この章では、Oracle Universal Installerを開始する前に完了しておく必要のあるタスクについて説明します。タスクの内容は次のとおりです。
|
注意: このマニュアルには、Linuxの各種プラットフォームにOracle Database 11gリリース1(11.1)をインストールするために必要な情報が含まれています。Oracle Database 11gをインストールするプラットフォームに関連した情報を必ず確認してください。 |
rootとしてログインOracleソフトウェアをインストールする前に、rootユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。rootユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。
|
注意: サイレント・モードのインストールを実行する場合を除き、X Window Systemワークステーション、Xターミナル、またはXサーバーがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。サイレント・モードのインストールの詳細は、付録Aを参照してください。 |
X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。
Xターミナル(xterm)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、ssh、rlogin、またはtelnetコマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。
$ telnet fully_qualified_remote_host_name
rootユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。
$ sudo sh password: #
Xサーバー・ソフトウェアがインストールされているPCやその他システムからソフトウェアをインストールする場合の手順は、次のとおりです。
|
注意: この手順の実行に関する詳細は、必要に応じてXサーバーのドキュメントを参照してください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。 |
Xサーバー・ソフトウェアを開始します。
Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成にします。
ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm)などのターミナル・セッションを開始します。
rootユーザーとしてリモート・システムにログインしていない場合は、次のコマンドを入力し、ユーザーをrootに切り替えます。
$ sudo sh password: #
システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。
Oracle Database 11gリリース1のインストールのメモリー要件は次のとおりです。
最低1GBのRAM
RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep MemTotal /proc/meminfo
RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
次の表では、インストールされているRAMと構成済スワップ領域要件の関連を示します。
|
注意: Linuxでは、大容量ページ・メカニズムにより、スワッピングできないメモリーが決定されます。大容量ページを使用する場合は、スワップ領域を計算する前に、メイン・メモリーからスワッピングできないメモリー部分を減らす必要があります。 |
| RAM | スワップ領域 |
|---|---|
| 1024MB〜2048MB | RAMのサイズの1.5倍 |
| 2049MB〜8192MB | RAMのサイズと同じ |
| 8192MB超 | RAMのサイズの0.75倍 |
構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# grep SwapTotal /proc/meminfo
使用可能なRAM領域およびスワップ領域を確認するには、次のコマンドを入力します。
# free
|
注意: 値をファイナライズする前に、使用可能なRAM領域およびスワップ領域用に複数の値を選択することをお薦めします。これは、ユーザーとコンピュータの間の相互作用に応じて、使用可能なRAM領域およびスワップ領域が常に変化するためです。 |
自動メモリー管理
Oracle Database 11g以降、自動メモリー管理機能は、より多くの共有メモリー(/dev/shm)とファイル記述子が必要になります。共有メモリーのサイズは、コンピュータ上のOracleインスタンスごとにMEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGETのサイズより大きい必要があります。MEMORY_MAX_TARGETまたはMEMORY_TARGETがゼロでない値に設定されており、共有メモリーのサイズが正しく割り当てられていない場合、起動時にORA-00845エラーが発生します。各Oracleインスタンスのファイル記述子数は512*PROCESSES以上である必要があります。また、各プロセスの記述子の制限は512以上である必要があります。ファイル記述子のサイズが正しくない場合、様々なOracleプロセスでORA-27123が発生し、Oracle以外のプロセスでもLinux Error EMFILE (Too many open files)が発生する可能性があります。
使用可能な共有メモリー容量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -k /dev/shm/
|
注意: LOCK_SGAが有効になっている場合、またはLinuxの大容量ページと同時には、MEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGETは使用できません。 |
初期化パラメータ・ページで、初期化パラメータMEMORY_TARGETまたはMEMORY_MAX_TARGETを設定するメモリー・サイズ(SGAおよびPGA)をメモします。初期化パラメータを、オペレーティング・システムの共有メモリー・ファイル・システムより大きくすることはできません。たとえば、システムの共有メモリー・ファイル・システム割当てが1GBの環境で、メモリー・サイズ(MEMORY_TARGET)を2GBに設定した場合、データベースの起動時に次のエラー・メッセージが表示されます。
ORA-00845: MEMORY_TARGET not supported on this system ORA-01078: Failure in processing system parameters
さらに、「すべての初期化パラメータ」をクリックすると、グローバル・データベース名が8文字より長い場合、データベース名の値(DB_NAMEパラメータ)は最初の8文字で切り捨てられ、DB_UNIQUE_NAMEパラメータ値がグローバル名に割り当てられます。
システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# uname -m
このコマンドでは、プロセッサ・タイプが表示されます。プロセッサ・アーキテクチャが、インストールするリリースのOracleソフトウェアと一致することを確認してください。想定した出力が表示されない場合、このシステムにそのソフトウェアはインストールできません。
Oracle Database 11gリリース1のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。
/tmpディレクトリに150〜200MBのディスク領域
/tmpディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -k /tmp
/tmpディレクトリで使用可能な空きディスク領域が400MB未満の場合は、次のいずれかの手順を実行します。
ディスク領域の要件が満たされるように、/tmpディレクトリから不要なファイルを削除します。
oracleユーザーの環境を設定するときに、(後述)、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。
/tmpディレクトリを含むファイル・システムを拡張します。ファイル・システムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。
システムの空きディスク領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -k
次の表では、ソフトウェア・ファイルのディスク領域要件をLinux 86のインストール・タイプごとに示します。
| インストール・タイプ | ソフトウェア・ファイルの要件(GB) |
|---|---|
| Enterprise Edition | 3.47 |
| Standard Edition | 3.22 |
| カスタム(最大) | 3.45 |
インストール・タイプに応じて、Oracleソフトウェア用に3.5GB〜5GBのディスク領域
次の表では、ディスク領域要件をLinux x86-64のインストール・タイプごとに示します。
| インストール・タイプ | ソフトウェア・ファイルの要件(GB) |
|---|---|
| Enterprise Edition | 4.35 |
| Standard Edition | 3.73 |
| カスタム(最大) | 4.54 |
インストール・タイプに応じて、Oracleソフトウェア用に3.5GB〜5GBのディスク領域
次の表では、ディスク領域要件をLinux x86のインストール・タイプごとに示します。
| インストール・タイプ | データファイルのディスク領域(GB) |
|---|---|
| Enterprise Edition | 1.6 |
| Standard Edition | 1.6 |
| カスタム(最大) | 1.81 |
次の表では、ディスク領域要件をLinux x86-64のインストール・タイプごとに示します。
| インストール・タイプ | データファイルのディスク領域(GB) |
|---|---|
| Enterprise Edition | 1.68 |
| Standard Edition | 1.48 |
| カスタム(最大) | 2.14 |
自動バックアップを構成する場合は、ファイル・システムまたは自動ストレージ管理のディスク・グループに、フラッシュ・リカバリ領域用の追加のディスク領域が必要です。
次の表に、SQL Developerのメモリーおよびディスプレイの推奨要件を示します。
| リソース | 推奨 |
|---|---|
| メモリー | 1GBのRAM(推奨)、256MBのRAM(最低) |
| ディスプレイ | 65536色、1024x768以上の解像度 |
インストールする製品に応じて、システム上に次のソフトウェアがインストールされているかどうかを確認します。
|
注意:
|
Oracle Database 11gリリース1のオペレーティング・システムの要件は次のとおりです。
|
注意: Oracle Universal Installerは、システムがリストに示されている要件を満たしているかどうかを検証します。これらのチェックに合格するために、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認してください。 |
Linux x86およびLinux x86-64の場合:
Asianux 2.0
Asianux 3.0
Oracle Enterprise Linux 4.0
Oracle Enterprise Linux 5.0
Red Hat Enterprise Linux 4.0
Red Hat Enterprise Linux 5.0
SUSE Linux Enterprise Server 10.0
インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# cat /proc/version
|
注意: サポートされているのは、前述のリストに示したディストリビューションおよびバージョンのみです。他のバージョンのLinuxには、このソフトウェアをインストールしないでください。 |
Oracle Database 11gリリース1のカーネル要件は次のとおりです。
Asianux 2.0、Oracle Enterprise Linux 4.0およびRed Hat Enterprise Linux 4.0の場合:
2.6.9
Asianux 3.0、Oracle Enterprise Linux 5.0およびRed Hat Enterprise Linux 5.0の場合:
2.6.18
SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:
2.6.16.21
必要なカーネルがインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -r
このコマンドをRed Hat Enterprise Linux 4.0システム上で実行した場合のサンプル出力を次に示します。
2.6.9-55.0.0.0.2.EL
この例の出力では、システムのカーネルのバージョン(2.6.9)およびエラータ・レベル(55.0.0.0.2.EL)を示しています。
カーネルのバージョンが要件を満たしていない場合、カーネル更新の取得およびインストールについてはオペレーティング・システム・ベンダーに問い合せてください。
Oracle Database 11gリリース1のパッケージの要件は次のとおりです。
|
注意:
|
Linux x86の場合:
| オペレーティング・システム | 要件 |
|---|---|
