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Oracle Secure Enterprise Search Readme
10g リリース1(10.1.6)for AIX 5L Based Systems(64-bit)
B28919-01
 

 

Oracle® Secure Enterprise Search

Readme

10g リリース1(10.1.6) for AIX 5L Based Systems(64-bit)

部品番号: B28919-01

原典情報: B28819-01 Oracle Secure Enterprise Search Readme 10g Release 1 (10.1.6) for AIX 5L Based Systems (64-Bit)

2006年5月

Oracle Secure Enterprise Search(SES)10g リリース1(10.1.6)Readmeのトピックは、次のとおりです。

1 このリリースの機能

機能は次のとおりです。


注意:

このリリースでは、リモート・クローラ機能は使用できません。

複数単語の問合せを処理する場合、Oracle SESでのデフォルト動作はANDです。 これは、以前のベータ版のデフォルト動作であるORからの変更点です。


2 バージョン情報

Oracle Secure Enterprise Searchインストールのバージョン詳細情報を識別するには、次のコマンドを実行します。

% $ORACLE_HOME/jdk/bin/jar -xvf $ORACLE_HOME/search/lib/search_query.jar "oracle/search/query/buildinfo.properties"

% cd ./oracle/search/query

buildinfo.propertiesファイルにはビルド詳細情報が含まれており、必要に応じてオラクル社カスタマ・サポート・センターに提供できます。

3 Oracle Secure Enterprise Searchを再インストールする前の削除

Oracle SESを再インストールする前に、前のバージョンが完全に削除されていることを確認してください。

Oracle SESを削除するには、$ORACLE_HOME/install/deinstall_sesを実行します。 Oracle SESインスタンスが1023以下のポートにバインドされ、中間層がrootユーザーとして実行されていた場合は、削除後に$ORACLE_HOMEにファイルが残ることがあります。 削除の完了後にrootユーザーとしてログインし、残っているファイルを削除してください。


注意:

$ORACLE_HOMEは、Oracle SESがインストールされているディレクトリを表します。

4 既知の問題

不具合、回避策およびベスト・プラクティスに関する最新情報は、次のサイトにアクセスしてください。

http://www.oracle.com/technology/products/oses/index.html

4.1 OracleAS Portalの問題

問題は次のとおりです。

  • セキュアなOracleAS Portalクロールには、OracleAS Portalの最新バージョンが必要です。

    回避策: 次の表に、Oracle SESで動作確認されているOracleAS Portalの各バージョンに必要なパッチ情報を示します。リストにあるバージョンの最上位に一時パッチを適用するか、示されている次のパッチセットへのアップグレードまで待機できます。 一時パッチは、次のOracleMetaLinkから入手できます。

    https://metalink.oracle.com

    該当するOracleAS PortalリリースのBug番号を入力してパッチを入手してください。

    表1 セキュアなOracleAS Portalクロールに必要なOracleAS Portalパッチ

    OracleAS Portalリリース アップグレード用パッチセット 一時パッチ

    9.0.4

    9.0.4.3.0

    9.0.4.2.0の最上位に適用する必要があります。(Oracle Bug#4637116)

    10.1.2

    10.1.2.2.0

    10.1.2.0.2の最上位に適用する必要があります。(Oracle Bug#5043725)

    10.1.4

    10.1.4.1.0

    10.1.4.0.0の最上位に適用する必要があります。(Oracle Bug#4892619および5024386)


4.2 インストールの問題

インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定ページで「戻る」ボタンをクリックすると、例外エラーが発生します。

(Oracle Bug#5091607)

4.3 一般的な問題

一般的な問題は次のとおりです。

  • SERVERバージョン情報を含むOracle SESサーバーからのhttpレスポンス・ヘッダーは、システムの潜在的な脆弱性を利用するために使用される可能性があります。

    回避策: 次の手順を実行して、httpレスポンス・ヘッダーのSERVERフィールドを上書きします。

    1. ファイル$ORACLE_HOME/bin/searchctl.plを特定します。

    2. 次の太字の文字を追加します。

      sub startUS()
      {
          print "\nStarting Search midtier .... please wait.\n\n";
          my $scmd = $PFX.$JAVAW.$params." -Dhttp.webdir.enable=false
      -Doracle.oc4j.localhome=$FFB
      -Djava.security.properties=".catfile($JH,'home','config','jazn.secur
      ity.props').' -Dhttp.server.header=unknown
      -Doracle.security.jazn.config='.catfile($JH,$INST_
      NAME,'config','jazn.xml').' -jar '.catfile($JH,'home','oc4j.jar').'
      -userThreads -config '.catfile($JH,$INST_
      NAME,'config','server.xml').' -out '.catfile($JH,$INST_
      NAME,'log','oc4j.log').' -err '.catfile($JH,$INST_
      NAME,'log','oc4j.log').$SFX;
      
