注意:

この手順は、UNIXワークステーションのユーザーにのみ適用されます。Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCまたは他のシステムを使用している場合、リモート・システムでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるようにする方法については、Xサーバーのドキュメントを参照してください。

  1. ローカル・ターミナル・ウィンドウから、X Windowセッションを起動したユーザーとしてログインします。

  2. 次のコマンドを入力します。

    $ xhost fully_qualified_remote_host_name
    

    次に例を示します。

    $ xhost somehost.us.example.com
    
  3. 次のコマンドを入力します。workstation_nameは、ワークステーションのホスト名またはIPアドレスです。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ DISPLAY=workstation_name:0.0
      $ export DISPLAY
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv DISPLAY workstation_name:0.0
      
  4. X Windowアプリケーションがローカル・システムで正しく表示されるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

    $ xclock
    

    Xクロックがモニターに表示されます。

  5. Xクロックが表示されたら、Xクロックを閉じ、Oracle Universal Installerを再起動します。

G.3 インストール・エラーが発生した場合の対処方法

インストール中にエラーが発生した場合は、次のように操作してください。

G.4 インストール・セッションのログの確認

インストール中には、Oracle Universal Installerにより実行されるすべてのアクションがログ・ファイルに記録されます。インストール中にエラーが発生した場合は、問題の原因と考えられる情報をログ・ファイルで確認してください。


注意:

日次のcronジョブの実行中にOracle Universal Installerを実行すると、cronジョブがクリーンアップを実行している場合に不明なインストールの問題が発生し、インストールが完了する前に一時ファイルが削除されます。日次のcronジョブの実行前にインストールを完了するか、インストールが完了するまでクリーンアップを実行する日次のcronジョブを無効化することをお薦めします。

ログ・ファイルを表示する手順は、次のとおりです。

  1. 必要な場合は、次のコマンドを入力して、oraInventoryディレクトリの位置を確認してください。

    $ cat /etc/oraInst.loc
    

    oraInventoryディレクトリの位置は、このファイルのinventory_locパラメータで指定します。

  2. 次のコマンドを入力して、ディレクトリをOracle Universal Installerのログ・ファイル・ディレクトリに変更します。orainventory_locationには、oraInventoryディレクトリの位置を指定します。

    $ cd /orainventory_location/logs
    
  3. 次のコマンドを入力して、ログ・ファイルの名前を指定します。

    $ ls -ltr
    

    このコマンドを実行すると、ファイルが作成順に表示され、直近に作成されたファイルが最後に表示されます。Oracle Universal Installerのログ・ファイルは、次のような形式の名前で保存されています。date_timeは、インストールが開始された日時を示します。

    installActionsdate_time.log
    
  4. 問題に関する情報が含まれている可能性が高いログ・ファイルの最新エントリを表示するには、次のようなコマンドを入力します。

    $ tail -50 installActionsdate_time.log │ more
    

    このコマンドを実行すると、ログ・ファイルの最後の50行が表示されます。

  5. Oracle Universal Installerにより表示されたエラーまたはログ・ファイルに記録されたエラーが、再リンクに問題があることを示している場合は、次のファイルで詳細を確認してください。

    $ORACLE_HOME/install/make.log
    

G.5 ホスト名の変更およびCSSのトラブルシューティング

ASMのホスト名を変更すると、Oracle CSSデーモンは起動しなくなります。この問題に対処するには、次の手順を使用してください。

次に例を示します。

# $ORACLE_HOME/bin/localconfig [add] [delete] [ reset destination_Oracle_home ]
[-silent] [-paramfile Complete_path_of_file_specifying_parameter_values]

G.6 Oracle Configuration Managerのトラブルシューティング

この項では、Oracle Configuration Managerの使用中に発生する可能性のあるエラーと、そのエラーに対するトラブルシューティングのヒントについて説明します。

G.7 コンフィギュレーション・アシスタントのトラブルシューティング

コンフィギュレーション・アシスタントの実行中に発生したインストール・エラーのトラブルシューティング方法は、次のとおりです。

G.7.1 コンフィギュレーション・アシスタントの障害

Oracleのコンフィギュレーション・アシスタントの障害は、インストール画面の最下部に表示されます。追加情報がある場合は、コンフィギュレーション・アシスタントのインタフェースに表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントの実行ステータスは、次のファイルに格納されます。

oraInventory_location/logs/installActionsdate_time.log

次の表に、実行ステータス・コードを示します。

ステータス 結果コード
コンフィギュレーション・アシスタントの正常終了 0
コンフィギュレーション・アシスタントの異常終了 1
コンフィギュレーション・アシスタントの取消し -1

G.7.2 致命的エラー

コンフィギュレーション・アシスタントの実行中にリカバリ不能なエラーが発生した場合は、次の手順に従って現在のインストールを削除し、Oracleソフトウェアを再インストールしてください。

