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Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド
リリース6.0
B25773-01
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RAC環境でのCache Connectの設定

RACCallback接続属性は、デフォルトでは1に設定されています。この設定によって、TAFおよびFANコールバックがインストールされます。

Cache ConnectおよびRACをインストールします。TimesTenデータ・マネージャおよびキャッシュ・エージェントが起動されていることを確認します。次のOracleコンポーネントも起動されている必要があります。

次に、次の手順を実行します。

  1. Oracle PL/SQLパッケージDBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICEまたはOracle Enterprise Managerを使用してFANイベントのパブリッシュを有効にします。これによって、Oracle ALL_SERVICESビュー内のAQ_HA_NOTIFICATIONS列がYESに変更されます。(これは、Oracle Database 10gリリース2に適用されます。)
  2. DBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICEの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  3. 次のいずれかの方法でTAFをサービスに対して有効にします。
    • Oracle tnsnames.oraファイルに、次の特性を持つCache Connect用サービスを作成します。
      • LOAD_BALANCE=ON (optional)
      • FAILOVER_MODE=(TYPE=SELECT)またはFAILOVER_MODE=(TYPE=SESSION)
    • DBMS_SERVICE.MODIFY_SERVICEを使用してTAFフェイルオーバー・タイプを設定します。

    『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

  4. FAN通知が受信されるようにアプリケーションをスレッド・ライブラリにリンクします。FANによって、障害を監視するスレッドが作成されます。(これは、Oracle Database 10gリリース2に適用されます。)

TimesTenでは、システムでのRAC、TAFおよびFANのステータスを確認するスクリプトが提供されます。Oracle Database 10gリリース2の場合は、checkRAC.sqlスクリプトを使用できます。Oracle9iリリース2の場合は、checkRAC_pre10gR2.sqlスクリプトを使用できます。checkRAC.sqlの出力は、次のようになります。

RAC Enabled: YES

Failover Type:   SELECT
FAN Events:      YES

checkRAC_pre10gR2.sqlの出力では、FAN Eventsに対して常にNOが表示されます。