      
    3. searchctl restartを使用して中間層を再起動します。

    (Oracle Bug#5088104)

  • Oracle SESでは、XMLコンテンツに関するデフォルト・エンティティから属性へのマッピング・メカニズムはサポートされていません。

    回避策: XMLをクロールして索引付けするには、カスタム・クローラ・プラグインが必要です。(詳細は、『Oracle Secure Enterprise Search管理者ガイド』を参照してください)。

    (Oracle Bug#4501161)

  • デフォルトの問合せアプリケーションの電子メール・メッセージ・ブラウザでは、最初に特定のメール・クライアント(Mozilla Thunderbirdなど)から送信されてクロールされた電子メール・メッセージの添付HTMLファイルを表示できません。かわりにUnsupportedEncodingExceptionが表示されます。

    (Oracle Bug#5104659)

4.4 管理上の問題

管理上の問題は次のとおりです。

  • 表ソースは、表または列名に引用識別子を使用できません。たとえば、スペース、小文字、またはアンダースコア(_)、ドル記号($)およびシャープ記号(#)以外の非アルファベット文字を含む表または列名はサポートされません。

    回避策: 引用識別子を含む表の最上位に引用識別子を含まないビューを作成します。次に、そのビューをクロールします。

    (Oracle Bug#5093512)

  • 既存のソースおよびスケジュールでOracle SESインスタンスを管理していて、誤ってグローバル設定 - 構成データのバックアップとリカバリ・ページで「リカバリ」をクリックした場合、「リカバリは新たにインストールされたシステムでのみ許可されています。ソースやスケジュールはリカバリの前に作成しないでください。」というエラー・メッセージが表示されます。 この時点で、埋込みデータベース内のトリガーおよび外部キー制約はエラーにより無効になっています。このOracle SESインスタンスを引き続き使用した場合、様々な問題の原因になる可能性があります。

    回避策: オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡するかMetalinkにアクセスして、Oracle SESインスタンスのトリガーと制約を再有効化する方法を確認してください。

    (Oracle Bug#5086309)

  • 「推奨リンク」機能で使用できる文字範囲の制限: 推奨リンクでは、e-travelのようにハイフンを含むキーワードはサポートされません。問合せ文字列に含まれる文字+-!`~は、推奨リンクの照合時に無視されます。推奨リンクでは、文字~`!@#$%^*()_+-=[]\{}|;:?,./<>"'&を無視する必要があります。

    (Oracle Bug#4434993、4280409および4280437)

  • クローラ統計詳細には、protocol://host/path形式でないURLのホスト名が表示されません。

    (Oracle Bug#4247515)

  • エンド・ユーザーがクロール後にサブスクライブ(セルフ・サービス)ソースの資格証明(ユーザー名/パスワード)を変更すると、古い資格証明で前にクロールされたドキュメントは索引に残ります。このため、電子メール・ソースの場合は予期せぬ動作が発生し、古いドキュメントが最新の電子メール・アカウントからの新規電子メール・ドキュメントと同じURLを共有する場合があります。この状況では、古いメッセージが同じフォルダおよびメッセージIDを共有していると、新規の資格証明を使用する最新クロールからの一部の電子メール・メッセージを索引付けできないことがあります。

    回避策: ホーム - スケジュール - スケジュールの編集ページでクローラの再クロール・ポリシーを「全ドキュメントの処理」に更新して、ソースを再クロールします。

    (Oracle Bug#5048374)

  • 管理ツールでは、次のファイル形式タイプがサポートされていると表示されます。

    • dBase

    • Paradox

    • Framework

    この3つのファイル形式タイプはサポートされていません。

    (Oracle Bug#5102440)

4.5 セキュア検索の問題

セキュア検索の問題は次のとおりです。

  • Oracle Internet Directoryサーバーへの接続に使用するSSLポートがグローバル設定 - ディレクトリ設定ページで正しく指定されていない場合、接続操作は成功しますが、検索問合せに対するACLセキュリティ・グループの解決は無効化されます。たとえば、ユーザー1がグループ1のメンバーで、ソースへのアクセス権限をグループ1に付与するためのグループACEが追加されているとします。ユーザー1のグループ・メンバーシップは解決されていないため、このユーザーはそのソースのドキュメントにアクセスできません。

