| Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド 11gリリース1(11.1)for Microsoft Windows E05877-03 |
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この付録では、Oracle Configuration Manager(OCM)ソフトウェアのトラブルシューティングおよび削除方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、OCMの使用時に発生する可能性があるいくつかのエラーと、それらのエラーをトラブルシューティングする際のヒントを示します。
installCCRSQL collectconfig実行時の権限が不十分
installCCRSQL.exeスクリプトを実行すると、ORACLE_OCMユーザーが作成され、データベース構成情報を収集するためのジョブが設定されます。データベース・バージョンが10g以上の場合は、ORACLE_OCMユーザーには、UTL_FILEとDBMS_SCHEDULERに対するEXECUTE権限が必要です。10g以下のデータベースの場合は、DBMS_JOBに対するEXECUTE権限が必要です。これらの権限がPUBLICに付与されている場合、ORACLE_OCMユーザーはこれらの権限を継承します。そうでない場合、これらの権限は、installCCRSQL.exeスクリプトが実行されるときに明示的に付与されます。継承された権限が取り消されると、権限の不足を示す次のエラーがalert_logに記録されます。
ORA-12012: error on auto execute of job 52
ORA-04068: existing state of packages has been discarded
ORA-04063: package body "ORACLE_OCM.package_name" has errors
ORA-06508: PL/SQL: could not find program unit being called
これらのエラーを解消するには、不足しているEXECUTE権限をORACLE_OCMユーザーに付与する必要があります。
データベース・バージョンが10g以上の場合は、次のSQL*PLUSコマンドを入力して、UTL_FILEおよびDBMS_SCHEDULERパッケージに対するEXECUTE権限をORACLE_OCMユーザーに付与します。
SQL> grant execute on UTL_FILE to oracle_ocm; SQL> grant execute on DBMS_SCHEDULER to oracle_ocm; SQL> ALTER PACKAGE oracle_ocm.MGMT_DB_LL_METRICS compile; SQL> ALTER PACKAGE oracle_ocm.mgmt_config compile;
Oracle Database 10gより前のバージョンの場合は、次のSQL*Plusコマンドを入力して、DBMS_JOBパッケージに対するEXECUTE権限をORACLE_OCMユーザーに付与します。
SQL> grant execute on UTL_FILE to oracle_ocm; SQL> grant execute on DBMS_JOB to oracle_ocm; SQL> ALTER PACKAGE oracle_ocm.MGMT_DB_LL_METRICS compile; SQL> ALTER PACKAGE oracle_ocm.mgmt_config compile;
ORA-04021エラー
インストール中にORACLE_OCMユーザーに必要な権限を付与する必要がある場合があります。権限を付与しているときに、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr\log\collectconfigSID.logに次のエラーが発生する場合があります。
ORA-04021: timeout occurred while waiting to lock object SYS.<package like UTL_FILE>
このエラーは、権限を付与しようとしているパッケージが別のプロシージャによって使用されている場合に発生する可能性があります。このエラーを解消するには、パッケージが使用されていないときにインストールを再試行します。このエラーは、UTL_FILE、DBMS_SCHEDULERまたはDBMS_JOBに対する権限を付与しているときに発生する場合があります。
ORA-01925 installCCRSQL実行中のエラー
このエラーは、MAX_ENABLED_ROLES初期化パラメータの値を超えた場合に発生する可能性があります。このエラーを解消するには、次のようにMAX_ENABLED_ROLESパラメータの値を増やして、データベースを再起動します。
initsid.oraファイル(SIDはデータベース・システム識別子です)を編集し、MAX_ENABLED_ROLESの値を増やします。サーバー・パラメータ(SPFILE)が使用されている場合は、次のSQL*PLusコマンドを使用して、MAX_ENABLED_ROLESパラメータを変更します。
SQL> alter system set MAX_ENABLED_ROLES=value scope=spfile
データベースを再起動します。
データベースを再起動したら、installCCRSQL.exeスクリプトを再実行します。
誤って構成されたホスト名が短縮名でMy Oracle Supportに表示される
ホスト名を完全修飾名でMy Oracle Supportに表示するには、%windir%\system32\drivers\etc\hostsファイルに、ホスト名とネットワーク・ドメインの両方のエントリを次の形式で記述しておく必要があります。
IP-Address Full-HostName Short-HostName
次に例を示します。
10.10.10.10 myhost.mydomain myhost
hostsファイルが正しく構成されていないと、My Oracle Supportには短縮名のみが表示されます。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOMEディレクトリにデータベースが含まれている場合、次のスクリプトを実行して、Oracle Configuration Managerユーザーと関連するオブジェクトをデータベースから削除します。
SQL> ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr\admin\scripts\dropocm.sql
データベースがOracle E-Business Suiteのリポジトリの場合、SYSDBAユーザーとしてデータベースにログインし、次のスクリプトを実行して、追加オブジェクトをデータベースから削除します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr\admin\scripts\ebs_dropccr.sql Oracle_Applications_User
データベースがOracle Grid Controlのリポジトリの場合、SYSMANユーザーとしてデータベースにログインし、次のスクリプトを実行して、追加オブジェクトをデータベースから削除します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr\admin\scripts\dropemrep_collect.sql
スケジューラを停止し、サービスを削除するには、次のコマンドを入力します。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr\bin\deployPackages -d ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr\inventory\core.jar
次のコマンドを入力して、ccrディレクトリを削除します。
SYSTEM_DRIVE:\> rmdir /S ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\ccr
OCMが正常に削除されます。