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Oracle TimesTen In-Memory Databaseアーキテクチャ概要
リリース6.0
B25763-01
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最適化時間とメモリーの使用

TimesTenオプティマイザは、適切な時間とメモリー制約内で実現可能な最高の計画の生成を目的に設計されています。ただし、他の多くのTimesTenのコンポーネントとは異なり、最適化の速度はオプティマイザの設計において優先事項ではありません。多くのコマンドはプリコンパイルされ、時間が影響する期間中にコンパイルは行われないものと想定しています。一方、TimesTenアプリケーションに最適なスループットをもたらすには、最適化した計画の質が重要です。こうした理由で、オプティマイザは最適化時間よりも実行時間を優先するように設計されています。

さらに、オプティマイザの生成する計画では、メモリーの使用よりパフォーマンスが重視されます。オプティマイザによって、実行を高速化するために、大量の一時メモリー空間を使用するように指示される可能性があります。メモリー制約のある環境では、「オプティマイザ・ヒント」で説明するオプティマイザ・ヒントをアプリケーションで使用して、一時索引と一時表の使用を禁止し、パフォーマンスを最大化せずにメモリーの使用を節約する計画を作成することもできます。