| Oracle Secure Enterprise Searchインストレーションおよびアップグレード・ガイド 10g リリース1(10.1.8)for Microsoft Windows(32-bit) B40068-01 |
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インストレーションおよびアップグレード・ガイド
10g リリース1(10.1.8) for Microsoft Windows(32-bit)
部品番号: B40068-01
原典情報: B32263-01 Oracle Secure Enterprise Search Installation and Upgrade Guide, 10g Release 1 (10.1.8) for Microsoft Windows (32-Bit)
2007年1月
このマニュアルでは、Oracle Secure Enterprise Search(SES)のインストール方法について説明します。項目は次のとおりです。
この項のトピックは、次のとおりです。
Oracle SESは、Windows 2000、Windows Server 2003およびWindows XPの各Windowsオペレーティング・システムにインストールできます。
この項のトピックは、次のとおりです。
この項では、Microsoft Windowsインストールのソフトウェア要件を示します。
Windowsシステムは、少なくとも次のオペレーティング・システム要件を満たしている必要があります。
Windows Server 2003 - 全エディション
Windows 2000 Service Pack 2以上
Windows XP Professional
Oracle SESには、最低2GBのディスク領域が必要です。 これには、インストール用の1GBと、初期Oracle SES索引を作成するための約0.5GBが含まれます。その他のOracle SES要件は、検索する必要のあるデータの量に応じて異なります。構成例を次に示します。
100,000件のドキュメントを索引付けする場合の要件は、次のとおりです。
4GBのディスク領域
1GBのRAM
1,000,000件のドキュメントを索引付けする場合の要件は、次のとおりです。
20GBのディスク領域
6GBのRAM
インストール前のヒントなど、インストール関連のヘルプについては、次のOracle SESチュートリアルを参照してください。
http://st-curriculum.oracle.com/tutorial/SESAdminTutorial/index.htm
ループバック・アダプタは、次の場合に必要です。
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)コンピュータにインストールする場合
ネットワーク化されていないコンピュータにインストールし、インストール後にコンピュータをネットワークに接続することを計画している場合
詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド 10g リリース1(10.1.0.2.0)for Windows』を参照してください。 次のURLにあります。
http://download.oracle.com/docs/html/B10130_02/reqs.htm#sthref370
Oracle SES中間層ポートを変更するには、次の手順を実行します。
次のコマンドで中間層をシャットダウンします。
$ORACLE_HOME/bin/searchctl stop
$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/http-web-site.xml内でport属性の値を編集します。(新規ポートが使用されていないことを確認してください。)
次のコマンドで中間層を起動します。
$ORACLE_HOME/bin/searchctl start
Oracle SESの簡易インストール手順については、次のURLでインストール・ヒントのチュートリアルを参照してください。
http://st-curriculum.oracle.com/tutorial/SESAdminTutorial/index.htm
Oracle Secure Enterprise Searchソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。
「インストール前の作業」で説明した最低要件をすべて満たしていることを確認します。
Oracleコンポーネントをインストールするコンピュータに、Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。 このユーザーは、同じネットワーク内の複数のドメインに属することはできません。
プライマリ ドメイン コントローラ(PDC)またはバックアップ ドメイン コントローラ(BDC)にインストールする場合は、Domain Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。
DVDを挿入するか、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリにナビゲートします。 Oracle Secure Enterprise Searchのインストールには、サポートされているすべてのWindowsプラットフォームで同じインストール・メディアを使用します。
インストーラを起動します。
ハード・ディスクからインストールする場合は、ダウンロードまたはコピーしたインストール・ファイル用に作成したディレクトリにあるsetup.exeをダブルクリックします。
DVDからインストールする場合は、次を入力します。
prompt> cd prompt> CDROM:\setup.exe
Oracle Universal Installerが起動します。Oracle Universal Installerで指定する必要のある値は、管理パスワードのみです。残りの値はデフォルトに設定されますが、オーバーライドできます。インストール・パラメータは、次のとおりです。
