ヘッダーをスキップ
Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1)for Microsoft Windows
E05877-03
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

2 Oracle DatabaseおよびOracle Real Application Clustersのインストール

この章では、Oracle Database 11gリリース1(11.1)およびOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)をインストールする手順について説明します。また、Oracle Universal Installer(OUI)の一部の機能についても説明します。この章の内容は次のとおりです。


注意:

Windows Server 2008にOracle RACをインストールするには、Microsoft Windows Server 2008メディア用のOracle Database 11gリリース1(11.1.0.7.0)を使用します。

2.1 CVUを使用したOracle Databaseのインストールのためのシステム準備状況の検証

Oracle DatabaseおよびOracle RACを正常にインストールするための準備がシステムで完了しているかどうかを検証するには、次のコマンド構文を使用してCRS_home\binディレクトリからクラスタ検証ユーティリティ(CVU)を実行します。

cluvfy.bat stage -pre dbinst -n node_list [-r 11gR1 ] [-verbose]

前述の構文例の意味は次のとおりです。

たとえば、node1およびnode2で構成される2ノードのクラスタにOracle DatabaseおよびOracle RACをインストールするためにインストール前の検証を実行するには、次のコマンドを入力します。

cluvfy.bat stage -pre dbinst -n node1,node2 -verbose

-verboseオプションを選択して、CVUによるシステム検証の進捗状況を表示することをお薦めします。-verboseオプションによって提供される詳細なレポートは、検証に失敗した場合、その原因を特定するために使用できます。

クラスタの検証に失敗した場合は、該当するシステム構成手順を確認および修正して、再度テストを実行します。システム構成の確認については、「Windows用のインストール設定のトラブルシューティング」を参照してください。

2.1.1 Windows用のインストール設定のトラブルシューティング

CVUによるシステムの構成検証に失敗した場合は、CVUのレポートを確認し、その出力を使用して構成検証の失敗を解決します。

「ユーザーのユーザー等価チェックが失敗しました。」
原因: すべてのノード間でユーザー等価関係の設定に失敗しました。
処置: OUIを実行するノードから、他のノードに対する管理権限を所有していることを確認します。この操作を実行するには、クラスタの一部である各ノードで次のコマンドを入力します。
net use \\node_name\C$

node_nameはノード名です。

ログオンできないノードがある場合は、そのノードでユーザー情報を修正してください。クラスタの各ノードでローカルの管理権限を持つ、同じユーザー名およびパスワードを使用するか、ドメイン・ユーザー名を使用する必要があります。 ドメイン・ユーザー名を使用する場合は、各ノードに対して管理権限を持つドメイン・ユーザーとしてログオンします。

ノードでパスの構成情報を修正した後で、CVUの検証を再度実行します。

「ノードからのノード到達可能性チェックが失敗しました。」
原因: 通信に必要な接続が、1つ以上のノードで失敗しました。
処置: このメッセージが表示された場合は、次の原因が考えられます。
  • ネットワーク構成が不適切である

  • CVUを実行しているノードから、クラスタ内の1つ以上のノードに接続できない

次のコマンドを使用して、各ノードの現行の構成を確認してください。

ipconfig /all
「ノード接続性チェックが失敗しました。」
原因: 1つ以上のクラスタ・ノードが、クラスタ内の他のすべてのノードから接続できません。
処置: ノードによるプライベート・ネットワーク・インタフェースでの通信を妨害するファイアウォールが存在していないか確認してください。
システム要件チェックが失敗しました
原因: システム・リソースの不足、ソフトウェア・パッケージの不足またはオペレーティング・システムかハードウェアに関するその他の問題が考えられます。
処置: CVUコマンドの実行時に-verboseフラグを指定しなかった場合は、-verboseを使用してコマンドを再度実行し、レポートから不十分なシステム要件を特定してください。問題を修正してください。

