チュートリアル

     前  次    目次   
ここから内容

チュートリアル 3. 融資申し込みの検証

Oracle Service Bus プロキシ サービスをコンフィグレーションして、クライアントとビジネス サービス間で渡されるメッセージを検証できます。検証アクションは、メッセージ処理パイプラインの任意のステージでコンフィグレーションできます。ただし、これらのアクションは、エラー メッセージを排除するために、通常は初期ステージでコンフィグレーションします。XQuery 条件式を使用すると、メッセージ処理中に明示的な検証を実行できます。

以下の方法でメッセージ検証ロジックをコンフィグレーションできます。

このチュートリアルは、以下のトピックで構成されています。

 


前提条件

このチュートリアルを開始する前に、「チュートリアル 1. 融資申し込みのルーティング」と「チュートリアル 2. 融資申し込みの変換」を完了する必要があります。

 


チュートリアルの目的

このチュートリアルの目的は、Oracle Service Bus Console を使用して、メッセージの検証とエラー処理を実装する Oracle Service Bus リソースをコンフィグレーションするためのタスクを提供することです。このチュートリアルでは、次のことを行います。

重要な機能

このチュートリアルを通じて、Oracle Service Bus の次の機能について学習できます。

 


シナリオの定義

主要な金融会社が、Oracle Service Bus のプロキシ サービスを使用して融資申し込みをルーティングし、メッセージを検証します。融資申し込みは、次のように処理されます。

図 5-1 は、このシナリオについて説明するための論理アーキテクチャをまとめたもので、Oracle Service Bus をエンタープライズ システム環境に配置してクライアントとビジネス サービス間のメッセージングを中継するしくみを示します。

図 5-1 Oracle Service Bus を使用した融資申し込みの検証

Oracle Service Bus を使用した融資申し込みの検証

Oracle Service Bus の実行時処理の概要

このシナリオでは、WSDL リソースのスキーマ定義に基づいてメッセージ フローの着信メッセージを検証するように、Oracle Service Bus をコンフィグレーションできます。各フィールドのコンテンツが有効かどうかチェックされます。申し込みが有効となるには、すべての要素にコンテンツが入力されている必要があります。融資期間のフィールドの値が整数でないと、検証アクションでエラーが発生します。コンテキスト変数 $fault にはエラーの詳細が格納されます。

エラーはステージ エラー ハンドラで捕捉され、body コンテキスト変数の <Notes> フィールド値が $fault <reason> 要素のテキストで置換されます。後でコンソールで表示および検索できるように、レポート アクションでエラー コードとメッセージ本体を保存します。返信アクションで body コンテキスト変数をクライアントに返します。

このシナリオでは、メッセージ ルーティングは次のように処理されます。

必要なリソース

MortgageBroker プロジェクト フォルダと前のチュートリアルで作成したディレクトリ構造を使用して、プロジェクトのアーティファクトを保持します。このシナリオに必要なリソースを次の表に示します。

表 5-1「融資申し込みのルーティング」チュートリアルのリソース
リソース名
説明
normalLoan
WSDL リソース
NormalLoan
Oracle Service Bus で使用する外部ビジネス サービス
LoanGateway3
Oracle Service Bus プロキシ サービス

 


このチュートリアルのタスク

このチュートリアルでは、Oracle Service Bus を使用して、金融会社の融資申し込みを対象 Web サービスにルーティングします。融資申し込みを処理するには、申し込みがすべて適切に入力されている必要があります。申し込みにエラーがあると、Oracle Service Bus によって検証例外が生成され、エラー メッセージがクライアントに返されます。

プロキシ サービス LoanGateway3 を作成し、メッセージを NormalLoan ビジネス サービスにルーティングするようにコンフィグレーションします。プロキシ サービスの動作は、次のタスクの実行によってコンフィグレーションします。

環境の準備

このチュートリアル用に作成したドメインで Oracle Service Bus が動作していること、および「チュートリアル 1. 融資申し込みのルーティング」で説明されているタスクが完了していることを確認します。