検索サーバー名: 検索サーバー名。
管理パスワード: 後で管理ツールへのログオンに使用するパスワード。
HTTPポート: Oracle SES中間層がリスニングするポート。たとえば、Oracle SESをホストmyhost.oracle.comにインストールした場合にポート7890を指定すると、検索ページのURLはhttp://myhost.oracle.com:7890/search/query/searchとなります。
インストール先パス: Oracle SESソフトウェアがインストールされている場所。
データ記憶域の場所: Oracle SESのデータが格納される場所。
次のスクリーンショットは、Oracle Universal Installer画面を示しています。

「インストール」をクリックします。 インストーラにより前提条件のチェックが実行され、インストールを続けます。
すべての構成ツールが完了した後、「終了」をクリックし、「はい」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。
サイレント・インストールではグラフィカルな出力はなく、ユーザーの入力もありません。サイレント・アップグレードでは、Oracle Universal Installerにレスポンス・ファイルを提供し、コマンドラインに-silentフラグを指定します。複数のコンピュータに類似したインストールが必要な場合、サイレント・インストールを使用します。さらに、コマンドラインを使用してリモート位置からOracle SESのインストールを実行する場合、サイレント・インストールを使用できます。
初めてOracle SESをインストールする場合、開始する前にレジストリ・キーを作成する必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ ORACLE \ inst_loc = Inventory_Location
Inventory_Locationは、インストーラ・ファイルの場所です。次に例を示します。
Drive_Letter:\program files\oracle\Inventory
サイレント・インストールを実行する前に、インストールに固有の情報をレスポンス・ファイルに指定する必要があります。正しく構成されていないレスポンス・ファイルを使用してインストールしようとした場合、インストーラでエラーが発生します。レスポンス・ファイルは、テキスト・エディタで作成または編集できるテキスト・ファイルです。
Oracle SES DVDは、Oracle Universal Installerレスポンス・ファイルに次のテンプレートを提供します。
レスポンス・ファイルは、Oracle SES DVDのDisk 1にある\responseディレクトリに格納されています。サイレント・インストールの要件に従って、レスポンス・ファイルを編集する必要があります。
レスポンス・ファイルを使用するには、まずファイルをDVDからシステムにコピーします。次に例を示します。
\responseディレクトリに移動します。
server.rspファイルをシステムのハード・ドライブにコピーします。
# copy server.rsp Drive_Letter:\1018\Disk1\response\server.rsp
任意のテキスト・エディタを使用してレスポンス・ファイルを編集し、システムに固有の情報を含めます。レスポンス・ファイル内の変数に対して値を指定する必要があります。レスポンス・ファイルにリストされた各変数は、変数タイプを識別するコメントに関連付けられています。次に例を示します。
string = "Sample Value"
Boolean = True or False
Number = 1000
StringList = {"StringValue 1", "String Value 2"}
<Value Required>として指定された値は、サイレント・インストールについて指定する必要があります。Oracle SESのインストールを開始する前に、レスポンス・ファイル内の変数値からコメントを削除します。
レスポンス・ファイルを指定する前に、レスポンス・ファイル内のすべての値が正しいことを確認します。Oracle Universal Installerでインストール時にレスポンス・ファイルを使用するには、Oracle Universal Installerの起動時にレスポンス・ファイルの場所をパラメータとして指定します。サイレント・インストールを実行するには、-silentパラメータを使用します。
Drive_Letter:\> setup.exe -silent -responseFile absolute_path_and_filename
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警告: インストール時に、レスポンス・ファイルが%ORACLE_HOME%の下のサブディレクトリにコピーされる場合があります。インストールが正常に完了すると、これらのコピーは削除されます。ただし、インストールに失敗すると、これらのコピーは削除されない場合があります。 レスポンス・ファイルにパスワードまたはその他の機密情報を指定した場合、ファイル・システムに残っているレスポンス・ファイルのコピーをすべて削除することをお薦めします。 |
サイレント・インストールの成否は、installaction<timestamp>.logファイルに記録されます。 さらに、サイレント・インストールではsilentinstall<timestamp>.logファイルが作成されます。 これらのファイルは、C:\Program Files\Oracle\Inventory\oui_inventory\Logsディレクトリに作成されます。
インストールが成功した場合、silentinstall<timestamp>.logファイルに次の行が含まれます。
The installation of Oracle Secure Enterprise Search <Installation Type> was successful.