2.2 Oracle Database構成タイプの説明

OUIを起動すると、データベース構成タイプとして、「汎用」「トランザクション処理」「データ・ウェアハウス」 または「詳細」を選択できます。

最初の3つの構成タイプについては、この章に後述する手順でも作成できます。「詳細」を選択すると、第3章「Database Configuration Assistantを使用したOracle RACデータベースの作成」で説明するように、Database Configuration Assistant(DBCA)を使用してデータベースを作成できます。データベース作成には、DBCAを使用することをお薦めします。

2.2.1 汎用、トランザクション処理およびデータ・ウェアハウス構成タイプ

「汎用」、「トランザクション処理」および「データ・ウェアハウス」構成タイプでは、事前構成済データベース・テンプレートが使用されます。

インストール中に、事前構成済データベース・テンプレートのいずれかを選択すると、OUIによってOracle Net Configuration Assistant(NetCA)およびDBCAが起動され、それ以上入力することなく、事前構成済データベースがインストールされます。データベースのインストール中、OUIにプログレス・バーが表示されます。

これら3つの構成タイプでのDBCAの処理によって、初期データベースが作成され、Oracleネットワーク・サービスが構成されます。「データベース・ファイル記憶域オプションの指定」ページでRAWデバイスを選択すると、各表領域に対してRAWデバイスが構成されているかどうかがDBCAによって確認されます。

詳細構成を選択した場合、次の項で説明するように、固有の情報を入力する必要があります。

2.2.2 詳細構成タイプ

「詳細」構成タイプを選択すると、OUIによってDBCAが実行され、「汎用」、「トランザクション処理」、「データ・ウェアハウス」および4つ目の構成タイプである「カスタム・データベース」が表示されます。

「詳細」構成タイプは、デフォルト以外のキャラクタ・セットでデータベースを作成したり、製品ユーザー・インタフェースを英語以外の言語に変換して追加するなど、特定の要件に対応するために使用します。デフォルトでは、新しいデータベースのキャラクタ・セットは、オペレーティング・システムの言語に基づいてインストール時に構成されます。


参照:

キャラクタ・セットおよび言語構成の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

最初の3つのテンプレートは、事前構成済データベース・タイプのカスタマイズ可能なバージョンです。「カスタム・データベース」タイプは、事前構成済オプションを使用せずにデータベースを作成します。

次の項では、Oracle RACデータベースを作成する場合のOUIおよびDBCAの処理について詳しく説明します。


参照:

グローバリゼーションの構成の詳細は、ご使用のプラットフォームに対応するOracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

2.3 Oracle Configuration Managerオプション

インストール中、Oracle Configuration Managerの有効化に必要な情報を入力するように求められます。 このオプションによって、Oracle RAC構成に関する情報をMy Oracle Supportアカウントと関連付けることができます。Oracleサポート・サービスのサポートが必要になった場合、この構成情報は問題を迅速に解決するのに役立ちます。

Oracle Configuration Managerは、インストール中またはインストール後に有効にしたり、有効にしないように選択することもできます。インストール中に有効にするには、次の情報が使用可能である必要があります。

登録エラーが発生し、正しい国番号が指定されているかどうかが不明な場合は、My Oracle Support(https://metalink.oracle.com)を参照してください。 My Oracle Supportアカウントに関連付けられた国名は、「Licenses」リンクの下にある「Profile」セクションで確認できます。


参照:

詳細は、『Oracle Configuration Manager Installation and Administration Guide』を参照してください。

2.4 インストール中のOUI、DBCAおよびその他の補助ツールの動作

インストール後、OUIによってNet Configuration Assistant(NetCA)が起動されます。 NetCAの処理が完了すると、OUIによってDBCAが起動され、Optimal Flexible Architecture(OFA)のガイドラインに従ってデータベースが作成されます。つまり、DBCAによって、標準的なファイルのネーミング方法および配置方法に従って、デフォルトのサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を含むデータベース・ファイルが作成されます。

DBCAによる処理では、最初に次のことを行います。

スタンドアロン・モードでDBCAを使用して、データベースやASMインストールを作成または削除したり、Oracle Enterprise Manager Database ControlからOracle Enterprise Manager Grid Controlにデータベース管理を切り替えることもできます。

