| Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド 11gリリース1(11.1)for Linux and UNIX Systems E05832-04 |
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Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)のほとんどのインストール・エラーは、Oracle Universal Installerを起動する前に必要なすべての手順を完了していないことが原因です。
この章は、Oracle RACのインストールを実行するための準備として、システム管理者およびストレージ管理者と協力してOracle Clusterwareのインストール計画作業を調整するデータベース管理者を対象にしています。
この章の内容は次のとおりです。
この項では、Oracle ClusterwareおよびOracle RACのインストールを開始する前に実行することを推奨する作業のリストを示します。システム管理者、ストレージ管理者、ネットワーク管理者、データベース管理者、およびソフトウェアとハードウェアのサード・パーティ・ベンダーからなる大規模なプロジェクト・チームが存在するTier IVデータ・センターに属する場合も、1人のプロジェクト・チームの場合も、インストールを円滑に進めるには計画は重要です。
ここでは、ハードウェアのサイジングまたは容量計画を決定する方法については説明しません。Oracle ClusterwareおよびOracle RACでは、テスト目的、またはワークロードの増加に対応するために、必要に応じてノードおよびインスタンスを追加できます。
インストールの計画時に、次の手順を確認して実行します。
既存のハードウェアにOracle Database 11gリリース1(11.1)をインストールするかどうかを決定したり、インストールのためにどのようなサーバーおよびストレージ・ハードウェアを購入するかを決定する前に、OracleMetaLink(https://metalink.oracle.com)にログオンして、「Certify」タブをクリックします。インストール先のオペレーティング・システム・プラットフォームに関してOracle RACの「Certification Matrix」を確認して、ご使用のハードウェア構成がOracle Clusterwareおよび(インストールする場合は)Oracle RACでサポートされていることを確認します。サポートされているハードウェア・オプションに関するガイダンスを受けて、購入の参考にすることができます。
今回のリリースの時点では、次のURLを参照して、「Certification Matrix」に直接アクセスすることもできます。
http://www.oracle.com/technology/support/metalink/index.html
「Certify」ページでは、サポートされている特定のハードウェア構成に加えて、サポートとパッチについての情報、およびOracle ClusterwareまたはOracle ClusterwareとともにOracle RAC 11gリリース1(11.1)をインストールする方法に関する一般的なアドバイスが提供されます。これには、ベンダー・クラスタウェアや他の構成の問題についての重要な情報が含まれます。
OracleMetaLinkアカウントを持っていない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
また、オラクル社のWebサイト(http://www.oracle.com)を参照して、特定の実装シナリオの計画、ベスト・プラクティスおよびインストール計画に役立つ他の情報に関する追加リソースを入手できます。特に、次のWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/database/clustering/index.html
Oracle Technology Network(OTN)では、容量計画、様々なNFSプラットフォームでのベスト・プラクティス、拡張クラスタ・デプロイメントなど、このマニュアルには記載されていないデプロイメント・オプションについてのホワイト・ペーパーを参照できます。次のWebサイトで、参照可能なホワイト・ペーパーを確認できます。
http://www.oracle.com/technology/products/database/clustering/index.html
Oracle ClusterwareまたはOracle RACをインストールするすべてのユーザーは、クラスタ検証ユーティリティを使用して、クラスタでインストールを正常に実行する準備ができていることを確認する必要があります。
クラスタ検証ユーティリティは、インストール、パッチ更新または他のシステム変更の準備でシステム検証を実行するために提供されています。クラスタ検証ユーティリティを使用すると、インストール、更新またはパッチの適用を正常に実行できるように、システム管理者、ストレージ管理者およびデータベース管理者がそれぞれ必要なシステム構成およびインストール前の手順を完了したことを確認できます。
ベンダーがハードウェアまたはオペレーティング・システムの構成手順をかわりに実行している場合、作業後にクラスタ検証ユーティリティでクラスタに対して該当する確認を行うように、ベンダーに依頼します。これによって、システムが正しく構成されていることを確認できます。
データベース管理者は、「CVUを使用したOracle RACインストールのクラスタ準備状況の確認」を参照して、Oracle RACのインストールを開始する前に、システムでインストールの準備ができたことを確認します。
既存のOracleインストールが存在する場合、バージョン番号、パッチおよび他の構成情報を書き留めて、既存のインストールのためのアップグレード手順を確認します。インストールに進む前にアップグレードに関するOracleドキュメントを参照して、手順を決定します。
アップグレード前、アップグレード後、互換性および相互運用性に関する最新の更新およびベスト・プラクティスについては、「Oracle Upgrade Companion」を参照してください。 次のOracleMetaLinkのNote 466181.1には、「Oracle Upgrade Companion」のWebサイトへのリンクがあります。
アップグレードを行う場合は、次の点に注意してください。
