- Oracleシリアライズ可能トランザクションは、トランザクションをシリアライズできないため、コミット時に失敗する可能性があります。TimesTenは、シリアライズされていないトランザクションをロックによって抑止します。
- Oracleユーザーは、SQLによって表を明示的にロックできます。このロック機能は、TimesTenではサポートされていません。
- Oracleでは、フラッシュバック問合せがサポートされています。フラッシュバック問合せは、前の状態のデータベースに対する問合せ(昨日の時点の表に対する問合せなど)です。TimesTenではサポートされていません。
- Oracleではセーブポイントがサポートされています。TimesTenではサポートされていません。
- Oracleでは、トランザクションを読取り専用または読取り/書込み両用に設定できます。これはTimesTenではサポートされていません。
TimesTenのロックおよび分離レベルの概要は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseアーキテクチャ概要』の同時操作に関する章を参照してください。また、分離レベルおよびトランザクション・セマンティクスの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のトランザクションの管理およびリカバリに関する章を参照してください。