ヘッダーをスキップ
Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1)for Linux and UNIX Systems
E05832-04
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

F Oracle Databaseポート番号の管理

この付録では、デフォルトのポート番号と、インストール後に割当て済ポートを変更する方法について説明します。

この付録の内容は次のとおりです。

F.1 ポートの管理

インストール中、Oracle Universal Installer(OUI)によって、ポート番号がデフォルトの一連のポート番号からコンポーネントに割り当てられます。Oracle Databaseの多くのコンポーネントおよびサービスがポートを使用します。管理者は、これらのサービスで使用されているポート番号を把握し、ホスト上の2つのサービスで同じポート番号が使用されないようにする必要があります。

ほとんどのポート番号は、インストール中に割り当てられます。すべてのコンポーネントおよびサービスには、割り当てられるポート範囲があります。この範囲は、ポートの割当て時にOracle Databaseが使用する一連のポート番号です。Oracle Databaseは、この範囲の中で最も小さい番号から開始して、次のチェックを行います。

前述のいずれかのチェックに該当するものがあると、Oracle Databaseは、割り当てられるポート範囲の中で次に大きい番号に移動し、空きポートが見つかるまでチェックを続けます。

F.2 ポート番号とアクセスURLの表示

ほとんどの場合、Oracle Databaseコンポーネントのポート番号は、ポートの構成に使用するツールで表示されます。また、いくつかのOracle Databaseアプリケーションのポートは、portlist.iniファイルにリストされています。このファイルは、$ORACLE_HOME/installディレクトリにあります。

ポート番号を変更しても、portlist.iniファイルでは更新されないため、このファイルを信頼できるのはインストール直後のみです。ポート番号を検出または変更するには、この付録で説明する方法を使用します。

F.3 Oracleコンポーネントのポート番号およびプロトコル

次の表に、インストール中に構成されるコンポーネントが使用するポート番号およびプロトコルを示します。デフォルトでは、範囲の中の最初のポートが使用可能であれば、そのポートがコンポーネントに割り当てられます。

表F-1 Oracleコンポーネントで使用されるポート

コンポーネントおよび説明 デフォルトのポート番号 ポート範囲 プロトコル

Oracle SQL*Net Listener

OracleのSQL*NetプロトコルでのOracleクライアントからデータベースへの接続が可能になります。これは、インストール中に構成できます。このポートを再構成するには、Net Configuration Assistantを使用します。

1521

1521

TCP

Oracle Data Guard

SQL*Netポートを共有し、インストール中に構成されます。このポートを再構成するには、Net Configuration Assistantを使用して、Oracle SQL*Net Listenerを再構成します。

1521(リスナーと同じ)

1521

TCP

Oracle Connection Manager

OracleクライアントからOracle Connection Managerへの接続用リスニング・ポートです。Oracle Connection Managerは、カスタム・インストールを使用して構成することも、インストール後にNet Configuration Assistantを使用して構成することもできます。

1630

1630

TCP

Oracle Management Agent

Oracle Management Agent用のHTTPポートで、Oracle Enterprise Managerの一部です。これは、インストール中に構成されます。

このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Management Agentポートの変更」を参照してください。

3938

1830–1849

HTTP

Oracle Enterprise Manager Databaseコンソール

Oracle Enterprise Manager Database Control用のHTTPポートです。これは、インストール中に構成されます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更」を参照してください。

1158

5500–5519

TCP/HTTP

Oracle Enterprise Manager Databaseコンソール

Oracle Enterprise Manager Database Control用のRMIポートです。これは、インストール中に構成されます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更」を参照してください。

5520

5520–5539

TCP

Oracle Enterprise Manager Databaseコンソール

Oracle Enterprise Manager Database Control用のJMSポートです。これは、インストール中に構成されます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更」を参照してください。

5540

5540–5559

TCP

Oracle Ultra Search

Oracle Ultra Search用のHTTPポートです。このポート番号は、カスタム・インストール・タイプを使用したOracle Ultra Searchのインストール時に自動的に割り当てられます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。

5620

5620–5639

TCP/HTTP

Oracle Ultra Search

Oracle Ultra Search用のRMIポートです。このポート番号は、カスタム・インストール・タイプを使用したOracle Ultra Searchのインストール時に自動的に割り当てられます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。

