この付録では、Windows環境でのOracle Clusterwareの削除方法について説明します。
Oracle Real Application Clustersのインストレーション・ガイドの説明に従って、Oracle Database 11g Real Application Clustersの各ホームを削除します。 その後、次のいずれかの手順を使用してOracle Clusterwareソフトウェアを削除し、削除を完了します。
注意: Windows Server 2008で、Oracle Clusterwareホームに存在する実行可能ファイルを実行するには、管理者権限を保持し、管理コマンド・プロンプトからコマンドを実行する必要があります。 |
Windows環境からOracle 11g Oracle Clusterwareソフトウェアを削除するには、次の手順を実行します。
削除するOracleホームに関連付けられている各ノードで、Oracle Clusterwareノード・アプリケーションを停止して削除します。これを実行するには、Oracleホームの削除の影響を受けるすべてのノードに対し、次のコマンドを実行します。
srvctl stop nodeapps -n node_name
node_name
はノード名です。クラスタ内の各ノードに対して、このコマンドを繰り返します。
その後で、次のコマンドを実行して、Oracle Clusterwareノード・アプリケーションを削除します。
svrctl remove nodeapps -n node_name
node_name
はノード名です。オペレーティング・システムのプロンプトに対して、各ノードに対する操作を確認しながら、クラスタ内の各ノードに対してこのコマンドを繰り返します。
「スタート」をクリックし、「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択します。次のサービスを停止します。
OracleRemExecService
OracleClusterVolumeService
OracleObjectService
OracleCRService
OracleCSService
OracleEVMService
OracleCRSToken
name
などの名前のサービスがある場合は、次のコマンドを実行して削除します。
crsuser remove user_name
user_name
は、ユーザー名です。
OUIを起動します。「製品の選択」ページで、「製品の削除」をクリックして、インストールされている製品のリストを表示します。削除するOracle Clusterwareホームを選択します。
クラスタのメンバーとなっている各ノードを停止して、再起動します。
クラスタ・ファイル・システムを使用していない場合は、各ノードでWindowsのエクスプローラを使用して、Oracleディレクトリ、そのサブディレクトリおよびサブディレクトリの内容を削除します。