セッションの作成

このチュートリアルでは、「チュートリアル 1. 融資申し込みのルーティング」で作成した MortgageBroker プロジェクト フォルダとディレクトリ構造を使用して、プロジェクトのアーティファクトを保持します。

  1. [Change Center] で [作成] をクリックして新しいセッションを作成します。
  2. Oracle Service Bus Console のナビゲーション ペインで [プロジェクト エクスプローラ] を選択します。
  3. ナビゲーション ペインに [プロジェクト エクスプローラ] ペインが開き、コンソールにプロジェクト ページが表示されます。

  4. [プロジェクト エクスプローラ] で MortgageBroker プロジェクト ツリーを展開して、プロジェクトのアーティファクトが格納されている以下のサブフォルダを表示します。
    • BusinessService
    • ProxyService
    • WSDL

リソースの作成

この節では、プロキシ サービス LoanGateway3 を作成します。メッセージのコンテンツを検証するために、既存の normalLoan WSDL リソースを使用します。融資申し込みが有効で、想定されている基準を満たす場合は、既存の NormalLoan ビジネス サービスにルーティングされます。normalLoan WSDL リソースおよび NormalLoan ビジネス サービスは、「チュートリアル 1. 融資申し込みのルーティング」の「normalLoan WSDL リソースを作成するには」で作成したものです。

プロキシ サービスの作成

このタスクでは、融資申し込みを適切なビジネス サービスにルーティングする際に使用する、LoanGateway3 プロキシ サービスを作成します。このプロキシ サービス インスタンスの作成については、「プロキシ サービスを作成するには」のタスクに従って、表 5-2 のプロキシ サービス名とエンドポイント URI を使用します。

表 5-2 LoanGateway3 プロキシ サービスのコンフィグレーション設定
プロキシ サービス名
LoanGateway3
サービスのタイプ
normalLoan WSDL、helloPort を選択
エンドポイント URI
/loan/LoanGateway3

プロキシ サービスのコンフィグレーション時には、HTTP 転送コンフィグレーション、メッセージ レベルのセキュリティ コンフィグレーション、およびデフォルトの [SOAP 本体の種類] 操作の選択アルゴリズムのデフォルトの設定をそのまま使用します。[プロキシ サービスの作成 - 概要] ページが表示されたら、プロキシ サービスを登録する前にコンフィグレーション設定の概要を確認し、[保存] をクリックします。

このタスクを完了すると、MortgageBroker/ProxyService フォルダには、このチュートリアルおよび前のチュートリアルで作成した以下のプロキシ サービスが格納されます。

LoanGateway3 プロキシ サービスのコンフィグレーション

このプロキシ サービスは、メッセージ フローとして Oracle Service Bus に実装されます。Oracle Service Bus のメッセージ フローは、要求/応答パイプラインを使用してプロキシ サービスの実装を定義します。メッセージ フローには、次のパイプライン ペアを 0 個以上含めることができます。

各パイプラインは、1 つまたは複数のステージを持つことができ、ステージはアクションを持ちます。

LoanGateway3 プロキシ サービスの動作をコンフィグレーションするには、次のタスクを実行する必要があります。

パイプライン ペアの作成

  1. Oracle Service Bus Console のナビゲーション ペインで [プロジェクト エクスプローラ] を選択します。
  2. ナビゲーション ペインに [プロジェクト エクスプローラ] ペインが開きます。

    注意 : リソースの編集はセッション内で行う必要があります。セッションを開始していない場合は、[Change Center] で [作成] をクリックしてセッションを開始し、プロキシ サービスのコンフィグレーションやメッセージ フローの編集ができるようにします。
  3. LoanGateway3 プロキシ サービスに対応する [アクション] カラムで、[メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  4. プロキシ サービス LoanGateway3 の [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  5. LoanGateway3 ノードをクリックして、[パイプライン ペアの追加] を選択します。

[PipelinePairNode1] が作成され、メッセージ フローに配置されます。図 5-2 に示すように、要求/応答パイプラインがこのノードに対して表示されます。

