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Oracle Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1) for Linux
E05714-04
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4 Oracle Databaseのインストール後の作業

この章では、ソフトウェアのインストール後にインストール後の作業を完了する方法について説明します。内容は次のとおりです。

「インストール後の必須作業」で説明する作業は、必ず実行してください。すべてのインストールが完了した後は、「インストール後の推奨作業」で説明する作業を実行することをお薦めします。

「インストール後の製品固有の必須作業」で説明する製品のいずれかをインストールして使用する場合は、製品固有の項で説明する作業を実行する必要があります。


注意:

この章では、基本構成についてのみ説明します。構成およびチューニングの詳細は、『Oracle Database管理者リファレンス for Linux and UNIX-Based Operating Systems』、『Oracle Database管理者ガイド』、ならびに製品別の管理ガイドおよびチューニング・ガイドを参照してください。

4.1 インストール後の必須作業

インストールの完了後は、ここで説明する各作業を実行する必要があります。

4.1.1 パッチのダウンロードとインストール

OracleMetaLinkのWebサイトで、インストールに必要なパッチを確認します。

必要なパッチをダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. Webブラウザを使用して、OracleMetaLinkのWebサイトを表示します。

    https://metalink.oracle.com
    
  2. OracleMetaLinkにログインします。


    注意:

    OracleMetaLinkの登録ユーザーでない場合は、「Register For MetaLink」をクリックして登録の手順に従います。

  3. OracleMetaLinkのメイン・ページで「Patches and Updates」をクリックします。

  4. 「Simple Search」を選択します。

  5. 次の情報を指定して「Go」をクリックします。

    • 「Search By」フィールドで「Product」または「Family」を選択し、次にRDBMSサーバーを指定します。

    • 「Release」フィールドで現行のリリース番号を指定します。

    • 「Patch Type」フィールドで、Patchset/Minipackを指定します。

    • 「Platform or Language」でプラットフォームを選択します。

  6. OracleMetaLinkを使用してOracle Databaseの最新パッチ・セットを検索します。

  7. 使用可能パッチのリストから、ダウンロードするパッチを選択します。

    Oracleデータベースのパッチ・セットは、x.x.x PATCH SET FOR ORACLE DATABASE SERVERとして示されています。

  8. ダウンロードを実行する前に、READMEファイルを確認してください。

    各パッチには、インストール要件と指示が記載されたREADMEファイルがあります。一部のパッチはOracle Universal Installerでインストールされますが、特別な手順が必要なパッチもあります。作業を実行する前に、常にREADMEファイルを確認することをお薦めします。

  9. パッチをダウンロードしてインストールします。

4.1.2 Oracle製品の構成

多くのOracle製品およびオプションは、使用を開始する前に構成する必要があります。個々のOracle製品またはオプションを使用する前に、製品のドキュメント・ライブラリに格納されている適切なマニュアルを参照してください。

4.2 インストール後の推奨作業

インストールの完了後は、ここで説明する各作業を実行することをお薦めします。

4.2.1 root.shスクリプトのバックアップ作成

インストールの完了後に、root.shスクリプトのバックアップを作成することをお薦めします。他の製品を同じOracleホーム・ディレクトリにインストールすると、Oracle Universal Installerによりインストール中に既存のroot.shスクリプトの内容が更新されます。オリジナルのroot.shスクリプトに含まれていた情報が必要な場合は、バックアップのroot.shファイルからリカバリできます。

4.2.2 新規またはアップグレードしたデータベースの構成

データベースを新規作成またはアップグレードした後は、utlrp.sqlスクリプトを実行することをお薦めします。このスクリプトは、パッケージ、プロシージャおよび型も含めて、無効な状態となっている可能性があるすべてのPL/SQLモジュールを再コンパイルします。このスクリプトはオプションの手順ですが、イントール時に(後日ではなく)実行することをお薦めします。


関連項目:

データベースのアップグレードの詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

utlrp.sqlスクリプトを実行する手順は、次のとおりです。

  1. ユーザーをoracleに切り替えます。

  2. oraenvまたはcoraenvスクリプトを使用して、utlrp.sqlスクリプトを実行するデータベースの環境を設定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ . /usr/local/bin/oraenv
      
    • Cシェルの場合:

      % source /usr/local/bin/coraenv
      

    プロンプトに対して、データベースのSIDを指定します。

  3. 次のように、SQL*Plusを起動します。

    $ sqlplus "/ AS SYSDBA"
    
  4. 必要な場合は、データベースを起動します。

    SQL> STARTUP
    
  5. utlrp.sqlスクリプトを実行します。

    SQL> @?/rdbms/admin/utlrp.sql
    

4.2.3 ユーザー・アカウントの設定

ユーザー・アカウントの追加設定の詳細は、『Oracle Database管理者リファレンス for Linux and UNIX-Based Operating Systems』を参照してください。

4.2.4 NLS_LANG環境変数の設定

NLS_LANGは、Oracleソフトウェアのロケール動作を指定する環境変数です。この変数では、クライアント・アプリケーションとデータベース・サーバーに使用する言語および地域を設定します。また、クライアント用のキャラクタ・セットも設定します。これは、SQL*Plusなど、Oracleクライアント・プログラムにより入力または表示されるデータのキャラクタ・セットです。


関連項目:

NLS_LANG環境変数の詳細は、付録F「Oracle Databaseグローバリゼーション・サポートの構成」を参照してください。

4.2.5 クライアントの静的ライブラリの生成

クライアントの静的ライブラリ(libclntst11.a)は、インストール時に生成されません。クライアントの静的ライブラリにアプリケーションをリンクする場合は、次の手順に従って最初に静的ライブラリを生成する必要があります。

  1. ユーザーをoracleに切り替えます。

  2. ORACLE_HOME環境変数を設定して、Oracle Databaseのインストールに使用したOracleホーム・ディレクトリを指定します。次に例を示します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1
      $ export ORACLE_HOME
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv ORACLE_HOME /u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1
      
  3. 次のコマンドを入力します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/genclntst
    

4.2.6 ダイレクトNFSクライアント

ネットワーク接続ストレージ(NAS)では、データへのアクセスにNFSが使用されます。データファイルは、サポートされているNFSシステムに格納できます。

Oracle Database 11gでは、オペレーティング・システム・カーネルのNFSクライアントのかわりに、Oracle内部のダイレクトNFSクライアントを使用して直接NFS V3サーバーにアクセスするようOracle Databaseを構成できます。

Oracle Databaseは、ダイレクトNFSを使用してNFSサーバーを開始できない場合、プラットフォームとなっているオペレーティング・システム・カーネルのNFSクライアントを使用します。この場合、カーネルNFSのマウント・オプションは、「NFSバッファ・サイズ・パラメータのチェック」に定義されたとおりに設定される必要があります。またこの場合、ダイレクトNFSが確立できなかったことを示す情報メッセージが、Oracleアラート・ファイルおよびトレース・ファイルに記録されます。

ダイレクトNFSクライアントによって提供されるNFSサーバー上のOracleファイルには、オペレーティング・システム・カーネルのNFSクライアントによってもアクセスできます。このような場合でも、Oracleファイルの整合性を維持するための考慮事項は、通常の場合と同じです。

一部のNFSファイル・サーバーでは、NFSクライアントは予約されたポートを使用して接続する必要があります。予約されたポート・チェックが有効のときにファイラーが稼働している場合、ダイレクトNFSを動作させるにはこれを無効化する必要があります。予約されたポート・チェックを無効化するには、NFSファイル・サーバーのドキュメントを参照してください。

ダイレクトNFSでは、NFSサーバーに対して定義されているネットワーク・パスを4つまで使用できます。ダイレクトNFSクライアントは、すべての指定パスを対象にロード・バランシングを実行します。指定されたパスの中に正常に機能しないものがある場合、ダイレクトNFSは残りのパスに対してI/Oを再発行します。

ダイレクトNFSの管理には、次のビューを使用します。

  • v$dnfs_servers: ダイレクトNFSを使用してアクセスしたサーバーの表が表示されます。

  • v$dnfs_files: ダイレクトNFSを使用して現在開いているファイルの表が表示されます。

  • v$dnfs_channels: ダイレクトNFSによりファイルが提供されているサーバーへのオープン・ネットワーク・パス(またはチャネル)の表が表示されます。