5640

5640–5659

TCP

Oracle Ultra Search

Oracle Ultra Search用のJMSポートです。このポート番号は、カスタム・インストール・タイプを使用したOracle Ultra Searchのインストール時に自動的に割り当てられます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Ultra Searchポートの変更」を参照してください。

5660

5660–5679

TCP

Oracle XML DB

WebベースのアプリケーションがHTTPリスナーからOracle Databaseにアクセスする必要がある場合は、Oracle XML DB HTTPポートが使用されます。これはインストール中に構成されますが、後で表示することはできません。このポート番号の変更方法については、「Oracle XML DBポートの変更」を参照してください。

動的

動的

HTTP

Oracle XML DB

アプリケーションがFTPリスナーからOracle Databaseにアクセスする必要がある場合は、Oracle XML DB FTPが使用されます。これはインストール中に構成されますが、後で表示することはできません。このポート番号の変更方法については、「Oracle XML DBポートの変更」を参照してください。

動的

動的

FTP

Oracle Real Application Clusters

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

動的

動的

UDP

Oracle Clusterware

CRSデーモン(クラスタ・レディ・サービス・デーモン)ノード間接続です。ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

49896

49896

TCP

クラスタ同期サービス(CSS)

GMレイヤー用のCSSデーモン・ノード間接続です。ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

49895

49895

TCP

Oracle Cluster Registry

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

動的

動的

TCP

Oracle Event Manager

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

49897

49897–49898

TCP

Cluster Manager

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

動的

動的

TCP


F.4 Oracle Enterprise Management Agentポートの変更

Oracle Management Agentポートの現行の設定を確認するには、ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/host_sid/sysman/config/emd.propertiesファイルでEMD_URLを検索します。

Oracle Management Agent HTTPポートを変更するには、emca -reconfigポート・コマンドを使用します。

emca -reconfig ports -AGENT_PORT 1831

F.5 Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更

現行のHTTP、RMIおよびJMSポート設定を確認するには、次のファイルで検索します。

Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートを変更するには、emca -reconfigポート・コマンドを使用します。

ORACLE_BASE/ORACLE_HOME/bin> emca -reconfig ports option setting

optionは、次のようになります。

複数の-reconfig port設定を1行に入力できます。次に例を示します。

emca -reconfig ports -DBCONTROL_HTTP_PORT 1820 -AGENT_PORT 1821 -RMI_PORT 5520

F.6 Oracle Ultra Searchポートの変更

次の項では、Oracle Ultra Searchポートの変更方法について説明します。

HTTPポートの変更

HTTPポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/http-web-site.xmlファイルでweb-site要素のport属性を変更します。

<web-site port="5620"...>

RMIポートの変更

RMIポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/rmi.xmlファイルでrmi-server要素のport属性を変更します。

<rmi-server port="5640"...>

JMSポートの変更

JMSポートを変更するには、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/jms.xmlファイルでjms-server要素のport属性を変更します。

<jms-server port="5660"...>

F.7 Oracle XML DBポートの変更

Oracle XML FTPポートおよびHTTPポートを変更するには、catxdbdbca.sqlスクリプトを実行する必要があります。これは、デフォルトのインストールの$ORACLE_HOME/rdbms/adminにあります。

Oracle XML DBポートを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracleリスナーが実行されていることを確認します。

    リスナーを起動できない場合は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

  2. SYSDBAロールを使用してSYSまたはXDBとしてSQL*PlusまたはiSQL*Plusにログインします。

    たとえば、パスワードwelcomeを使用してSYSとしてSQL*Plusにログインします。

    SQL> sqlplus sys/welcome as sysdba
    
  3. catxdbdbca.sqlスクリプトを実行します。

    たとえば、FTPポートに2200を、HTTPポートに8200を使用し、Oracleホームが次の場所にあるとすると、次のコマンドを実行します。

    SQL> /oracle/product/10.20.0/db_1/rdbms/admin/catxdbdbca.sql 2200 8200
    
  4. SQL*PlusまたはiSQL*Plusを終了します。