図 5-2 パイプライン ペアの追加

パイプライン ペアの追加

LoanGateway3 プロキシ サービスの要求アクションのコンフィグレーション

ここでは、プロキシ サービスの要求アクションをコンフィグレーションする必要があります。

  1. [要求] アイコンをクリックし、[ステージの追加] を選択します
  2. [Stage1] をクリックし、[名前とコメントの編集] を選択します。
  3. [名前] フィールドに「validate loan application」と入力し、[保存] をクリックします。
メッセージ検証を実行するアクションのコンフィグレーション
  1. ステージを編集するには、[validate loan application] をクリックし、[ステージの編集] を選択します。[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。
  2. [アクションの追加] を選択し、ドロップダウン リストから [メッセージ処理Arrow symbol検証する] を選択します。検証アクションがステージに追加されます。
  3. [検証する] という文の [<XPath>] リンクをクリックして、XPath 式を編集します。XPath 式エディタが表示されます。
  4. [変数の構造] をクリックします。[変数の構造] ペインが表示されます。
  5. [変数の構造] ペインの [構造の選択] ドロップダウン リストで [body] を選択します。
  6. body 要素の構造が [変数の構造] ペインに表示されます。

    1. [processLoanApp] request 要素を展開し、要素を展開します。
    2. [+] をクリックして、[loanRequest] 要素を展開します。
    3. 融資申し込みドキュメントの構造がグラフィカル表示されます。

      図 5-3 [変数の構造] ペイン

      [変数の構造] ペイン

    4. loanRequest 要素に関連付けられたアイコンを XQuery 式 のテキスト ボックスにドラッグ アンド ドロップします。XQuery 式がテキスト ボックスに書き込まれます。
    5. ./exam:processLoanApp/loanRequest

      図 5-4 XQuery 式エディタ


      XQuery 式エディタ

      注意 : ドラッグ アンド ドロップ機能を使用できるのは Internet Explorer (IE) ブラウザのみです。IE 以外のブラウザを使用している場合は、[変数の構造] ペインで loanRequest 要素を選択します。式が [プロパティ インスペクタ] パレットに表示されます。パレットの式をコピーし、XQuery 式のテキスト ボックスに貼り付けます。
  7. [検証] をクリックして XQuery を検証し、[保存] をクリックします。
  8. [ステージ コンフィグレーションの編集] ページに、XQuery 式で置換された <XPath> が表示されます。

  9. [変数] テキスト フィールドに「body」と入力します。
  10. [<リソース>] をクリックし、リストから [WSDL] を選択します。[WSDL の選択] ページが表示されます。
  11. プロキシ サービスは最初に作成した WSDL リソースをベースにしているので、そのリソースに基づいてメッセージを検証する必要があります。

  12. [WSDL の選択] ページで、[normalLoan] WSDL リソースを選択します。
  13. [WSDL 定義の選択] ペインに WSDL のコンテンツ カテゴリが表示されます。

    1. [WSDL 定義の選択] ペインの [種類] カテゴリから、この WSDL のタイプとして loanStruct を選択します。
    2. [送信] をクリックして選択を終了します。
  14. [検証の失敗時にエラーを発生させる] オプションを選択します。検証アクションが図 5-5 に示すように表示されます。
  15. 図 5-5 コンフィグレーションされたメッセージの検証アクション


    コンフィグレーションされたメッセージの検証アクション

  16. [保存] をクリックしてコンフィグレーションを保存します。
注意 : メッセージ フロー内でできる限り早くメッセージの検証を行う必要があります。これによって、無効なメッセージ コンテンツに関する不要な処理が行われないようにします。例外の発生により、それ以降のメッセージ処理が停止され、エラー応答が直ちにクライアントに返されます。
注意 : メッセージは、ルート ノードで検証するか、(このチュートリアルのように) 別の検証アクションを使用して検証することができます。検証ステージを作成すると、コンフィグレーションされた検証アクションがメッセージ フローに論理的に分割されるため、メッセージの処理のモジュール化が進みます。複数の検証を 1 つのメッセージに対して実行する場合は、検証アクションが論理的に拡張されます。
ステージ エラー ハンドラをコンフィグレーションするには