  • v$dnfs_stats: ダイレクトNFSに関するパフォーマンス統計の表が表示されます。

次の各項では、ダイレクトNFSクライアントのバッファ・サイズの有効化、無効化、チェックについて説明します。

4.2.6.1 ダイレクトNFSクライアントの有効化

デフォルトでは、ダイレクトNFSにより、/etc/filesystemsにあるマウント・エントリの提供が試行されます。これ以上の構成は必要ありません。oranfstabを使用すると、ダイレクトNFSに対する追加のOracle固有オプションを指定できます。たとえば、oranfstabを使用して、マウント・ポイントの追加パスを指定できます。

また、新しいOracle固有ファイルoranfstab/etcまたは$ORACLE_HOME/dbsに追加できます。oranfstab$ORACLE_HOME/dbsに配置すると、このエントリは単一データベースに固有のものとなります。ただし、oranfstab/etcに配置すると、すべてのOracleデータベースに対してグローバルとなるため、すべてのOracleデータベースのマウント・ポイントを含めることができます。

ダイレクトNFSは、/etc/mtabの構成に基づいて、NFSストレージ・デバイスに対するマウント・ポイント設定を決定します。ダイレクトNFSは、次の順にマウント・ポイント・エントリを検索します。

  1. $ORACLE_HOME/dbs/oranfstab

  2. /etc/oranfstab

  3. /etc/mtab

最初に一致したエントリがマウント・ポイントとして使用されます。

すべてのケースにおいて、Oracleでは、ダイレクトNFSを介して提供されている場合でも、マウント・ポイントはカーネルNFSシステムによってマウントされる必要があります。Oracleでは、oranfstab内のエントリとオペレーティング・システムNFSのマウント・ポイントをクロスチェックすることにより、カーネルNFSのマウントを検証します。不一致がある場合、ダイレクトNFSでは、情報メッセージがログに記録され、NFSサーバーは提供されません。

ダイレクトNFSを有効化する手順は、次のとおりです。

  1. ダイレクトNFSを使用してアクセスするNFSサーバーごとに、次の属性を使用してoranfstabファイルを必要に応じて作成できます。

    • Server: NFSサーバー名を指定します。

    • Path: NFSサーバーへのネットワーク・パスを4つまで指定します。指定には、ファイラーでifconfigコマンドで表示されるIPアドレスまたは名前を使用します。

    • Local: データベース・ホストでのローカル・パスを4つまで指定します。指定には、データベース・ホストで実行されるifconfigコマンドで表示されるIPアドレスまたは名前を使用します。

    • Export: NFSサーバーからエクスポートされたパスを指定します。

    • Mount: NFSサーバーのローカル・マウント・ポイントを指定します。

    • Dontroute: 送信メッセージがオペレーティング・システムによりルーティングされず、バインド先のIPアドレスを使用して送信されるよう指定します。


    注意:

    • Linuxプラットフォームでのoranfstabファイルの場所は$ORACLE_HOME/dbsです。

    • パラメータlocalおよびdontrouteは、パッチセット11.1.0.7以降から入手できます。


    次に、oranfstabの様々なNFSサーバー・エントリの例を示します。単一のoranfstabには、複数のNFSサーバー・エントリを指定できます。

    • 次の例では、localとpathの両方が使用されています。それぞれが異なるサブネットに存在するため、dontrouteを指定する必要はありません。

      server: MyDataServer1
      local: 132.34.35.10
      path: 132.34.35.12
      local: 132.44.35.10
      path: 132.44.35.12
      export: /vol/oradata1 mount: /mnt/oradata1
      
    • 次の例では、同じサブネットに存在するlocalおよびpathを示します。この場合は、dontrouteが指定されています。

      server: MyDataServer2
      local: 132.40.35.12
      path: 132.40.45.12
      local: 132.40.35.13
      path: 132.40.45.13
      dontroute
      export: /vol/oradata2 mount: /mnt/oradata2
      
    • この例では、IPアドレスではなく名前が使用されています。また、exportが複数指定されています。

      server: MyDataServer3
      local: LocalPath1
      path: NfsPath1
      local: LocalPath2
      path: NfsPath2
      local: LocalPath3
      path: NfsPath3
      local: LocalPath4
      path: NfsPath4
      dontroute
      export: /vol/oradata3 mount: /mnt/oradata3
      export: /vol/oradata4 mount: /mnt/oradata4
      export: /vol/oradata5 mount: /mnt/oradata5
      export: /vol/oradata6 mount: /mnt/oradata6
      
  2. Oracle Databaseでは、ダイレクトNFSを有効にする場合、ODMライブラリlibnfsodm11.soが使用されます。標準のODMライブラリ$ORACLE_HOME/lib/libodm11.soのかわりに、ODM NFSライブラリlibnfsodm11.soを使用する場合は、次の手順に従ってください。

    • ディレクトリを、$ORACLE_HOME/libディレクトリに変更します。

    • 次のコマンドを入力します。

      cp libodm11.so libodm11.so_stub
      ln -s libnfsodm11.so libodm11.so
      

4.2.6.2 ダイレクトNFSクライアントの無効化

ダイレクトNFSクライアントを無効にするには、次のいずれかの方法を使用します。

  • oranfstabファイルを削除します。

  • 「ダイレクトNFSクライアントの有効化」で実行したプロセスを逆順に実行して、libodm11.soスタブ・ファイルを元に戻します。

  • 特定のNFSサーバーまたはエクスポート・パスをoranfstabファイルから削除します。


注意:

Oracle Databaseで使用されているNFSパスを削除した場合、変更内容を有効にするには、データベースを再起動する必要があります。

4.2.6.3 NFSバッファ・サイズ・パラメータのチェック

NFSを使用する場合は、NFSバッファ・サイズ・パラメータrsizeおよびwsizeの値をそれぞれ16384以上に設定する必要があります。推奨される値は32768です。

ダイレクトNFSでは、wtmaxの粒度でNFSサーバーへの書込みが発行されます。wtmaxが32768未満の場合、ダイレクトNFSではNFSサーバーが提供されません。

たとえば、rsizeおよびwsizeの各バッファ設定に値32768を指定する場合は、次のようなエントリを使用してノードごとに/etc/vfstabファイルを更新します。

nfs_server:/vol/DATA/oradata /home/oracle/netapp nfs\
rw,bg,hard,nointr,rsize=32768,wsize=32768,tcp,actimeo=0,vers=3,timeo=600

注意:

マウント・オプションの詳細は、使用しているストレージ・ベンダーのドキュメントを参照してください。

4.3 インストール後の製品固有の必須作業

ここでは、該当する製品をインストールして使用する場合に実行する必要のある、プラットフォーム固有のインストール後の作業について説明します。


注意:

使用する予定の製品についてのみ、インストール後の作業を実行する必要があります。

4.3.1 Oracle Net Servicesの構成

システムに以前のリリースのOracleソフトウェアがインストールされている場合は、Oracle Netのtnsnames.oraおよびlistener.ora構成ファイルの情報を、以前のリリースから新規リリースの対応するファイルにコピーできます。

次の各項では、Oracle Net Servicesの構成方法について説明します。


注意:

tnsnames.oraおよびlistener.oraファイルのデフォルトの位置は、$ORACLE_HOME/network/admin/ディレクトリです。ただし、これらのファイルには中央の位置を使用することもできます。

listener.oraファイルの変更

以前のリリースのOracle Databaseからアップグレードする場合は、以前のリリースではなく現行リリースのOracle Netリスナーを使用することをお薦めします。

現行リリースのリスナーを使用するには、静的なサービス情報を、以前のリリースのlistener.oraファイルから新規リリースで使用するファイルのバージョンにコピーする必要があります。

リリース8.0.3より前のデータベース・インスタンスについては、listener.oraファイルに静的サービス情報を追加します。リリース8.0.3以降のOracle Databaseは、静的サービス情報を必要としません。

tnsnames.oraファイルの変更

中央のtnsnames.oraファイルを使用していない場合は、Oracle Netのサービス名と接続記述子を、以前のリリースのtnsnames.oraファイルから新しいリリースで使用するファイルのバージョンにコピーします。

必要な場合は、追加のデータベース・インスタンスの接続情報を新しいファイルに追加することもできます。

4.3.2 Oracle Label Securityの構成

Oracle Label Securityをインストールした場合は、使用する前にデータベース内で構成する必要があります。Oracle Label Securityを構成するには、Oracle Internet Directoryの統合を使用する方法と使用しない方法の2種類があります。Oracle Internet Directoryの統合を使用せずにOracle Label Securityを構成した場合、後でOracle Internet Directoryを使用するように構成することはできません。


注意:

Oracle Internet Directoryの統合を使用してOracle Label Securityを構成するには、環境にOracle Internet Directoryをインストールし、ディレクトリにOracleデータベースを登録する必要があります。


関連項目:

Oracle Internet Directoryで使用可能なOracle Label Securityの詳細は、『Oracle Label Security管理者ガイド』を参照してください。

4.3.3 Oracle Database Vaultの構成

Oracle Database Vaultをインストールした後は、データベースに登録する必要があります。使用する前に、Database Vault所有者および(オプションで)Database Vaultアカウント・マネージャの管理アカウントを作成してください。


関連項目:

Oracle Database Vaultの登録の詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。

4.3.4 Oracle Messaging Gatewayの構成

Oracle Messaging Gatewayの構成については、『Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』のMessaging Gatewayに関する項を参照してください。また、そのマニュアルに記載されている指示に従う場合、listener.oratnsnames.oramgw.oraファイルの構成手順の詳細は、この項を参照してください。

4.3.4.1 外部プロシージャ用のlistener.oraファイルの変更

外部プロシージャ用に$ORACLE_HOME/network/admin/listener.oraファイルを変更する手順は、次のとおりです。

  1. listener.oraファイルのバックアップを作成します。

  2. 外部プロシージャ用のデフォルトのIPCプロトコルが次のように設定されていることを確認します。

    (ADDRESS = (PROTOCOL=IPC)(KEY=EXTPROC))
    
  3. listener.oraファイル内でリスナーのSID_LISTパラメータに次のような行を追加して、mgwextprocと呼ばれるサービスに関する静的サービス情報を追加します。

      (SID_DESC =
        (SID_NAME = mgwextproc)
        (ENVS = "LD_LIBRARY_PATH=/oracle_home/jdk/jre/lib/i386:/oracle_home/jdk \
    /jre/lib/i386/server:/oracle_home/lib")
        (ORACLE_HOME = oracle_home)
        (PROGRAM = extproc)
      )
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • ENVSパラメータは、共有ライブラリ・パス環境変数およびその他の環境変数を定義します。

      共有ライブラリ・パス環境変数の設定では、WebSphere MQやTIBCO Rendezvousなど、Oracle以外のメッセージ・システムに必要なライブラリ・パスも追加してください。

    • oracle_homeは、Oracleホーム・ディレクトリのパスです。

    • extprocは、外部プロシージャ・エージェントの実行可能ファイルです。

      次の例に、listener.oraファイルのサンプルを示します。

      SID_LIST_LISTENER =
        (SID_LIST =
          (SID_DESC =
            (SID_NAME = PLSExtProc)
            (ORACLE_HOME = /u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1)
            (PROGRAM = extproc)
          )
          (SID_DESC =
            (SID_NAME = mgwextproc)
      (ENVS = "LD_LIBRARY_PATH =/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1/jdk/jre/ \
      lib/i386:/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1/jdk/jre/lib/i386/server: \
      /u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1/lib")
             (ORACLE_HOME = /u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1)
             (PROGRAM = extproc)
          )
      )
      

4.3.4.2 外部プロシージャ用のtnsnames.oraファイルの変更

外部プロシージャ用に$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.oraファイルを変更する手順は、次のとおりです。

  1. tnsnames.oraファイルのバックアップを作成します。

  2. tnsnames.oraファイル内で、次のようにネット・サービス名MGW_AGENTを指定して接続記述子を追加します。

    MGW_AGENT =
    (DESCRIPTION=
       (ADDRESS_LIST= (ADDRESS= (PROTOCOL=IPC)(KEY=EXTPROC)))
       (CONNECT_DATA= (SID=mgwextproc)))
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • KEYパラメータに指定する値は、listener.oraファイル内のIPCプロトコル・アドレス内でそのパラメータに指定した値と一致する必要があります。

    • SIDパラメータの値は、listener.oraファイル内のサービス名と一致する必要があります。このサービス名は、前項でOracle Messaging Gatewayの外部プロシージャ・エージェントに指定した名前(mgwextproc)です。

4.3.4.3 mgw.ora初期化ファイルの設定

外部プロシージャ用に$ORACLE_HOME/mgw/admin/mgw.oraファイルを変更するには、CLASSPATH環境変数を設定して、次の表にあるクラス、およびOracle以外のメッセージ・システム(WebSphere MQやTIBCO Rendezvousなど)にアクセスするOracle Messaging Gatewayに必要なすべてのクラスを含めます。

クラス パス
JREランタイム $ORACLE_HOME/jdk/jre/lib/rt.jar
Oracle JDBC $ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc5.jar
Oracle国際化 $ORACLE_HOME/jlib/orai18n.jar
SQLJ $ORACLE_HOME/sqlj/lib/runtime12.jar
JMSインタフェース $ORACLE_HOME/rdbms/jlib/jmscommon.jar
Oracle JMS実装 $ORACLE_HOME/rdbms/jlib/aqapi.jar
Java Transaction API $ORACLE_HOME/jlib/jta.jar


注意:

mgw.oraファイルの各行は、すべて1024文字未満にする必要があります。

4.3.5 Oracleプリコンパイラの構成

この項では、Oracleプリコンパイラに関するインストール後の作業について説明します。


注意:

プリコンパイラの構成ファイルは、すべて$ORACLE_HOME/precomp/adminディレクトリにあります。

4.3.5.1 Pro*C/C++の構成

PATH環境変数の設定に、Cコンパイラの実行可能ファイルを含むディレクトリが指定されていることを確認します。

表4-1に、コンパイラのデフォルト・ディレクトリおよび適切なパス設定確認コマンドを示します。

表4-1 C/C++コンパイラのディレクトリ

パス コマンド

/usr/bin

$ which gcc

/opt/intel_cce_80/bin/icc

$ which icc


4.3.5.2 Pro*FORTRANの構成

PATH環境変数の設定に、FORTRANコンパイラの実行可能ファイルを含むディレクトリが指定されていることを確認します。パス設定は、which xlfコマンドで確認できます。FORTRANの実行可能ファイルのパスは/usr/binです。

4.3.6 Secure Sockets Layerの構成

HTTPリクエストでパスワードや他の機密データをクリアテキストで送信しないように、Secure Sockets Layer(SSL)を構成および使用することをお薦めします。


関連項目:

  • SSLの構成および使用の詳細は、『Oracle Database Advanced Security管理者ガイド』のSSLの使用およびSSLの有効化に関する項を参照してください。

  • SSLの使用事項の詳細は、『Oracle Database Advanced Security管理者ガイド』のSSLの使用事項に関する項を参照してください。


4.3.7 Oracle Textが提供するナレッジ・ベースのインストール

Oracle Textのナレッジ・ベースは、テーマの索引付け、ABOUT問合せ、およびドキュメント・サービスでのテーマの抽出に使用される概念の階層ツリーです。Oracle Textのこの機能のいずれかの使用を計画する場合、提供される2つのナレッジ・ベース(英語とフランス語)をインストールできます。


関連項目:

  • 『Oracle Database Examplesインストレーション・ガイド』

  • 提供されるナレッジ・ベースを要件に応じて拡張する方法や、英語およびフランス語以外の言語で独自のナレッジ・ベースを作成する方法など、ナレッジ・ベースの作成や拡張の詳細は、『Oracle Textリファレンス』を参照してください。


4.4 SQL Developerのインストール後の作業

この項では、このソフトウェアをインストールした後に実行する必要がある作業について説明します。

4.4.1 リリース1.0からのユーザー設定の移行

SQL Developerのインストール後や拡張機能の追加後にSQL Developerを初めて起動する場合、以前のリリースからユーザー設定を移行するかどうか尋ねられます。(これは、システム上に以前のリリースがあるかどうかにかかわらず行われます。)


注意:

ユーザー設定の移行は、SQL Developerリリース1.0からリリース1.1への移行のみサポートされます。1.1のリリース前のバージョンからリリース1.1への移行はサポートされません。

これらの設定は、データベース接続、レポート、および「Tools」「Preferences」をクリックして以前のバージョンで設定したSQL Developerのユーザー・プリファレンスを示します。ただし、一部のユーザー・プリファレンスは保存されないため、これらは新しいリリースを使用して再指定する必要があります。

ユーザー設定をSQL Developerリリース1.0から移行する手順は、次のとおりです。

  1. リリース1.1のキットを空のディレクトリ(フォルダ)に解凍します。リリース1.0のキットを解凍したディレクトリは削除または上書きしないでください。

  2. SQL Developerリリース1.1を起動したときに、設定を以前のリリースから移行するかどうか尋ねられた場合、「Yes」をクリックします。

  3. 表示されるダイアログ・ボックスでは、設定をデフォルトの場所のままにしないでください。かわりに、リリース1.0の設定の場所を指定してください。これは、パスがsqldeveloper/jdev/systemで終わるフォルダである場合があります。


