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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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1.36 RMU Populate_Cacheコマンド


形式



説明

RMU Populate_Cacheコマンドでは、1つ以上の表および索引をデータベースから読み取り、キャッシュがある場合はキャッシュに格納できます。

ソート索引は、一度に1索引レベルずつ、上から順に読み取られます。ハッシュ索引は、ハッシュ索引を含む記憶領域を順次スキャンし、すべてのノードとシステム・レコードを各データベース・ページからフェッチすることで読み取られます。データ表の行は、表を含む記憶領域を順次スキャンし、リレーションのすべての行をフェッチすることで読み取られます。


コマンド・パラメータ

root-file-spec

データベース・ルート(.rdb)ファイル。デフォルトのファイル・タイプは.rdbです。

コマンド修飾子

Index=Index-list

フェッチする1つ以上の索引を指定します。各索引からすべてのノードがフェッチされます。複数の索引をリストする場合、索引名をカンマで区切り、リストをカッコで囲みます。ワイルドカード文字のアスタリスク(*)およびパーセント記号(%)を使用できます。

Log

Nolog

コマンドの処理をSYS$OUTPUTに出力するかどうかを指定します。処理に関する情報を出力するよう要求するにはLog修飾子を指定し、出力しない場合はNolog修飾子を指定します。どちらの修飾子も指定しない場合、デフォルトは現在のDCL検証スイッチの設定です。(DCL SET VERIFYコマンドでDCL検証スイッチを制御します。)

Only_Cached

Noonly_Cached

表および索引に関連付けられている行キャッシュがある場合にのみ、表または索引の内容を読み取るよう指定します。デフォルトでは、キャッシュのあるオブジェクトからのみデータを読み取ります。Noonly_Cached修飾子が指定された場合、指定した表または索引からすべてのデータが読み取られます。

Statistics_Interval=n

移入操作時に統計情報を定期的に表示するよう指定します。この修飾子のデフォルトは、10秒間隔です。この修飾子を使用しない場合、統計情報は表示されません。

Table=table-list

処理する1つ以上の表を指定します。各表からすべての行がフェッチされます。複数の表をリストする場合、表名をカンマで区切り、リストをカッコで囲みます。ワイルドカード文字のアスタリスク(*)およびパーセント記号(%)を使用できます。

Transaction_Type=option

分析操作に使用されるトランザクションのモードを指定できます。有効なオプションは次のとおりです。

この修飾子を使用する場合、オプションを指定する必要があります。

この修飾子をどの形式でも指定しない場合、Transaction_Type=Automatic修飾子がデフォルトです。この修飾子では、Oracle RMUでトランザクション・モードを決定するよう指定します。

Transaction_Type=Read_Only修飾子は、分析操作に使用されるトランザクションを読取り専用モードに設定するよう指定します。トランザクション・タイプを明示的に読取り専用に指定する場合、データベース内のすべての記憶領域でスナップショットが有効である必要はありませんが、読み取られる記憶領域では有効である必要があります。そうでない場合、エラーが返され、分析操作は失敗します。

すべての記憶領域でスナップショットが有効になっておらず、スナップショットが有効な記憶領域でのみオブジェクトを分析する場合、このオプションを選択します。この場合、Transaction_Type=Read_Only修飾子を使用することによって、分析操作が行われ、データベースの他のユーザーに対しては最小限のロックが課されます。

Transaction_Type=Noread_Only修飾子は、分析操作に使用されるトランザクションを読取り/書込みモードに設定するよう指定します。読取り専用トランザクションで起こるスナップショット・ファイルの増大化を避け、読取り/書込みトランザクションで起こるロックの増加というコストを甘受できる場合、このオプションを選択します。