    回避策: 正しいSSLポートを使用してOracle Internet Directoryサーバーに再接続します。

    (Oracle Bug#5105083)

  • 現行のOracle Internet Directoryサーバーから別のOracle Internet Directoryサーバーへの切替えが必要な場合、または接続構成のいずれかの側面(レルムなど)を変更する必要がある場合は、新規のOracle Internet Directoryサーバーを登録する前に、現在Oracle SESのACLで保護されている全ソースのACLを消去(つまり全エントリを削除)する必要があります。

    回避策: あるOracle Internet Directoryサーバーから別のOracle Internet Directoryサーバーに切り替える際には、古いACLを手動で削除する必要があります。その後、新規のACLを再び追加します。

    (Oracle Bug#5048501)

  • メーリング・リスト・ソースの場合、ACLポリシーの変更に関してドキュメント化されている制限が規定されません。

    回避策: クロールの終了時にACLポリシーを更新する必要があります。

    (Oracle Bug#5063158)

  • ACLポリシーの変更に関してドキュメント化されている制限が機能するのは、管理ツールでソースに関して最新の認可ページが表示されている場合のみです。このページが最新でないと、禁止されている方法でACLポリシーを更新できる場合があります。

    回避策: ACLポリシーを更新する前に、ブラウザの「リフレッシュ」ボタンをクリックして認可ページが最新であることを確認します。

    (Oracle Bug#5065426)

  • Oracle SESがOracle Internet Directoryに接続されていないときに、ACLポリシーを「Oracle Secure Enterprise Search ACL」または「ソース別に制御されるACL」に設定できます。この操作は禁止する必要があります。

    回避策: Oracle SESがOracle Internet Directoryに接続されていないときには、ACLポリシーを「Oracle Secure Enterprise Search ACL」または「ソース別に制御されるACL」に設定しないでください。「アクセス制御リストを使用しない」に設定する必要があります。

    (Oracle Bug#5064538)

  • フェデレーテッド設定のOracle SESと通信するカスタム問合せアプリケーションの作成時に、Oracle SESスレーブ・インスタンス上のソースが問合せ時間認可により保護されている場合、Oracle SESマスター・インスタンス上に作成されるセッションのコンテキストは、スレーブ・インスタンス上のQueryTimeFilterに伝播しません。これは、カスタム問合せアプリケーションで、Oracle Internet Directoryサーバーを使用せずにユーザー認証を行うためのsetSessionContext Webサービス操作を利用する際に問題になります。

    回避策: Oracle SESマスター・インスタンスに、標準のOracle Internet Directoryユーザー認証設定を使用します。この構成では、Oracle Internet Directoryがユーザーを認証したことを表すAUTH_USER値をスレーブ・ノード上のQueryTimeFilterに伝播します。

    (Oracle Bug#5069128)

  • SSOモード(2)を使用してOracle SESを保護しており(プライベート・コンテンツのみがSSOで保護され)、Webサービス・ログイン・メソッドまたは連携も使用している場合は、プライベートな結果が戻されないことがあります。

    回避策: web.xmlファイルのfilter要素を削除します。手順は次のとおりです。

    1. web.xmlファイルを開きます。このファイルは、$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/oc4j_applications/applications/search_query/query/WEB-INF/web.xmlにあります。2つの要素filterおよびfilter-mappingが表示されます。この2つの要素をコメント化します。

       <!-- commenting filter and filter-mapping due to bug 5072567
         <filter>
          <filter-name>RequestFilter</filter-name>
          <filter-class>oracle.search.query.RequestFilter</filter-class>
        </filter>
      
        <filter-mapping>
         <filter-name>RequestFilter</filter-name>
         <servlet-name>OracleSearch</servlet-name>
        </filter-mapping>
        -->
      
    2. searchctl restartを使用して中間層を再起動します。

    (Oracle Bug#5072567)

  • Webソースにはシングル・サインオン(SSO)認証を使用できません。SSO認証では署名が1つ検索されますが、これはSSOログイン・フォームの名前です。この名前はSSOサーバーのデフォルト・フォーム名であるため、現在は「LoginForm」としてハードコード化されています。

    回避策: eq$crawler_config_defaultでフォーム名をパラメータとして使用します。新規フォーム名を追加する必要がある場合は、次のようなINSERT文を発行してグローバル構成表に新規の値を追加できます。