| Asianux 2.0、Oracle Enterprise Linux 4.0およびRed Hat Enterprise Linux 4.0 | 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.15.92.0.2-18 compat-libstdc++-33.2.3-47.3 elfutils-libelf-0.97-5 elfutils-libelf-devel-0.97-5 gcc-3.4.5-2 gcc-c++-3.4.5-2 glibc-2.3.4-2.19 glibc-common-2.3.4-2.19 glibc-devel-2.3.4-2.19 glibc-headers-2.3.4-2.19 libaio-devel-0.3.105-2 libaio-0.3.105-2 libgcc-3.4.5 libstdc++-3.4.5-2 libstdc++-devel-3.4.5-2 make-3.80-5 sysstat-5.0.5 |
| Asianux 3.0、Oracle Enterprise Linux 5.0およびRed Hat Enterprise Linux 5.0 | 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.17.50.0.6-2.el5 compat-libstdc++-33-3.2.3-61 elfutils-libelf-0.125-3.el5 elfutils-libelf-devel-0.125 gcc-4.1.1-52 gcc-c++-4.1.1-52 glibc-2.5-12 glibc-common-2.5-12 glibc-devel-2.5-12 glibc-headers-2.5-12 libaio-0.3.106 libaio-devel-0.3.106 libgcc-4.1.1-52 libstdc++-4.1.1 libstdc++-devel-4.1.1-52.e15 make-3.81-1.1 sysstat-7.0.0 |
| SUSE Linux Enterprise Server 10 | 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.16.91.0.5 compat-libstdc++-5.0.7 gcc-4.1.0 glibc-2.4-31.2 glibc-devel-2.4-31.2 ksh-93r-12.9 libaio-0.3.104 libaio-devel-0.3.104 libelf-0.8.5 libgcc-4.1.0 libstdc++-4.1.0 libstdc++-devel-4.1.0 make-3.80 sysstat-6.0.2 |
Linux x86-64の場合:
| オペレーティング・システム | 要件 |
|---|---|
| Asianux 2.0、Oracle Enterprise Linux 4.0およびRed Hat Enterprise Linux 4.0 | 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.15.92.0.2 compat-libstdc++-33-3.2.3 compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit) elfutils-libelf-0.97 elfutils-libelf-devel-0.97 gcc-3.4.5 gcc-c++-3.4.5 glibc-2.3.4-2.19 glibc-2.3.4-2.19 (32 bit) glibc-common-2.3.4 glibc-devel-2.3.4 glibc-devel-2.3.4 (32-bit) libaio-0.3.105 libaio-0.3.105 (32 bit) libaio-devel-0.3.105 libgcc-3.4.5 libgcc-3.4.5 (32-bit) libstdc++-3.4.5 libstdc++-3.4.5 (32 bit) libstdc++-devel 3.4.5 make-3.80 sysstat-5.0.5 |
| Asianux 3.0、Oracle Enterprise Linux 5.0およびRed Hat Enterprise Linux 5.0 | 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.17.50.0.6 compat-libstdc++-33-3.2.3 compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit) elfutils-libelf-0.125 elfutils-libelf-devel-0.125 gcc-4.1.1 gcc-c++-4.1.1 glibc-2.5-12 glibc-2.5-12 (32 bit) glibc-common-2.5 glibc-devel-2.5 glibc-devel-2.5-12 (32 bit) libaio-0.3.106 libaio-0.3.106 (32 bit) libaio-devel-0.3.106 libgcc-4.1.1 libgcc-4.1.1 (32 bit) libstdc++-4.1.1 libstdc++-4.1.1 (32 bit) libstdc++-devel 4.1.1 make-3.81 sysstat-7.0.0 |
| SUSE Linux Enterprise Server 10 | 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.16.91.0.5 compat-libstdc++-5.0.7-22.2 gcc-4.1.0 gcc-c++-4.1.0 glibc-2.4-31.2 glibc-32bit-2.4-31.2 (32 bit) glibc-devel-2.4 glibc-devel-32bit-2.4 (32 bit) libaio-0.3.104 libaio-32bit-0.3.104 (32 bit) libaio-devel-0.3.104 libelf-0.8.5 libgcc-4.1.0 libstdc++-4.1.0 libstdc++-devel-4.1.0 make-3.80 sysstat-6.0.2 |
必要なパッケージがインストールされているかどうかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。
# rpm -q package_name
パッケージがインストールされていない場合、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxベンダーのWebサイトから必要なパッケージ・バージョンをダウンロードします。
Intel C++コンパイラ9.1以降、および「パッケージ要件」の一覧に示されていたGNU CとC++コンパイラは、Pro*C/C++、Oracle Call Interface、Oracle C++ Call InterfaceおよびOracle Database 11gリリース1のOracle XML Developer's Kit(XDK)でサポートされています。
Oracle Database 11gリリース1(11.1.0.7)から、Red Hat Enterprise Linux 5、SUSE Linux Enterprise Server 10.0およびMicro Focus Server Express 5.0 WP4を使用したXENでPro*COBOLの動作が保証されています。
|
注意: Intel Compiler v9.1を使用してOracle C++ Call Interface(OCCI)アプリケーションを構築するには、gcc 3.4.5、gcc 4.0またはgcc 4.1標準テンプレート・ライブラリでのみ使用できます。Oracle XML Developer's Kitは、OCCIと同じコンパイラでサポートされます。 |
使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。
ODBCを使用する場合、最新のLinux用のODBCドライバ・マネージャをインストールする必要があります。ドライバ・マネージャは次のリンクからダウンロードしてインストールできます。
このサイトからLinux RPMを入手できます。Oracle Databaseのインストールには、ODBCドライバ・マネージャは必須ではありません。
Linux x86の場合
ODBCを使用するには、使用しているオペレーティング・システムに応じて次の32-bit ODBC RPMも追加でインストールする必要があります。
Asianux 2、Oracle Enterprise Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:
unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later unixODBC-devel-2.2.11 (32 bit) or later
Asianux 3、Oracle Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5の場合:
unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later unixODBC-devel-2.2.11 (32 bit) or later
SUSE 10の場合:
unixODBC-32bit-2.2.11 (32 bit) or later unixODBC-devel-32bit-2.2.11 (32 bit) or later
Linux x86-64の場合
ODBCを使用するには、使用するオペレーティング・システムに応じて、次の64ビットODBC RPMも追加インストールする必要があります。
Asianux 2、Oracle Enterprise Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:
unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit ) or later
Asianux 3、Oracle Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5の場合:
unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit ) or later
SUSE 10の場合:
unixODBC-32bit-2.2.11 (32 bit) or later unixODBC-2.2.11 (64 bit ) or later unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
Oracle Java Database ConnectivityおよびOracle Call Interfaceのドライバを使用してSun JDK 1.5.0-06(JNDI拡張機能付き)を使用できます。ただし、データベースのインストールに必須ではありません。
Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)と次のソフトウェアの統合をサポートします。
修正サービス・ディスケット5(CSD05)以降のIBM WebSphere MQ V6.0、クライアントおよびサーバー
MQSeriesClient MQSeriesServer MQSeriesRuntime
WebSphere MQのCSDが必要な場合は、次のWebサイトでダウンロードおよびインストールの情報を参照してください。
WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。次のブラウザはこれらの要件を満たします。
Oracle Application Expressの場合:
Microsoft Internet Explorer 6.0以降のバージョン
Firefox 1.0以降のバージョン
Oracle Enterprise Manager Database Controlの場合:
Netscape Navigator 7.2
Netscape Navigator 8.1
Mozillaバージョン1.7
Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2
Microsoft Internet Explorer 7.0
Firefox 1.0.4
Firefox 1.5
Firefox 2.0
使用するOracleデータベースにOracle XML DBがインストールされている必要があります。インストール中に、またはOracle Database Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済データベースを使用している場合、Oracle XML DBはすでにインストールされ構成済です。
|
関連項目: Oracle XML DBを既存のデータベースに手動で追加するための詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。 |
Oracle Application Expressでは、PL/SQL Webツールキット・バージョン10.1.2.0.6以降が必要です。PL/SQL Webツールキットの現在のバージョンの確認手順、およびバージョン10.1.2.0.6のインストール手順は、apex/owaディレクトリのREADME.txtファイルを参照してください。
Oracle Application Expressで検索可能なオンライン・ヘルプを使用するには、Oracle Textをインストールする必要があります。Oracle TextはデフォルトではOracle Databaseのコンポーネントとしてインストールされます。
|
関連項目: Oracle Textの詳細は、『Oracle Textアプリケーション開発者ガイド』を参照してください。 |
インストールの実行中、Oracle Configuration Managerを有効にするために必要な情報を求められます。Oracleサポート・サービスにサービス・リクエストを作成する場合、構成情報を使用することで問題をより迅速に解決できます。
インストール時またはインストール後にOracle Configuration Managerを有効化できます。インストール時に有効化するには、次の情報が必要です。
会社を識別するカスタマ・サポートID番号(CSI)
OracleMetalinkユーザー・アカウント名
サービス契約に関連する国コード