関連項目:

詳細は、「以前のリリースからの情報の移行」を参照してください。

4.4.2 以前のリリースからの情報の移行

SQL Developerの以前のリリースまたは現行リリースのリリース前のバージョンを使用している場合、使用しているデータベース接続を保持できます。データベース接続を保持するには、既存のデータベース接続をXMLファイルに保存します。この接続を保存するには、「Connection Navigator」で「Connections」ノードを右クリックし、「Export Connections」を選択します。このガイドで説明するインストールを完了した後、「Connection Navigator」で「Connections」ノードを右クリックして「Import Connections」を選択することにより、これらの接続を使用できます。

以前のバージョンのユーザー定義のレポートまたはSQL履歴を使用する場合、これらの格納場所の詳細は、「ユーザー関連情報の場所」を参照してください。リリース1.0のユーザー定義のレポートまたはSQL履歴をリリース1.0と1.1の両方で使用する場合、リリース1.1を使用する前にこれらを保存する必要があります。これは、リリース1.1では、ファイルがリリース1.0とは互換性のない形式に変更されるためです。

現行リリースのリリース前のバージョンのSQL Developerのプリファレンス(「Tools」、「Preferences」をクリックして指定)は現在、保存または再使用できません。このため、目的のプリファレンスを再指定する必要があります。

4.4.3 ユーザー関連情報の場所

SQL Developerでは、ユーザー関連情報は複数の場所に保存されます。オペレーティング・システムや環境の仕様に応じて特定の場所に保存されます。ユーザー関連情報には、ユーザー定義のレポート、ユーザー定義抜粋、SQLワークシート履歴、およびSQL Developerのユーザー・プリファレンスがあります。

ユーザー関連情報はSQL Developerのインストール・ディレクトリ階層の外部に保存されるため、このインストール・ディレクトリを削除して新しいバージョンをインストールしたときでも保持されます。この情報は、場所SQLDEVELOPER_USER_DIR内またはこの場所の下に格納されます(定義されている場合)。定義されていない場合は、次の表に指定された場所に格納されます。

次の表は、様々なオペレーティング・システムにおける特定タイプのリソースの通常のデフォルトの場所(ディレクトリの下位またはファイル内)を示しています。(.sqldeveloperというディレクトリまたはフォルダの名前のピリオドに注意してください。)

表4-2 ユーザー関連情報のデフォルトの場所

リソース・タイプ Linux

ユーザー定義のレポート

~/.sqldeveloper/UserReports.xml

ユーザー定義の抜粋

~/.sqldeveloper/UserSnippets.xml

SQL履歴

~/.sqldeveloper/system/

SQLワークシートのアーカイブ・ファイル

~/.sqldeveloper/tmp/

SQL Developerのユーザー・プリファレンス

~/.sqldeveloper/system/


SQLワークシートのアーカイブ・ファイルには、入力したSQL文が含まれます。これらのファイルは、sqldevから始まり、ランダムな番号を持ちます(sqldev14356.sqlなど)。文を含むSQLワークシートを開いたままSQL Developerを閉じると、これらのファイルを保存するよう求められます。

デフォルト以外の場所SQLDEVELOPER_USER_DIRを指定するには、次のいずれかを実行します。

  • SQLDEVELOPER_USER_DIR環境変数を設定して、別のディレクトリ・パスを指定します。

  • sqldeveloper_install\sqldeveloper\sqldeveloper\bin\sqldeveloper.confファイルを編集し、次の行でSQLDEVELOPER_USER_DIRのかわりに目的のディレクトリ・パスを使用します。

    SetUserHomeVariable SQLDEVELOPER_USER_DIR
    

他のユーザーがユーザー固有のSQL Developer情報にアクセスできないようにするには、この情報が格納されているディレクトリか、パス階層内でこのディレクトリの前にあるディレクトリに適切な権限が設定されていることを確認する必要があります。たとえば、~/.sqldeveloperディレクトリが全ユーザーから読取り可能になっていないことを確認します。

4.5 Oracle Application Expressのインストール後の作業

この項では、このソフトウェアをインストールした後に実行する必要がある次の作業について説明します。


注意:

このドキュメントでは、Oracle HTTP Serverホーム・ディレクトリ(ORACLE_HTTPSERVER_HOME)は、Oracle HTTP Serverがインストールされている位置とします。

4.5.1 プロセスの再起動

Oracle Application Expressをインストールした後、リスナーなど、インストールを開始する前に停止したプロセスを再起動する必要があります。また、Oracle HTTP Serverも再起動します。

4.5.2 HTTP Serverの選択

Oracle Application Expressを実行するには、埋込みPL/SQLゲートウェイまたはOracle HTTP Serverおよびmod_plsqlにアクセスできる必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

4.5.2.1 埋込みPL/SQLゲートウェイについて

埋込みPL/SQLゲートウェイは、Oracle Database 11gとともにインストールされます。埋込みPL/SQLゲートウェイは、Webサーバーのみならず、動的アプリケーションを作成するために必要なインフラストラクチャをOracleデータベースに提供します。埋込みPL/SQLゲートウェイは、OracleデータベースのOracle XML DB HTTPサーバーで動作し、mod_plsqlのコア機能を備えています。

4.5.2.2 Oracle HTTP Serverおよびmod_plsqlについて

Oracle HTTP Serverは、mod_plsqlプラグインを使用して、Oracleデータベース内のOracle Application Expressエンジンと通信します。Oracle HTTP Serverは、Oracleデータベース内のOracle Application ExpressオブジェクトとWebサーバー間の通信ブローカとして機能します。具体的には、SQL*Net接続を介してブラウザ・リクエストをデータベースのストアド・プロシージャ・コールにマップします。

この構成は、Webブラウザ、mod_plsqlを備えたOracle HTTP Server(Apache)、およびOracle Application Expressを含むOracleデータベースという3層のアーキテクチャからなります。

4.5.2.3 パスワードのセキュリティについて

SSLを使用しない場合、パスワードが危険にさらされ、Oracle Application Expressインスタンスのセキュリティが損われる可能性があります。

詳細は、「Secure Sockets Layerの構成」を参照してください。

4.5.3 埋込みPL/SQLゲートウェイの構成

埋込みPL/SQLゲートウェイは、Oracleデータベースとともにインストールされますが、Oracle Application Expressとともに使用する前に構成する必要があります。これを行うには、構成ファイルを実行し、ANONYMOUSアカウントのロックを解除します。

この項の内容は次のとおりです。

4.5.3.1 新規インストールまたはデータベースのアップグレード時の埋込みPL/SQLゲートウェイの構成

この項では、構成スクリプトapxconf.sqlを実行して埋込みPL/SQLゲートウェイを構成する方法について説明します。このスクリプトを実行すると、Oracle XML DB HTTPサーバーのポートを構成し、Oracle Application ExpressのADMINアカウントのパスワードを指定できます。次に、ANONYMOUSアカウントのロックを解除します。

埋込みPL/SQLゲートウェイを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 作業ディレクトリを$ORACLE_HOME/apexに変更します。

  2. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  3. 次の例のようにapxconf.sqlを実行します。

    @apxconf
    
  4. プロンプトに対して、Oracle Application ExpressのAdminアカウントのパスワードを入力します。

    入力するパスワードはメモしておいてください。このパスワードを使用して、Oracle Application Expressの管理サービスにログインします。

  5. プロンプトに対して、Oracle XML DB HTTPサーバーのポートを入力します。デフォルトのポート番号は、8080です。

  6. 次の文を入力し、ANONYMOUSアカウントのロックを解除します。

    ALTER USER ANONYMOUS ACCOUNT UNLOCK;
    

4.5.3.2 Oracle XML DB HTTPサーバーの無効化および有効化

埋込みPL/SQLゲートウェイは、OracleデータベースのOracle XML DB HTTPサーバーで動作します。この項では、Oracle XML DB HTTPサーバーを有効化または無効化する方法について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

Oracle XML DB HTTPサーバーの無効化

Oracle XML DB HTTPサーバーを無効化する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. 次の文を実行します。

    EXEC DBMS_XDB.SETHTTPPORT(0);
    COMMIT;
    

Oracle XML DB HTTPサーバーの有効化

Oracle XML DB HTTPサーバーを有効化する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. 次の文を実行します。

    EXEC DBMS_XDB.SETHTTPPORT(port);
    COMMIT;
    

    次に例を示します。

    EXEC DBMS_XDB.SETHTTPPORT(8080);
    COMMIT;
    

注意:

多くのオペレーティング・システム上で、1024未満のポート番号は権限を持つプロセスで使用するために予約されています。1024未満のポート(80など)でXML DB HTTPリスナーを有効化するには、次のドキュメントを参照してください。
  • HTTP(S)およびOracle XML DB Protocol Serverの使用の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』の「プロトコルを使用したリポジトリへのアクセス」を参照してください。

  • プロトコル・アドレスの詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』の「プロトコル・アドレス構成」を参照してください。


4.5.4 imagesディレクトリのコピー

新規インストールをロードする場合も、以前のリリースからアップグレードする場合も、imagesディレクトリを$ORACLE_HOME/apexディレクトリの最上位レベルから、Oracle HTTP ServerのOracleホームを含むファイル・システム上の場所にコピーする必要があります。


注意:

この項が関係あるのは、mod_plsqlを備えたOracle HTTP Serverを選択した場合のみです。ただし、埋込みPL/SQLゲートウェイを備えたOracle XML DB HTTP Serverを選択した場合、これらの手順は無視してかまいません。

この項の内容は次のとおりです。

4.5.4.1 アップグレード後のimagesディレクトリのコピー

アップグレード時に、既存のimagesディレクトリを上書きする必要があります。アップグレードを開始する前に、以前のバージョンに戻ることができるように、Oracle Application Expressの既存のimagesディレクトリのコピーを作成し、imagesのリリース番号(images_2_0など)を付けることをお薦めします。

imagesディレクトリをファイル・システム上に配置する場合は、テキスト・エイリアス/i/に関する次のファイルを確認します。

  • Oracle9i HTTP Serverリリース2の場合は、httpd.confファイル

  • Oracle Database 11gとともに配布されるOracle HTTP Serverの場合は、dads.confファイル

  • Oracle Application Server 10gの場合は、marvel.confファイル

imagesディレクトリ・パスを配置する場合、既存のimagesディレクトリをバックアップ場所にコピーすることをお薦めします。これにより、必要な場合、以前のリリースに戻すことが可能になります。

既存のimagesディレクトリをコピーした後、次のコマンド構文を使用して、apex/imagesディレクトリを11g Oracleデータベースのホームから既存のimagesディレクトリ・パスにコピーし、既存のimagesを上書きします。

  • Oracle Application Server 10gの場合:

    cp -rf $ORACLE_HOME/apex/images ORACLE_HTTPSERVER_HOME/Apache
    
  • Oracle Database 11gとともに配布されるOracle HTTP Serverの場合:

    cp -rf $ORACLE_HOME/apex/images ORACLE_HTTPSERVER_HOME/ohs
    

前述の構文の意味は次のとおりです。

  • ORACLE_HOMEは、Oracle Database 11g Oracleホームです。

  • ORACLE_HTTPSERVER_HOMEは、既存のOracle Application ServerまたはOracle HTTP Server Oracleホーム(/u01/app/oracle/db_2/など)です。

4.5.4.2 新規インストール後のimagesディレクトリのコピー

次の例に示すいずれかのコマンドを実行すると、apex/imagesディレクトリをコピーできます。

cp -rf $ORACLE_HOME/apex/images ORACLE_HTTPSERVER_HOME/ohs

前述の構文の意味は次のとおりです。

  • ORACLE_HOMEは、Oracle Database 11g Oracleホームです。

  • ORACLE_HTTPSERVER_HOMEは、既存のOracle Application ServerまたはOracle HTTP Server Oracleホーム(/u01/app/oracle/db_2/など)です。

4.5.5 Oracle HTTP Serverの新規インストール時の構成

この項では、新規インストール時にmod_plsqlを備えたOracle HTTP Serverを構成する方法について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

4.5.5.1 Oracle HTTP Serverリリース9.0.3の新規インストール時の構成

Oracle HTTP Serverリリース9.0.3では、Oracle Application ExpressにアクセスするためのDADに関する情報が、wdbsvr.appファイルに記述されています。DADは、HTTPリクエストを処理するためOracle HTTP Serverのコンポーネントmodplsqlからデータベース・サーバーに接続する方法を指定する一連の値です。

この項の内容は次のとおりです。

ADMINアカウント用のパスワードの変更

ADMINアカウント用のパスワードを変更する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. apxxepwd.sqlを実行します。次に例を示します。

    @apxxepwd.sql
    

    プロンプトに対して、ADMINアカウントのパスワードを入力します。

APEX_PUBLIC_USERデータベース・ユーザー用のパスワードの変更

DADファイルにパスワードを指定するには、データベース・ユーザーAPEX_PUBLIC_USERのパスワードを変更する必要があります。データベース・ユーザーAPEX_PUBLIC_USERのパスワードを変更するには、次の手順を使用してください。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. 次のコマンドを実行します。

    SQL>PASSWORD APEX_PUBLIC_USER
    Changing password for APEX_PUBLIC_USER
    New password: password
    Retype new password: password
    

新規インストール時におけるwdbsvr.appファイルの変更

DADを作成するには、ファイルwdbsvr.appの内容を変更し、Oracle Application Expressのエントリを追加します。

wdbsvr.appファイルの内容を変更する手順は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタで、次のファイルを開きます。

    ORACLE_HTTPSERVER_HOME/Apache/modplsql/cfg/wdbsvr.app
    
  2. 次の構文を使用してOracle Application Expressのエントリを追加します。変更する設定は、イタリックで表記された部分のみです。

    [DAD_htmldb]
     connect_string = localhost:1521:orcl
     password = apex
     username = apex_public_user
     default_page = apex
     document_table = wwv_flow_file_objects$
     document_path = docs
     document_proc = wwv_flow_file_mgr.process_download
     reuse = Yes
     enablesso = No
     stateful = STATELESS_RESET
     nls_lang = American_America.AL32UTF8
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • connect_stringには、ホストID、ポート番号、およびOracle Application ExpressをインストールしたOracle9iデータベースを指定します。その際、host:port:sidという書式を使用します。

      使用するOracle9iバージョンのOracle HTTP Serverを、Oracle Application Expressで使用するために指定したデータベースと同じOracleホームにインストールする場合、このパラメータには何も指定しないでください。

    • passwordには、「APEX_PUBLIC_USERデータベース・ユーザー用のパスワードの変更」で指定したOracle ApplicationのADMINアカウントのOracle Application Expressパスワードを指定します。

    • nls_langには、DADの言語設定を指定します。nls_langの値のキャラクタ・セットの部分には、データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8に設定されているかどうかにかかわらず、常にAL32UTF8を設定する必要があります。

      NLS設定において、地域に関する部分または言語に関する部分のいずれかに空白が含まれている場合は、次の例に示すように、その値を二重引用符で囲む必要があります。

      nls_lang = "ENGLISH_UNITED KINGDOM.AL32UTF8"
      

      次の例に示すように、ビューNLS_DATABASE_PARAMETERSに対して問合せを行うことにより、データベース・キャラクタ・セットに関する情報を検索できます。

       SELECT value
       FROM nls_database_parameters
       WHERE PARAMETER = 'NLS_CHARACTERSET';
      
  3. 前述の例に示したとおり、ユーザー名の設定などの設定内容については変更しないでください。

  4. wdbsvr.appファイルを保存して閉じます。

Oracle9iのhttpd.confの変更

imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスに対する別名を指定されるように、httpd.confファイルの内容を変更する必要があります。場合によっては、2つの新規MIMEタイプを追加してSQLワークショップがサポートされるようにhttpd.confファイルの内容を変更することも必要です。

httpd.confファイルの内容を変更する手順は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタで、次のファイルを開きます。

    ORACLE_HTTPSERVER_HOME/Apache/conf/httpd.conf
    
  2. imagesディレクトリをコピーしたファイル・システム・パスを示す別名のエントリを追加します。次はその例です。

    Alias /i/ "/home/oracle/OraHome1/Apache/Apache/images/"
    
  3. 次に、SQLワークショップをサポートするための新規MIMEタイプを2つ追加します。

    次の行が現存しない場合は、追加します。

    AddType text/xml             xbl
    AddType text/x-component     htc
    

    Oracle HTML DB 2.0からアップグレードする場合は、これらのMIMEタイプはすでに存在します。

  4. httpd.confファイルを保存して閉じます。

  5. Oracle HTTP Serverを一旦停止して再起動するため、次のコマンドを実行します。

    ORACLE_HTTPSERVER_HOME/Apache/bin/apachectl stop
    ORACLE_HTTPSERVER_HOME/Apache/bin/apachectl start
    