1つのクラスタで一度に実行できるOracle Clusterwareのバージョンは、1つのみです。クラスタで実行するソフトウェア(Oracle Clusterware、Oracle Database、Oracle RACおよび自動ストレージ管理)は、最新のリリースである必要があります。
クラスタでは、Oracle Database 11gリリース1(11.1)以上の複数のOracleホームを使用できます。ただし、これらのホームのOracle RACデータベース・ソフトウェアのバージョンは、インストールされているOracle Clusterwareのバージョン以下である必要があります。実行しているOracle Clusterwareのバージョンより後にリリースされたOracle DatabaseのバージョンをOracle Clusterwareで使用することはできません。
次に例を示します。
Oracle Clusterware 11gリリース1をクラスタウェアとしてインストールしている場合、あるノードでOracle Database 10gリリース1のシングル・インスタンスのデータベースを実行し、同時に別のOracle RAC 10gリリース1、リリース2およびOracle RAC 11gリリース1のデータベースをクラスタで実行できます。
ただし、クラスタにOracle Clusterware 10gリリース2をインストールして、Oracle RAC 11gをインストールすることはできません。
任意のバージョンの自動ストレージ管理をインストールできますが、クラスタで実行できるASMインストールは1つのみです。
自動ストレージ管理(ASM)では、異なるバージョンに対して上位互換性と下位互換性の両方があります。ただし、ソフトウェアのバージョンが混在していると、ASMの機能は、インストールされているソフトウェアのうちでサポートしている最も低いバージョンまで低下することに注意してください。
たとえば、Oracle Clusterware 11gとともにASMをインストールし、インストールされている既存のOracle Databaseリリース10.2.0.3をサポートするためにそのASMを使用する場合、リリース10.2で使用できるASMの機能のみを使用できます。
リリース10.1.0.6および10.2.0.3以上では、Database Upgrade Assistant(DBUA)を使用して、Oracle RACでパッチ・セットをアップグレードできます。また、DBUAを使用して、Oracle RACをメジャー・リリース間でアップグレードできます(10.1から10.2、10.2から11gなど)。
Oracle Clusterwareリリース10.2からOracle Clusterwareリリース11gにアップグレードする場合、まず10.2.0.3以上のパッチ・セットを適用する必要があります。
アップグレード中に、Oracle ASMまたはOracle Databaseホームの所有者を変更することはできません。既存のOracle ASMまたはOracle Databaseホームを所有しているOracleソフトウェア所有者を使用する必要があります。
他のシステム変更の場合と同様に、既存のデータベースをバックアップしてから新しいソフトウェアのインストールを試行します。
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参照: 『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』 |
英語以外の言語をサポートするインストールを開始する前に、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。
次の点に注意してください。
データベース・キャラクタ・セットとしてUnicode AL32UTF8を使用することをお薦めします。
Unicodeは、現在世界中で使用されているほとんどの言語をサポートする汎用キャラクタ・セットです。また、多くの歴史的な文字(アルファベット)もサポートされています。Unicodeは、Java、XML、XHTML、ECMAScript、LDAPなど、多くのテクノロジのネイティブ文字コードです。Unicodeは、インターネットおよび世界的な経済活動をサポートするデータベースに最適のキャラクタ・セットです。
オペレーティング・システム・セッションのロケール設定によって、ユーザー・インタフェースの言語、およびOracle Universal Installer、Oracle Net Configuration Assistant、Database Configuration Assistantなどのコンポーネントのグローバリゼーションに関する動作が決定されます。また、Oracle JDBCドライバを介してユーザー・アプリケーションによって作成されたOracle Databaseセッションで、グローバリゼーションに関する動作が決定されます(アプリケーションによって動作が変更された場合を除く)。
環境変数NLS_LANGによって、SQL*Plus、exp、impなどのコンポーネントのユーザー・インタフェースの言語およびグローバリゼーションに関する動作が決定されます。また、クライアント・アプリケーションおよびデータベースによって使用される言語および地域が設定されます。さらに、クライアント・アプリケーションがデータを入力して表示するためのキャラクタ・セットも宣言されます。
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注意: ご使用のプラットフォームに対応するOracle Databaseのインストレーション・ガイドには、様々な言語で使用されるデータベース・キャラクタ・セットの詳細と、Oracle Databaseのグローバリゼーション・サポートをインストールして構成する方法の詳細が記載されています。 |
Oracle Clusterwareのインストールを計画している場合、ご使用のオペレーティング・システム・プラットフォームに対応するOracle Clusterwareのインストレーション・ガイド(特にインストール前の手順とストレージに関する章)を参照して、インストールを正常に実行するために必要なすべての手順を実行します。
Oracle Clusterwareのインストレーション・ガイドには、Oracle RACのインストールを開始する前に実行する必要がある、root権限またはストレージ管理者権限が必要なほとんどの作業も記載されています。
また、リリース・ノートおよびOracleMetaLink(https://metalink.oracle.com)を参照して、システム要件に関する最新情報や、インストールに影響する可能性がある他の情報を入手します。この確認にはあまり時間はかからず、後でインストール・エラーの原因を追跡するために必要な多くの時間を節約できます。