installaction<timestamp>.logファイルには、各インストール・タイプに固有の情報が含まれます。
レスポンス・ファイルには、インストール・パスワードがクリアテキストの状態で含まれます。セキュリティ上の問題を最小限にするため、次のガイドラインに従ってください。
レスポンス・ファイルに権限を設定し、サイレント・インストールを実行するオペレーティング・システム・ユーザーのみがレスポンス・ファイルを読み取ることができるようにします。
可能であれば、サイレント・インストールの完了後に、システムからレスポンス・ファイルを削除します。
サイレント・インストールの成否は、silentinstall<timestamp>.logファイルに記録されます。 このファイルは、Inventory\logディレクトリ内に作成されます。
コンテキスト、書式またはタイプが不正な変数の値は、値が指定されていない場合と同様に処理されます。どのセクションにも属さない変数は無視されます。
レスポンス・ファイルが不正または不完全な状態でサイレント・インストールを試行した場合、またはOracle Universal Installerでディスク領域不足などのエラーが発生した場合は、インストールに失敗します。
次のURLは、インストールが成功したことを示します。
検索: http://host:port/search/query/search
管理ツール: http://host:port/search/admin/index.jsp(インストール時に指定したパスワードを使用してログオン)
Windowsの場合、Oracle SESはマシンの物理メモリーが2GBを超える場合に正常にメモリー割当(SGA + PGA)ができません。Oracle SESが割り当てることができる最大メモリー使用量は800MBです。
サーバーの物理メモリーが2GBを超えている場合、手動でSGAおよびPGAのメモリー・サイズを増やすことができます。
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注意: この作業は、SGAおよびPGAが増えてキャッシュのヒット率が改善されるため、Oracle Database管理者が実施する必要があります。 |
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関連項目: Oracleメモリー・アーキテクチャの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。 |
次の手順で、
%ORACLE_HOME%は、Oracle SESがインストールされているディレクトリです。
<SES Password>は、インストール時に指定されたOracle SES管理者のパスワードです。
<SES NAME>は、インストール時に指定されたOracle SESインスタンス名です。
元の初期化パラメータ・ファイル(init.ora.*)をテキスト・エディタで開きます。 このファイルは%ORACLE_HOME%\admin\<SES NAME>\pfileディレクトリにあります。 忘れずにバックアップをとってください。
sga_targetとpga_aggregate_targetを検索して、それぞれのサイズを増やします。 たとえば、sga_target=800MとしてSGAを800MBに増やします。
物理メモリーの30%をsga_target、10%をpga_aggregate_targetに指定します。 1.5Gがsga_targetの制限で、それを超える値を指定しても1.5Gとなります。 変更したファイルを保存します。
Oracle SESを起動します。
コマンド・プロンプトにsqlplusと入力してSQL*Plusを起動します。
SQL*Plusのログイン・プロンプトに次を入力します。
sys/<SES Password> as sysdba
次の文を含んだ新規のサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を作成します。
SQL> CREATE SPFILE='%ORACLE_HOME%\dbs\SPFILE_NEW.ORA' FROM PFILE='%ORACLE_HOME%\admin\<SES NAME>\pfile\init.ora.*';
SPFILEの新規ファイル名を指定し、変更したinit.ora.*ファイルを初期化パラメータ・ファイル(pfile)に指定します。
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関連項目: CREATE SPFILE文の詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。 |
exitを入力してSQL*Plusを終了します。
Oracle SESをシャットダウンします。
元のSPFILEである%ORACLE_HOME%\dbs\SPFILE.ORAのバックアップを作成します。 次に、新規に作成した%ORACLE_HOME%\dbs\SPFILE_NEW.ORAの名前をSPFILE.ORAに変更します。
Oracle SESを起動します。
