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Oracle Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1) for Solaris Operating System
E05978-02
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F Oracle Databaseグローバリゼーション・サポートの構成

この付録では、次のグローバリゼーション・サポートについて説明します。

F.1 異なる言語でのOracleコンポーネントのインストールおよび使用

この項では、次の手順について説明します。

F.1.1 異なる言語で実行するためのOracleコンポーネントの構成

Oracleコンポーネントを使用する場合、使用する言語と地域(ロケール)を指定できます。コンポーネントのロケール設定により、そのコンポーネントのユーザー・インタフェースに使用される言語、および日付と数値書式などのグローバリゼーション動作が決まります。Oracleコンポーネントに応じて、コンポーネントのロケールは、そのコンポーネントを起動したオペレーティング・システムのセッションから引き継いだロケール、またはNLS_LANG環境変数で定義したロケールが使用されます。

オペレーティング・システムのロケールは通常、Javaテクノロジに基づくOracleコンポーネントで使用されます。NLS_LANG環境変数で定義したロケールは通常、OCIなどのOracle Clientライブラリを使用するOracleコンポーネントで使用されます。


注意:

選択した言語でOracleコンポーネントのユーザー・インタフェースが表示されるのは、該当する翻訳リソースが使用可能であり、インストールされている場合にかぎります。そうでない場合、ユーザー・インタフェースは英語で表示されます。

この項では、次の手順について説明します。

F.1.1.1 LANG環境変数によるオペレーティング・システム・ロケールの決定

Oracle Universal Installer、Oracle Net Configuration Assistant、Oracle Database Configuration Assistantなどのコンポーネントにおけるユーザー・インタフェースの言語や、グローバリゼーション動作は、オペレーティング・システム・セッションのロケール設定によって決まります。また、ユーザー・アプリケーションからOracle JDBCドライバを介して作成されたOracle Databaseセッションにおけるグローバリゼーション動作も、アプリケーションが優先されていないかぎり、オペレーティング・システム・セッションのロケール設定により決まります。

オペレーティング・システム・ロケールは、LANG環境変数の値により指定されます。デフォルトのセッション・ロケールは、KDE、GNOME、telnetなど使用しているデスクトップ環境によって、ログイン画面、構成パネル、または構成ファイルから選択できます。


注意:

使用しているデスクトップ環境で、オペレーティング・システム・セッションのロケールを選択する方法は、オペレーティング・システムに付属のドキュメントを参照してください。

使用しているシェルの環境でLANG変数を変更することにより、選択した言語でOracleコンポーネントを起動できます。たとえば、Oracle Database Configuration Assistantをドイツ語で起動するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

  • Bourneシェル(sh)、Kornシェル(ksh)、またはBashシェル(bash)の場合:

    $ LANG=de_DE.iso88591 dbca
    
  • Cシェル(csh)の場合:

    % (setenv LANG de_DE.iso88591; dbca)
    

注意:

LC_ALL環境変数により、LANG環境変数の値は上書きされます。次の項に示すコマンドを機能させるには、LC_ALL環境変数を環境で設定しないようにするか、LANGLC_ALLと置換してください。

使用しているシェルからこれ以降に起動されるすべてのOracleコンポーネントに対してオペレーティング・システム・ロケールを変更する場合は、次のいずれかのコマンドを使用してLANG変数を変更します。

  • Bourneシェル(sh)、Kornシェル(ksh)、またはBashシェル(bash)の場合:

    $ LANG=de_DE.iso88591; export LANG
    $ ...
    
  • Cシェル(csh)の場合:

    % setenv LANG de_DE.iso88591
    $ ...
    

LANG環境変数の値は、有効なオペレーティング・システム・ロケールである必要があります。有効なロケールを表示するには、次のコマンドを入力します。

$ locale -a

注意:

LANG環境変数の値と、それが表している言語および地域とのマッピングの詳細は、オペレーティング・システムに付属のドキュメントを参照してください。

F.1.1.2 NLS_LANG環境変数を使用したロケールおよびキャラクタ・セットの構成

NLS_LANG環境変数は、SQL*Plus、expおよびimpなどのコンポーネントのユーザー・インタフェースの言語およびグローバリゼーション動作を決定します。また、クライアント・アプリケーションおよびデータベースで使用される言語および地域を設定します。また、クライアント・アプリケーションでのデータの入力や表示に使用するキャラクタ・セットも宣言されます。