    INSERT INTO EQ$CRAWLER_CONFIG_DEFAULT(CCD_CW_ID, CCD_PNAME, CCD_PVALUE)
         values(-2, 'CC_SSO_FORM_NAME', 'NewFormName');
    
    

    (Oracle Bug#4727588)

4.6 検索条件の問題

検索条件の問題は次のとおりです。

  • 語句内でのワイルドカード検索はサポートされません。

    (Oracle Bug#4451462)

  • 拡張検索演算子の間にはブールOR演算子を挿入できません(site & filetype問合せ演算子など)。

    (Oracle Bug#4451445)

  • 検索条件が長すぎると、Webサービス問合せインタフェースで例外が発生します。

    (Oracle Bug#4446793)

  • 参照結果にファイル・ソースが含まれていません。

    (Oracle Bug#4285489)

4.7 国際化の問題

国際化の問題は次のとおりです。

  • マルチバイトの単語の場合、ハイライトされているテキストの1文字目(KWIC)が表示されません。

    (Oracle Bug#4311907)

  • 管理環境言語を他の言語に設定しても、正常にログアウトしないと英語にリセットされます。

    (Oracle Bug#4424711)

  • 参照カテゴリがBIDIに正常にレンダリングされません。

    (Oracle Bug#4198113)

  • Oracle SESがヨーロッパ・ロケールのオペレーティング・システムにインストールされている場合、クローラは「失敗」状態で終了し、クローラ・ログ・ファイルに次のエラーが記録されます。

    「ORA-00933: SQLコマンドが正しく終了されていません。」

    エラーが発生した最初のクロールは成功します。つまり、クロール済のすべてのドキュメントは検索可能です。ただし、同じソースの再クロールはブロックされます。回避策を適用すると、再クロールが可能になります。

    回避策: マシンのロケールを英語に設定します。

    次に例を示します。

    setenv LANG en_US
    setenv LC_ALL en_US
    searchctl stopall
    searchctl startall
    
    

    (Oracle Bug#5113622)

  • ブラウザのロケールがポルトガル語の場合、検索がOracle内部エラーで失敗します。 ポルトガル語のロケール・コードはOracle Textの予約語で、問合せにより構文エラーが発生します。

    回避策: ポルトガル語でないロケールを指定します。

    (Oracle Bug#5065141)

4.8 クローラ・プラグインの問題

クローラ・プラグインの問題は次のとおりです。

  • クローラ・プラグインが暗号化されたデフォルト・パラメータ値を指定する場合、実際の値は管理ツールを介して伝播しません。つまり、暗号化された値「*****」は保存されます。これは、ホーム - ソース - ユーザー定義ソースの作成ページでのみ発生します。

    回避策: カスタム・クローラ・プラグインでは、暗号化されたパラメータのデフォルト値は指定しないでください。かわりに、ユーザー定義ソースを作成する際に手動で暗号化された値を入力します。または、暗号化されたパラメータのデフォルト値を指定した場合、ユーザー定義ソースを作成する前に、入力ボックスに手動でデフォルト値を再入力するか新しい値を入力します。

    (Oracle Bug#5076029)

  • クローラ・プラグイン・インタフェースでは、ドキュメントが空であるかピュア・テキスト形式(非HTML)の場合、ドキュメント属性を索引に正常に挿入できないことがあります。これは、属性検索とソース・グループ内の検索に影響することがあります。

    回避策: ドキュメントをクローラに送信する前に、空のドキュメントまたはテキスト・ドキュメントについて、ドキュメント・コンテンツに開始タグと終了タグ(<html></html>など)を挿入します。

    (Oracle Bug#5047114)

  • ユーザー定義ソースの編集時に、管理ツールの次のページはクローラ・プラグインに適用されません。

    • 認証ページ

    • ドキュメント・タイプ・ページ

    • クロール・パラメータ・ページ: ユーザー定義ソースの場合、このページで設定できるフィールドは「クロール・スレッド数 = {0}」「言語検出機能の有効化」「デフォルト言語」のみです。

    • DocumentAcl.addPrincipalメソッドに、アクセス制御リストのプリンシパルを指定する場合、プリンシパルの形式はDN形式にできません。

      回避策: プリンシパルはGUID形式で指定します。

      (Oracle Bug#5089586)

    • プラグインが合計100MB前後のテキスト・ドキュメントを送信する場合、クローラがドキュメントの内容をメモリーに読み取る際に、メモリー不足エラーとなる場合があります。

      (Oracle Bug#5043491)