変更内容が適用されていることを確認するために、eqsys/<SES Password>ユーザーでSQL*Plusを起動します。 さらに、次を入力します。
SQL> show parameter sga_target SQL> show parameter pga_aggregat_target
Oracle SESが起動できない場合、SPFILE.ORAをリストアしてOracle SESを再度起動します。
Oracle SESをアンインストールするには、「コントロール パネル」→「プログラムの追加と削除」に移動してOracle Secure Enterprise Searchを削除します。
この項のトピックは、次のとおりです。
この項のトピックは、次のとおりです。
アップグレードの前にOracle SESを起動する必要があります。 たとえば、binディレクトリに移動してsearchctl startallを実行します。
10.1.8からのダウングレードのサポートはありません。アップグレードする前に、まずOracle SESをシャットダウンしてから、 次の手順を実行します。
Windowsのレジストリ・エディタregeditを使用して、Windowsレジストリ・エントリ\HKEY_LOCAL_MACHINE\software\oracleをバックアップします。
「OC4Jサービスのバックアップ」の説明に従って、OC4Jサービスをバックアップします。
次のフォルダをバックアップします。
%ORACLE_HOME%: Oracle SES 10.1.6がインストールされている場所
oradata: インストール時に「データ記憶域の場所」に指定した場所
Inventory_Location: インストーラ・ファイルの場所 (たとえば、Drive_Letter:\program files\oracle\Inventory)
Windowsのレジストリ・エディタregeditを使用して、Windowsレジストリ・キー\HKEY_LOCAL_MACHINE\software\oracleを削除します。
レジストリ・エディタの取り込み機能を起動して、「Oracle SES 10.1.6インスタンスのバックアップ」の説明に従ってバックアップしたファイルを指定します。
「OC4Jサービスのリストア」の説明に従って、OC4Jサービスをリストアします。
「Oracle SES 10.1.6インスタンスのバックアップ」でバックアップされたフォルダが、アップグレード前の場所にリストアされたことを確認します。 リストアされたフォルダは、実行したバックアップの正確なレプリカである必要があります。
Windowsのレジストリ・エディタregeditを使用して、Windowsレジストリの次のエントリをバックアップします。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Oracle%ORACLE_SID%OC4J
%ORACLE_SID%は、検索インスタンスの名前です。
これがOC4Jサービスに対応します。 regeditユーティリティにはエクスポート機能があり、バックアップされたレジストリ・エントリを含むファイルを指定できます。
Windowsのレジストリ・エディタregeditを使用して、Windowsレジストリの次のエントリを削除します。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Oracle%ORACLE_SID%OC4J
%ORACLE_SID%は、検索インスタンスの名前です。
レジストリ・エディタの取り込み機能を起動して、「OC4Jサービスのバックアップ」の説明に従ってバックアップしたファイルを指定します。
10.1.6 Oracleホーム・ディレクトリにあるすべてのカスタム問合せ時認可(QTA)JARファイルについて、これらのファイルを新規のOracleホーム・ディレクトリまたは完全に新しい場所に手動で移動します。また、これらのQTA JARファイルを使用したすべてのソースについて、「ホーム - ソース - 認可」ページの「JARファイル名」フィールドで場所を更新します。これにより、アップグレード・プロセス後に旧Oracleホーム・ディレクトリを削除する場合に、これらのJARファイルを誤って削除することがなくなります。
Oracle SESインストール・プロセスで、コンピュータ上に既存のOracle SESインスタンスが検出されると、既存のインストールをアップグレードするか、新規インストールを作成するかのオプションが提供されます。
既存のインストールのアップグレードを選択した場合は、単にプロンプトに従って、Oracle SES 10.1.6ソフトウェアがインストールされている場所、この既存のインストールで設定された管理パスワード、および新規Oracle SES 10.1.8ソフトウェアがインストールされる場所を選択します。10.1.8の場所は、10.1.6の場所とは別にする必要があります。つまり、10.1.8は10.1.6 Oracleホーム内にインストールできません。
サイレント・アップグレードではグラフィカルな出力はなく、ユーザーの入力もありません。サイレント・アップグレードでは、Oracle Universal Installerにレスポンス・ファイルを提供し、コマンドラインに-silentフラグを指定します。
