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Oracle Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1) for Solaris Operating System
E05978-02
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Oracle Database 11gの新機能

Oracle Database 11gでの新機能または拡張機能を次に示します。

インストール可能な新規コンポーネント

Oracle Database 11gのインストール時に使用可能な新規コンポーネントを次に示します。


関連項目:

詳細は、次の項およびマニュアルを参照してください。
  • インストール前の要件の詳細は、第2章「インストール前の作業」を参照してください。

  • Oracle Application Expressの詳細は、『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  • 詳細は、「Oracle Configuration Managerのインストール前の要件」を参照してください。

  • Database Vaultの詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle Real Application Testingの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。

  • Oracle Warehouse Builderの詳細は、『Oracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。


インストール・オプションでの変更

Oracle Database 11gにおけるインストール・オプションの変更を次に示します。


関連項目:

詳細は、次の項およびマニュアルを参照してください。
  • 詳細は、「Oracle Configuration Managerのインストール前の要件」を参照してください。

  • Oracle Data Miningの詳細は、『Oracle Data Mining管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle Database Vaultの詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle HTTP Serverの詳細は、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』を参照してください。

  • Ultra Searchの詳細は、『Oracle Ultra Search管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle XML DBの詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。


Database Configuration Assistant

Database Configuration Assistantに対し、次の機能が追加され、拡張されました。

データベースの新オプション構成のための追加サポート

Oracle Database 11gにおける次のオプションは、Database Configuration Assistantを使用して構成できます。

自動メモリー管理

これはメモリー割当てを自動化する、Oracle Database 11gの新規の初期化パラメータです。デフォルトでは、Database Configuration Assistantは、SGA_TARGETおよびPGA_AGGREGATE_TARGETに個別の値を指定するかわりに、MEMORY_TARGETを使用するようになりました。Database Configuration Assistantの「メモリー管理」ページには、自動メモリー管理を選択するための新規オプションがあります。


関連項目:

『Oracle Database管理者ガイド』の自動メモリー管理の使用に関する項を参照してください。

Oracleベースおよび診断先構成

Oracle Universal InstallerによってORACLE_BASE を入力するよう求められたときに指定したディレクトリは、Oracleホーム・ディレクトリに保存されます。Database Configuration Assistantでは、この値を使用してデフォルトのデータベースの位置およびDIAGNOSTIC_DESTパラメータを導出します。診断先の位置には、すべての自動診断リポジトリのディレクトリ(アラート・ログなどの診断ファイル)が含まれています。Oracle Databaseリリース11gから、バックグラウンド・ダンプ、ユーザー・ダンプ、およびコア・ダンプの保存先向けの初期化パラメータ設定は、診断先によって置き換えられています。


関連項目:

Oracleベースおよび診断先構成の詳細は、「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。

Oracle Data Mining

Oracle Database 11gでは、Data MiningのメタデータがSYSメタデータとともに作成されます。これは、SYSユーザーとして実行するcatproc.sqlおよびその他のスクリプトによって作成されます。Oracle Database Configuration Assistantの「データベース・オプション」画面からData Miningオプションを設定する必要はなくなりました。


関連項目:

Oracle Data Miningの詳細は、『Oracle Data Mining管理者ガイド』を参照してください。

セキュアなデータベース構成

Oracle Database 11gには、監査およびパスワード・プロファイルのための新規デフォルトがあります。Database Configuration Assistantには、データベース作成時および既存のデータベース構成時に新規セキュリティ設定を有効にできる新画面があります。


関連項目:

詳細は、「データベース・セキュリティ・オプション」を参照してください。

Database ControlからGrid Control構成へのデータベースの切替え

以前のリリースでは、Database Configuration AssistantにDatabase ControlあるいはGrid Controlのいずれかでデータベースを構成する機能が含まれていました。データベースは、データベースの作成中または作成後構成できます。ただし、Database ControlからGrid Controlへのデータベースの再構成には手動での処理が必要となります。Oracle Database 11gのDatabase Configuration AssistantにはEnterprise Manager構成プラグインが含まれており、Database ControlからGrid Controlへデータベースを自動的に切り替えることができます。


関連項目:

Grid Control構成の詳細は、Oracle Real Application Clustersのインストレーション・ガイドを参照してください。

Database Upgrade Assistant

Database Upgrade Assistantに対し、次の機能が追加され、拡張されました。

システム・ファイルを自動拡張するためのコマンドライン・オプション

コマンドライン・オプションAUTOEXTENDは、アップグレードの一環としてのデータファイルの自動拡張を容易にします。このオプションは、アップグレード中に自動的にデータファイルを拡張し、アップグレード後に自動拡張を元の設定に戻します。このオプションは、ディスクに十分な領域がある場合、および新規データファイルを追加したり、ファイルのサイズを手動で増やす必要がない場合に役立ちます。


関連項目:

AUTOEXTEND句の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のビッグファイル表領域の変更に関する項を参照してください。

Express Editionアップグレード

シングル・インスタンス・データベースでは、Oracle Database Upgrade Assistant構成ユーティリティにより、Oracle Database Express Edition(Oracle Database XE)からOracle Database 11gへアップグレードできます。XEデータベース・ファイルは、ORACLE_BASE/oradata/XEというパスの下に存在します。アップグレード後、ユーザーがXE Homeを削除する可能性があるため、これらのファイルを新しい場所にコピーする必要があります。

Oracle Database 11gアップグレード前処理ツールとの統合

Database Upgrade Assistantでは、Oracle Database 11gのアップグレード前の処理に新しいスクリプトが使用されます。このスクリプトは、ディスク領域の見積り、パラメータの初期化、統計情報の収集、および問題発生の可能性のある領域に関するフィードバックを行うために使用されます。

ASM、SAN、およびその他のファイルシステムへのデータファイルの移動

アップグレードの一環として、ASM、OFS、または、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)およびネットワーク・エリア・ストレージ(NAS)などのその他のストレージ・デバイスにデータファイルを移動できます。アップグレード中にデータベース・ファイルを移動する場合、ディスクのバランスを再調整し、SAN、NAS、またはASMなどの、より優れたストレージ・デバイスにファイルを移動することで、この表領域に対する一般的な停止時間においてメリットが得られます。


関連項目:

自動ストレージ管理のディスク・グループ準備の詳細は、「自動ストレージ管理インストールのためのディスク・グループの準備」を参照してください。

Oracleベースおよび診断先構成

Oracle Universal InstallerによってORACLE_BASE を入力するよう求められたときに指定したディレクトリは、Oracleホーム・ディレクトリに保存されます。Database Upgrade Assistantでは、この値を使用してデフォルトのデータベースの位置およびDIAGNOSTIC_DESTパラメータを導出します。診断先の位置には、すべてのADRディレクトリ(アラート・ログ、トレース・ファイルなどの診断ファイル)が含まれています。この診断先ディレクトリは、Oracle Databaseの以前のリリースからOracle Database 11gのデータベース・リリースへのアップグレード中に必要になります。Oracleベース・ディレクトリがすでに存在する場合は、Oracle Database Upgrade Assistantは自動的にこの情報を取得し、そのパスを移入します。Oracle Database 11gリリース1から、バックグラウンド・ダンプ(BACKGROUND_DUMP_DEST)、ユーザー・ダンプ(USER_DUMP_DEST)、およびコア・ダンプ(CORE_DUMP_DEST)の保存先向けの初期化パラメータ設定は、診断先(DIAGNOSTIC_DEST)によって置き換えられています。


関連項目:

Oracleベースおよび診断先構成の詳細は、付録D「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。

自動ストレージ管理の高速ミラー再同期

自動ストレージ管理の高速ミラー再同期は、一時ディスク・パスの失敗後、ディスク・メディアが破損していないかぎり、ディスク・グループ内の自動ストレージ管理ディスクを素早く再同期化します。障害グループを一時的に使用不可にする障害は、一時的な障害とみなされます。ケーブル切断、ホスト・バス・アダプタまたはコントローラの障害、または電源遮断などの、ディスク・パスの障害により、一時的な障害が発生する可能性があります。高速ミラー再同期が行われる時間は、停止時間に依存します。再同期化は通常、自動ストレージ管理のディスク・グループ全体を完全に再構築するために必要な時間より、かなり短時間で行われます。


関連項目:

ASMの高速ミラー再同期の詳細は、『Oracle Databaseストレージ管理者ガイド』の自動ストレージ管理の高速ミラー再同期に関する項を参照してください。

自動ストレージ管理の管理用のSYSASM権限

Oracle Database 11gでは、オプションのシステム権限としてSYSASM、およびオプションのオペレーティング・システム・グループとしてOSASMが導入され、自動ストレージ管理の管理タスクを実行する権限が保護されます。データベース管理と自動ストレージ管理を分離するため、SYSDBAではなくSYSASMを自動ストレージ管理に使用することをお薦めします。今後のリリースでは、自動ストレージ管理へのアクセスはOSASMオペレーティング・システム・グループのメンバーであるオペレーティング・システム・ユーザーのみに制限され、自動ストレージ管理の管理にはSYSASMが必要となる可能性があります。


注意:

自動ストレージ管理の管理者のために、dbaおよびoperに加え、オペレーティング・システム・グループを新規に作成できます。

自動メンテナンス・タスク管理

この機能は、各種データベース・メンテナンス・タスク間で、自動オプティマイザ統計収集や自動セグメント・アドバイザなど、インストール後すぐに使用可能な、CPU時間などのスケジューリングやリソース割当てを管理する機能を提供します。メンテナンス・タスクは、エンド・ユーザーのアクティビティがその作業を完了するために必要なリソースを得る程度にまで制限されます。


