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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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ttXactLog

説明

TimesTenトランザクション・ログのコンテンツの形式が整えられたダンプを表示します。これは、ログまたはデータ・ストア内の問題を診断するために、オラクル社カスタマ・サポート・センターによって使用されるように設計されています。-trなどの特定のオプションの使用によりデータを失う可能性があるため、このツールはオラクル社カスタマ・サポート・センターの担当者に指示された場合にのみ使用してください。

構文
ttXactLog  [-h | -help | -?] 
ttXactLog [-V | -version] 
ttXactLog [-v verbosity] [-m maxChars] [-s] [-t] [-b blkID] 
[-l1 lfn.lfo [-l2 lfn.lfo]] [-r recType][...] [-tr dir] 
[-at dir] [-af file] [-lb] [-headers recs] [-logdir dir]
{-connStr connection_string | DSN | dspath} 
オプション

ttXactLogには次のオプションがあります。

-af file 
fileに自動切捨てステータスを書き込みます。
-atが指定されない場合は無視されます。
ADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。
-at dir 
自動切捨てモード。最初のエラー発生時にログ・ファイルを切り捨てます。古いログ・ファイルをディレクトリdirに移動し、そのディレクトリにあったファイルを上書きします。データを失う可能性があるため、オラクル社カスタマ・サポート・センターの指示があった場合にのみ使用してください。
ADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。
-b blkID  
ログ・レコードを、このブロックにアクセスするものとトランザクション・レコードに制限します。
-connStr 
connection_string 
データ・ストア名、サーバー名とDSN(必要に応じて)および関連する接続属性を含むODBC接続文字列。
DSN 
表示するトランザクション・ログに対するデータ・ストアのODBCソース名。
dspath 
データ・ストアの完全修飾名。これは接続に関連付けられたDSNではなく、データ・ストアに関連付けられた完全修飾データ・ストア・パス名で、データ・ストアのODBC定義のDataStore=パラメータに指定されているパス名です。
たとえば、ファイル/home/payroll/1997.ds0、/home/payroll/1997.ds1およびいくつかのログ・ファイル/home/payroll/1997.lognから成るデータ・ストアの場合、dspathは/home/payroll/1997です。
-h 
-help 
-? 
使用方法のメッセージを出力して終了します。
-headers records 
recordsごとのレコードに対して1つのヘッダーを出力します。0(ゼロ)を指定すると、ヘッダーは完全に無効になります。
-lb 
データ・ストアに接続して、ログ・バッファを出力します。
ログ・ファイルのコンテンツは出力されません。SELECT権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。
 lfn.lfo 
ログ・レコードのログ・ファイル番号(lfn)およびログ・ファイル・オフセット(lfo)。
-l1 
引数-l2が存在しないかぎり、このログ・レコードのみを考慮します。
-l2 
-l1から-l2のレコードを考慮します。
-logdir dir 
データ・ストアのログ・ファイルが存在するディレクトリを指定します。-logdirを指定しない場合は、ttXactLogはdspathに指定されている値のディレクトリ・パス部分を使用します。
-m maxChars 
-v 3のbinary項目のみについて出力される最大文字数。デフォルトは1000です。
-r recType 
指定したタイプのレコードのみを考慮します。このオプションは必要なログ・レコード・タイプのリストを指定するために、一度以上使用される場合があります。recTypeでは大/小文字が区別されます。
-s  
サマリー情報を出力します。SELECT権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。
-t 
ログ・ファイルの下部(最後のチェックポイント・ログ・ファイル、またはチェックポイントがない場合は最新のログ・ファイルの始まりから)のみ読み取ります。
-tr dir 
-l1によって指定されるレコード以降のレコードがすべて削除されます。元のログ・ファイルはディレクトリdirに移動されます。
-V | -version  
ttXactLogのリリース番号を出力して終了します。
-v verbosity 
冗長レベルを指定します。冗長レベルは、次のいずれかになります。
0: サマリー・ログ情報のみを出力します(-sが指定されている場合)。
1: (デフォルト)ログ・レコード・ヘッダーも出力します。
2: 長いデータを除いて、ログ・レコード本体も出力します。
3: ログ・レコード全体を出力します(-mオプションを参照)。

ttXactLog -v 3 -m 100 /users/pat/TimesTen/Daily/F112697SS 
注意

このユーティリティは、TimesTen Data Managerがインストールされている場合にのみサポートされます。