Oracle Databaseリリース11.1では、Oracle RACデータベースのサービスの管理は実行されなくなったことに注意してください。サービスのあらゆる管理および監視には、Oracle Enterprise Manager DB ControlまたはGrid Controlを使用します。


参照:

リスナーの構成などで問題が発生した場合、およびLightweight Directory Access Protocol(LDAP)サポートの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

Oracle Database 10g以上のリリースでは、一部のデータベースの言語および地域の定義ファイルが更新され、関連ロケールで使用されるロケール表記規則がより正確に反映されるようになりました。

デフォルトのNLSパラメータ値で行われた変更によって、既存のアプリケーションが動作不能になる場合は、Oracle9iの互換性定義ファイルをインストールすることで、変更を元に戻すことができます。Oracle11gのファイルのかわりにOracle9iのファイルをインストールするには、「Oracle Universal Installerを使用したOracle RACのインストール」の手順に従ってOUIをコマンドラインから起動し、次の文を使用してb_cr9idata変数をtrueに設定する必要があります。

runInstaller oracle.rsf.nlsrtl_rsf:b_cr9idata=true

参照:

Oracle Databaseの言語および地域の定義ファイルの更新の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

2.5 データベース・セキュリティ・オプション

インストール中、データベース・セキュリティ構成を選択するように求められます。「セキュアな構成」オプションでは、データベース監査オプション、パスワードの方針および有効期限の設定をデータベースに構成できます。

新しいデータベースのインストールには、Oracle Database 11gリリース1(11.1)のデフォルト構成に「セキュアな構成」オプションが含まれています。これらの拡張セキュリティ制御を無効にする場合は、「セキュリティ設定の無効化」チェック・ボックスを選択できます。選択すると、Oracle Databaseは、Oracle Database 10gリリース2のデフォルト・オプションでインストールされます。インストール後、DBCAを起動してセキュリティ設定を変更できます。監査やパスワードなどのセキュリティ設定を有効または無効にしたり、以前のセキュリティ設定に戻すこともできます。

データベース・アップグレードの場合、アップグレードしたデータベースでは、既存のデータベース・セキュリティ構成が保持され、既存のアプリケーションとの互換性が確保されます。インストール後、DBCAを使用して、「セキュアな構成」で監査やパスワードなどのセキュリティ設定を有効または無効にしてテストできます。


注意:

インストール中か、インストール後にDBCAを使用して、データベースで「セキュアな構成」オプションを構成することをお薦めします。

2.6 Oracle Universal Installerを使用したOracle RACのインストール

次の手順を実行して、Oracle Database 11gリリース1(11.1)ソフトウェアおよびOracle RACをインストールします。

  1. Oracle Database 11gリリース1(11.1)インストール・メディアのベース・ディレクトリからsetup.exeコマンドを実行し、Oracle Database 11gを選択してから、「次へ」をクリックします。

  2. 情報を求められたら、指定します。インストール手順の詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。インストール中に問題が発生した場合は、インストール・ログ・ファイルに記録されているOUI の動作を調査します。ログ・ファイルは、インストール・プロセスのタイムスタンプ(date_time)を含む名前で、Oracle Inventoryディレクトリに格納されています。次に例を示します。

    C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs\installActionsdate_time.log
    

    前述の構文例では、変数dateおよびtimeは、ログ・ファイルの日付および時間です。


    注意:

    データベースのインストールで使用するOracleホームの名前とパスは、Oracle Clusterwareのインストールに使用したホームとは異なるものにする必要があります。Oracle Database 11gおよびRACは、Oracle Clusterwareソフトウェアをインストールしたホームにはインストールしないでください。

    次に、インストールの注意に関する追加情報を示します。

    • インストール中に「自動ストレージ管理(ASM)」を選択すると、ASMディスクを選択する必要があるASMディスク・パーティションの場所のデフォルトのパーティションに次のようにマークが付けられます。

      \\.\orcldisk*
      

      Standard EditionからOracle RACをインストールする場合は、データベース記憶域にASMを使用する必要があります。


      注意:

      Windows SystemsでOUIに表示されるパーティションは、プライマリ・パーティションが含まれないドライブ上にあり、asmtoolでスタンプされている論理ドライブのみです。 Windows Server 2008環境でドライブをスタンプするには、管理コマンド・プロンプトからasmtoolgを実行します。

インストールの第2フェーズ(最終フェーズ)のすべての手順を完了したら、第4章「Oracle Real Application Clustersのインストール後の手順」に進んでインストール後の作業を実行します。

2.7 最小メモリー要件のWindowsベースのシステムへのインストール

RAMが512MBで仮想メモリーが500MBのWindowsベースのシステムのノードにOracle RACをインストール場合は、次の制限があります。

メモリーおよび仮想メモリーの最小要件(それぞれ、512MB、500MB)のみを満たしているコンピュータ・システムには、データベースはインストールしないでください。かわりに、次のガイドラインに従います。

インストール後に、必要に応じて適切なConfiguration Assistantを実行します。

クラスタ内のすべてのノードで新しいOracleホームが使用されるようにするには、次の手順を実行してクラスタ内の各ノードに新しいOracleホームのパス名を定義してください。

  1. 各リモート・ノードで、「スタート」→「コントロール パネル」→「システム」→「詳細」→「環境変数」を選択します。

  2. 「システム環境変数」ダイアログ・ボックスで、PATH変数を選択し、PATH変数の値にoracle_home\binoracle_homeは新しいOracleホーム)が含まれるようにしてください。変数にこの値が含まれていない場合は、「編集」をクリックし、「システム変数の編集」ダイアログ・ボックスのPATH変数定義の先頭にこの値を追加して、「OK」をクリックします。

  3. 「環境変数」ページで「OK」をクリックした後、「システムのプロパティ」ページで「OK」をクリックし、その後「コントロール パネル」をクローズします。

2.8 Oracle Real Application Clustersソフトウェアの削除

Real Application Clusterソフトウェアを削除する必要がある場合は、インストールを実行したノードでOUIを起動して削除する必要があります。また、Oracle Clusterwareソフトウェアを削除する前に、まずOracle Databaseソフトウェアを削除する必要があります。Oracle Database 11g RACおよびOracle Clusterwareのソフトウェアを削除するには、次の項で説明する手順を実行します。

2.8.1 Oracle RACおよびOracle Databaseソフトウェアの削除

この項では、Oracle Database 11gのRACソフトウェアを削除する手順を説明します。これらの手順を実行する前に、削除するOracleホームで実行されているデータベースのバックアップを作成することをお薦めします。その後で、削除するソフトウェアに依存するすべてのノード上のすべてのインスタンスおよびプロセスを停止する必要があります。


注意:

Windows Server 2008で、Oracle Clusterwareホームに存在する実行可能ファイルを実行するには、管理者権限を保持し、管理コマンド・プロンプトからコマンドを実行する必要があります。

  1. DBCAの「データベースの削除」オプションを使用し、削除するOracleホームに依存しているすべてのデータベースを選択して削除します。

  2. OracleホームでASMインスタンスが実行されている場合は、そのASMインスタンスに、他のデータベースとの依存関係がないことを確認します。次に、管理ユーザーとしてログオンして次の手順を実行することにより、ASM構成を削除します。

    1. ASMインスタンスに接続し、次のコマンドを実行してこのASMインスタンスを使用しているすべてのデータベース・インスタンスを特定します。

      SQL> select INSTANCE_NAME from GV$ASM_CLIENT;
      

      注意:

      このコマンドでは、実行されているデータベース・インスタンスのみが示されます。他のインスタンスがASMインスタンスに関連付けられている可能性はありますが、それらは現在実行されていません。このOracleホームからデータベースを削除しても、コマンドの出力結果が、このASMインスタンスが別のOracleホームのデータベース・インスタンスと依存関係にあることを示している場合は、そのASMインスタンスとOracleホームを削除しないでください。

    2. 手順aで実行した文の出力結果に示されている各インスタンスに対応するデータベースを停止します。

    3. このASMインスタンスを使用しているすべてのデータベースのデータベース・ファイルをバックアップすることをお薦めします。

    4. ASMインスタンスへの接続を使用して、次のコマンドを実行します。

      SQL> select * from V$ASM_DISKGROUP;
      