    Oracle HTTP Serverが1024未満のポート上でリスニングしている場合、これらのコマンドは、権限を持つユーザー(rootなど)として実行する必要があります。


関連項目:

『Oracle HTTP Server管理者ガイド』

4.5.5.2 Oracle Database 11gとともに配布されるOracle HTTP ServerまたはOracle Application Server 10gの新規インストール時における構成

Oracle Application Expressは、mod_plsqlを備えているOracle HTTP Serverにアクセスできる必要があります。後述するインストール後の作業を実行するのは、次のような場合です。

  • これがOracle Application Expressの新規インストールである場合(つまり、以前のリリースからのアップグレードではない場合)

  • Oracle Database 11gとともに配布されるOracle HTTP ServerまたはOracle Application Server 10gを実行している場合

  • Oracle HTTP ServerがOracleホームにインストールされている場合

  • これまで、Oracle Application Expressを使用できるようにOracle HTTP Serverの構成を行ったことがない場合

Oracle HTTP Serverリリース9.0.3を実行している場合、以降で説明する作業を行う必要はありません。Oracle HTTP Serverリリース9.0.3の構成の詳細は、「Oracle HTTP Serverリリース9.0.3の新規インストール時の構成」を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。


注意:

Oracleホーム・ディレクトリ(ORACLE_HTTPSERVER_HOME)は、Oracle HTTP Serverがインストールされている位置とします。

ADMINアカウント用のパスワードの変更

まず、Oracle Application ExpressのADMINアカウント用のパスワードを変更します。

ADMINアカウント用のパスワードを変更する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. apxxepwd.sqlを実行します。次に例を示します。

    @apxxepwd.sql
    

    プロンプトに対して、ADMINアカウントのパスワードを入力します。

APEX_PUBLIC_USERデータベース・ユーザーのロック解除

新規インストール時にOracle HTTP ServerをOracle Application Express用に構成する場合、データベース・ユーザーAPEX_PUBLIC_USERのアカウントのロックが解除されている必要があります。データベース・ユーザーAPEX_PUBLIC_USERのアカウントのロックを解除するには、次の手順を実行します。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. 次のコマンドを実行します。

    SQL> ALTER USER APEX_PUBLIC_USER ACCOUNT UNLOCK
    

APEX_PUBLIC_USERデータベース・ユーザー用のパスワードの変更

DADファイルにパスワードを指定するには、データベース・ユーザーAPEX_PUBLIC_USERのパスワードを変更する必要があります。データベース・ユーザーAPEX_PUBLIC_USERのパスワードを変更するには、次の手順を使用してください。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application ExpressがインストールされているデータベースにSYSとして接続します。次に例を示します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  2. 次のコマンドを実行します。

    SQL>PASSWORD APEX_PUBLIC_USER
    Changing password for APEX_PUBLIC_USER
    New password: password
    Retype new password: password
    

dads.confファイルの編集

これがOracle Application Expressの新規インストールである場合、dads.confファイルを編集する必要があります。dads.confファイルには、Oracle Application ExpressにアクセスするためのDADに関する情報が記述されています。

dads.confファイルを編集する手順は、次のとおりです。

  1. テキスト・エディタで、次のファイルを編集します。

    • Oracle Application Server 10gの場合:

      ORACLE_HTTPSERVER_HOME/Apache/modplsql/conf/dads.conf
      
    • Oracle Database 11gとともに配布されるOracle HTTP Serverの場合:

      ORACLE_HTTPSERVER_HOME/ohs/modplsql/conf/dads.conf
      
  2. 次に示す内容をdads.confファイルにコピーします。ORACLE_HTTPSERVER_HOMEhostportservice_nameapex_public_user_passwordの値をそれぞれ、環境に適した値に置き換えます。apex_public_user_passwordは、「APEX_PUBLIC_USERデータベース・ユーザー用のパスワードの変更」で定義したものと同じパスワードです。

    ただし、表示されているパスはあくまでも一例です。dads.confファイル内のパスは、「imagesディレクトリのコピー」で説明するファイル・システムのパスを参照する必要があります。

    Alias /i/ "ORACLE_HTTPSERVER_HOME/images/"
    AddType text/xml       xbl
    AddType text/x-component       htc
    
    <Location /pls/htmldb>
     Order deny,allow
     PlsqlDocumentPath docs
     AllowOverride None
     PlsqlDocumentProcedure      wwv_flow_file_manager.process_download
     PlsqlDatabaseConnectString  host:port:service_name ServiceNameFormat
     PlsqlNLSLanguage            AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
     PlsqlAuthenticationMode     Basic
     SetHandler                  pls_handler
     PlsqlDocumentTablename      wwv_flow_file_objects$
     PlsqlDatabaseUsername       APEX_PUBLIC_USER
     PlsqlDefaultPage            apex
     PlsqlDatabasePassword       apex_public_user_password
     Allow from all
    </Location>
    
  3. PlsqlNLSLanguageが含まれている行を検索します。

    PlsqlNLSLanguageの設定により、DADの言語設定が決まります。PlsqlNLSLanguageの値のキャラクタ・セットの部分には、データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8に設定されているかどうかにかかわらず、常にAL32UTF8を設定する必要があります。次に例を示します。

    PlsqlNLSLanguage            AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
    
  4. dads.confファイルを保存して閉じます。

Oracle HTTP Serverの停止および再起動

Oracle HTTP Serverを一旦停止して再起動するために実行するコマンドは、次のとおりです。

ORACLE_HTTPSERVER_HOME/opmn/bin/opmnctl stopproc ias-component=HTTP_Server
ORACLE_HTTPSERVER_HOME/opmn/bin/opmnctl startproc ias-component=HTTP_Server

4.5.6 Oracle Database 11gのネットワーク・サービスの有効化

デフォルトでは、Oracle Database 11gリリース1(11.1)ではネットワーク・サービスと対話する機能は無効になっています。このため、Oracle Database 11gリリース1(11.1)とともにOracle Application Expressを実行している場合、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMINパッケージを使用して、FLOWS_030000データベース・ユーザーの任意のホストに対する接続権限を付与する必要があります。これらの権限を付与できない場合、次に関する問題が発生します。

  • Oracle Application Expressでのアウトバウンド・メールの送信

    APEX_MAILパッケージからメソッドをコールできますが、アウトバウンド電子メールの送信時に問題が発生します。

  • Oracle Application ExpressでのWebサービスの使用

  • PDF/レポートの印刷

  • オンライン・ヘルプの内容の検索(「Find」リンクの使用)

この項の内容は、次のとおりです。

接続権限の付与

次の例は、FLOWS_030000データベース・ユーザーの任意のホストに接続権限を付与する方法を示しています。

この例を実行するには、データベースの互換性がある初期化パラメータを11.1.0.0.0以上に設定する必要があります。11gのデータベースでは、このパラメータはデフォルトで設定済です。ただし、以前のバージョンから11gにデータベースをアップグレードする場合は、このパラメータを設定する必要があります。


関連項目:

データベースの互換性がある初期化パラメータの変更の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のOracle Databaseの作成および構成に関する項を参照してください。

DECLARE
ACL_PATH VARCHAR2(4000);
ACL_ID RAW(16);
BEGIN
-- Look for the ACL currently assigned to '*' and give FLOWS_030000
-- the "connect" privilege if FLOWS_030000 does not have the privilege yet.
SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS
WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL;

-- Before checking the privilege, make sure that the ACL is valid
-- (for example, does not contain stale references to dropped users).
-- If it does, the following exception will be raised:
--
-- ORA-44416: Invalid ACL: Unresolved principal 'FLOWS_030000'
-- ORA-06512: at "XDB.DBMS_XDBZ", line ...
--
SELECT SYS_OP_R2O(extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef')) INTO ACL_ID
FROM XDB.XDB$ACL A, PATH_VIEW P
WHERE extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef') = REF(A) AND
EQUALS_PATH(P.RES, ACL_PATH) = 1;

DBMS_XDBZ.ValidateACL(ACL_ID);

IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'FLOWS_030000', 'connect')
IS NULL THEN
DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH,
'FLOWS_030000', TRUE, 'connect');
END IF;

EXCEPTION
-- When no ACL has been assigned to '*'.
WHEN NO_DATA_FOUND THEN
DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('power_users.xml',
'ACL that lets power users to connect to everywhere',
'FLOWS_030000', TRUE, 'connect');
DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('power_users.xml','*');
END;
/
COMMIT;

