ThreadSafe
TimesTenでは、個別のプロセスで実行する複数のアプリケーションがアクセスできる、共有データ・ストアをサポートしています。また、マルチスレッド・アプリケーションからTimesTenデータ・ストアへのアクセスもサポートしています。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenを使用したスレッド・プログラミングに関する項を参照してください。Oracle表をキャッシュするには、ThreadSafeを設定します。
TimesTenは次の2つのモードで実行可能です。
- スレッド・アプリケーションをサポートするリエントラント(スレッド・セーフ)・モード。このモードでは、TimesTenは同じデータ・ストアへの複数の同時接続を許可します。ThreadSafe属性が設定されている場合、TimesTenはリエントラント・モードを使用します。
- 非スレッド・アプリケーションのみをサポートする非リエントラント・モード。このモードでは、TimesTenは各アプリケーションから各データ・ストアへの単一の同時接続のみを許可します。
注意: 単一のプロセスからのデータ・ストアへのすべての接続では、ThreadSafe属性に同じ値を設定する必要があります。指定しない場合、エラーが発生します。
設定
ThreadSafeは次のように設定します。
CまたはJavaプログラム 、あるいはUNIX ODBC.INIファイル | ThreadSafe | 0: データ・ストアへのアクセスに非スレッド・セーフ・モードを使用します。 1: データ・ストアへのアクセスにスレッド・セーフ・モードを使用します(デフォルト)。 |
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ | 「Thread Safe」チェック・ボックス | 選択解除: データ・ストアへのアクセスに非スレッド・セーフ・モードを使用します。 選択: データ・ストアへのアクセスにスレッド・セーフ・モードを使用します(デフォルト)。 |