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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.1
B28441-02
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aspec

説明

aspecプレースホルダは、デバイスの物理的アタッチメントを表します。物理的アタッチメントは、ホストとデバイス間のデータのパスを示します。


関連資料:

物理的アタッチメントの詳細は、『Oracle Secure Backup管理者ガイド』を参照してください。

構文

aspec::=
hostname:rawdevicename[+scsidevice=altrawdevicename][+stdevice=stdevicename]\
[+stcontroller=stcontroller][+sttarget=sttarget][+stlun=stlun]

バックスラッシュ(\)はリテラルではなく行の継続を表しています。

制限と使用方法

hostnamerawdevicename以外の設定は、プロトコル・バージョン2を実行するNDMPサーバーでのみ使用されます。これらの各オプションを設定できるかどうかの要件は、サーバー固有です。

物理的アタッチメントを作成する際、次のガイドラインに従ってください。

基本的なRAWデバイス命名規則は、ライブラリの場合はobln、ドライブの場合はobtnです。nは、最初のデバイスの場合は0で、それに続くデバイスで1ずつ増分します。oblnの中の文字lは英字であり、数字の1ではありません。表3-1に、一般的なシステムでのRAWデバイス名を示します。

表3-1 一般的なシステムでのRAWデバイス名

オペレーティング・システム 最初のドライブのアタッチメント 最初のライブラリのアタッチメント

AIX

/dev/obt0

/dev/obl0

Quantum NDMPサーバー

/dev/nst0

/dev/sg0

HP-UX

/dev/obt/0m

/dev/obl/0

Linux

/dev/obt0

/dev/obl0

SGI

/dev/obt2

/dev/obl0

Solaris

/dev/obt

/dev/obl0

Windows

//./obt0

//./obl0

Data ONTAP

nrst1a

mc2


意味

hostname

デバイスをアタッチするホスト・マシンの名前です。

rawdevicename

NDMPサーバーの実装者またはオペレーティング・システムの実装者によって割り当てられたデバイス名です。rawdevicenameは、UNIXのデバイス特殊ファイル名と同じです(表3-1を参照)。この名前には、デバイスのWorld Wide Nameを参照するために表記法$WWNを含めることができます。

altrawdevicename

Oracle Secure BackupがSCSI操作をテープ・デバイスにパス・スルーするために使用する必要のある、個別のSCSIパス・スルー・インタフェースの名前です。

stdevicename

Oracle Secure Backupがサーバーに対してNDMP_SCSI_SET_TARGETメッセージを発行するときに使用する等価なデバイス名です。SCSIホスト・バス・アダプタ(HBA)またはデバイスを識別するオペレーティング・システム固有の文字列を指定します。

stcontroller

NDMP_SCSI_SET_TARGETを使用する際の、デバイスの、SCSIコントローラのインデックスまたはチャネル番号です。

sttarget

NDMP_SCSI_SET_TARGET を使用する際の、デバイスの、SCSIバスのターゲットIDです。

stlun

NDMP_SCSI_SET_TARGET を使用する際の、デバイスのSCSI LUNです。

aspecのサンプル値を次に示します。

w0x0f:/dev/obt0    # a tape drive connected to Linux host w0x0f
darth:/dev/obl0    # a tape library connected to Solaris host darth
ethel:nrst0a       # a tape drive connected to NetApp filer ethel
winserv:\\.\obl0   # a tape library connected to Windows media server winserv
//winserv/obl0     # equivalent to the preceding aspec