無効なACLエラーのトラブルシューティング

前述のスクリプトの実行後にORA-44416: 無効なACLエラーが発生した場合、次の問合せを使用して無効なACLを識別します。

REM Show the dangling references to dropped users in the ACL that is assigned
REM to '*'.
SELECT ACL, PRINCIPAL
FROM DBA_NETWORK_ACLS NACL, XDS_ACE ACE
WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL AND
NACL.ACLID = ACE.ACLID AND
NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);

次に、次のコードを実行してACLを修正します。

DECLARE
  ACL_ID   RAW(16);
  CNT      NUMBER;
BEGIN

-- LOOK FOR THE OBJECT ID OF THE ACL CURRENTLY ASSIGNED TO '*'
SELECT ACLID INTO ACL_ID FROM DBA_NETWORK_ACLS
WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL;

-- IF JUST SOME USERS REFERENCED IN THE ACL ARE INVALID, REMOVE JUST THOSE
-- USERS IN THE ACL. OTHERWISE, DROP THE ACL COMPLETELY.
SELECT COUNT(PRINCIPAL) INTO CNT FROM XDS_ACE
WHERE ACLID = ACL_ID AND
EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);

  IF (CNT > 0) THEN

    FOR R IN (SELECT PRINCIPAL FROM XDS_ACE
               WHERE ACLID = ACL_ID AND
                     NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS
                                  WHERE USERNAME = PRINCIPAL)) LOOP
      UPDATE XDB.XDB$ACL
         SET OBJECT_VALUE =
               DELETEXML(OBJECT_VALUE,
                         '/ACL/ACE[PRINCIPAL="'││R.PRINCIPAL││'"]')
       WHERE OBJECT_ID = ACL_ID;
    END LOOP;

  ELSE
    DELETE FROM XDB.XDB$ACL WHERE OBJECT_ID = ACL_ID;
  END IF;

END;
/

REM Commit the changes.

COMMIT;

ACLを修正した後、この項の最初のスクリプトを実行し、ACLをFLOWS_030000ユーザーに適用する必要があります。詳細は、「接続権限の付与」を参照してください。

4.5.7 その他の言語によるOracle Application Expressの実行

Oracle Application Expressのインタフェースは、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ブラジル・ポルトガル語、簡体字中国語、および繁体字中国語に翻訳されています。これらのうち1つ以上の翻訳バージョンとともに、Oracle Application Expressのシングル・インスタンスをインストールできます。実行時には、各ユーザーが使用するWebブラウザの言語設定に応じて、使用される言語バージョンが決まります。

Oracle Application Expressの翻訳バージョンは、その言語をサポート可能なキャラクタ・セットを持つデータベースにロードする必要があります。Oracle Application Expressの翻訳バージョンを、その言語の文字エンコーディングをサポートしていないデータベースにインストールしようとすると、インストールが正常に行われないか、または翻訳されたOracle Application Expressのインスタンスが、実行の際、正常に表示されないことがあります。データベース・キャラクタ・セットAL32UTF8は、Oracle Application Expressのすべての翻訳バージョンをサポートしています。

SQL*Plusを使用すると、Oracle Application Expressの翻訳バージョンを手動でインストールできます。インストール・ファイルは、AL32UTF8でエンコードされます。


注意:

Oracle Application Expressの翻訳バージョンをインストールする場合には、ターゲット・データベースのキャラクタ・セットに関係なく、SQL*Plusを起動する前に、NLS_LANG環境変数のキャラクタ・セット値をAL32UTF8に設定する必要があります。

次に示すのは、Oracle Application Expressの翻訳バージョンをロードする際に有効なNLS_LANGの設定の例です。

American_America.AL32UTF8
Japanese_Japan.AL32UTF8

4.5.7.1 Oracle Application Expressの翻訳バージョンのインストール

初めてインストールする場合も、以前のリリースからアップグレードする場合も、load_lang.sqlスクリプトを実行してOracle Application Expressの翻訳バージョンを実行する必要があります。

インストール・スクリプトは、解凍したディストリビューションapex/builderの中の各言語コードに対応するサブディレクトリに格納されています。たとえば、ドイツ語バージョンは/apex/builder/de、日本語バージョンは/apex/builder/jaにそれぞれ格納されています。これらの各ディレクトリ内には、言語コード別の名前を持つ言語ロード・スクリプト(load_de.sqlload_ja.sqlなど)があります。

Oracle Application Expressの翻訳バージョンをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. NLS_LANG環境変数を設定します。その際、キャラクタ・セットは必ずAL32UTF8に設定します。次に例を示します。

    • BourneまたはKornシェルの場合:

      $ NLS_LANG=American_America.AL32UTF8
      $ export NLS_LANG
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv NLS_LANG American_America.AL32UTF8
      
  2. SQL*Plusを起動し、ターゲット・データベースにSYSとして接続します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
    SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
    Enter password: SYS_password
    
  3. 次の文を実行します。

    SQL> ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = FLOWS_030000;
    
  4. 適切な言語に対応したスクリプトを実行します。次に例を示します。

    SQL> @load_de.sql
    

    langは指定する言語です(ドイツ語の場合はload_de.sql、日本語の場合はload_ja.sqlなど)。

4.5.8 JOB_QUEUE_PROCESSESの管理

JOB_QUEUE_PROCESSESによって、同時に実行できるジョブの最大数が決定されます。Oracle Application Expressリリース3.0では、トランザクション・サポートおよびSQLスクリプトによってジョブが要求されます。JOB_QUEUE_PROCESSESが有効化されておらず、正しく動作しない場合は、スクリプトを正常に実行できません。

この項の内容は次のとおりです。

4.5.8.1 JOB_QUEUE_PROCESSESの値の表示

現在、JOB_QUEUE_PROCESSESの値は、次の3つの方法で確認できます。

  • インストール・ログ・ファイルで確認

  • Oracle Application Expressの「Application Expressのバージョン情報」ページで確認

  • SQL*Plusから確認

インストール・ログ・ファイルによるJOB_QUEUE_PROCESSESの確認

Oracle Application Expressをインストールした後、またはリリース3.0にアップグレードした後、JOB_QUEUE_PROCESSESの値をインストール・ログ・ファイルで確認できます。

Oracle Application ExpressによるJOB_QUEUE_PROCESSESの確認

JOB_QUEUE_PROCESSESの値は、Oracle Application Expressのバージョン情報ページでも確認できます。

Oracle Application Expressのバージョン情報ページを表示する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Application Expressにログインします。

  2. 「管理」リストで、「Application Expressのバージョン情報」をクリックします。

    ページの下部に、JOB_QUEUE_PROCESSESの現在の値が表示されます。

SQL*PlusによるJOB_QUEUE_PROCESSESの確認

JOB_QUEUE_PROCESSESの値は、SQL*Plusから次のSQL文を実行しても確認できます。

sql> SELECT VALUE FROM v$parameter WHERE NAME = 'job_queue_processes'

4.5.8.2 JOB_QUEUE_PROCESSESの値の変更

SQL*PlusからSQL文を実行することにより、JOB_QUEUE_PROCESSESの値を変更できます。

JOB_QUEUE_PROCESSESの値を更新する手順は、次のとおりです。

  1. SQL*Plusから、SYSDBAとしてデータベースにログインします。

  2. SQL*Plusで、次のSQL文を実行します。

    SQL> ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES = number
    

    たとえば、ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES = 20という文を実行すると、JOB_QUEUE_PROCESSESが20に設定されます。

4.5.9 PlsqlDatabasePasswordパラメータの難読化

PlsqlDatabasePasswordパラメータには、データベースへのログインに使用するパスワードを指定します。dadTool.plユーティリティを使用すると、dads.confファイル内のパスワードを難読化できます。

次のディレクトリで、dadTool.plユーティリティを検索できます。

 ORACLE_HTTPSERVER_HOME/ohs/modplsql/conf

4.5.9.1 パスワードの難読化

パスワードを難読化するには、dadTool.READMEファイルの手順に従って、dadTool.plを実行します。

4.5.10 Oracle Application Expressへのログイン

WebブラウザでOracle Application Expressホームページにアクセスします。Oracle Application Expressアプリケーションの表示や開発を行うには、Webブラウザで、JavaScript、およびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準がサポートされている必要があります。「ブラウザ要件」を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。

4.5.10.1 Oracle Application Expressのユーザー権限

Oracle Application Expressの開発環境では、ユーザーはワークスペースと呼ばれる共有作業領域にログインします。ユーザーは、4つのプライマリ権限に分割されます。

  • ワークスペース管理者は、ユーザー・アカウントの管理、ワークスペース・アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示など、ワークスペースに特化した管理者タスクを実行するユーザーです。