Oracle Enterprise ManagerとOracle Application Express(Oracle RACをインストールする場合)を有効にするため、および必要に応じてオンライン・ドキュメントにアクセスするために、Webブラウザをクラスタ・ノードにインストールすることをお薦めします。オンライン・ドキュメントは、PDF形式およびHTML形式で使用できます。
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注意: Oracle Databaseの概要については、『Oracle Database概要』を参照してください。Oracle ClusterwareまたはOracle RACの構成およびデプロイメントの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。Oracle RACでのサーバーおよびストレージの構成情報については、ご使用のプラットフォームに対応するOracle Clusterwareのインストレーション・ガイドを参照してください。 |
Oracle RACのインストールを試行する前に、Oracle Clusterwareを正常にインストールする必要があります。
インストールを正常に実行するには、必要なハードウェア、ネットワークおよびオペレーティング・システムで、Oracleソフトウェアのインストール前の手順を完了していることを確認します。インストール前の必要な手順を完了していないことが、インストールが失敗する最も多い理由です。
Oracle Clusterwareをインストールする前に、CPU、メモリー、ローカル・ディスク、ネットワーク・カード、ホスト・バス・アダプタ、インターコネクト、および他のすべてのネットワークまたはサーバー・ハードウェアの取付けを完了しておく必要があります。また、オペレーティング・システムおよびすべてのベンダー・クラスタウェアをインストールしておく必要があります。これらの作業はベンダーのマニュアルを参照して実行します。また、必要に応じて、ベンダーと協力してここに示すOracleのインストール前の手順を完了し、ベンダーのハードウェアおよびソフトウェアが正しく構成されていることを確認します。
サーバーおよびネットワークでは、インストールのために次のような準備を行います。
この項では、サーバーのハードウェアおよびソフトウェアの構成の概要を示します。
要件
クラスタ内の各ノードには、次のものが必要です。
プロセッサおよびシステム構成を含む、サポートされているサーバー・ハードウェア。
既存のハードウェアでインストールを開始する前、および新しいハードウェアを購入する前に、Oracle RAC 11gリリース1(11.1)のOracle Clusterwareでハードウェアがサポートされていることを確認するために、OracleMetaLinkを参照してください。
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注意: クラスタ内の各ノードでは、同じオペレーティング・システムを使用する必要があります。クラスタ内の各ノードで同じソフトウェア構成を使用することをお薦めします。 |
システム要件に示されたオペレーティング・システム・パッケージ。
カスタマイズされたオペレーティング・システム・パッケージのインストールは、サポートされていません。必要なパッケージが含まれていない可能性があるためです。必要に応じてパッケージを追加することはできますが、デフォルトのパッケージ・セットからパッケージを除外すると、必要なソフトウェア・パッケージに対して、失敗した依存性のエラーが発生する場合があります。
Oracle Clusterwareでの投票ディスクのポーリングおよびOracle RACでのキャッシュ・フュージョンをサポートするための、各ノード上のサポートされているインターコネクト・ソフトウェア・プロトコル。インターコネクトは、ご使用のプラットフォームに対してオラクル社が保証する製品である必要があります。
推奨: システム管理者の作業
次の作業を実行して、サーバーのインストールおよびメンテナンスを簡略化し、サービスの問題を回避することをお薦めします。
ほとんどのオペレーティング・システムのネットワーク・タイム・プロトコル機能を有効にして、すべてのノードが同じ参照ネットワーク・タイム・プロトコル・サーバーを使用するようにします。
すべてのクラスタ・サイズで冗長スイッチを構成します。
サーバーのメンテナンスを簡略化するために、各ノードで同一のサーバー・ハードウェアを使用します。
追加オプション: システム管理者およびベンダー
Oracle Clusterwareとともにベンダー・クラスタウェアを使用する必要はありませんが、Oracleでは多くのベンダー・クラスタウェア・オプションの使用がサポートされています。ただし、Oracle RACを使用するには、Oracle Clusterwareをインストールする必要があります。ベンダー・クラスタウェアを使用する場合、Oracle Clusterwareは、ノードのメンバーシップの判断など、一部の作業でベンダー・クラスタウェアに従うことに注意してください。
イーサネット以外のインターコネクトを使用する場合、サード・パーティ・ベンダーのクラスタウェアが必要な場合があります。
サーバー・ハードウェアの設定後、インストール前の手順に関する章のハードウェア要件の確認の説明を参照して、十分なRAMがシステムに搭載されていること、インストールに十分な空き領域がTMPとTEMP_DIRにあること、およびシステムが他のハードウェア要件を満たしていることを確認します。
サーバー環境を構成する場合、少なくとも次の作業を実行する必要があります。
インストール前の手順に関する章に従って、標準の構成のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーを作成します。これには、Oracleソフトウェアをインストールして所有するために特定のオペレーティング・システム・ユーザーを作成し、Oracle Clusterware、アプリケーションおよびデータ・ファイルのセキュリティを強化するために他の様々なグループおよびユーザーを作成する作業が含まれます。
Oracle Clusterwareのインストール前の手順に関する章に従って、Oracleソフトウェア所有者のユーザー環境を構成します。
Oracle Database 11gのインストール中、Oracleホームのパスではなく、Oracleベースのパスの入力を求められます。