ステージ エラー ハンドラをコンフィグレーションするには、以下のタスクを実行する必要があります。

ステージ エラー ハンドラ要素の追加
  1. [validate loan application] ステージをクリックし、[ステージ エラー ハンドラの追加] を選択します。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
  2. [エラー ハンドラ] をクリックし、[ステージの追加] を選択します。[stage1] ノードが表示されます。
  3. 図 5-6 ステージ エラー ハンドラの追加


    ステージ エラー ハンドラの追加

  4. [Stage1] をクリックし、[名前とコメントの編集] を選択します。
  5. ステージ名を「Reply」に変更し、[保存] をクリックします。
  6. [ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。

  7. ステージを編集するには、[Reply] をクリックし、[ステージの編集] を選択します。
ステージ エラー ハンドラへの If...Then アクションの追加
  1. [アクションの追加|フロー制御|If...Then...] を選択します
  2. If...Then アクションが Reply ステージに追加されます。

  3. If...Then... アクションの [<Condition>] リンクをクリックして、検証する必要がある式を指定します。[Xquery 条件エディタ] ページが表示されます。
    1. [ビルダ] ペインを選択します。
    2. [式ビルダ] ペインの [比較式] ペインで、[オペランド] テキスト ボックスに「$fault/ctx:errorCode」と入力します。
    3. ドロップダウン リストから演算子 [=] を選択します。
    4. [] ペインに「"BEA-382505"」(二重引用符を含む) と入力します。
    5. [And] の組み合わせを示すラジオ ボタンを選択します。
    6. [式ビルダ] ペインが図 5-7 のように表示されます。

      図 5-7 [式ビルダ] の条件


      [式ビルダ] の条件

    7. [追加] をクリックして [式] テキスト ボックスに式を追加します。
    8. 図 5-8 [式] テキスト ボックス


      [式] テキスト ボックス

  4. [保存] をクリックして式を保存し、[ステージ コンフィグレーションの編集] ページに戻ります。
ステージ エラー ハンドラへの置換アクションの追加
  1. 置換アクションを追加するには、If...Then アクションの Then... 部分にある [アクションの追加|メッセージ処理|置換する] を選択します。
  2. 注意 : ページに複数のアクションを追加する場合は、新しいアクションを追加する位置の前にあるアクションをクリックし、そこで追加するアクションを選択します。アクションが順序どおりに追加されます。

    [置換する] という文が図 5-9 に示すように表示されます。

    図 5-9 [置換する] という文


    [置換する] という文

  3. [置換する] という文の [<XPath>] リンクをクリックして、XPath 式を編集します。[XPath 式エディタ] ページが表示されます。
  4. [変数の構造] ペインの [構造の選択] ドロップダウン リストから [body] を選択します。
  5. body 要素の構造が [変数の構造] ペインに表示されます。

    1. [processLoanApp] request 要素を展開します。
    2. $body の Notes 要素に対応するアイコンを選択し、XPath 式のテキスト ボックスにドラッグ アンド ドロップします。次の XPath 式がテキスト ボックスに書き込まれます。
    3. ./exam:processLoanApp/loanRequest/java:Notes

      Internet Explorer 以外のブラウザの場合、[プロパティ インスペクタ] ペインから式をコピーして貼り付けます。

      図 5-10 [置換する] という文の XPath 式


      [置換する] という文の XPath 式

  6. [検証] をクリックし、[保存] をクリックします。
  7. [変数] テキスト フィールドに「body」と入力します。
  8. [<式>] リンクをクリックして [XQuery 式エディタ] ページを表示します。
  9. [Xquery テキスト] ペインで、次のように入力します。$fault/ctx:reason/text()
  10. 図 5-11 [置換する] という文の XQuery 式


    [置換する] という文の XQuery 式

  11. [検証] をクリックし、[保存] をクリックします。
  12. [ノードのコンテンツを置換] を選択します。ノード全体を置換する必要はありません。
  13. 置換アクションが図 5-12 に示すように表示されます。.