登録に失敗し、正しい国コードが指定されたか不明な場合は、OracleMetalinkのサイト(https://metalink.oracle.com)を参照してください。OracleMetaLinkアカウントに関連する国は、「Licenses」リンクにある「Profile」から参照できます。
|
関連項目: 詳細は、『Oracle Configuration Manager Installation and Administration Guide』を参照してください。 |
通常、Oracle Databaseをインストールするコンピュータはネットワークに接続されています。そのコンピュータには、Oracle Databaseインストールを格納するためのローカル記憶域があります。また、ディスプレイ・モニターとDVDドライブも備えています。この項では、このような標準的な構成とは異なるコンピュータにOracle Databaseをインストールする方法を説明します。この内容は次のとおりです。
名前解決が設定されていない場合は、Oracle Universal Installerを実行するとエラーが発生することがあります。このエラーを回避するには、インストール前に、ホスト名が/etc/hostsファイルを介して解決されることを確認する必要があります。
ホスト名が/etc/hostsファイルを介してのみ解決されることを確認する手順は、次のとおりです。
/etc/hostsファイルが名前解決に使用されることを確認します。そのためには、次のようにnsswitch.confファイル内のhostsファイル・エントリを確認します。
# cat /etc/nsswitch.conf │ grep hosts
このコマンドの出力には、ファイルのエントリが含まれます。
次のようにhostnameコマンドを使用して、ホスト名が設定されていることを確認します。
# hostname
このコマンドの出力は、次のようになります。
myhost.example.com
次のようにdomainnameコマンドを使用して、ドメイン名が動的に設定されていないことを確認します。
# domainname
このコマンドでは結果は戻されません。
次のコマンドを使用して、hostsファイルに完全修飾されたホスト名が含まれていることを確認します。
# cat /etc/hosts
このコマンドの出力には、完全修飾されたホスト名およびlocalhostが含まれます。
次に例を示します。
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 192.168.100.16 myhost.us.example.com myhost
hostsファイルに完全修飾されたホスト名が含まれない場合は、ファイルを開いて必要な変更を行います。
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)は、ネットワーク上で動的なIPアドレスを割り当てます。動的アドレッシングにより、コンピュータはネットワークに接続するたびに異なるIPアドレスを持つことができます。コンピュータを接続したままでIPアドレスを変更できる場合もあります。DHCPシステムでは、静的IPアドレッシングと動的IPアドレッシングを混在させることができます。
DHCP設定時に、ソフトウェアによりIPアドレスが追跡され、ネットワーク管理が簡素化されます。これにより、コンピュータに固有のIPアドレスを手動で割り当てなくても、新しいコンピュータをネットワークに追加できます。
Oracle Databaseをマルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータは複数のIPアドレスに関連付けられています。通常は、そのためにコンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されています。IPアドレスはそれぞれホスト名に関連付けられています。また、ホスト名の別名を設定できます。デフォルトでは、Oracle Universal InstallerはORACLE_HOSTNAME環境変数の設定を使用してホスト名を検索します。ORACLE_HOSTNAMEが設定されておらず、インストール先のコンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されている場合、Oracle Universal Installerでは/etc/hostsファイルの最初のエントリを使用してホスト名が確認されます。
クライアントは、ホスト名を使用して(またはこのホスト名の別名を使用して)コンピュータにアクセスできる必要があります。これを確認するには、短縮名(ホスト名のみ)および完全名(ホスト名とドメイン名)を使用して、クライアント・コンピュータからホスト名をpingします。両方のテストに成功する必要があります。
ORACLE_HOSTNAME環境変数の設定
ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定する手順は、次のとおりです。たとえば、完全修飾されたホスト名がsomehost.us.example.comの場合、次のコマンドのいずれかを入力します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ ORACLE_HOSTNAME=somehost.us.example.com $ export ORACLE_HOSTNAME
Cシェルの場合:
% setenv ORACLE_HOSTNAME somehost.us.example.com
複数の別名を持つコンピュータは、ネーミング・サービスに1つのIPと複数の別名で登録されます。ネーミング・サービスでは、これらの別名のいずれかが同じコンピュータに解決されます。この種のコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ORACLE_HOSTNAME環境変数を、ホスト名を使用するコンピュータに設定してください。
Oracle Databaseを非ネットワーク・コンピュータにインストールできます。ラップトップなどのコンピュータがDHCP用に構成されており、Oracle Databaseのインストール後にコンピュータをネットワークに接続する予定の場合は、データベースをインストールするコンピュータ上でpingコマンドを使用して、コンピュータ自体に接続できるかどうかをチェックします。この手順は、最初にホスト名のみ、次に完全修飾名を使用して実行します。この名前は/etc/hostsファイルに含まれている必要があります。
|
注意: コンピュータ自体でpingコマンドを実行すると、pingコマンドによりそのコンピュータのIPアドレスが戻されます。 |
pingコマンドに失敗した場合は、ネットワーク管理者に問い合せてください。
インストール後のコンピュータのネットワーク接続
インストール後にコンピュータをネットワークに接続すると、コンピュータ上のOracle Databaseインスタンスはネットワーク上の他のインスタンスで作業できます。コンピュータは、接続しているネットワークに応じて静的IPまたはDHCPを使用できます。
このシステムにOracleソフトウェアを初めてインストールするかどうかにより、またインストールする製品により、複数のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成が必要になる場合があります。
Oracle Databaseをインストールする場合、次のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。
Oracle Databaseソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、このグループを作成する必要があります。このグループにより、データベース管理権限(SYSDBA権限)を持つオペレーティング・システムのユーザー・アカウントが識別されます。このグループのデフォルト名はdbaです。
Oracle Universal Installerにより、このグループ名の指定を求められます。ソフトウェア所有者がdbaグループに属している場合、Oracle Universal InstallerはデフォルトでdbaにOSDBA設定をします。ただし、必要に応じて異なるオペレーティング・システム・グループも選択できます。
これはオプションのグループです。一連のデータベース管理権限(SYSOPER権限)を限定した別個のオペレーティング・システム・ユーザー・グループが必要な場合は、このグループを作成します。デフォルトでは、OSDBAグループのメンバーには、SYSOPER権限も付与されます。
この場合、Oracle Universal Installerではこのグループ名の指定を求めるプロンプトが表示されます。通常、このグループ用に選択する名前はoperです。
OSASMグループ(asmadmin)
この機能は、自動ストレージ管理の管理タスク専用の新規のSYSASM権限を導入します。SYSDBA権限のかわりにSYSASM権限を使用することで、自動ストレージ管理の管理とデータベース管理を明確に分離できます。OSASMは、自動ストレージ管理専用の新しいオペレーティング・システム・グループです。OSASMグループに属しているユーザーは、オペレーティング・システム認証を使用してSYSASMとして接続し、自動ストレージ管理への完全なアクセスが可能です。通常、このグループ用に選択する名前はasmadminです。
|
関連項目: 自動ストレージ管理のSYSASM権限の詳細は、『Oracle Databaseストレージ管理者ガイド』の「ASMインスタンスにアクセスするための認証」を参照してください。 |
すべてのインストールに対して、次のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーが必要です。
Oracleインベントリ・グループ(通常はoinstall)
Oracle中央インベントリへの書込みアクセスが可能なグループ(oraInventory)に属している必要があります。中央インベントリの内容は、次のとおりです。
システムのOracleホーム・ディレクトリ(Oracle Databaseおよび自動ストレージ管理)のレジストリ。
Oracleソフトウェアのインストール時のインストール・ログとトレース・ファイル。これらのファイルは、今後の参照のために関連するOracleホームにコピーされます。
Oracleのインストールに関するその他のメタデータ・インベントリ情報は個々のOracleホーム・インベントリ・ディレクトリに格納され、中央インベントリからは分離されます。
新規インストールでは、OUIを使用して中央インベントリ・ディレクトリを作成することをお薦めします。デフォルトでは、/u01/appなどOFA(Optimal Flexible Architecture)構造に準拠してOracleパスを作成すると、中央インベントリはパスu01/app/oraInventoryに作成され、すべてのOracleインストールの所有者は、適切な権限を使用して、このディレクトリに書き込むことができます。
Oracleソフトウェア所有者ユーザー(通常は、oracle)
Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、このユーザーを作成する必要があります。このユーザーはインストール時にインストールされる全ソフトウェアの所有者となります。このユーザーには、プライマリ・グループとしてOracleインベントリ・グループを指定する必要があります。また、セカンダリ・グループとしてOSDBAおよびOSOPERグループを指定する必要もあります。
|
注意: Oracleドキュメントでは、このユーザーはoracleユーザーと呼ばれます。 |
システム上のOracleソフトウェアの全インストールに対して、単一のOracleインベントリ・グループが必要です。初回インストール後は、そのシステムへの以降のすべてのOracleソフトウェア・インストールに、同一のOracleインベントリ・グループを使用する必要があります。ただし、個別にインストールする場合は、異なるOracleソフトウェア所有者ユーザー、OSDBAグループおよびOSOPERグループ(oracle、dba、およびoper以外)を作成するように選択できます。インストールごとに異なるグループを使用すると、各グループのメンバーは、システム上のすべてのデータベースではなく、関連するデータベース上でのみDBA権限を持つことになります。
|
関連項目: OSDBAグループとOSOPERグループおよびSYSDBA権限とSYSOPER権限の詳細は、『Oracle Database管理者リファレンス for Linux and UNIX-Based Operating Systems』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
|
注意: 次の各項では、ローカル・ユーザーおよびグループの作成方法について説明します。ローカル・ユーザーおよびグループを作成するかわりに、Network Information Services(NIS)などのディレクトリ・サービスに適切なユーザーおよびグループを作成できます。ディレクトリ・サービスの使用方法は、システム管理者に問い合せるか、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
次の各項では、ローカル・ユーザーおよびグループの作成方法について説明します。
rootとしてログインし、次の手順に従ってOracleインベントリ・グループおよびソフトウェア所有者の検索または作成をします。
Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールするときには、Oracle Universal InstallerによりoraInst.locファイルが作成されます。このファイルでは、Oracleインベントリ・グループ名(通常oinstall)およびOracleインベントリ・ディレクトリのパスが識別されます。oraInst.locファイルには、次のような内容が含まれます。
inventory_loc=central_inventory_location inst_group=group
前述の例では、central_inventory_locationがOracle中央インベントリの場所、groupが中央インベントリへの書込み権限のあるグループ名を示します。