インストールの準備では、環境変数ORACLE_BASEのみを設定することをお薦めします。他のパスおよび環境変数は、必要に応じて、適切な構造のOracleソフトウェア環境を構築できるようにOptimal Flexible Architecture(OFA)規則に従い、Oracle Universal Installer(OUI)によって作成されます。
たとえば、Oracle Database 11gでは、ユーザーがOracleホーム環境変数を設定するのではなく、OUIによって変数が作成されるようにすることをお薦めします。Oracleベースのパスが/u01/app/oracleであるとすると、デフォルトでは、次のOracleホームのパスがOUIによって作成されます。
/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1
次の表に、ネットワーク構成の要件の概要を示します。ネットワーク管理者およびシステム管理者は、Oracle Clusterwareのインストレーション・ガイドでインストール前の手順に関する章を参照して、構成に関する詳細情報を入手できます。
表1-1とその後の説明では、ネットワーク接続におけるIPアドレスの要件の概要を示します。
表1-1 Oracle Clusterwareの各ノードにおけるIPアドレスの要件の概要
| IPアドレスのタイプ | 用途 | 登録先 | クライアントからのpingの実行 |
|---|---|---|---|
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仮想IPアドレス |
クライアントの要求用、および他のノードへの要求のフェイルオーバー用のアドレス |
DNS(推奨)またはクラスタ内の各ノードの |
インストール前は不可、インストール後は可 |
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パブリックIPアドレス |
サービス要求用のアドレス |
DNSまたはクラスタ内の各ノードの |
可 |
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プライベートIPアドレス |
ノード間通信専用のアドレス |
DNSまたはクラスタ内の各ノードの |
不可 |
次に、それぞれのアドレスのタイプに関する追加情報を示します。
仮想IPアドレス: 各ノードのパブリック・インターネット・プロトコル(IP)・アドレス。クライアント接続のための仮想IP(VIP)アドレスとして使用されます。ノードに障害がある場合、Oracle Clusterwareは、使用可能なノードのVIPアドレスにフェイルオーバーします。このアドレスは、データベースにアクセスする必要があるクライアント・システムの/etc/hostsファイルに存在する必要があります。
インストール中、各ノードのパブリックVIPは、クラスタ内のすべてのノードで同じインタフェース名に対応付けられている必要があります。ドメイン・ネーム・サーバー(DNS)を使用する場合は、すべてのクライアントおよびクラスタ・ノードから解決できるように、DNSにVIPのホスト名を登録します。これはOracle Clusterwareが管理するIPアドレスであるため、インストール時には使用しないでください。
パブリックIPアドレス: 各ノードのパブリック・ホスト名アドレス(通常、初期システム構成時にシステム管理者が指定)。パブリックIPアドレス名は、ホスト名に解決可能である必要があります。パブリックIPアドレスとVIPアドレスの両方をDNSに登録します。DNSを使用しない場合は、両方のパブリックIPアドレスがノード(すべてのクラスタ・ノード)の/etc/hostsファイルに存在することを確認する必要があります。
プライベートIPアドレス: クラスタ内のノード間通信専用のプライベート・インターコネクト・アドレスとして使用される、各ノードのプライベートIPアドレス。各プライベートIPアドレスは、次の条件を満たす必要があります。
パブリック・ネットワークから分離されている。
すべてのノードで、同じネットワーク・インタフェースを介してアクセスできる。
プライベート・ネットワークのノード間のネットワーク・スイッチに接続されている必要がある(クロスケーブルによるインターコネクトはサポートされていません)。
プライベート・インターコネクトは、Oracle Clusterware、Oracle RACの両方でノード間通信に使用します。各ノードの/etc/hostsファイルにプライベートIPアドレスが記述されている必要があります。同じクラスタ内のノードのみに接続されている1つ以上の専用スイッチで構成することをお薦めします。
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注意: すべてのホスト名は、英数字が許可されるRFC 952規格に準拠している必要があります。アンダースコア(_)を使用するホスト名は、許可されません。 |
Oracle ClusterwareおよびOracle RACでは、セキュア・シェル(SSH)を構成する必要があります。
システム管理者は、ご使用のオペレーティング・システムに対応するOracle Clusterwareのインストレーション・ガイドのインストール前の手順に関する章に記載されている、すべてのクラスタ・ノードでのSSHの構成の手順に従って、クラスタ内の各ノードで、クラスタ内の他のすべてのノードに対するSSHアクセスを構成できます。
ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise ManagerおよびOracle Application Expressを使用するには、Webブラウザが必要です。Webブラウザでは、JavaScript、HTML 4.0規格およびCSS 1.0規格がサポートされている必要があります。これらの要件を満たすブラウザは、次のとおりです。
Netscape Navigator 7.2
Netscape Navigator 8.1
Mozillaバージョン1.7
Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2
Microsoft Internet Explorer 7.0版以上
Firefox 1.0.4
Firefox 1.5
Firefox 2.0
Oracle ClusterwareおよびOracle RACは、特定のオペレーティング・システム・カーネルおよび特定のオペレーティング・システム・コンポーネントでテスト済です。今回のリリースで動作保証されているオペレーティング・システム・カーネルおよびコンポーネントを使用する必要があります。