    図 5-12 置換アクションを使用したエラー ハンドラの追加


    置換アクションを使用したエラー ハンドラの追加

エラーをレポートするレポート アクションの追加

次に、レポート アクションを追加し、詳細なコンテキストとして body コンテキスト変数をレポートし、キー名 errorCode とキー値に fault コンテキスト変数で検出した実際のエラー コードを設定するように、レポート アクションをコンフィグレーションする必要があります。

  1. [置換] アイコンをクリックし、[アクションの追加Arrow symbolレポートArrow symbolレポート] を選択します。レポート アクションがページに追加されます。
  2. [レポート] という文の [<Expression>] リンクをクリックします。[XQuery 式エディタ] ページが表示されます。
  3. [変数の構造] ペインの [構造の選択] ドロップダウン リストから [body] を選択します。
    1. [$body - processLoanApp (request)] 要素に対応するアイコンを選択し、XQuery 式のテキスト ボックスにドラッグ アンド ドロップします。
    2. XQuery 式 $body がテキスト ボックスに入力されます。

      注意 : ドラッグ アンド ドロップ機能を使用できるのは Internet Explorer (IE) ブラウザのみです。IE 以外のブラウザを使用している場合は、[変数の構造] ペインで body 要素を選択します。[プロパティ インスペクタ] ペインから式をコピーし、XQuery 式のテキスト ボックスに貼り付けます。
    3. [検証] をクリックし、[保存] をクリックします。
    4. [ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。

  4. キー値ペアのテーブルで、[キーの追加] リンクをクリックします。
    1. キーの名前を入力します。ここでは「errorCode」と入力します。
    2. 図 5-13 レポート アクション式のキー


      レポート アクション式のキー

    3. [キー値] フィールドで [<XPath>] リンクをクリックします。XPath 式エディタが表示されます。
  5. [変数の構造] ペインの [構造の選択] ドロップダウン リストで [fault] を選択します。
  6. 図 5-14 fault 変数の構造


    fault 変数の構造

    1. errorCode に対応するアイコンを XPath 式 のテキスト ボックスにドラッグ アンド ドロップします。
    2. /ctx:errorCode」という式をテキスト ボックスに入力します。

      注意 : ドラッグ アンド ドロップ機能を使用できるのは Internet Explorer (IE) ブラウザのみです。IE 以外のブラウザを使用している場合は、[変数の構造] ペインで errorCode 要素を選択します。式が [プロパティ インスペクタ] パレットに表示されます。式をコピーし、XPath 式のテキスト ボックスに貼り付けます。

      この手順では、レポート データにエラー コードでインデックスを付けることができます。キーは、メッセージを識別する便利な手段となります。エラー コードを使用して、レポート モジュールでレポート エントリを検索することができます。

  7. [検証] をクリックし、[保存] をクリックします。
  8. [変数] テキスト フィールドに「fault」と入力します。

レポート アクションが図 5-15 に示すように表示されます。

図 5-15 コンフィグレーションされたレポート アクション

コンフィグレーションされたレポート アクション

[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが図 5-16 に示すように表示されます。

図 5-16 LoanGateway3 プロキシ サービスの要求アクション

LoanGateway3 プロキシ サービスの要求アクション

ステージ エラー ハンドラへの Else アクションの追加
  1. [If...Then] アイコンをクリックします。
  2. [else 条件の追加] を選択して、Else アクションをステージ エラー ハンドラに追加します。
Else アクションへの置換アクションの追加
  1. [アクションの追加メッセージ処理Arrow symbol置換する] を選択します。
  2. ステージ エラー ハンドラへの置換アクションの追加」の節の手順を実行します。
Else アクションへのログ アクションの追加
  1. Else アクションにある [置換] アイコンをクリックします。
  2. [アクションの追加レポートArrow symbolログ] を選択します。
  3. ログ アクションが表示されます。

    図 5-17 レポートのログ アクション
  4. [<式>] リンクをクリックして [XQuery 式エディタ] ページを表示します。[XQuery テキスト] ページに「$fault/ctx:reason/text()」と入力します。
  5. [検証]、[保存] の順にクリックして式を検証および保存し、[ステージ コンフィグレーションの編集] ページに戻ります。
  6. [以下のアノテーション付き] テキスト ボックスに「Other than validation error」と入力します。
  7. [アノテーションの重大度] ドロップダウン リストから [エラー] を選択します。

