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Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1)for Microsoft Windows
E05877-03
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C Oracle Databaseポート番号の管理

この付録では、デフォルトのポート番号と、インストール後に割当て済ポートを変更する方法について説明します。

C.1 ポートの管理

インストール中、Oracle Universal Installerによって、ポート番号がデフォルトの一連のポート番号からコンポーネントに割り当てられます。 Oracle Clusterwareの多くのコンポーネントおよびサービスがポートを使用します。管理者は、これらのサービスで使用されているポート番号を把握し、ホスト上の2つのサービスで同じポート番号が使用されないようにする必要があります。

ほとんどのポート番号は、インストール中に割り当てられます。 すべてのコンポーネントおよびサービスには、割り当てられるポート範囲があります。この範囲は、ポートの割当て時にOracle Clusterwareが使用する一連のポート番号です。 Oracle Clusterwareは、この範囲の中で最も小さい番号から開始して、次のチェックを行います。

前述のいずれかのチェックに該当するものがあると、Oracle Clusterwareは、割り当てられるポート範囲の中で次に大きい番号に移動し、空きポートが見つかるまでチェックを続けます。

C.2 ポート番号とアクセスURLの表示

ほとんどの場合、Oracle Databaseコンポーネントのポート番号は、ポートの構成に使用するツールで表示されます。また、いくつかのOracle Databaseアプリケーションのポートは、portlist.iniファイルにリストされています。このファイルは、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\installディレクトリにあります。

ポート番号を変更しても、portlist.iniファイルでは更新されないため、このファイルを信頼できるのはインストール直後のみです。ポート番号を検出または変更するには、この付録で説明する方法を使用します。

C.3 Oracleコンポーネントのポート番号およびプロトコル

表C-1に、インストール中に構成されるコンポーネントが使用するポート番号およびプロトコルを示します。デフォルトでは、範囲の中の最初のポートが使用可能であれば、そのポートがコンポーネントに割り当てられます。

表C-1 Oracleコンポーネントで使用されるポート

コンポーネントおよび説明 デフォルトのポート番号 ポート範囲 プロトコル

Oracle SQL*Net Listener

OracleクライアントからOracle SQL*Netプロトコルを介してデータベースに接続できるようになります。このポート番号は、インストール中に構成できます。このポートを再構成するには、Net Configuration Assistantを使用します。

1521

1521

TCP

Oracle Data Guard

SQL*Netポートを共有し、インストール中に構成されます。このポートを再構成するには、Net Configuration Assistantを使用して、Oracle SQL*Net Listenerを再構成します。

1521(リスナーと同じ)

1521

TCP

Connection Manager

Oracleクライアント接続のためのリスニング・ポートです。Net Configuration Assistant(NetCA)を使用して、インストール中またはインストール後にOracle Connection Managerを構成できます。

1630

1630

TCP

Oracle Management Agent

Oracle Management Agent用のHTTPポートで、Oracle Enterprise Managerの一部です。これは、インストール中に構成されます。

このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Management Agentポートの変更」を参照してください。

3938

1830–1849

HTTP

Oracle Enterprise Manager Database Control

Enterprise Manager Database Control用のHTTPポートです。これは、インストール中に構成されます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更」を参照してください。

1158

5500–5519

TCP/HTTP

Oracle Enterprise Manager Database Console

Enterprise Manager Database Control用のRMIポートです。これは、インストール中に構成されます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更」を参照してください。

5520

5520–5539

TCP

Enterprise Manager Database Console

Enterprise Manager Database Control用のJMSポートです。これは、インストール中に構成されます。このポート番号の変更方法については、「Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更」を参照してください。

5540

5540–5559

TCP

Oracle XML DB

WebベースのアプリケーションがHTTPリスナーからOracle Databaseにアクセスする必要がある場合は、Oracle XML DB HTTPポートが使用されます。これはインストール中に構成されますが、後で表示することはできません。このポート番号の変更方法については、「Oracle XML DBポートの変更」を参照してください。