レスポンス・ファイルは、Oracle SES DVDのDisk 1にある/responseディレクトリに格納されています。サイレント・アップグレードの要件に従って、レスポンス・ファイルを編集する必要があります。
レスポンス・ファイルを使用するには、まずファイルをDVDからシステムにコピーします。次に例を示します。
/responseディレクトリに移動します。
upgrade.rspファイルをシステムのハード・ドライブにコピーします。
# copy upgrade.rsp Drive_Letter:\ses\response\upgrade.rsp
任意のテキスト・エディタを使用してレスポンス・ファイルを編集し、システムに固有の情報を含めます。
Oracle Universal Installerでインストール時にレスポンス・ファイルを使用するには、Oracle Universal Installerの起動時にレスポンス・ファイルの場所をパラメータとして指定します。サイレント・インストールを実行するには、-silentパラメータを使用します。
Drive_Letter:\> setup.exe -silent -responseFile absolute_path_to_response_file
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警告: アップグレード時に、レスポンス・ファイルがOracleホーム内のサブディレクトリにコピーされる場合があります。アップグレードが正常に完了すると、これらのコピーは削除されます。ただし、アップグレードに失敗すると、これらのコピーは削除されない場合があります。レスポンス・ファイルにパスワードまたはその他の機密情報を指定した場合、ファイル・システムに残っているレスポンス・ファイルのコピーをすべて削除してください。 |
この項のトピックは、次のとおりです。
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警告: Oracle SESインストールで指定したデータ記憶域の場所は、10.1.6および10.1.8の両方のインストールで共有されます。このデータ記憶域のディレクトリが10.1.6 Oracleホーム内にある場合、10.1.8へアップグレードした後にこのディレクトリを削除しないよう十分注意してください。 |
10.1.6インストール内のフェデレーテッド・ソースを移行するには、10.1.8インストール内の各フェデレーテッド・ソースを編集する必要があります。「ホーム - ソース - フェデレーテッド・ソースのカスタマイズ」ページで、ソースのWebサービスURLを入力します。
ソースを編集した後、リモートOracle SESインスタンスでパブリック・フェデレーテッド検索を使用できます。セキュアなフェデレーテッド検索については、『Oracle Secure Enterprise Search管理者ガイド』のセキュアなフェデレーテッド検索の設定に関する項を参照してください。リモートOracle SESインスタンスで10.1.6インストールを使用している場合、セキュアなフェデレーテッド検索を機能させるには、これらのインスタンスも10.1.8にアップグレードする必要があります。
リモートOracle SESインスタンスで10.1.6インストールを使用している場合、『Oracle Secure Enterprise Search管理者ガイド』の付録A「10.1.6から10.1.8へのアップグレード」に従うか、セキュアなフェデレーテッド検索を機能させるためにこれらのインスタンスも10.1.8にアップグレードする必要があります。
10.1.6 Oracle SESインスタンスが、シングル・サインオンURLを使用してOracle SES検索ページおよび管理ツールにアクセスするように構成されている場合、次の手順を実行して、構成を10.1.8に移行します。
$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_SEARCH/config/http-web-site.xmlファイルを編集します。要素web-siteで、属性protocolを"http"から"ajp13"に変更します。
<web-site ... protocol="ajp13" ... >
searchctl restartを使用してOracle SES中間層を再起動します。
検索をSSOで保護するようにmod_ossoを構成します。IfModule要素内の$AS_HOME/Apache/Apache/conf/mod_osso.confに次の行を追加します。
<Location /search/query/formlogin.uix> require valid-user AuthType Basic </Location>
Oracle HTTP Serverを再起動します。OracleAS中間層ホストで、次のコマンドを実行します。
$AS/opmn/bin/opmnctl restartproc process-type=HTTP_Server opmnctl: restarting opmn managed processes...