完成した Else 条件が図 5-18 に示すように表示されます。

図 5-18 LoanGateway3 プロキシ サービスの要求 Else アクション

LoanGateway3 プロキシ サービスの要求 Else アクション

エラー コードを返信する返信アクションの追加
  1. If...Then アクションの下にある [レポート] アイコンをクリックします。
  2. [アクションの追加Arrow symbolフロー制御Arrow symbol返信] を選択します。返信アクションがページに追加されます。
  3. [失敗時] オプションを選択します。レポート返信アクションが図 5-19 に示すように表示されます。
  4. 図 5-19 エラー コードを使用したレポート返信アクション


    エラー コードを使用したレポート返信アクション

  5. [保存] をクリックしてステージ コンフィグレーションを保存し、[エラー ハンドラの編集] ページに戻ります。
  6. [保存] をクリックしてエラー ハンドラ コンフィグレーションを保存します。

デフォルト ルーティング ケースの追加

ここでは、ルート ノードをパイプライン ペアに追加し、NormalLoan ビジネス サービスへのデフォルトのルーティングが可能になるようにコンフィグレーションする必要があります。

ルート ノードのコンフィグレーション
  1. [PipelinePairNode1] をクリックし、[ルートの追加] を選択します。
  2. [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  3. [RouteNode1] をクリックし、[ルートの編集] を選択します。[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。
  4. [アクションの追加] をクリックし、[通信Arrow symbolルーティング] を選択します。
  5. 図 5-20 に示すように、[ルーティング先] アクションが [ステージ コンフィグレーションの編集] ページに表示されます。

    図 5-20 [ルーティング先] という文


    [ルーティング先] という文

  6. [ルーティング] という文の [<サービス>] リンクをクリックして、メッセージのルーティング先のサービスを定義します。[サービスの選択] ページが表示されます。
    1. NormalLoan ビジネス サービスを選択し、[送信] を選択します。
  7. [操作] ドロップダウン リストで [processLoanApp] を選択します。
  8. [保存] をクリックします。
  9. これは、実行時に呼び出される NormalLoan ビジネス サービスの操作です。これで、NormalLoan ビジネス サービスへの融資申し込みのルーティング ケースが定義されました。[メッセージ フローの編集] ページが図 5-21 に示すように表示されます。

    図 5-21 LoanGateway3 プロキシ サービスのメッセージ フロー


    LoanGateway3 プロキシ サービスのメッセージ フロー

  10. [保存] をクリックしてコンフィグレーションを保存し、[MortgageBroker/ProxyService] ページに戻ります。
  11. [アクティブ化] をクリックし、[送信] をクリックします。

テスト コンソールを使用して融資申し込みのルーティング コンフィグレーションをテストするには

Oracle Service Bus でクライアントと対象ビジネス サービスを使用するためのコンフィグレーションが完了したので、コンフィグレーションをテストする必要があります。ルーティング コンフィグレーションをテストするには、build.xml ファイルの融資期間 (年) フィールドの値を変更する必要があります。次に、プロキシ サービスの動作がさまざまな融資の値で変わるかどうかを確認することで、ルーティング ロジックをテストします。

入力された融資の値が整数以外の場合は、例外がトリガされ、メッセージのメモ フィールドにエラー メッセージが返されます。入力された融資の値が整数の場合は、メッセージが NormalLoan ビジネス サービスにルーティングされます。コマンド ウィンドウに返されるメッセージによって、検証例外が発生したか、メッセージが適切なビジネス サービスにルーティングされたかがわかります。

テスト コンソールを使用して融資申し込みをテストするには、まず WebLogic Server Console でクライアント jar をデプロイする必要があります。詳細については、「クライアント アプリケーションのロード」を参照してください。