既存のOracleインベントリがある場合は、すべてのOracleソフトウェアのインストールで同じOracleインベントリを使用し、インストールに使用するすべてのOracleソフトウェア・ユーザーにこのディレクトリへの書込み権限があることを確認してください。
Oracleインベントリ・グループが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# more /etc/oraInst.loc
oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oraInventory
inst_group=oinstall
前述の出力例は、次の内容を示します。
inventory_locグループは、Oracleインベントリの場所を示します。
inst_groupパラメータは、Oracleインベントリ・グループ名(この例ではoinstall)を示します。
oraInst.locファイルが存在しない場合は、次のコマンドを入力してOracleインベントリ・グループを作成します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall
次の場合には、OSDBAグループを作成する必要があります。
OSDBAグループが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracle Databaseソフトウェアの初回インストールの場合。
OSDBAグループは存在するが、新規のOracleインストールでは、異なるオペレーティング・システム・ユーザー・グループにデータベース管理権限を付与する場合。
OSDBAグループが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# grep OSDBA_group_name /etc/group
|
注意: デフォルトのOSDBAグループ名は、dbaです。 |
OSDBAグループが存在しない場合、または新規のOSDBAグループが必要な場合は、次の手順で作成します。次のコマンドでは、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にはdbaを使用してください。
# /usr/sbin/groupadd dba
一連の限られたデータベース管理権限(SYSOPERオペレータ権限)を持つオペレーティング・システム・ユーザーのグループを識別する場合のみ、OSOPERグループを作成します。ほとんどのインストールの場合、OSDBAグループのみを作成するのみで十分です。OSOPERグループを使用する場合は、次の状況で作成する必要があります。
OSOPERグループが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracle Databaseソフトウェアの初回インストールの場合。
OSOPERグループは存在するが、新規のOracleインストールでは、異なるオペレーティング・システム・ユーザー・グループにデータベース・オペレータ権限を付与する場合。
新規のOSOPERグループが必要な場合、次の手順で作成します。次のコマンドでは、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にはoperを使用してください。
# /usr/sbin/groupadd oper
システム権限としてSYSASMが必要な場合のみOSASMグループを作成します。これにより、SYSDBAデータベース管理権限と自動ストレージ管理のストレージ管理権限を分離できます。OSASMグループを使用する場合は、次の状況で作成する必要があります。
OSASMグループが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracle Databaseソフトウェアの初回インストールの場合。
OSASMグループは存在するが、新規のOracleインストールでは、異なるオペレーティング・システム・ユーザー・グループにデータベース・オペレータ権限を付与する場合。
OSASMグループが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# grep OSASM_group_name /etc/group
OSASMグループが存在しない場合、または新規のOSASMグループが必要な場合は、次の手順で作成します。次のコマンドでは、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にはasadminを使用してください。
# /usr/sbin/groupadd asmadmin
次の状況では、Oracleソフトウェア所有者ユーザーを作成する必要があります。
Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracleソフトウェアの最初のインストールの場合。
Oracleソフトウェア所有者ユーザーは存在するが、新規のOracle Databaseインストールでは、別のグループ・メンバーシップを設定した別のオペレーティング・システム・ユーザーを使用して、これらのグループにデータベース管理権限を付与する場合。
oracleという名前のOracleソフトウェア所有者ユーザーが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# id oracle
oracleユーザーが存在する場合、このコマンドからの出力は、次のようになります。
uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
ユーザーが存在する場合、既存のユーザーを使用するか、または他のoracleユーザーを作成するかを決定します。既存のユーザーを使用する場合、ユーザーのプライマリ・グループがOracleインベントリ・グループで、適切なOSDBAおよびOSOPERグループのメンバーであることを確認します。詳細は、次の項のいずれかを参照してください。
|
注意: 必要に応じて、既存のユーザーの使用または変更の前にシステム管理者に連絡してください。 |
既存のOracleソフトウェア所有者ユーザーを使用し、ユーザーのプライマリ・グループがOracleインベントリ・グループの場合、「Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在するかどうかの判別」を参照してください。
既存のユーザーを変更するには、「Oracleソフトウェア所有者ユーザーの変更」を参照してください。
ユーザーを作成するには、「Oracleソフトウェア所有者ユーザーの作成」を参照してください。
詳細は、「oracleユーザーの環境の構成」を参照してください。
rootとして、/etc/profileに次の行を追加し、ユーザーoracleと、BASH、KornおよびCシェルにシェル制限を設定します。
umask 022 if [ \$USER = "oracle" ]; then if [ \$SHELL = "/bin/ksh" ]; then ulimit -p 16384 ulimit -n 65536 else ulimit -u 16384 -n 65536
次の表で、各カーネル・パラメータが表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。いずれかのパラメータの現行の値がこの表に示す値より大きい場合、そのパラメータの値は変更しないでください。表の後に、値の確認および設定方法について説明します。
|
注意: 次の項に示すカーネル・パラメータ値およびシェル制限値は、単なる最小値です。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。カーネル・パラメータのチューニングの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
これらのカーネル・パラメータに指定されている現行の値を表示し、必要に応じて変更するには、次の手順を実行します。
次の表に示すコマンドを入力し、カーネル・パラメータの現行の値を表示します。現行の値をメモし、変更が必要な値を識別します。
| パラメータ | コマンド |
|---|---|
semmsl、semmns、semopmおよびsemmni |
# /sbin/sysctl -a │ grep sem
このコマンドでは、リストされた順にセマフォ・パラメータの値が表示されます。 |
shmall、shmmaxおよびshmmni |
# /sbin/sysctl -a │ grep shm
このコマンドでは、共有メモリーのセグメント・サイズの詳細が表示されます。 |
file-max |
# /sbin/sysctl -a │ grep file-max
このコマンドでは、最大ファイル・ハンドラ数が表示されます。 |
ip_local_port_range |
# /sbin/sysctl -a │ grep ip_local_port_range
このコマンドでは、ポート番号の範囲が表示されます。 |
rmem_default |
# /sbin/sysctl -a │ grep rmem_default |
rmem_max |
# /sbin/sysctl -a │ grep rmem_max |
wmem_default |
# /sbin/sysctl -a │ grep wmem_default |
wmem_max |
# /sbin/sysctl -a │ grep wmem_max |
カーネル・パラメータの値が最小値と異なる場合は、次の手順を実行します。
テキスト・エディタを使用して/etc/sysctl.confファイルを作成または編集し、次のような行を追加または編集します。
|
注意: 変更するカーネル・パラメータ値の行のみを含めます。セマフォ・パラメータ(kernel.sem)の場合は、4つの値をすべて指定する必要があります。ただし、現行の値のいずれかが最小値より大きい場合は、大きい方の値を指定してください。 |
fs.file-max = 512 * PROCESSES
kernel.shmall = 2097152
kernel.shmmax = 2147483648
kernel.shmmni = 4096
kernel.sem = 250 32000 100 128
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65000
net.core.rmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 262144
|
注意: shmmaxの値は0.5GB以上である必要があります。ただし、システムの最適なパフォーマンスを実現するには、shmmaxの値を2.0GBに設定することをお薦めします。 |
/etc/sysctl.confファイルに指定した値は、システムの再起動時にも保持されます。ただし、SUSE Linux Enterprise Serverシステムの場合は、再起動時にシステムが/etc/sysctl.confファイルを読み込むように次のコマンドを入力します。
# /sbin/chkconfig boot.sysctl on
カーネル・パラメータの現行の値を変更するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/sysctl -p
このコマンドの出力結果を確認し、値が正しいかどうかを検証します。値が正しくない場合、/etc/sysctl.confファイルを編集し、このコマンドを再度入力します。
コマンド/sbin/sysctl -aを入力して、値が正しく設定されていることを確認します。
SUSEシステムの場合のみ、再起動時にシステムが/etc/sysctl.confファイルを読み込むように次のコマンドを入力します。
# /sbin/chkconfig boot.sysctl on
SUSEシステムの場合のみ、パラメータ/proc/sys/vm/hugetlb_shm_groupの値として、oinstallグループのGIDを入力する必要があります。これにより、oinstallのメンバーに、共有メモリー・セグメントを作成するグループ権限が付与されます。
たとえば、oinstallグループのGIDが501の場合は、次のようになります。
# echo 501 > /proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
このコマンドを実行したら、viを使用して/etc/sysctl.confに次のテキストを追加し、システムの再起動時にboot.sysctlスクリプトが実行されるようにします。
vm.hugetlb_shm_group=501
|
注意: vm.hugetlb_shm_groupとして定義できるのは1つのグループのみです。 |
/etc/sysctl.confファイルのカーネル・パラメータの値を更新したら、コンピュータを再起動するか、コマンドsysctl -pを実行して、アクティブなカーネル・メモリーで使用可能な/etc/sysctl.confファイルを変更します。
ソフトウェアのパフォーマンスを改善するには、oracleユーザーの次のシェル制限を大きくする必要があります。
/etc/security/limits.confファイルに次の行を追加します。
oracle soft nproc 2047 oracle hard nproc 16384 oracle soft nofile 1024 oracle hard nofile 65536
/etc/pam.d/loginファイルに次の行が存在しない場合は、行を追加または編集します。
session required pam_limits.so
oracleユーザーのデフォルト・シェルに応じて、デフォルトのシェル起動ファイルを次のように変更します。
Bourne、BashまたはKornシェルの場合は、/etc/profileファイル(またはSUSE Linux Enterprise Serverシステムの)/etc/profile.localファイルに次の行を追加します。
if [ $USER = "oracle" ]; then
if [ $SHELL = "/bin/ksh" ]; then
ulimit -p 16384
ulimit -n 65536
else