インストールを開始する前に、ユーザーまたはシステム管理者がOracle Clusterwareのインストレーション・ガイドでシステム要件を注意深く確認して、システムが要件を満たしていることを確認することをお薦めします。システムがオペレーティング・システム・カーネルとコンポーネントの最小要件を満たしていない場合、インストールを完了できないか、Oracle ClusterwareまたはOracle Databaseの実行時に他のエラーが発生する場合があります。
標準のシステム要件の構成に加えて、特定のサーバー・ハードウェアにデプロイする場合に、オペレーティング・システムの追加構成手順が必要な場合があります。インストール前の手順に関する章を参照してください。また、OracleMetaLinkの「Certify」ページを参照して、ご使用のハードウェア・プラットフォーム構成で追加要件または推奨事項がないか確認します。
Oracle RACをインストールする場合、データベース・ファイルを格納する外部共有ディスクを構成しておく必要があります。
ご使用のオペレーティング・システムに対応するOracle Clusterwareのインストレーション・ガイドのOracle Real Application Clustersの記憶域の構成に関する章を参照して、インストール計画での記憶域オプションを確認します。ストレージ管理者およびシステム管理者は、この章を参照して、Oracle RACのOracle Databaseファイル用の記憶域を構成できます。Database Configuration Assistant(DBCA)を使用して自動ディスク・バックアップを構成する場合は、データベース・リカバリ領域を使用し、この領域を共有する必要があることに注意してください。
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参照: 記憶域オプションに関する最新情報については、OracleMetaLinkの「Certify」ページを参照してください。
記憶域の構成管理の概要については、『Oracle Databaseストレージ管理者ガイド』を参照してください。 |
Oracle Databaseおよびリカバリ・ファイルの格納には、次の3つの方法があります。
自動ストレージ管理: 自動ストレージ管理(ASM)は、Oracle Databaseファイル用の統合された高性能のファイル・システムおよびディスク・マネージャです。データベース・ファイルのストライプ化およびミラー化を自動的に実行します。
サポートされている共有ファイル・システム: サポートされているファイル・システムには、次のものがあります。
サポートされているクラスタ・ファイル・システム: データ・ファイルにクラスタ・ファイル・システムを使用する場合、Oracle Clusterware用のパーティションを作成する際に、データベース・ファイル用のパーティションを十分に大きく作成する必要があることに注意してください。
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参照: サポートされているクラスタ・ファイル・システムについては、OracleMetaLinkの「Certify」ページを参照してください。 |
Oracle Certifyに記載されているNASネットワーク・ファイル・システム(NFS): データ・ファイルにNFSを使用する場合、Oracle Clusterware用のパーティションを作成する際に、データベース・ファイル用のパーティションを十分に大きく作成する必要があることに注意してください。
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参照: サポートされているネットワーク接続ストレージ(NAS)・デバイスおよびサポートされているクラスタ・ファイル・システムについては、OracleMetaLinkの「Certify」ページを参照してください。 |
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注意: Oracle Clusterwareソフトウェアは、OCFS2にインストールできます。ただし、Oracle Cluster File System(OCFS)には、Oracle Clusterwareソフトウェアをインストールできません。Oracle Clusterwareソフトウェアは、ネットワーク接続ストレージ(NAS)にインストールできます。OCFS2の動作保証については、OracleMetaLinkの「Certify」ページを参照してください。 |
ブロック・デバイスまたはRAWデバイス: 各データベース・ファイルにパーティションが必要です。ASMを使用しない場合、RAWデバイスに新しくインストールするには、カスタム・インストールを実行する必要があります。
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注意: Linuxの場合、新しいインストールではブロック・デバイスを使用することをお薦めします。 |
すべてのインストールに対して、Oracle DatabaseファイルまたはOracle RACのOracle Clusterwareで使用する記憶域オプションを選択する必要があります。また、インストール中に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル(フラッシュ・リカバリ領域)で使用する記憶域オプションを選択する必要があります。各ファイル・タイプに同一の記憶域を使用する必要はありません。
フェイルオーバー用にOracle Clusterwareを使用するシングル・インスタンスのOracle Database環境では、フェイルオーバー・プロセスにローカル・ファイル・システムのディスマウントおよび再マウントを含めない場合、OCFS2、ASM、ブロック・デバイス(Linuxの場合)または共有RAWディスクを使用する必要があります。
次の表に、Oracle DatabaseファイルおよびOracle Databaseのリカバリ・ファイルを格納するために使用できる記憶域オプションを示します。Oracle Databaseファイルには、データ・ファイル、制御ファイル、REDOログ・ファイル、サーバー・パラメータ・ファイルおよびパスワード・ファイルが含まれています。