LoanGateway3 を使用して融資申し込みの検証をテストするには

シナリオ 1
  1. ServiceBusTutorial ドメインの WebLogic Server を起動します。
  2. Oracle Service Bus Console で、セッションがアクティブ化されていることを確認してください。
  3. 左側のパネルで、[リソース ブラウザ|プロキシ サービス] をクリックします。
  4. LoanGateway3 の [アクション] カラムにある [テスト コンソールの起動] アイコンをクリックしてテスト コンソールを起動します。
  5. [loanRequest] フィールドのデフォルトのペイロードを以下のコードと置き換えます。
  6. <loanRequest xmlns:java="java:normal.client">
        <!--Optional:-->
        <java:Name>Smith</java:Name>
        <!--Optional:-->
        <java:SSN>1234567</java:SSN>
        <!--Optional:-->
        <java:Rate>5</java:Rate>
        <!--Optional:-->
        <java:Amount>900000000</java:Amount>
        <!--Optional:-->
        <java:NumOfYear>10.1</java:NumOfYear>
        <!--Optional:-->
        <java:Notes>大口融資処理</java:Notes>
    </loanRequest>

その他のデフォルト設定をそのまま使用し、[実行] をクリックします。応答は、図 5-22 のようになります。

図 5-22 エラー ハンドラからの応答

エラー ハンドラからの応答

この応答メッセージは、指定された融資期間が整数ではなかったために検証例外が発生したことを示します。

シナリオ 2
  1. ServiceBusTutorial ドメインの WebLogic Server を起動します。
  2. Oracle Service Bus Console で、現在のセッションがアクティブ化されていることを確認してください。
  3. 左側のパネルで、[リソース ブラウザ|プロキシ サービス] をクリックします。
  4. LoanGateway1 の [アクション] カラムにある [テスト コンソールの起動] アイコンをクリックしてテスト コンソールを起動します。
  5. [loanRequest] フィールドのデフォルトのペイロードを以下のコードと置き換えます。
  6. <loanRequest xmlns:java="java:normal.client">
        <!--Optional:-->
        <java:Name>Smith</java:Name>
        <!--Optional:-->
        <java:SSN>1234567</java:SSN>
        <!--Optional:-->
        <java:Rate>4</java:Rate>
        <!--Optional:-->
        <java:Amount>300000000</java:Amount>
        <!--Optional:-->
        <java:NumOfYear>10</java:NumOfYear>
        <!--Optional:-->
        <java:Notes>標準融資</java:Notes>
    </loanRequest>

その他のデフォルト設定をそのまま使用し、[実行] をクリックします。応答は、図 5-23 のようになります。

図 5-23 標準融資プロセッサからの応答

標準融資プロセッサからの応答

この応答メッセージは、融資期間の値が整数だったので、NormalLoan ビジネス サービスが融資申し込みを処理したことを示します。

手順 7 : レポートとモニタの使用

プロキシ サービスのテストが終了し、次は、Oracle Service Bus Console のレポートおよびモニタの機能について学習します。

注意 : テスト コンソールを使用して融資申し込みのルーティング コンフィグレーションをテストするには」のテストを少なくとも 5 回は実行して、レポートとモニタの機能を調べるためのデータを生成してください。

レポート

Oracle Service Bus には、メッセージ レポート用の JMS レポート プロバイダが含まれます。Oracle Service Bus Console の [レポート] モジュールには、このレポート プロバイダから取り込まれた情報が表示されます。用意されているレポート プロバイダを使用しない場合は、レポート サービス プロバイダ インタフェース (SPI) を使用して独自のレポート プロバイダを作成できます。

Oracle Service Bus Console のダッシュボードには、詳細な形式で表示されるレポート機能が含まれています。表示されるリンクをたどることにより、情報を入手できます。

詳細については、以下を参照してください。

モニタ

Oracle Service Bus では、システム処理とビジネスの監査のために実行時情報をモニタし、収集できます。Oracle Service Bus で集約された実行時統計は、カスタマイズ可能なダッシュボードに表示できます。ダッシュボードでは、システムのヘルス状態をモニタし、メッセージング サービスの問題があった場合にアラートを受けることができます。この情報を使用すると、時間をかけずに簡単に発生した問題を特定し、診断できます。

詳細については、以下を参照してください。


ページの先頭       前  次