  • 開発者は、アプリケーションを作成および編集するユーザーです。開発者は、それぞれ専用のワークスペースを持つことも、1つのワークスペースを共有することもできます。

  • エンド・ユーザーには、開発権限はありません。エンド・ユーザーが外部認証スキームを使用しないアプリケーションにアクセスできるように、エンド・ユーザーを定義します。

  • Oracle Application Express管理者は、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して、ホスト・インスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。

4.5.10.2 ローカル環境の設定

Oracle Application Expressをどのように設定するかは、ユーザー権限によって異なります。ホストされた開発環境にアクセスする開発者であれば、ワークスペースへのアクセス権が管理者から付与される必要があります。Oracle Application Express管理者の場合は、次の操作を実行する必要があります。

  1. Oracle Application Express管理サービスにログインします。Oracle Application Express管理サービスは、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理するための独立したアプリケーションです。ログインには、インストール・プロセス中に作成またはリセットしたADMINアカウントおよびパスワードを使用します。

  2. プロビジョニング・モードを指定します。Oracle Application Express管理サービスでは、ワークスペースを作成(またはプロビジョニング)するプロセスを、開発環境の中でどのように実行するかを指定する必要があります。

  3. ワークスペースを作成します。 ワークスペースとは、1つのOracle Application Expressのインストールの際に、複数のユーザーがそれぞれのオブジェクト、データおよびアプリケーションの機密性を維持しながら作業できる仮想プライベート・データベースです。各ワークスペースには、一意のIDと名前が割り当てられています。Oracle Application Express管理者は、ワークスペースを手動で作成するか、またはユーザーにリクエストを送信させることができます。

  4. ワークスペースにログインします。Oracle Application Express管理サービスにワークスペースを作成したら、Oracle Application Expressの「ログイン」ページに戻り、ワークスペースにログインします。


関連項目:

『Oracle Database 2日でApplication Express開発者ガイド』または『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のクイック・スタートに関する項

4.5.11 Oracle Application Express 3.0へのパッチ適用

すでにOracle Application Express 3.0を実行している場合、パッチ・セット・リリースまたはOracle Application Expressの以降のバージョンの詳細は、URL(http://www.oracle.com/technology/products/database/application_express/index.html)にあるOracle Technology Network(OTN)の「Oracle Application Express」ページを確認してください。

Oracle Database 11gにアップグレードしても、Oracle Application Express 3.0インスタンスからOracle Application Express 3.0.1へのパッチは適用されません。

4.6 Oracle Configuration Managerに関するインストール後のデータベース構成

データベースが含まれるホームにOracle Configuration Managerをインストールした場合、スクリプトを実行して、データベース構成収集を収集するため、データベース・アカウントを作成する必要があります。このアカウントは、接続モードと切断モードの両方で作成する必要があります。これらのモードの詳細は、「Oracle Configuration Manager」を参照してください。データベース・アカウントには、構成情報を収集するPL/SQLプロシージャが格納されます。このアカウントは、収集を実行するデータベース管理システム(DBMS)ジョブを所有します。アカウントの設定後、ログイン権限は必要なくなるため、このアカウントはロックされます。


注意:

  • 収集された構成データはデータベースに格納されないため、データベースに追加のディスク領域は必要ありません。

  • データベース構成の収集はデータベース・ジョブを使用して実行されるため、job_queue_process初期化パラメータは、10g以前のデータベースについてのみ0より大きい値に設定する必要があります。


この項の内容は、次のとおりです。

4.6.1 9.2以前のデータベースの準備

installCCRSQL.shスクリプトを実行して構成収集に関してデータベースを準備する前に、9.2以前のデータベースについて次の手順を実行する必要があります。

  1. initsid.oraファイル(sidはデータベース・システム識別子)を編集し、ディレクトリの1つとして$ORACLE_HOME/ccr/stateが含まれるようUTL_FILE_DIRパラメータを設定します。

    サーバー・パラメータ・ファイル(spfile)が使用されている場合は、次のSQL*Plusコマンドを使用して、UTL_FILE_DIRパラメータの値を変更します。

    SQL>alter system set utl_file_dir=value scope=spfile
    

    valueは、$ORACLE_HOME/ccr/stateと同じです。

  2. データベースを再起動します。

4.6.2 構成収集に関するデータベースの構成

構成収集に関するデータベースの構成を行うには、次のスクリプトを実行します。

  • 次のコマンドを実行し、adminディレクトリを作成します。

    $ORACLE_HOME/ccr/bin/setupCCR
    
  • 次のスクリプトを実行し、構成収集に関するデータベースを構成します。

    $ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectconfig -s SID -r SYSDBA-USER -p SYSDBA-PASSWORD
    

ただし、構成収集に関するデータベースの構成のみを行う場合は、次のスクリプトを実行します。

$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectconfig -s SID -r SYSDBA-USER -p SYSDBA-PASSWORD

installCCRSQL.shスクリプトを実行すると、Oracle Configuration Managerユーザーが作成され、ORACLE_SIDで定義されたデータベースにPL/SQLプロシージャがロードされます。また、次の例のようにコマンドラインで-sオプションを使用すると、データベースSIDを指定できます。例におけるSIDorclです。

$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectconfig -s orcl

デフォルトでは、データベースへの接続は、オペレーティング・システム認証「/as sysdba」を介して行われます。次のオプションを使用すると、他のSYSDBAユーザーおよびパスワードを指定できます。

-r SYSDBA-USER: SYSDBAユーザーのログイン名

-p SYSDBA-PASSWORD: SYSDBAユーザーのパスワード


注意:

  • SYSDBAユーザーを指定しパスワードを指定しないと、パスワードを入力するように要求するプロンプトが表示されます。

  • ユーザー名を指定せず、SYSDBAパスワードのみを指定した場合は、SYSユーザーがデフォルトで使用されます。

  • Oracle Configuration Managerアカウントがすでに存在する場合、installCCRSQL.shスクリプトを実行すると、このアカウントは削除されて再作成されます。

  • 9.xデータベース・バージョンから10.xバージョンにアップグレードする場合、installCCRSQL.shスクリプトを再実行し、アップグレードしたバージョンを記録する必要があります。


4.6.3 E-Business Suiteに関するその他の手順

データベースがOracle E-Business Suiteのリポジトリとして使用されている場合は、E-BusinessデータベースがホストされているORACLE_HOMEから次のスクリプトも実行する必要があります。

$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh ebs_collectconfig -u Oracle_Applications_User

-uパラメータは必須です。このパラメータを指定しないと、アプリケーションにより、Oracle Applicationsのユーザーを入力するよう要求されます。-uパラメータを指定すると、Oracle Applicationsのパスワードの入力を求められます。

インストールを自動化する場合は、追加の-wオプションを使用してinstallCCRSQL.shスクリプトを実行すると、Oracle Applicationsのパスワードを指定できます。次に例を示します。

$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh ebs_collectconfig -u Oracle_Applications_User -w Oracle_Applications_Password

-s SIDコマンドを追加すると、Oracle Applicationsデータベース・インスタンスのSIDを指定できます。

データベースへの接続にオペレーティング・システム認証を使用しない場合は、-rパラメータおよび-pパラメータを使用して、次の2つを指定する必要があります。

-r SYSDBA-USER: SYSDBAユーザーのログイン名

-p SYSDBA-PASSWORD: SYSDBAユーザーのパスワード

-rパラメータを指定した場合、-pパラメータはオプションとなりますが、入力は求められます。

4.6.4 Oracle Enterprise Manager Grid Controlに関するその他の手順

データベースがOracle Enterprise Manager Grid Controlのリポジトリとして使用されている場合は、次のスクリプトも実行する必要があります。

$ ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectemrep

このコマンドを実行すると、アプリケーションにより、SYSMANパスワードを入力するよう要求するプロンプトが表示されます。インストールを自動化する場合は、installCCRSQL.shスクリプトを実行すると、SYSMANパスワードを指定できます。次に例を示します。

$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectemrep -e SYSMAN PASSWORD

-s SIDコマンドを追加すると、Oracle Enterprise Manager Grid Controlデータベース・インスタンスのSIDを指定できます。このスクリプトは、Oracle Enterprise Manager Grid ControlデータベースがホストされているORACLE_HOMEから実行します。

データベースへの接続にオペレーティング・システム認証を使用しない場合は、-rパラメータおよび-pパラメータを使用して、次の2つを指定する必要があります。

-r SYSDBA-USER: SYSDBAユーザーのログイン名

-p SYSDBA-PASSWORD: SYSDBAユーザーのパスワード

-rパラメータを指定した場合、-pパラメータはオプションとなりますが、入力は求められます。