NLS_LANG環境変数の形式は次のとおりです。

NLS_LANG=language_territory.characterset

各項目の役割は次のとおりです。

  • languageは、Oracleメッセージ、ソート、曜日および月の名前の表示に使用する言語を指定します。

  • territoryは、日付、通貨、数値のデフォルトの書式の規則を指定します。

  • charactersetは、クライアント・アプリケーションで使用するエンコーディングを指定します。

    これはほとんどの場合、ユーザー端末またはオペレーティング・システムのキャラクタ・セットに対応するOracleキャラクタ・セットです。

NLS_LANG環境変数は、すべてのUNIXベースのプラットフォームで、シェルのローカル環境変数として設定されます。たとえば、オペレーティング・システムのロケール設定がen_US.UTF-8の場合、対応するNLS_LANG環境変数の値はAMERICAN_AMERICA.AL32UTF8となります。


関連項目:

NLS_LANGパラメータとグローバリゼーション・サポート初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

次の例では、NLS_LANG環境変数に有効な値をいくつか示します。


注意:

オペレーティング・システムのロケール環境設定を指定する方法は、オペレーティング・システムに付属のドキュメントを参照してください。

オペレーティング・システムのロケール NLS_LANGの値
フランス語(フランス)
FRENCH_FRANCE.WE8ISO8859P15
FRENCH_FRANCE.WE8ISO8859P1
FRENCH_FRANCE.WE8MSWIN1252
FRENCH_FRANCE.AL32UTF8
日本語(日本)
JAPANESE_JAPAN.JA16EUC
JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS
JAPANESE_JAPAN.AL32UTF8

F.1.2 翻訳リソースのインストール

Oracleコンポーネントのユーザー・インタフェースを異なる言語で表示するには、それらの言語に翻訳されたリソースをコンポーネントとともにインストールする必要があります。


注意:

Oracle Database Vaultのユーザー・インタフェースのテキストの一部は、DVSYSスキーマのデータベース表に格納されています。デフォルトでは、これらの表には英語のみロードされます。Oracle Database Vault Configuration Assistantを使用すると、Oracle Database Vaultに別の言語を追加できます。必要な手順は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』の付録Cを参照してください。

インストールする翻訳リソースを選択する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Universal Installerを起動します。

  2. 「インストール方法の選択」画面で、「拡張インストール」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. 「インストール・タイプの選択」画面で、「製品の言語」をクリックします。

  4. 「言語の選択」画面で、「使用可能な言語」フィールドから、Oracleコンポーネントで使用する言語を選択します。


    注意:

    「使用可能な言語」フィールドには、Oracleグローバリゼーション・ライブラリでサポートされているすべての言語が表示されます。通常、実際に翻訳されている言語はその一部であり、各コンポーネントによっても異なります。また、特定のコンポーネントにおいて翻訳の対象となる範囲は、言語によって異なります。たとえば、ユーザー・インタフェースのテキストがすべて翻訳されている言語もあれば、エラー・メッセージのみ翻訳されヘルプ・ファイルは翻訳されていない言語もあります。

  5. 矢印(>)を使用して、選択した言語を「選択された言語」フィールドに移動し、「OK」をクリックします。


    注意:

    Oracle Universal Installerでは、「選択された言語」フィールドに移動した言語でも、翻訳されていない場合は無視されます。

  6. 必要なインストール・タイプを選択し、「次へ」をクリックします。


注意:

コンポーネントに追加の言語をインストールするには、そのコンポーネントを再インストールする必要があります。

F.2 異なる言語でのOracle Universal Installerの実行

Oracle Universal Installerを実行する際に表示される言語は、使用しているオペレーティング・システムのロケールによって決まります。Oracle Universal Installerは、次のいずれかの言語で実行されます。

使用可能ないずれかの言語でOracle Universal Installerを実行するには、./runInstallerコマンドでOracle Universal Installerを起動する前に、オペレーティング・システム・セッションが実行されている環境のロケールを変更します。前述の言語以外を選択した場合、Oracle Universal Installerは英語で実行されます。

LANG環境変数には必ず、該当する言語の短縮名で始まる値を指定する必要があります。Oracle Universal Installerを実行する際に使用できる前述の各言語には、必要な短縮名を丸カッコで囲み言語名の横に付記してあります。たとえば、fr_FRやfr_CAを値として指定すると、Oracle Universal Installerをフランス語で実行できます。