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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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1.31 RMU Monitor Startコマンド

Oracle Rdbモニター・プロセスをアクティブにします。

形式



説明

RMU Monitor Startコマンドでは、Oracle Rdbモニター・プロセス(RDMS_MONITORnnnnはOracle Rdbのバージョン)をアクティブにして、このプロセスの優先順位を設定し、モニター・ログ・ファイルを作成するデバイス、ディレクトリおよびファイル名を指定します。モニター・プロセスがすでにアクティブな場合は、次のエラーメッセージが返されます。


%RMU-F-MONMBXOPN, monitor is already running

ノードにログインしたユーザーがOracle Rdbデータベースを使用するには、Oracle Rdbモニター・プロセスがそのノードで稼働している必要があります。VMScluster環境では、データベースにアクセスするクラスタ内の各ノードでモニター・プロセスが稼働している必要があります。

Oracle Rdbモニター・プロセスですべてのデータベース・アクセスが制御され、システム障害やその他のデータベース・ユーザー・プロセスの異常終了の後に自動データベース・リカバリ・プロシージャが起動されます。

Oracle Rdbの複数バージョンのサポートの詳細は、Oracle Rdbのインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。


コマンド修飾子

Output=file-name

モニター・ログを受けるデバイス、ディレクトリおよびファイル名を指定します。この修飾子を使用して、モニター・ログ・ファイルの場所を変更できます。デフォルトのデバイスおよびディレクトリはSYS$SYSTEMディレクトリです。デフォルトのログ・ファイル名はRDMMON.LOGです。RMU Monitor Startコマンドによって、データベース・セッションごとにログ・ファイルの新しいバージョンが作成されます。

Priority=integer

モニター・プロセスのベース優先順位を指定します。この優先順位は、最も優先順位の高いデータベース・ユーザー・プロセスより常に高くします。

デフォルトでは、モニターは最も高い対話式優先順位の15で稼働します。通常は、モニター・プロセスの優先順位を低くする必要はありません。低い優先順位に変更すると、アタッチ操作でデッドロックが生じることがあります。デッドロックは、モニターより優先順位の高い複数のプロセスが同時にアタッチすると、起こります。この場合、モニターと複数の優先順位の高いプロセスとの間でCPU時間が競合し、モニターが無期限にロックアウトされます。この結果、データベースを使用できません。

Swap

Noswap

モニター・プロセスのスワップを有効または無効にします。デフォルトはNoswapです。モニター・プロセスがスワップしている間はデータベースを使用できないため、タイム・クリティカルなアプリケーションにはSwap修飾子はお薦めしません。

使用上の注意


例1

次のコマンドでは、Oracle Rdbモニター・プロセスをアクティブにします。


$ RMU/MONITOR START

RMU Monitorコマンドの例は、『Oracle Rdb Guide to Database Maintenance』を参照してください。