  1. 「インストール失敗後のクリーン・アップ」の説明に従って、失敗したインストールの内容を削除します。

  2. リカバリ不能なエラーの原因を修正します。

  3. Oracleソフトウェアを再インストールします。

G.8 サイレント・モード・インストールでのレスポンス・ファイルのエラー処理

サイレント・モード・インストールが正常に実行されたかどうかを判断するには、次のログ・ファイルを参照してください。

/oraInventory_location/logs/silentInstalldate_time.log

必要な場合は、前項を参照してoraInventoryディレクトリの位置を確認してください。

サイレント・インストールは、次の場合に失敗します。

Oracle Universal Installerまたはコンフィギュレーション・アシスタントは、実行時にレスポンス・ファイルの妥当性を検査します。妥当性検査に失敗すると、サイレント・モード・インストールまたは構成プロセスは終了します。コンテキスト、書式またはタイプが不正なパラメータ値は、Oracle Universal Installerによって、ファイルに値が指定されていない場合と同様に処理されます。

G.9 インストール失敗後のクリーンアップ

インストールが失敗した場合は、インストール中にOracle Universal Installerで作成されたファイル、およびOracleホーム・ディレクトリを削除する必要があります。ファイルを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「Oracle Databaseソフトウェアのインストール」の説明に従って、Oracle Universal Installerを起動します。

  2. 「ようこそ」画面で「製品の削除」をクリックするか、Oracle Universal Installerのいずれかの画面で「インストールされた製品」をクリックします。

    「インベントリ」画面が表示されます。この画面には、インストールされた製品がリストされています。

  3. 削除する製品が格納されているOracleホームを選択し、「削除」をクリックします。

  4. 失敗したインストール中に作成されたOracleホーム・ディレクトリを手動で削除します。

  5. Oracleソフトウェアを再インストールします。

再インストールする場合は、インストール・タイプに応じて、1つまたは2つのデータベース・スキーマを削除する必要があります。

G.10 アップグレード・インストール失敗後の処理

アップグレード・インストールに失敗した場合、Oracle Application Expressを以前のリリースに戻し、リリース2.2に関連付けられているスキーマを削除する必要があります。この項の内容は、次のとおりです。

G.10.1 以前のリリースの回復

Oracle Application Expressを以前のリリースに戻す手順は、次のとおりです。

  1. imagesディレクトリを変更した場合は、テキスト・エイリアス/i/の参照先をリリース1.5のimagesディレクトリに戻す必要があります。

  2. SQL*Plusで次のコマンドを実行します。

    1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

      $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    2. Oracle Application Expressをリリース1.5に戻すには、次のコマンドを実行します。

      ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_010500;
      exec flows_010500.wwv_flow_upgrade.switch_schemas
      ('FLOWS_030000','FLOWS_010500');
      
    3. Oracle Application Expressをリリース1.6に戻すには、次のコマンドを実行します。

      ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_010600;
      exec flows_010600.wwv_flow_upgrade.switch_schemas
      ('FLOWS_030000','FLOWS_010600');
      
    4. Oracle Application Expressをリリース2.0に戻すには、次のコマンドを実行します。

      ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_020000;
      exec flows_020000.wwv_flow_upgrade.switch_schemas
      ('FLOWS_030000','FLOWS_020000');
      

リリース2.2のスキーマを削除する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    DROP user FLOWS_030000 CASCADE;
    

G.10.2 新規インストール失敗後の処理

新規インストールに失敗した後にスキーマを削除する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    drop user FLOWS_030000 cascade;
    drop user FLOWS_FILES cascade;
    

G.11 Oracle Application Expressにイメージが正しく表示されない場合

「Oracle HTTP Serverの新規インストール時の構成」に記載されているとおり、imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを指しているエイリアスのエントリを追加します。Oracle Application Expressにイメージが正しく表示されない場合、/i/エイリアスの定義が複数存在する可能性があります。この問題を解決する手順は、次のとおりです。

G.12 オンライン・ヘルプが機能しない場合

ユーザーが仮想ホストを介してOracle Application Expressにアクセスしている場合、オンライン・ヘルプは機能しません。次の例を検討します。

この例の場合、ユーザーがinternal.server.comにアクセスできなければ、Oracle Application Expressのオンライン・ヘルプは機能しません。この問題を解決するには、Oracle Application Expressのデータベース・アクセス記述子(DAD)に次の行を追加し、CGI環境変数SERVER_NAMEおよびSERVER_PORTを上書きします。

PlsqlCGIEnvironmentList SERVER_NAME=external.server.com
PlsqlCGIEnvironmentList SERVER_PORT=80

関連項目:

CGI環境変数の上書きの詳細は、『Oracle Application Server mod_plsqlユーザーズ・ガイド』を参照してください。