ulimit -u 16384 -n 65536
fi
fi
Cシェル(cshまたはtcsh)の場合は、/etc/csh.loginファイル(またはSUSE Linux Enterprise Serverシステムの)/etc/csh.login.localファイルに次の行を追加します。
if ( $USER == "oracle" ) then
limit maxproc 16384
limit descriptors 65536
endif
続行するには、「必要なソフトウェア・ディレクトリの識別」を参照してください。
Oracleソフトウェア用に次のディレクトリを識別または作成する必要があります。
Oracleベース・ディレクトリは、Oracleソフトウェア・インストールのトップレベル・ディレクトリです。Linuxシステム上では、Optimal Flexible Architecture(OFA)ガイドラインに、次のようなパスをOracleベース・ディレクトリに使用するという推奨事項があります。
/mount_point/app/oracle_sw_owner
mount_pointは、Oracleソフトウェアが格納されるファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリです。
このマニュアルの例では、マウント・ポイント・ディレクトリに/u01を使用しています。ただし、/oracleまたは/opt/oracleなど、別のディレクトリも選択できます。
oracle_sw_ownerは、oracleなど、Oracleソフトウェア所有者のオペレーティング・システム・ユーザー名です。
|
注意: ORACLE_BASE環境変数が設定された状態でspfileを使用してデータベース・インスタンスを起動すると、その値は自動的にspfileに格納されます。後からORACLE_BASE環境変数の設定を解除して、インスタンスを新たに起動すると、データベースではspfileに格納されたOracleベースの値が使用されます。 |
すべてのOracle製品を含むOracleベース・フォルダを指定する必要があります。
|
注意: 既存のOracleベースがある場合は、既存のものを使用リストから選択できます。デフォルトでは、リストには、事前に選択したOracleベースの既存の値が含まれます。詳細は、「Oracle Databaseソフトウェアのインストール」を参照してください。Oracleベースがない場合は、リスト・ボックスでテキストを編集して作成できます。 |
同じOracleベース・ディレクトリを複数のインストールに使用したり、個別のOracleベース・ディレクトリを異なるインストール用に作成できます。異なるオペレーティング・システム・ユーザーが同じシステム上にOracleソフトウェアをインストールする場合、各ユーザーは個別のOracleベース・ディレクトリを作成する必要があります。次に、Oracleベース・ディレクトリが同じシステム上に存在する例を示します。
/u01/app/oracle /u01/app/orauser /opt/oracle/app/oracle
Oracleインベントリ・ディレクトリ(oraInventory)には、システム上にインストールされたすべてのソフトウェアのインベントリが格納されます。このディレクトリは、単一システム上にインストールされたすべてのOracleソフトウェアに必須であり、共有のものです。既存のOracleインベントリ・パスがある場合は、Oracle Universal InstallerはそのOracleインベントリを使用します。
このシステムにOracleソフトウェアを初めてインストールする場合、Oracle Universal Installerは、u[01-09]/appという書式(/u01/appなど)でOFA準拠のディレクトリ構造を作成したかどうかを確認します。また、インストールを実行しているユーザーにそのパスへの書込み権限があるかどうかも確認します。すべてを満たしている場合、Oracle Universal Installerは/u[01-09]/app/oraInventoryのようなOracleインベントリ・ディレクトリを作成します。次に例を示します。
/u01/app/oraInventory
oracleユーザーにORACLE_BASE環境変数を設定している場合、Oracle Universal Installerは、$ORACLE_BASE/../oraInventoryなどにOracleインベントリ・ディレクトリを作成します。たとえば、ORACLE_BASEが/opt/oracle/11に設定されている場合、Oracleインベントリ・ディレクトリは/opt/oracle/oraInventoryなどに作成されます。
OFA準拠パスも作成しておらず、ORACLE_BASEも設定していない場合、Oracleインベントリ・ディレクトリはインストールを実行するユーザーのホーム・ディレクトリに配置されます。次に例を示します。
/home/oracle/oraInventory
Oracle Universal Installerでは、指定したディレクトリが作成され、それに対する適切な所有者、グループおよび権限が設定されます。ディレクトリを作成する必要はありません。
|
注意:
|
Oracleホーム・ディレクトリは、特定のOracle製品用のソフトウェアをインストールするために選択するディレクトリです。異なるOracle製品、または同じOracle製品の異なるリリースは、個別のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。Oracle Universal Installerを実行すると、このディレクトリへのパスや識別名の指定を求めるプロンプトが表示されます。指定するディレクトリは、Oracleベース・ディレクトリのサブディレクトリである必要があります。Oracleホーム・ディレクトリには、次のようなパスを指定することをお薦めします。
oracle_base/product/11.1.0/db_1
Oracle Universal Installerは、指定したディレクトリ・パスをOracleベース・ディレクトリの下に作成します。また、適切な所有者、グループおよび権限も設定されます。このディレクトリを作成する必要はありません。
|
注意: インストール時には、事前定義済の権限が適用された既存のディレクトリを、Oracleホーム・ディレクトリとして指定しないでください。指定した場合、ファイルおよびグループの所有権のエラーによりインストールが失敗する可能性があります。 |
インストールを開始する前に、既存のOracleベース・ディレクトリを識別するか、必要に応じて作成する必要があります。この項の内容は、次のとおりです。
|
注意: システムに他のOracleベース・ディレクトリが存在する場合にも、Oracleベース・ディレクトリを作成するように選択できます。 |
既存のOracleベース・ディレクトリは、OFA(Optimal Flexible Architecture)ガイドラインに準拠するパスを持たない可能性があります。ただし、既存のOracleインベントリ・ディレクトリまたは既存のOracleホーム・ディレクトリを識別する場合、通常は次のようにOracleベース・ディレクトリを識別できます。
既存のOracleインベントリ・ディレクトリの識別。詳細は、「Oracleインベントリ・グループの作成」を参照してください。
|
注意: 新規インストールの場合、oraInventoryディレクトリをOracleベースの下に配置しないことをお薦めします。ただし、既存のインストールがある場合、この項の手順に従ってください。 |
次のコマンドを入力してoratabファイルの内容を表示します。
# more /etc/oratab
oratabファイルが存在する場合、次のような行が含まれます。
*:/u03/app/oracle/product/11.1.0/db_1:N *:/opt/orauser/infra_904:N *:/oracle/9.2.0:N
各行に指定されたディレクトリ・パスは、Oracleホーム・ディレクトリを示します。使用するOracleソフトウェア所有者のユーザー名が末尾に付いているディレクトリ・パスは、Oracleベース・ディレクトリとして有効な選択です。oracleユーザーを使用してソフトウェアをインストールする場合、前述の例でリストされている次のディレクトリのどちらかを選択できます。
/u03/app/oracle /oracle
|
注意: 可能であれば、最初のパス(/u03/app/oracle)のようなディレクトリ・パスを選択します。このパスは、OFAガイドラインに準拠しています。 |
既存のOracleベース・ディレクトリの識別
Oracleホーム・ディレクトリの位置を識別した後、次のコマンドを実行してOracleベースの位置を確認します。
cat inventory/ContentsXML/oraclehomeproperties.xml
このインストールに既存のOracleベース・ディレクトリの使用を決定する前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
このディレクトリがオペレーティング・システムとは異なるファイル・システム上にあること。
次のような場合に、十分な空きディスク領域があること。
| 要件 | 空きディスク領域 |
|---|---|
| Oracleベース・ディレクトリにソフトウェア・ファイルのみを格納する場合 | 最大3GB |
| Oracleベース・ディレクトリにソフトウェア・ファイルおよびデータベース・ファイルの両方を格納する場合(本番データベースは推奨外) | 最大5.4GB |
Oracleベース・ディレクトリがあるファイル・システムの空きディスク領域を確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -k oracle_base_path
続行する手順は、次のとおりです。
Oracleベース・ディレクトリが存在し、それを使用する場合は、「Oracle Databaseファイルおよびリカバリ・ファイルの記憶域オプションの選択」を参照してください。
この後の項でoracleユーザーの環境を構成する際に、ORACLE_BASE環境変数を設定して選択したディレクトリを指定します。
Oracleベース・ディレクトリがシステム上に存在しないか、Oracleベース・ディレクトリを作成する場合、次の項を参照してください。
Oracleベース・ディレクトリを作成する前に、十分な空きディスク領域を持つ適切なファイル・システムを識別する必要があります。
マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を判別するには、次のコマンドを使用します。
# df -k
表示から、適切な空き領域を持つファイル・システムを識別します。
識別するファイル・システムは、ローカル・ファイル・システム、クラスタ・ファイル・システムまたは認定済NASデバイス上のNFSファイル・システムのいずれかです。
指定したファイル・システム用のマウント・ポイント・ディレクトリの名前を書き留めます。
Oracleベース・ディレクトリを作成し、適切な所有者、グループ、および権限を指定する手順は、次のとおりです。
次のようなコマンドを入力し、識別したマウント・ポイント・ディレクトリに推奨サブディレクトリを作成し、それに対する適切な所有者、グループおよび権限を設定します。
# mkdir -p /mount_point/app
# chown -R oracle:oinstall /mount_point/app
# chmod -R 775 /mount_point/app/
次に例を示します。
# mkdir -p /u01/app
# chown -R oracle:oinstall /u01/app
# chmod -R 775 /u01/app/
この後の項でoracleユーザーの環境を構成する際に、ORACLE_BASE環境変数を設定して、作成したOracleベース・ディレクトリを指定します。
Oracle Databaseファイルには、データファイル、制御ファイル、REDOログ・ファイル、サーバー・パラメータ・ファイル、およびパスワード・ファイルが含まれます。すべてのインストールに対して、Oracle Databaseファイルに使用する記憶域オプションを選択する必要があります。インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル(フラッシュ・リカバリ領域)用に使用する記憶域オプションも選択する必要があります。各ファイル・タイプに、同じ記憶域オプションを使用する必要はありません。
|
注意: ファイル・システムおよび自動ストレージ管理には、データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルがサポートされています。 |
各ファイル・タイプに対して使用する記憶域オプションを選択するには、次のガイドラインを使用します。
各ファイル・タイプには、任意の組合せの記憶域オプションを選択できます。
データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルの記憶域オプションとして、自動ストレージ管理を選択することをお薦めします。
これらの記憶域オプションの詳細は、「データベース記憶域オプション」を参照してください。
インストールを開始する前にディスク記憶域を構成する方法については、選択するオプションに応じて次の各項を参照してください。
データベース記憶域またはリカバリ・ファイル記憶域にファイル・システムを使用する場合は、「Oracle Databaseファイルまたはリカバリ・ファイル用ディレクトリの作成」を参照してください。
データベース記憶域またはリカバリ・ファイル記憶域に自動ストレージ管理を使用する場合は、「自動ストレージ管理インストールのためのディスク・グループの準備」を参照してください。
ファイル・システムにOracle Databaseファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。
Oracle Universal Installerにより提示されるデータベース・ファイル・ディレクトリのデフォルト・パスは、Oracleベース・ディレクトリのサブディレクトリです。
