GroupRestrict属性により、データ・ストアへのアクセスを特定のユーザー・グループに制限できます。この属性を指定すると、すべてのファイルおよび共有メモリーのデータ・ストアへのアクセスが制限されます。一度設定を行うと、データ・ストアを破棄しないかぎり制限を解除できません。
データ・ストアに制限を加える場合、TimesTenデーモンはrootまたは管理権限のあるユーザーが起動する必要があります。わずかな例外を除いて、グループ・ユーザーのみが、グループ制限を加えられたデータ・ストアに対してTimesTenユーティリティを実行できます。
クライアント/サーバーのデータ・ストアでは、GroupRestrictを設定した場合、TimesTenではAuthenticateが1に設定されます。
アクセス制御がTimesTenインスタンスに対して有効である場合、この属性の値を変更するには、ADMIN権限または独自のデータ・ストアを持っている必要があります。インスタンス管理者は、この属性で指定されたグループのメンバーである必要があります。Windowsでは、インスタンス管理者は、管理者グループのメンバーである必要があります。
GroupRestrictは次のように設定します。
CまたはJavaプログラム 、あるいはUNIX ODBC.INIファイル | GroupRestrict | このデータ・ストアへの接続が許可されるユーザーのグループ名を指定します。 |
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ | 「OS Group Restrict」フィールド | このデータ・ストアへの接続が許可されるユーザーのグループ名を指定します。 |