関連項目:

自動メンテナンス・タスク管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』の第24章「自動データベース・メンテナンス・タスクの管理」を参照してください。

自動診断リポジトリ

自動診断リポジトリは、Oracle Database 11gで追加された新機能です。これは、トレース・ファイルなどのエラー診断データを保存し、整理するシステム管理のリポジトリです。自動診断リポジトリを使用すると、データベース内で発生した致命的なエラーを包括的に参照できます。また、問題の診断および解決に必要な関連データを保持できます。自動診断リポジトリを使用すると、エラーや不正なコードを解決する時間を短縮できます。リポジトリは、diagディレクトリを含むADRベース・ディレクトリの下に、ディレクトリ構造として格納されています。ADRベース・ディレクトリのデフォルトの位置はDIAGNOSTIC_DESTによって設定されています。ORACLE_BASE変数が設定されている場合、DIAGNOSTIC_DESTのデフォルト値はORACLE_BASE変数の値と同じです。ORACLE_BASE変数の値が設定されていない場合、DIAGNOSTIC_DESTのデフォルト値は$ORACLE_HOME/logに設定されます。ただし、この位置はinit.oraファイルのDIAGNOSTIC_DESTパラメータを使用して変更できます。


関連項目:

自動診断リポジトリの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』の自動診断リポジトリ(ADR)に関する項を参照してください。

拡張されたOptimal Flexible Architecture

Oracle Database 11gでは、Optimal Flexible Architectureが次のように拡張されました。

OracleベースおよびOracleホーム

Oracle Database11gでは、Oracle Universal Installer内でOracleベースを指定するプロンプトが表示されます。このOracleベースは、システム内で作成したすべてのOracleホームで共有できます。同じユーザーが作成したOracleホームでは、Oracleベースを共有することをお薦めします。

Oracle Universal Installerでは、Oracleベースを編集または選択するためのリスト・ボックスが表示されます。インストーラは、リスト・ボックスで指定したOracleベースの位置を元にデフォルトのOracleホームを生成します。ただし、デフォルトのOracleホームの位置は、編集により変更可能です。

Oracle Clusterwareのインストール時には、Oracle ClusterwareホームをOracleベースの下に作成しないでください。これは、UNIXオペレーティング・システムのroot.shスクリプトにより、ルート・ファイル・システム(/)までの親ディレクトリの所有権がrootユーザーに変更されるためです。Oracle ClusterwareホームをOracleベースの下に設定した場合、Oracle Universal Installerではエラーが発生します。

Oracle Database 11gでは、Optimal Flexible Architectureとの互換性のために、Oracleベースに関連した次の点が変更されました。

フラッシュ・リカバリ領域とデータファイルの場所

Oracle Database 10gでは、フラッシュ・リカバリ領域とデータファイルのデフォルトの場所は、Oracleホーム・ディレクトリの1つ上のレベルでした。しかし、Oracle Database 11gでは、フラッシュ・リカバリとデータファイルのデフォルトの場所は、Oracleベースに基づいて設定されます。フラッシュ・リカバリ領域とデータファイルの場所は、別のディスクに配置することをお薦めします。ディスクのマウントには、フラッシュ・リカバリ領域とデータファイルの場所に次のマウント・ポイントを個別に使用できます。

$ORACLE_BASE/flash_recovery_area
$ORACLE_BASE/oradata

oradata、フラッシュ・リカバリおよびOracleホームには、それぞれ別のディスクを使用することをお薦めします。

Oracle RACをインストールする場合、フラッシュ・リカバリ領域とデータファイルの場所はすべてのノードで共有する必要があります。


関連項目:

Optimal Flexible Architectureの詳細は、付録D「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。

Oracle Direct Network File Systemクライアント

この機能は、Oracle Disk ManagerライブラリのOracle RDBMSカーネルの一部である、ダイレクト・ネットワーク・ファイル・システム(NFS)クライアントとして実装されています。NASベースのストレージ・システムでは、データへのアクセスにNFSが使用されます。Oracle Database 10gでは、NASストレージ・デバイスへのアクセスにオペレーティング・システムのカーネルNFSドライバが使用されていました。そのため、Oracle内で正しく効率的に使用するためには、特別な構成を設定する必要がありました。また構成パラメータを正しく指定した場合でも、次のような問題がありました。

Oracle RDBMSカーネル内にOracle Direct NFSクライアントを実装する主なメリットは次のとおりです。


関連項目:

ネットワーク・ファイル・システムの詳細は、Oracle Clusterwareのインストレーション・ガイドを参照してください。

Oracle Database 11gリリース1(11.1)で廃止になったコンポーネント

Oracle Database 10gリリース2(10.2)に付属していた次のコンポーネントは、Oracle Database 11gのインストールでは使用できません。