データベース・ファイルの格納には、単一のファイル・システムまたは複数のファイル・システムのどちらでも選択できます。
単一のファイル・システムを使用する場合は、データベース専用の物理デバイス上でファイル・システムを選択してください。
最適のパフォーマンスと信頼性を得るには、複数の物理デバイス上でRAIDデバイスまたは論理ボリュームを選択して、Stripe-And-Mirror-Everything(SAME)方法論を実装します。
複数のファイル・システムを使用する場合は、データベース専用の個別物理デバイス上でファイル・システムを選択します。
この方法を使用すると、様々なデバイスに物理入出力操作を分散させ、個別の制御ファイルを作成して信頼性を高めることができます。これにより、付録D「Optimal Flexible Architecture」で説明されているOFAガイドラインを完全に実装することもできます。この方法を実装するには、インストール時に「詳細」データベース作成オプションまたは「カスタム」インストール・タイプを選択する必要があります。
インストール時に事前構成済データベースを作成する場合は、選択するファイル・システム(複数も可)に1.5GB以上の空きディスク領域が必要です。
最適なパフォーマンスを得る場合は、データベース専用の物理デバイス上にあるファイルシステムを選択する必要があります。
oracleユーザーが指定したパスにファイルを作成するには、書込み権限が必要です。
|
注意: この手順を行う必要があるのは、個別のファイル・システム上のOracle Databaseファイルまたはリカバリ・ファイルをOracleベース・ディレクトリに格納する場合のみです。 |
個別のファイル・システム上のOracleデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルのディレクトリをOracleベース・ディレクトリに作成する手順は、次のとおりです。
マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を判別するには、次のコマンドを使用します。
# df -k
表示される内容から、使用するファイルシステムを識別します。
| ファイル・タイプ | ファイルシステム要件 |
|---|---|
| データベース・ファイル | 次のいずれかを選択します。
|
| リカバリ・ファイル | 2.4GB以上の空きディスク領域を持つファイル・システムを選択します。 |
複数のファイル・タイプに対して同じファイル・システムを使用している場合は、各タイプに必要なディスク領域の量を加算して、必要なディスク領域の合計量を確認します。
指定したファイル・システム用のマウント・ポイント・ディレクトリの名前を書き留めます。
次のようなコマンドを入力し、マウント・ポイント・ディレクトリごとに推奨サブディレクトリを作成し、それに対する適切な所有者、グループおよび権限を設定します。
データベース・ファイル・ディレクトリ:
# mkdir /mount_point/oradata
# chown oracle:oinstall /mount_point/oradata
# chmod 775 /mount_point/oradata
データベース・ファイル・ディレクトリのデフォルトの位置は、$ORACLE_BASE/oradataです。
リカバリ・ファイル・ディレクトリ(フラッシュ・リカバリ領域):
# mkdir /mount_point/flash_recovery_area
# chown oracle:oinstall /mount_point/flash_recovery_area
# chmod 775 /mount_point/flash_recovery_area
デフォルトのフラッシュ・リカバリ領域は、$ORACLE_BASE/flash_recovery_areaです。ただし、フラッシュ・リカバリ領域は、データベース・ファイル・ディレクトリのディスクとは個別の物理ディスク上に保持することをお薦めします。これにより、oradataを含むディスクがなんらかの理由で使用できない場合に、フラッシュ・リカバリ領域を使用してデータを抽出できます。
記憶域に自動ストレージ管理も使用する場合は、次の項を参照してください。
「自動ストレージ管理インストールのためのディスク・グループの準備」
あるいは、「既存のOracleプロセスの停止」を参照してください。
この項では、自動ストレージ管理で使用するディスクの構成方法について説明します。ディスクを構成する前に、必要なディスク数および空きディスク領域量を確認する必要があります。次の項では、要件の指定方法および各プラットフォームでのディスクの構成方法について説明します。
自動ストレージ管理を構成するための一般的な手順は、次のとおりです。
サイトの記憶域要件を識別します。
必要に応じて、既存の自動ストレージ管理ディスク・グループを使用します。
自動ストレージ管理ディスク・グループを作成する場合は、DASまたはSANディスク用のパーティションを作成します。
次のいずれかの方法で自動ストレージ管理構成を完了します。
対話モードでOracle Databaseをインストールする場合、Oracle Universal Installerでは、インストール中に自動ストレージ管理用ディスクの構成情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。
非対話モードでOracle Databaseをインストールする場合は、インストールを実行する前にディスクを手動で構成する必要があります。
自動ストレージ管理を使用するための記憶域要件を指定するには、必要なデバイス数および空きディスク領域量を確認する必要があります。この作業を行う手順は、次のとおりです。
Oracle Databaseファイル、リカバリ・ファイル、またはその両方に自動ストレージ管理を使用するかどうかを判断します。
|
注意: データファイルとリカバリ・ファイルに同じ記憶域メカニズムを使用する必要はありません。一方のファイル・タイプにファイル・システムを使用し、もう一方に自動ストレージ管理を使用できます。データファイルとリカバリ・ファイルの両方に自動ストレージ管理を使用する場合は、データファイル用とリカバリ・ファイル用に個別の自動ストレージ管理ディスク・グループを作成してください。 |
インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、フラッシュ・リカバリ領域に自動ストレージ管理ディスク・グループを指定して、リカバリ・ファイルの記憶域メカニズムとして自動ストレージ管理を選択できます。インストール時のデータベース作成方法の選択により、次のオプションがあります。
対話モードでOracle Database Configuration Assistantを実行するインストール方法(たとえば、「詳細」データベース構成オプション)を選択すると、データベース・ファイルとリカバリ・ファイルに同じ自動ストレージ管理ディスク・グループを使用するかどうかを決定できます。あるいは、各ファイル・タイプに対して異なるディスク・グループを選択できます。可能な場合は、データファイル用とリカバリ・ファイル用に個別の自動ストレージ管理ディスク・グループを作成する必要があります。
Oracle Database Configuration Assistantを使用してインストール後にデータベースを作成する場合、同じ選択ができます。
非対話モードでOracle Database Configuration Assistantを実行するインストール・タイプを選択する場合、データファイルとリカバリ・ファイルに同一の自動ストレージ管理ディスク・グループを使用する必要があります。
作成する自動ストレージ管理ディスク・グループごとに、使用する自動ストレージ管理の冗長性レベルを選択します。
自動ストレージ管理ディスク・グループに冗長性レベルを選択すると、ディスク・グループにおける自動ストレージ管理によるファイルのミラー化方法および必要なディスク数とディスク領域の量を次のように判別できます。
外部冗長性
外部冗長性ディスク・グループには、1つ以上のディスク・デバイスが必要です。外部冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計です。
このオプションでは、自動ストレージ管理によるディスク・グループの内容のミラー化は許可されません。この冗長性レベルの選択が推奨されるのは、RAIDデバイスなどそれ自体がデータ保護を提供するデバイスがディスク・グループに含まれる場合、またはデータベースが割込みなしのデータ・アクセスを必要としない場合です。
標準冗長性
標準冗長性ディスク・グループでは、パフォーマンスおよび信頼性を改善するために、自動ストレージ管理により2方向ミラー化がデフォルトで使用されます。標準冗長性ディスク・グループには、2つ以上のディスク・デバイス(または2つ以上の障害グループ)が必要です。標準冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計の半分です。
Oracleでは、ほとんどのインストールに標準冗長性ディスク・グループの使用をお薦めします。
高冗長性
ディスク・グループの内容は、デフォルトで3方向にミラー化されます。高冗長性ディスク・グループを作成するには、3つ以上の障害グループ(3つ以上のデバイス)を指定する必要があります。
高冗長性ディスク・グループでは最高水準のデータ保護が提供されますが、この冗長性レベルの使用を決定する前に、追加するストレージ・デバイスによりコストが高くなることを考慮する必要があります。
データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルに必要なディスク領域の合計量を判別します。
自動ストレージ管理インスタンスがシステム上にすでに実行されている場合、これらの領域要件を満たすように既存のディスク・グループを使用できます。必要に応じて、インストール時にディスクを既存のディスク・グループに追加できます。
次の表を使用して、インストールに必要な最小ディスク数と最小ディスク領域を判別します。
| 冗長性レベル | 最小ディスク数 | データファイル | リカバリ・ファイル | 両方のファイル・タイプ |
|---|---|---|---|---|
| 外部 | 1 | 1.15GB | 2.3GB | 3.45GB |
| 標準 | 2 | 2.3GB | 4.6GB | 6.9GB |
| 高 | 3 | 3.45GB | 6.9GB | 10.35GB |
次の手順では、既存のディスク・グループの識別方法およびディスク・グループに含まれる空きディスク領域の判別方法を説明します。
自動ストレージ管理ディスク・グループ・デバイスに対する障害グループを判別します。
|
注意: この手順は、対話モードでOracle Database Configuration Assistantを実行するインストール方法を使用する場合にのみ行う必要があります。たとえば、「カスタム」インストール・タイプまたは「詳細」データベース構成オプションを選択する場合です。他のインストール・タイプでは、障害グループは指定できません。 |
標準冗長性ディスク・グループまたは高冗長性ディスク・グループを使用する場合、ディスク・デバイスのセットをカスタム障害グループに関連付けることにより、ハードウェア障害に対するデータベースの保護を強化できます。デフォルトでは、デバイスごとに障害グループが構成されます。しかし、標準冗長性ディスク・グループの2つのディスク・デバイスが同じSCSIコントローラに接続されている場合、コントローラに障害が発生するとディスク・グループは使用できなくなります。この例のコントローラは、シングル・ポイント障害です。
このような障害を回避するために、2つのSCSIコントローラ(それぞれが2つのディスクを持つ)を使用し、各コントローラに接続するディスクに対して障害グループを定義できます。この構成では、ディスク・グループによる1つのSCSIコントローラの障害の許容が可能になります。
|
注意: カスタム障害グループを定義する場合、標準冗長性ディスク・グループに対して2つ以上の障害グループ、および高冗長性ディスク・グループに対して3つ以上の障害グループを指定する必要があります。 |
システムに適切なディスク・グループが存在しないことが確実な場合、適切なディスク・デバイスをインストールまたは指定して、新しいディスク・グループに追加します。適切なディスク・デバイスを指定する場合は、次のガイドラインを適用します。
自動ストレージ管理ディスク・グループのすべてのデバイスは、同じサイズである必要があり、また、同じパフォーマンス特性を持つ必要があります。
複数のパーティションを単一の物理ディスクにディスク・グループ・デバイスとして指定しないでください。自動ストレージ管理では、各ディスク・グループ・デバイスをそれぞれ個別の物理ディスクに配置するよう求められます。
論理ボリュームを自動ストレージ・マネージャにデバイスとして使用することはお薦めしません。これは、論理ボリュームでは物理ディスク・アーキテクチャを非表示にでき、自動ストレージ・マネージャにより物理デバイス全体のI/Oが最適化されるのが防止されるためです。
|
注意: これはオプションの手順です。 |
既存の自動ストレージ管理ディスク・グループにデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルのいずれかを格納する場合、選択するインストール方法に応じて次の選択肢があります。
対話モードでOracle Database Configuration Assistantを実行する場合(たとえば「詳細」データベース構成オプションを選択して)、ディスク・グループを作成するか、既存のディスク・グループを使用するかを決定できます。
Oracle Database Configuration Assistantを使用してインストール後にデータベースを作成する場合、同じ選択ができます。
非対話モードでOracle Database Configuration Assistantを実行するインストール方法を選択する場合、既存のディスク・グループを新規データベースに選択する必要があります。ディスク・グループは作成できません。ただし、要件の空き領域が不十分な場合には、既存のディスク・グループにディスク・デバイスを追加できます。
|
注意: 既存のディスク・グループを管理する自動ストレージ管理インスタンスは、異なるOracleホーム・ディレクトリで実行できます。 |