10.1.6がOracle Internet Directoryに接続されていた場合、アップグレード後に 「グローバル設定- ID管理設定」ページのユーザー名に「orclApplicationCommonName=oesEntity_ ...」と表示される場合があります。このユーザーは、インスタンスがOracle Internet Directoryに接続した際にOracle SES 10.1.6によって暗黙的に作成されており、Oracle Internet Directory認証および認可に内部的に使用されていました。アップグレード後、10.1.8では、引き続きOracle Internet Directory認証および認可にこのユーザーが使用されます。
10.1.6では、カスタム・クローラ・プラグインのJARファイルが$ORACLE_HOME/search/lib/agentディレクトリに置かれていました。 このディレクトリは、10.1.8には存在しません。10.1.6のこれらのJARファイルは、$ORACLE_HOME/search/lib/pluginsディレクトリに移行されました。
検索エンジンの起動および停止には、searchctlツールを使用します。リブート後にOracle SESを再起動するには、Oracle SESがインストールされている$ORACLE_HOME/binディレクトリにナビゲートしてsearchctl restartallを実行します。
Oracle Secure Enterprise Searchをよく理解するために、次のタスクを完了することをお薦めします。
『Oracle Secure Enterprise Search管理者ガイド』の、特に付録Aのアップグレードの問題に関する項を参照してください。
Oracle Secure Enterprise Searchチュートリアルに従います。
http://st-curriculum.oracle.com/tutorial/SESAdminTutorial/index.htm
インストール時に設定したユーザー名とパスワードを使用して、Oracle SES管理ツールにログインします。管理ツールを使用して、次の操作を実行できます。
検索するソースの定義
ソースのクロールの構成とスケジューリング
クロールと検索のステータスとパフォーマンスのモニター
管理ツールのすべてのページの右上隅に「ヘルプ」リンクがあり、クリックすると状況依存ヘルプが表示されます。
システムの可用性を保証するためにロード・バランサや他のモニタリング・ツールが使用される本番環境では、Oracle SESもURL http://<host>:<port>/monitor/check.jspを介して容易にモニターできます。このURLでは、「Oracle Secure Enterprise Search instance is up.」というメッセージが戻されます。
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注意: システム・モニタリング・ツールでは、この文字列のバイト比較が必要になることがあるため、このメッセージは他の言語に翻訳されません。 |
Oracle Secure Enterprise Searchが使用できなければ、URLからは接続エラーまたはHTTPエラー・コード503が戻されます。
リリース・ノート、インストール関連ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、OTN-J(Oracle Technology Network Japan)から、無償でダウンロードできます。OTN-Jを使用するには、オンラインでの登録が必要です。登録は、次のWebサイトから無償で行えます。
http://otn.oracle.co.jp/membership/
すでにOTN-Jのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次のURLでOTN-J Webサイトのドキュメントのセクションに直接接続できます。
http://otn.oracle.co.jp/document/
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://otn.oracle.co.jp/document/
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.co.jp/education/
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.co.jp http://otn.oracle.co.jp
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注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |
| リソース | 契約情報またはWebサイト |
|---|---|
| OracleMetalink |
http://metalink.oracle.com |
| アメリカ国内における追加製品、完全ライセンス、バージョン更新およびドキュメントの購入 | http://oraclestore.oracle.com |
| 開発者向け技術資料へのアクセス | http://otn.oracle.co.jp/ |
| テクニカル・サポート情報へのアクセス | http://www.oracle.com/support |
| アメリカ国外における最寄りのOracleサポート・センターの検索 | http://www.oracle.com/support |
| アメリカ国外における最寄りのオラクル社の検索 | http://www.oracle.com/global/index.html |
| アメリカ国内におけるクライアント関係のお問合せ | 1-800-223-1711 |
| アメリカ国内の販売代理店へのお問合せ | 1-800-ORACLE-1 |
| アメリカ国内におけるテクニカル・サポートへのTTYアクセスの取得 | 1-800-446-2398 |
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
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