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注意: Oracle RACインストールでサポートされている記憶域オプションの最新情報は、OracleMetaLink Webサイトの「Certify」ページを参照してください。
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表1-2 Oracle Databaseファイルおよびリカバリ・ファイルのサポートされている記憶域オプション
| 記憶域オプション | サポート対象ファイルのタイプ | |
|---|---|---|
| データベース | リカバリ | |
|
自動ストレージ管理 |
可 |
可 |
|
OCFS2 |
可 |
可 |
|
Red Hat Global File System(GFS): Red Hat Enterprise LinuxおよびOracle Enterprise Linux用 |
可 |
可 |
|
ローカル記憶域 |
不可 |
不可 |
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NFSファイル・システム 注意: サポートされているNASデバイスが必要です。 |
可 |
可 |
|
共有RAWデバイス |
可 |
不可 |
|
可 |
不可 |
次のガイドラインに従って、各ファイル・タイプで使用する記憶域オプションを選択します。
選択した記憶域オプションの要件がすべて満たされている場合、各ファイル・タイプでサポートされている記憶域オプションのいずれの組合せでも使用できます。
データベースおよびリカバリ・ファイルの記憶域オプションとして、自動ストレージ管理(ASM)を選択することをお薦めします。
Standard EditionのOracle RACインストールでは、データベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルの記憶域オプションとして、ASMのみがサポートされています。
Oracle Clusterwareファイルは、ASMインスタンスを起動する前にアクセス可能である必要があるため、ASMに格納することはできません。
Oracle RACでASMを使用するために新しいASMインスタンスを構成する場合は、システムが次の条件を満たしている必要があります。
クラスタ内のすべてのノードにOracle Clusterware 11gリリース1(11.1)がインストールされている。
クラスタ内のすべてのノードで既存のすべてのASMインスタンスが停止されている。
既存のOracle RACデータベースまたはASMインスタンスが起動されているOracle RACデータベースをアップグレードする場合は、システムが次の条件を満たすようにする必要があります。
Oracle Universal Installer(OUI)およびDatabase Configuration Assistant(DBCA)が、Oracle RACデータベースまたはASMインスタンスが起動されているOracle RACデータベースのあるノードで実行されている。
Oracle RACデータベースまたはASMインスタンスが起動されているOracle RACデータベースが、新しいクラスタ・インストールのメンバーにするノードと同じノードで実行されている。たとえば、既存のOracle RACデータベースを3ノードのクラスタで実行している場合は、3つすべてのノードにアップグレードをインストールする必要があります。アップグレード時に3つ目のインスタンスを削除して、クラスタ内の2つのノードのみをアップグレードすることはできません。
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参照: 既存のデータベースをアップグレードするための準備方法については、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
外部ファイルの冗長性が適用される記憶域オプションがない場合は、3つ以上の投票ディスク領域を構成して、投票ディスクの冗長性を確保する必要があります。
この項では、Oracle Clusterware、Oracle Automatic Storage ManagementおよびOracle RACに関する追加情報を示します。この情報は、インストールを計画するチームがインストールの構成方法を決定する際に役立つ場合があります。この項の内容は次のとおりです。
Oracle Clusterwareでは、クラスタ・サービスが提供されます。Oracle Clusterwareを使用すると、ベンダー・クラスタウェアは必要ありません。Oracle RACをインストールする場合は、Oracle Clusterwareをインストールする必要があります。
データベース管理者とシステム管理者は、Oracle RACを使用する場合、Oracle RAC環境のすべてのインスタンスが制御ファイル、サーバー・パラメータ・ファイル、REDOログ・ファイルおよびすべてのデータ・ファイルを共有することに注意する必要があります。これらのファイルは、共有クラスタ・ファイル・システムまたは共有ディスクに配置し、すべてのクラスタ・データベース・インスタンスからアクセスできるようにする必要があります。また、各インスタンスには、それぞれ専用のREDOログ・ファイルのセットがあります。障害が発生した場合、REDOログ・ファイルへの共有アクセスによって、障害が発生していないインスタンスがリカバリを実行できます。
異なるリリースのOracle Databaseソフトウェアを、同一のコンピュータにインストールして使用できますが、次の点に注意してください。
Oracle Clusterwareを異なるリリースのOracleソフトウェアとともにインストールする場合、Oracle Clusterwareのバージョンは、Oracle Databaseまたは自動ストレージ管理ソフトウェアのバージョン以上である必要があります。
既存のOracleホームが存在する場合、新しいOracleホームを作成して、Oracle Database 11gを新しいOracleホームにインストールできます。Oracle Clusterwareは個別のOracle Clusterwareホームにインストールする必要があります。Oracle Database 11gおよびRACをインストールする場合は、Oracle Clusterware 11gをインストールする必要があることに注意してください。1つのノードに配置できるのは、1つのOracle Clusterwareホームです。Oracle RACを新しいホームにインストールし、テスト計画時にOUIを使用してOracle RACを削除および再インストールできます。