既存の自動ストレージ管理ディスク・グループが存在するかどうか、またはディスク・グループ内に十分なディスク領域があるかどうかを判別するには、Oracle Enterprise Manager Grid ControlまたはDatabase Controlを使用できます。あるいは、次の手順を使用できます。
oratabファイルの内容を表示して、自動ストレージ管理インスタンスがシステム上で構成されているかどうかを判断します。
# more /etc/oratab
自動ストレージ管理インスタンスがシステム上に構成されている場合、oratabファイルには次のような行が含まれます。
+ASM:oracle_home_path:N
この例で、+ASMは自動ストレージ管理インスタンスのシステム識別子(SID)、oracle_home_pathはインストールされているOracleホーム・ディレクトリです。表記規則では、自動ストレージ管理インスタンスのSIDはプラス記号で始まります。
シェル・プロンプトを開き、ORACLE_SIDおよびORACLE_HOME環境変数を一時的に設定し、使用する自動ストレージ管理インスタンスに適切な値を指定します。
たとえば、自動ストレージ管理のSIDがOraDB11g+ASMという名前で、ORACLE_BASEディレクトリのasmサブディレクトリにある場合、次のコマンドを入力して必要な設定を作成します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ ORACLE_SID=OraDB11g+ASM $ export ORACLE_SID $ ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.1.0/asm $ export ORACLE_HOME
Cシェルの場合:
% setenv ORACLE_SID OraDB11g+ASM % setenv ORACLE_HOME /u01/app/oracle/product/11.1.0/asm
SQL*Plusを使用して、SYSASM権限を持つSYSユーザーとして自動ストレージ管理インスタンスに接続し、必要に応じてインスタンスを起動します。
# $ORACLE_HOME/bin/sqlplus
SQL> CONNECT SYS as SYSASM
Enter password: SYS_password
SQL> STARTUP
次のコマンドを入力して、既存のディスク・グループ、そのディスク・グループの冗長性レベルおよび各グループの空きディスク領域を表示します。
SQL> SELECT NAME,TYPE,TOTAL_MB,FREE_MB FROM V$ASM_DISKGROUP;
この出力から、ディスク・グループと適切な冗長性レベルを識別し、含まれる空き領域を書き留めます。
前述の項で記述した記憶域の要件を満たすために、必要に応じて追加のディスク・デバイスをインストールまたは指定します。
自動ストレージ管理にDASまたはSANディスクを使用するには、そのディスクにパーティション表が必要です。ディスクごとに、全体を含むパーティションを1つのみ作成することをお薦めします。
Oracleが提供する自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバを使用して、自動ストレージ管理で使用するディスク・デバイスの構成および管理を簡素化できます。自動ストレージ管理用に構成されているディスクを、候補ディスクと呼びます。
データベース記憶域に自動ストレージ管理を使用する場合、自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ(ASMLIB)および関連ユーティリティをインストールし、それらを使用して自動ストレージ管理ディスク・グループに組み込むデバイスを構成することをお薦めします。
|
注意: 自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバを使用したディスクの構成を選択した場合、デフォルトのディスク検出文字列をORCL:*に変更する必要があります。これらのディスクは、ディスク文字列がORCL:*に設定されている場合、または空("")になっている場合に検出されます。 |
自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバを使用して自動ストレージ管理デバイスを構成するには、次のタスクを実行します。
自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ・ソフトウェアのインストールおよび構成
自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ・ソフトウェアをインストールおよび構成する手順は、次のとおりです。
次のコマンドを入力し、システムのカーネル・バージョンおよびアーキテクチャを確認します。
# uname -rm
必要に応じて、Oracle Technology Network Webサイトから必要な自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ・パッケージをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technology/tech/linux/asmlib/index.html
|
注意: 一部のカーネル・バージョンの自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ・パッケージは、Oracle Databaseインストール・メディアのdatabase/RPMS/asmlibディレクトリから使用可能です。ただし、Oracle Technology Network Webサイトで最新のパッケージの有無を確認することをお薦めします。 |
次のパッケージをインストールする必要があります。versionは自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバのバージョン、archはシステム・アーキテクチャ、kernelは使用しているカーネルのバージョンです。
oracleasm-support-version.arch.rpm oracleasm-kernel-version.arch.rpm oracleasmlib-version.arch.rpm
次のようなコマンドを入力してパッケージをインストールします。
# sudo rpm -Uvh oracleasm-support-version.arch.rpm \ oracleasm-kernel-version.arch.rpm \ oracleasmlib-version.arch.rpm
たとえば、x86システム上でRed Hat Enterprise Linux AS 5.0エンタープライズ・カーネルを使用する場合、次のようなコマンドを入力します。
# sudo rpm -Uvh oracleasm-support-1.0.0-1.i386.rpm \
oracleasm-2.6.9-e-enterprise-1.0.0-1.i686.rpm \
oracleasmlib-1.0.0-1.i386.rpm
次のようなコマンドを入力し、このインストールに使用するOracleソフトウェア所有者ユーザーのUID(通常はoracle)、およびOSASMグループのGID(通常はasm)を判別します。
# id oracle
次のコマンドを入力し、configureオプションを使用してoracleasm初期化スクリプトを実行します。
# /etc/init.d/oracleasm configure
スクリプトによって表示されるプロンプトに応じて、次の情報を入力します。
| プロンプト | 提示する応答 |
|---|---|
| ドライバ・インタフェースを所有するデフォルトのUID: | Oracleソフトウェア所有者ユーザーのUID(oracle)を指定 |
| ドライバ・インタフェースを所有するデフォルトのGID: | OSASMグループのGID(asm)を指定 |
| Oracle自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバの起動(y/n): | yを入力して、システムの起動時に、Oracle自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバを起動 |
自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバを使用するためのディスク・デバイスの構成
自動ストレージ管理ディスク・グループで使用するディスク・デバイスを構成する手順は、次のとおりです。
自動ストレージ管理ディスク・グループでIDE、SCSIまたはRAIDデバイスを使用する場合、次のようにします。
必要に応じて、ディスク・グループに使用するディスク・デバイスをインストールまたは構成し、システムを再起動します。
使用するディスクのデバイス名を識別するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/fdisk -l
ディスクのタイプに応じて、次のようにデバイス名が異なる場合があります。
ディスク・グループにデバイスを含めるには、ドライブ全体のデバイス名を指定する方法と、パーティションのデバイス名を指定する方法があります。
|
注意: 使用する各ディスク上で、ディスク全体のパーティションを1つ作成することをお薦めします。 |
fdiskまたはpartedを使用して、使用するディスク・デバイス上でディスク全体のパーティションを1つ作成します。
次のようなコマンドを入力し、ディスクを自動ストレージ管理ディスクとしてマークします。
# /etc/init.d/oracleasm createdisk DISK1 /dev/sdb1
この例で、DISK1はディスクに割り当てる名前です。
|
注意:
|
自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバおよびディスクの管理
自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバおよびディスクを管理するには、次のオプションを指定してoracleasm初期化スクリプトを使用します。
| オプション | 説明 |
|---|---|
configure |
configureオプションを使用して、自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバを必要に応じて再構成します。
# /etc/init.d/oracleasm configure |
enable disable |
disableおよびenableオプションを使用して、システム起動時の自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバの動作を変更します。enableオプションを使用すると、システム起動時に自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバがロードされます。
# /etc/init.d/oracleasm enable |
start stop restart |
start、stop、およびrestartオプションを使用して、システムを再起動せずに自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバをロードまたはアンロードします。
# /etc/init.d/oracleasm restart |
createdisk |
creatediskオプションを使用して、自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバとともに使用するディスク・デバイスをマークし、それに名前を付けます。
# /etc/init.d/oracleasm createdisk DISKNAME devicename |
deletedisk |
deletediskオプションを使用して、名前の付いたディスク・デバイスのマークを削除します。
# /etc/init.d/oracleasm deletedisk DISKNAME
注意: このコマンドを使用して、自動ストレージ管理ディスク・グループが使用中のディスクのマークを削除しないでください。マークを削除する前に、自動ストレージ管理ディスク・グループからディスクを削除する必要があります。 |
querydisk |
querydiskオプションを使用して、ディスク・デバイスまたはディスク名が自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバにより使用されているかどうかを判別します。
# /etc/init.d/oracleasm querydisk {DISKNAME │ devicename}
|
listdisks |
listdisksオプションを使用して、マークされた自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ・ディスクのディスク名をリストします。
# /etc/init.d/oracleasm listdisks |
scandisks |
scandisksオプションを使用して、クラスタ・ノードを有効にして他のノードで自動ストレージ管理ライブラリ・ドライバ・ディスクとしてマークされている共有ディスクを識別します。
# /etc/init.d/oracleasm scandisks |
O_DIRECTパラメータを指定すると、カーネルのオーバーヘッドを回避しながらブロック・デバイスを直接読取りおよび書込みできます。Oracle Databaseリリース10.2以降では、Oracle Databaseファイルが直接入力および出力を使用するようにデフォルトで構成されています。
Red Hat Enterprise Linuxのカーネル2. 6以降、Oracle Enterprise LinuxおよびSUSE Enterprise Serverの場合、権限ファイルを作成してOracle Databaseファイルの権限を保持する必要があります。権限ファイルを作成しないと、ディスク・デバイスに対する権限がデフォルト値であるroot:diskに戻り、Oracleデータベースが起動に失敗します。次の手順を使用して、権限ファイル番号を設定します。