    • クローラは、プラグイン・クロールのためのドキュメントの最大サイズおよびMIMEタイプのチェックを強制しません。

      回避策: MIMEタイプおよび大きいドキュメントの拒否は、プラグイン自身で処理する必要があります。

      (Oracle Bug#5043493)

4.9 WebサービスAPIの問題

WebサービスAPIの問題は次のとおりです。

  • logUserClick APIはサポートされません。

    (Oracle Bug#5090058)

  • Oracle SESクローラがHTTPプロキシ設定を必要とする場合、Oracle SESと同じ中間層(OC4Jコンテナ)内でWebサービスAPIを使用するアプリケーションのデプロイはサポートされません。

    回避策: Oracle SESのHTTPプロキシ設定は、OC4Jコンテナ全体に適用されます。WebサービスAPIはプロキシを使用せずに起動する必要があります。つまり、カスタムWebアプリケーションへの特定のURLをプロキシ設定から除外する必要があります。そのためには、OC4Jコンテナ全体に有効になるように、searchctl.plファイルで直接設定します。

    1. ファイル$ORACLE_HOME/bin/searchctl.plを開きます。

    2. startUSサブルーチンを検索します。

    3. 最初の二重引用符の後の$cmd変数に次のオプションを追加します。

      -Dhttps.proxyHost=<host> -Dhttps.proxyPort=<port>
      -Dhttp.proxyHost=<host> -Dhttp.proxyPort=<port>
      -Dhttp.nonProxyHosts='<*.domain>'
      
      

      <*.domain>は、プロキシ設定から除外するドメインです。

    4. searchctl restartを使用して中間層を再起動します。

    (Oracle Bug#5102814)

4.10 フェデレーテッド検索の問題

フェデレーテッド検索の問題は次のとおりです。

  • フェデレータのデプロイ後は、Oracle Secure Enterprise Search管理ツールでOracle Internet Directoryの接続と切断を実行できません。

    回避策: Oracle Internet Directoryへの接続と切断には、コマンドライン・ツールを使用します。

    Oracle Internet Directoryに接続するには、コマンド・プロンプトから次のように入力します。

    $ORACLE_HOME/bin/searchctl config action=setup_oid oid="<oid host>"
    oid_port=<oid port> oid_sslport=<oid SSL port> oid_subscriber_dn="<realm
    distinguished name>" oid_user_dn="<administrator user name>"
    oid_passwd=<administrator password> jdbc_str="<jdbc connect string>"
    dba_user=eqsys dba_passwd=<SES password>
    
    

    Oracle Internet Directoryホスト、Oracle Internet Directoryポート、Oracle Internet Directory SSLポート、レルム識別名、管理者ユーザー名およびOracle Internet Directoryパスワードを、Oracle SES管理ツールのグローバル設定 - ディレクトリ設定ページに入力したとおりに入力する必要があります。Oracle Internet Directoryホスト、レルム識別名および管理者ユーザー名は、引用符で(表示どおりに)囲んでください。

    JDBC接続文字列は、$ORACLE_HOME/search/webapp/config/search.propertiesファイルでconnection.urlエントリを調べて取得できます。このエントリの書式は、connection.url=jdbc:oracle:thin:@<SES host>:<DB port>:<DB SID>です。searchctlコマンドでOracle Internet Directoryに接続するには、ホスト、ポートおよびSIDコンポーネントのみ(@文字の後に続くすべて)を使用する必要があります。

    Oracle Internet Directoryから切断するには、コマンド・プロンプトから次のように入力します。

    $ORACLE_HOME/bin/searchctl config action=disconnect_oid jdbc_str="<jdbc
    connect string>" dba_user=eqsys dba_passwd=<Oracle Secure Enterprise Search password>
    
    

    (Oracle Bug#4962145)

5 ドキュメントの正誤情報

この項では、既存のドキュメントの正誤情報について説明します。

5.1 オンライン・ヘルプ

エンド・ユーザー検索用のオンライン・ヘルプ・ページには、次のように説明されています。

問合せに使用できるファイルタイプ・ショートカットは1つのみです。 サポートされているファイルタイプ拡張子はdoc、html、pdf、txt、rtf、ppt、ps、xlsです。

PostScriptはサポートされていないため、psは無視してください。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。 オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。


Oracle Secure Enterprise Search Readme, 10g リリース1(10.1.6)for AIX 5L Based Systems(64-bit)

部品番号: B28919-01

原本名: Oracle Secure Enterprise Search Readme, 10g Release 1 (10.1.6) for AIX 5L Based Systems (64-Bit)

原本部品番号: B28819-01

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