Oracle9iのOracle RACを実行している場合、そのリリースを引き続き使用するには、Oracle Cluster Managerやサード・パーティのクラスタ・ソフトウェアなど、そのリリースと互換性があるクラスタ・ソフトウェアを実行する必要があります。Oracle Clusterwareリリース11gは、Oracle9iデータベース・ソフトウェアと同じシステムにインストールできます。ただし、Oracle9iソフトウェアは、Oracle Clusterware 11gではサポートできません。
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注意: データベースをOracle Database 10gまたはOracle Database 11gにアップグレードした後でサード・パーティのクラスタ・ソフトウェアを削除する場合は、まずサード・パーティのクラスタ・ソフトウェアを削除してから、Oracle Clusterwareを再インストールする必要があります。 |
以前のリリースのデータベースが検出された場合、OUIによって、プリファレンスのアップグレードについて尋ねられます。以前のリリースのデータベースをDBUAを使用してアップグレードするか、またはDBCAを使用して新しいデータベースを作成するかを選択できます。このダイアログ・ボックスで収集された情報は、ソフトウェアのインストール後にDBUAまたはDBCAに渡されます。
以前のリリースのOracle Clusterwareが検出された場合、OUIによって、インストールされている既存のOracle Clusterwareをアップグレードするかどうかを尋ねられます。1つのサーバーでは1つのバージョンのOracle Clusterwareのみを使用できます。また、サーバーは1つのクラスタのみのメンバーである必要があります。
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注意: OracleバイナリをOracleホームから別の場所に移動しないでください。これを行うと、動的リンクに問題が発生します。 |
異なるリリースのOracle Databaseと自動ストレージ管理(ASM)を実行できます。Oracle DatabaseとASMのリリースが同じ場合は、これらを同じOracleホームから実行できます。これらが異なるリリースの場合は、Oracle DatabaseのリリースとASMのリリースを個別のリリースのホームに配置する必要があります。たとえば、ASM 11gリリース1(11.1)インスタンスをインストールして、Oracle Database 10gリリース2(10.2)データベースとともに使用できます。また、Oracle 11gリリース1(11.1)データベースをインストールして、ASM 10gリリース2(10.2)インスタンスとともに使用できます。
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注意: リリースが異なるASMとOracle Databaseを使用する場合、それぞれの機能は、古い方のソフトウェア・リリースの機能に制限されます。たとえば、ASM 11.1.0.2インスタンスを使用するOracle Database 10gリリース10.2データベースでは、リリース11.1.0.2のASMで使用可能な新機能は使用できません。使用できるのは、ASM 10.2の機能のみです。反対に、ASMリリース11.1インスタンスを使用するOracle Database 10gリリース11.1.0.2は、リリース10.2のデータベースであるように機能します。 |
インストールを開始する前に、クラスタ検証ユーティリティ(CVU)を使用して、システムでOracle RACをインストールする準備ができていることを確認します。検証に失敗した場合、レポートされたエラーを修正するか、エラーの原因を修正するようにシステム管理者またはストレージ管理者に連絡します。
CVUは、Oracle Clusterwareホームのbinディレクトリで使用できます。たとえば、Oracle Clusterwareホームが/crsである場合、パスは/crs/binです。CVUを起動するには、Clusterwareホームのbinディレクトリに移動して、次のコマンド構文を使用します。
cluvfy stage -pre dbinst -n nodelist -r release -osdba OSDBA -verbose
たとえば、ノードAとノードBの2つのノードがあるクラスタで、Oracle Database 11gとOracle RACのインストールの準備のためにクラスタをテストしている場合、osdbaグループがdbaであるときは、次のコマンドを実行してシステムの準備状況を検証します。
$ ./cluvfy stage -pre dbinst -n nodea,nodeb -r 11gR1 -osdba dba -verbose
CVUコマンドの詳細は、./cluvfy -helpを入力してください。
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参照: CVUの詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。 |
既存のOracle RACまたはOracle Databaseインストールが存在するシステムでインストールを計画している場合は、追加の作業を実行し、システムでインストールの準備を行う必要があります。
表1-3に、既存のOracle Databaseインストールが存在する場合に実行する必要がある作業の概要を示します。この表を確認して、必要に応じて作業を実行します。
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参照: アップグレードを実行するための準備の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
表1-3 アップグレードまたはデータベースの共存のためのシステムの準備の概要
| インストール例 | 必要な作業 |
|---|---|
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Oracle Database 10gリリース1(10.1)から11gリリース1(11.1)へのアップグレード |
追加の作業はありません。「Oracle Database 10gが存在するシステムへのOracle Database 11gのインストール」を参照してください。 |