動的

動的

HTTP

Oracle XML DB

アプリケーションがFTPリスナーからOracle Databaseにアクセスする必要がある場合は、Oracle XML DB FTPが使用されます。これはインストール中に構成されますが、後で表示することはできません。このポート番号の変更方法については、「Oracle XML DBポートの変更」を参照してください。

動的

動的

FTP

Oracle Services for Microsoft Transaction Server

Microsoft Transaction Server用のポート番号は、特定のコンピュータにMicrosoft Transaction Serverを最初にインストールするカスタム・インストール中に、Oracle Universal Installerでその番号を入力した際に構成されます。同じコンピュータの複数のOracleホームにこれをインストールする場合、Oracle Universal Installerは、最初のインストール時に指定された番号と同じポート番号を使用します。

ほとんどの場合、このポート番号は再構成する必要はありません。再構成する必要がある場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\OracleMTSRecoveryService\Protid_0レジストリ・エディタ・キーでその値を編集できます。

2030

2030

TCP

Oracle Real Application Clusters(ローカル・ホスト: Windowsのみ)

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

61000

61000–61300

TCP

Oracle Real Application Clusters(クラスタ・インターコネクト: Windowsのみ)

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

11000

11000–26000

TCP

Oracle Real Application Clusters(UNIX)

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

動的

動的

UDP

Oracle Clusterware

Oracle Cluster Ready Services Daemon(CRSデーモン)ノード間接続です。ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

49896

49896

TCP

クラスタ同期サービス(CSS)

GMレイヤー用のCSSデーモン・ノード間接続です。ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

49895

49895

TCP

Oracle Cluster Registry

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

動的

動的

TCP

Oracle Event Manager

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

49897

49897–49898

TCP

クラスタ・マネージャ

ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。

動的

動的

TCP


C.4 Oracle Enterprise Management Agentポートの変更

Oracle Management Agentポートの現行の設定を確認するには、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\host_sid\sysman\config\emd.propertiesファイルでEMD_URLを検索します。

Oracle Management Agent HTTPポートを変更するには、emca -reconfigポート・コマンドを使用します。

emca -reconfig ports -AGENT_PORT 1831

C.5 Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートの変更

現行のHTTP、RMIおよびJMSポート設定を確認するには、次のファイルで検索します。

Oracle Enterprise Manager Databaseコンソールのポートを変更するには、emca -reconfigポート・コマンドを使用します。

ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\bin> emca -reconfig ports option setting

optionは、次のようになります。

複数の-reconfig port設定を1行に入力できます。次に例を示します。

emca -reconfig ports -DBCONTROL_HTTP_PORT 1820 -AGENT_PORT 1821 -RMI_PORT 5520

C.6 Oracle XML DBポートの変更

Oracle XML DB FTPおよびHTTPポートを変更するには、catxdbdbca.sqlスクリプトを実行する必要があります。これは、デフォルトのインストールのORACLE_BASE\ORACLE_HOME\rdbms\adminにあります。

Oracle XML DBポートを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracleリスナーが実行されていることを確認します。これを行うには、Windowsの「サービス」ユーティリティで、Oracle TNS Listenerサービス(たとえば、OracleOraDb11g_home1TNSListener)が「開始」に設定されていることを確認します。

    リスナーを起動できない場合は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

  2. SYSDBAロールを使用してSYSまたはXDBとしてSQL*Plusにログインします。

    たとえば、パスワードwelcomeを使用してSYSとしてSQL*Plusにログインします。

    SYSTEM_DRIVE:\sqlplus /nolog
    SQL> CONNECT sys/welcome AS SYSDBA
    
  3. catxdbdbca.sqlスクリプトを実行します。

    たとえば、FTPポートに2200を、HTTPポートに8200を使用し、Oracleホームが次の場所にあるとすると、次のコマンドを実行します。

    SQL> @c:\oracle\product\11.1.0\db_1\rdbms\admin\catxdbdbca.sql 2200 8200
    
  4. SQL*Plusを終了します。