Asianux 2、Red Hat Enterprise Linux 4およびOracle Enterprise Linux 4では、50よりも小さな権限ファイル番号を作成する必要があります。
Asianux 3、Red Hat Enterprise Linux 5、Oracle Enterprise Linux 5またはSUSE Enterprise Linux 10では、50よりも大きな権限ファイル番号を作成する必要があります。
ディスク・デバイス用の権限ファイルを構成するには、次の作業を実行します。
|
関連項目: 共有ストレージ・デバイス上にあるOracleデータベース・ファイル用のストレージ構成の詳細は、Oracle Clusterwareのインストレーション・ガイドを参照してください。 |
Udev権限ファイルの作成例oinstallグループ・メンバーにブロック・デバイスへの書込み権限を与える権限ファイルを作成する手順は、次のとおりです。
rootとしてログインします。
/etc/udev/permissions.dディレクトリを次のように変更します。
# cd /etc/udev/permissions.d
viなどのテキスト・エディタを起動します。device[partitions]:root:oinstall:0640という構文を使用して、データファイルや投票ディスク・ファイルを格納するパーティションの情報を入力します。データファイルは個別の物理ディスクに格納することをお薦めします。たとえば、sdaおよびsdb上にデータファイルを格納するためにSCSIディスクへのアクセス権限をoinstallメンバーに付与し、sdF、sdGおよびsdE上に投票ディスクを格納するための権限をOracle Database所有者に付与するには、ファイルに次の情報を追加します。
バイナリ・ファイル
sdb:oracle:oinstall:0640 sdc:oracle:oinstall:0640 sda:oracle:oinstall:0640
データファイル/フラッシュ・リカバリ・ファイル
sdE:oracle:oinstall:0640 sdF:oracle:oinstall:0640sdG:oracle:oinstall:0640
Red HatおよびOracle Enterprise Linux 4システム上では49-oracle.permissionsとして、SUSE Linux Enterprise Server 10システム上では51-oracle.permissionsとしてファイルを保存します。
次のコマンドを使用して、udevファイル内でデバイスに対して権限を割り当てます。
# /sbin/udevstart
ブロック・デバイス上にOracle Databaseファイル用のパーティションを作成する手順は、次のとおりです。
rootとしてログインします。
fdiskコマンドを入力して、特定のストレージ・ディスクをフォーマットします。たとえば、/sbin/fdisk /dev/sdbなどです。
データファイル用および投票ディスク・パーティション用に、パーティションを作成して、サイズを280MBに設定します。
次のようなコマンドを使用して、共有ストレージ・デバイスのカーネル・パーティション表を更新します。
/sbin/partprobe diskpath
データファイル用の共有ストレージ・ブロック・ディスク・デバイス上に、fdiskを使用してパーティションを1つ作成する方法の例を次に示します。
$ sudo sh Password: # /sbin/fdisk /dev/sdb The number of cylinders for this disk is set to 1024. Command (m for help): n Command action e extended P primary partition (1-4) p Partition number (1-4): 1 First cylinder (1-1024, default 1): Using default value 1 Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-4462, default 1) Using default value 1 Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-1024, default 4462): using default value 4462 Command (m for help):w The partition table has been altered! Calling ioctl () to re-read partition table. Synching disks. # exit $ ssh remotenode Last login Wed Feb 21 20:23:01 from localnode $ sudo sh Password: # /sbin/partprobe /dev/sdb1
|
注意: Oracle Database 11g製品を既存のOracleホームに追加でインストールする場合、Oracleホームで実行中のすべての処理を停止します。Oracle Universal Installerを有効にして特定の実行可能ファイルおよびライブラリを再リンクするには、この作業を完了する必要があります。 |
インストール時にデータベースの作成を選択すると、ほとんどのインストール・タイプではTCP/IPポート1521とIPCキー値EXTPROCを使用して、デフォルトのOracle Netリスナーが構成および起動されます。しかし、既存のOracle Netリスナー・プロセスが同じポートまたはキー値を使用している場合には、Oracle Universal Installerは新しいリスナーを構成できますが、起動することはできません。新しいリスナー・プロセスがインストール時に確実に起動されるようにするには、Oracle Universal Installerを起動する前にすべての既存のリスナーを停止する必要があります。
既存のリスナー・プロセスが実行中かどうかを判別し、必要に応じてそれを停止する手順は、次のとおりです。
ユーザーをoracleに切り替えます。
# su - oracle
次のコマンドを入力し、リスナー・プロセスが実行中かどうかを判別し、プロセスの名前とそれがインストールされているOracleホーム・ディレクトリを識別します。
$ ps -ef │ grep tnslsnr
このコマンドを実行すると、システム上で実行中のOracle Netリスナーに関する情報が表示されます。
... oracle_home1/bin/tnslsnr LISTENER -inherit
この例で、oracle_home1は、リスナーがインストールされているOracleホーム・ディレクトリ、LISTENERはリスナー名です。
ORACLE_HOME環境変数を設定し、リスナー用の適切なOracleホーム・ディレクトリを指定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ ORACLE_HOME=oracle_home1
$ export ORACLE_HOME
Cまたはtcshシェルの場合:
% setenv ORACLE_HOME oracle_home1
次のコマンドを入力し、リスナーが使用しているTCP/IPポート番号およびIPCキー値を識別します。
$ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl status listenername
|
注意: リスナーがデフォルト名LISTENERを使用する場合、このコマンドでリスナー名を指定する必要はありません。 |
次のようなコマンドを入力し、リスナー・プロセスを停止します。
$ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop listenername
この手順を繰り返して、このシステムで実行中のリスナーをすべて停止します。
Oracle Universal Installerはoracleアカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracleユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。
oracleユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。
たとえば、Xターミナル(xterm)など、新規ターミナル・セッションを開始します。
次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.example.com
ソフトウェアをインストールするシステムにまだログインしていない場合は、そのシステムにoracleユーザーとしてログインします。
oracleユーザーとしてログインしていない場合は、ユーザーをoracleに切り替えます。
$ su - oracle
oracleユーザーのデフォルトのシェルを判別するには、次のコマンドを入力します。
$ echo $SHELL
シェル起動スクリプトを実行するには、次のいずれかのコマンドを入力します。
Bashシェルの場合:
$ . ./.bash_profile
BourneまたはKornシェルの場合:
$ . ./.profile
Cシェルの場合:
% source ./.login
ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・コンピュータで次のコマンドを実行して、DISPLAY変数を設定します。
Bourne、BashまたはKornシェルの場合:
$ export DISPLAY=local_host:0.0
Cシェルの場合:
% setenv DISPLAY local_host:0.0
この例で、local_hostは、Oracle Universal Installerの表示に使用するローカル・コンピュータのホスト名またはIPアドレスです。
リモート・コンピュータで次のコマンドを実行して、シェルおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されているかどうかをチェックします。
echo $SHELL echo $DISPLAY
今度は、Xアプリケーションを有効にするため、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。
$ xhost + fully_qualified_remote_host_name
Xアプリケーションの表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclockなど)を実行します。
$ xclock_path
この例では、xclock_pathがディレクトリ・パスです。たとえば、xclockは/usr/X11R6/bin/xclocksにあります。DISPLAY変数が正しく設定されていれば、xclockがコンピュータ画面に表示されます。
|
関連項目: 追加の情報は、PC-X Serverまたはオペレーティング・システム・ベンダーのドキュメントを参照してください。 |
/tmpディレクトリの空きディスク領域が400MBに満たないことが確認された場合は、400MB以上の空き領域があるファイル・システムを識別し、このファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。
マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を判別するには、次のコマンドを使用します。
# df -k /tmp
必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。
$ sudo mkdir /mount_point/tmp $ sudo chmod a+wr /mount_point/tmp # exit
次のようなコマンドを入力し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ TMP=/mount_point/tmp $ TMPDIR=/mount_point/tmp $ export TMP TMPDIR
Cシェルの場合:
% setenv TMP /mount_point/tmp % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
次のようなコマンドを入力し、ORACLE_BASEおよびORACLE_SID環境変数を設定します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle $ ORACLE_SID=sales $ export ORACLE_BASE ORACLE_SID
Cシェルの場合:
% setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle % setenv ORACLE_SID sales
これらの例で、/u01/app/oracleは前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリ、salesはデータベースの呼び名(通常は5文字以内)です。
次のコマンドを入力し、ORACLE_HOMEおよびTNS_ADMIN環境変数が設定されていないことを確認します。
Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:
$ unset ORACLE_HOME $ unset TNS_ADMIN
Cシェルの場合:
% unsetenv ORACLE_HOME % unsetenv TNS_ADMIN
|
注意: ORACLE_HOME環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその環境変数でOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定されている値を使用します。ただし、ORACLE_BASE環境変数をユーザーが設定する場合は、ORACLE_HOME環境変数を設定せずに、Oracle Universal Installerから提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。 |