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Oracle Database 10gリリース1(10.1)と共存させるためのシステムへのOracle Database 11gリリース1(11.1)のインストール |
追加の作業はありません。「Oracle Database 10gが存在するシステムへのOracle Database 11gのインストール」を参照してください。 |
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Oracle9iリリース9.2からOracle Database 11gリリース1(11.1)へのアップグレード |
グローバル・サービス・デーモンを停止し、ポート1521のデフォルトのリスナーが存在する場合はこれも停止します。「Oracle9iリリース2が存在するシステムへのOracle Database 11gのインストール」を参照してください。 |
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Oracle9iリリース9.2と共存させるためのシステムへのOracle Database 11gリリース1(11.1)のインストール |
ポート1521のデフォルトのリスナーが存在する場合は停止し、グローバル・サービス・デーモンを停止します。「Oracle9iリリース2が存在するシステムへのOracle Database 11gのインストール」を参照してください。 |
Oracle Database 10gが存在するシステムへのOracle Database 11gのインストール
システムにOracle Database 10gがインストールされている場合に、共存またはOracle Database 10gをアップグレードするためにOracle Database 11gリリース1(11.1)をインストールすると、ほぼすべてのインストール・タイプで、TCP/IPポート1521およびIPCキー値EXTPROCを使用したデフォルトのOracle Net Listenerの構成および起動が行われます。次のいずれかが発生します。
共存インストールの場合、Database Configuration Assistant(DBCA)によって、自動的にリスナーと関連ファイルがOracle Database 10gのOracleホームからOracle Database 11gのOracleホームに移行されます。
アップグレードの場合、Oracle Database Upgrade Assistant(DBUA)によって、自動的にOracle 10gのリスナーの場所が特定され、Oracle Database 11gに移行されます。
Oracle9iリリース2が存在するシステムへのOracle Database 11gのインストール
作業の説明: Oracle9iリリース2(9.2)の既存のデータベースがインストールされているシステムにOracle Database 11gリリース1(11.1)をインストールし、Oracle Net ListenerプロセスがOracle Database 11gリリース1(11.1)のインストールで使用されるデフォルトと同じポート(ポート1521)またはキー値を使用している場合、OUIは新しいリスナーを構成することのみが可能で、それを起動することはできません。新しいリスナー・プロセスがインストール時に起動されるようにするには、OUIを起動する前に既存のリスナーを停止する必要があります。これを実行するには、「リスナーの停止」を参照してください。
グローバル・サービス・デーモン(GSD)を停止する必要があります。これは、停止しておかないと、Oracle Database 11gのインストール時に、Oracle9iリリース9.2のSRVM共有データが、リリース9.2のGSDでは使用できないOracle Cluster Registryにアップグレードされるためです。リリース10.2のOracle Clusterwareのインストールでは、11gリリース1(11.1)のGSDが起動され、Oracle9iリリース9.2のクライアントに対しサービスが提供されます。これを実行するには、「グローバル・サービス・デーモンの停止」を参照してください。
リスナーの停止: Oracle9iの既存のリスナー・プロセスが実行されているかどうかを確認し、必要に応じて停止するには、次の手順を実行します。
ユーザーをoracleに切り替えます。
# su - oracle
次のコマンドを入力して、Oracle9iのリスナー・プロセスが実行されているかどうかを確認し、その名前およびリスナー・プロセスが組み込まれているOracleホーム・ディレクトリを特定します。
$ ps -ef | grep tnslsnr
このコマンドの出力結果に、システムで実行されているOracle Net Listenerの情報が表示されます。
... oracle_home1/bin/tnslsnr LISTENER -inherit
この例では、oracle_home1が、リスナーが組み込まれているOracleホーム・ディレクトリで、LISTENERがリスナー名です。
環境変数ORACLE_HOMEを設定して、リスナーに適切なOracleホーム・ディレクトリを指定します。
Bourne、BashまたはKornシェル:
$ ORACLE_HOME=oracle_home1
$ export ORACLE_HOME
Cまたはtcshシェル:
% setenv ORACLE_HOME oracle_home1
次のコマンドを入力して、リスナーで使用されているTCP/IPポート番号およびIPCキー値を確認します。
$ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl status listenername
|
注意: リスナーにデフォルト名LISTENERを使用している場合は、このコマンドでリスナー名を指定する必要はありません。 |
$ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop listenername
この手順を繰り返して、このシステムおよび他のすべてのクラスタ・ノードで実行されているすべてのリスナーを停止します。
グローバル・サービス・デーモンの停止: クラスタ内の各ノードで、oracleユーザーとして次の構文を使用し、GSDを停止します。
$ cd 92_Oracle_home
$ bin/gsdctl stop
前述の構文例で、変数92_Oracle_homeはOracle9iリリース2(9.2)のデータベース・ホームです。