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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-01
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ttCkptConfig

説明

バックグラウンド・チェックポイント処理の構成を動的に変更したり、構成パラメータの現在アクティブな設定を返します。ttCkptConfigを使用して加えられた変更は、ただちに有効になります。したがって、ckptRateの変更は現在処理中のチェックポイントに影響します。

ttCkptConfigを使用してバックグラウンド・チェックポイント処理に加えられた変更は永続的です。DSNまたは接続文字列でCkptFrequencyおよびCkptLogVolume接続属性が指定されないかぎり、その後のデータ・ストアのロードでは、変更された設定が使用されます(属性の指定があった場合は、その値が使用されます)。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。

構文
ttCkptConfig (ckptFrequency, ckptLogVolume) 
パラメータ

ttCkptConfigには、次のパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
chkptFrequency
INTEGER
チェックポイント頻度(秒)。0からMAXINTの値を指定できます。0の値は、チェックポイントのスケジュール時にチェックポイント頻度が考慮されないことを意味します。
chkptLogVolume
INTEGER
チェックポイント間のログ・ボリューム(MB)。0からMAXINTの値を指定できます。0の値は、チェックポイントのスケジュール時にチェックポイント・ログ・ボリュームが考慮されないことを意味します。
ckptRate
INTEGER
チェックポイントをディスクに書き込む速度(MB/秒)を指定します。0(ゼロ)は、速度を制限しないことを意味します。NULLは、速度を変更せずそのままにしておくことを意味します。このパラメータを変更すると、現在実行中のチェックポイント処理にも影響します。

結果セット

ttCkptConfigは次の結果を返します。

パラメータ
データ型
説明
chkptFrequency
INTEGER (NOT NULL)
チェックポイント頻度の現在アクティブな設定(秒)。
chkptLogVolume
INTEGER (NOT NULL)
チェックポイント間のログ・ボリュームの現在アクティブな設定(MB)。
ckptRate
INTEGER (NOT NULL)
チェックポイントがディスクに書き込まれる現在の速度。

バックグラウンド・チェックポイント構成パラメータの現在の設定を表示するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig; 
< 600, 32 > 
 

ログが制限に到達しないかぎり、チェックポイントの開始からバックグラウンド・チェックポイント処理を停止するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig(0); < 0, 32 >

チェックポイントの開始からバックグラウンド・チェックポイント処理を停止するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig(NULL, 0); < 0, 0 >

600秒ごとにチェックポイントを実行するか、ログが32MBに到達したときにチェックポイントを実行する(先に実行される方)ようにバックグラウンド・チェックポイント構成を設定するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig(600, 32); < 600, 32 >
注意

バックグラウンド・チェックポイントの進行中にアプリケーションでチェックポイント処理の実行を試みる場合、TimesTenは、バックグラウンド・チェックポイントが終了するまで待機してから、アプリケーションのチェックポイントを実行します。

関連項目

CkptFrequency
CkptLogVolume
ttCkpt
ttCkptHistory