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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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2.20 UNCORRUPTコマンド

記憶領域の破損標識フラグ(FILID_CORRUPT_FLG)をリセットして、破損した記憶領域の破損していないセクションを使用できるようにします。バッチ更新トランザクション・モードで1つ以上の記憶領域が開いた状態でSQL(RdbALTERではない)ロールバックを試行すると、多くの場合、記憶領域が破損します。

UNCORRUPTコマンドを使用すると、不確かな状態のデータベースにアクセスできます。したがって、コマンドを入力すると次のメッセージが表示されます。


BEWARE ATTEMPTING TO UNCORRUPT A STORAGE AREA
WITHOUT FIRST VERIFYING IT.

注意

Oracle Rdbリリース6.0以降では、このコマンドで提供される機能がRMU Set Corrupt_Pagesコマンドでも提供されています。RdbALTER UNCORRUPTコマンドは、Oracle Rdbの将来のバージョンから削除される可能性があります。このため、これらの機能が必要な場合には、RdbALTER UNCORRUPTコマンドではなくRMU Set Corrupt_Pagesコマンドの使用をお薦めします。

ROLLBACKまたはCOMMITコマンドの使用は、RdbALTER UNCORRUPTコマンドによって許可されます。


形式



コマンドのパラメータ

storage-area-name

記憶領域名を使用して現在のデータベースの記憶領域を指定します。記憶領域名は、SQL CREATE STORAGE AREA文で定義された名前です。

storage-area-number

記憶領域番号を使用して現在のデータベースの領域を指定します。記憶領域番号は、データベースが作成されるときに割り当てられ、ページ表示の1行目に付けられます。

例1

次の例は、EMPIDS_LOW領域の破損標識フラグをリセットします。


RdbALTER> UNCORRUPT EMPIDS_LOW

                ***** WARNING! *****

   BEWARE ATTEMPTING TO UNCORRUPT A STORAGE AREA
   WITHOUT FIRST VERIFYING IT USING THE RMU/VERIFY
   COMMAND.

   AN RdbALTER ROLLBACK COMMAND WILL LEAVE THIS
   AREA MARKED CORRUPT.

 Area EMPIDS_LOW now marked uncorrupt.