    5. 手順dで実行した文の出力結果に示されている各ディスク・グループに対して、次のコマンドを実行します。

      SQL> drop diskgroup diskgroup_name including contents;
      

      diskgroup_nameは、ディスク・グループの名前です。

    6. すべてのOracle RACノードでASMを停止し、すべてのASMインスタンスが停止されたことを確認します。

    7. OCRからASMのエントリを削除するには、このOracleホームが存在するすべてのノードで次のコマンドを実行します。

      srvctl remove asm -n nodename
      

      nodenameは、ASMインスタンスを削除するノードの名前です。

    8. ASMインスタンスが含まれている各ノードに対して次のコマンドを実行します。node_numberはノード識別子です。

      oradim -delete -asmsid +ASMnode_number
      
    9. Oracleホームに共有クラスタ・ファイル・システムを使用している場合は、ローカル・ノードで次のコマンドを実行します。

      delete %ORACLE_HOME%\database\*ASM*
      delete %ORACLE_BASE%\admin\+ASM
      

      コマンドを正常に実行するには、下位のファイルまたはディレクトリを削除する必要がある場合があります。

    10. Oracleホームに共有クラスタ・ファイル・システムを使用していない場合は、Oracleホームが存在している各ノードで、手順iで実行したコマンドを実行します。

    11. このOracleホームで実行されている他のすべてのプロセスを停止します。

      Stop Oracle Ultra Search: %ORACLE_HOME%\bin\searchctl stop
      
  3. このOracleホームからリスナーが実行されている場合は、NetCAを使用してリスナーとその構成を削除します。

  4. 次のコマンドを使用してOUIを起動します。

    %ORACLE_HOME%\oui\bin\setup.exe
    

    「ようこそ」ページで、「製品の削除」をクリックします。「インベントリ」画面が表示され、システム上のすべてのOracleホームが表示されます。「インベントリ」画面で、削除するOracleホームおよび製品を選択し、「削除」をクリックします。


    注意:

    Oracleソフトウェアの削除には、必ずOUIを使用してください。OUIを使用してソフトウェアを削除する前に、Oracleホーム・ディレクトリを削除しないでください。また、Oracle RACの削除を実行しているOUIセッションと同じOUIセッションからOracle RACをインストールすることはできません。つまり、OUIを使用してOracle RACを削除した後に、別のOracle RACをインストールするには、新しくOUIセッションを開始する必要があります。

2.8.2 自動ストレージ管理の削除

自動ストレージ管理(ASM)インスタンスを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 各ノードには、Oracle Clusterwareによって管理され、nodeappsで起動および停止される1つのリスナーが存在します。nodename_LISTENERという名前で、Oracleホームに存在します。このリスナーとリスナーのOracle Clusterwareリソースを削除するには、NetCAを使用します。必要に応じて、別のOracleホームにこのリスナーを再作成します。

  2. このOracleホームでASMインスタンスを実行している場合は、次のコマンドを入力してASM構成を削除します。

    srvctl stop asm -n node
    srvctl remove asm -n node
    
  3. ASM Oracleホームにクラスタ・ファイル・システムを使用していない場合は、Oracleホームが存在している各ノードで、前の手順で示したsrvctl stopおよびsrvctl removeコマンドを実行します。

  4. ASM Oracleホームに共有クラスタ・ファイル・システムを使用している場合は、ローカル・ノードで次のコマンドを実行します。

    delete %ORACLE_HOME%\database\*ASM*
    delete %ORACLE_BASE%\admin\+ASM
    

    コマンドを正常に実行するには、下位のファイルまたはディレクトリを削除する必要がある場合があります。

  5. ASM Oracleホームに共有クラスタ・ファイル・システムを使用していない場合は、Oracleホームが存在している各ノードで、手順4で実行したコマンドを実行します。

  6. 各ノードに対し、次のコマンドを実行します。

    %ORACLE_HOME%\bin\oradim.exe -delete -asmsid +ASMnode_number
    

    node_numberはノード識別子です。