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Oracle TimesTen In-Memory Database概要
リリース7.0
E05163-01
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Oracle TimesTen In-Memory Databaseの概要


Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、メモリー常駐のリレーショナル・データベースです。今日のリアルタイム・エンタープライズおよび電子通信、資本市場、防衛などの業界で必要とされている即時応答性および非常に優れたスループットをアプリケーションに提供します。Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、埋込みデータベースとしてアプリケーション層にデプロイされ、標準SQLインタフェースを使用して物理メモリーに完全に対応するデータベース上で動作します。

Oracle TimesTen In-Memory Databaseでは、実行時にデータが存在する場所に関する条件を変更することによってリアルタイム・パフォーマンスが実現されます。メモリー内でデータを管理し、それに応じてデータ構造およびアクセス・アルゴリズムを最適化することによって、データベース操作の効率が最大限になり、完全にキャッシュされるディスク・ベースのリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)と比較しても、応答性およびスループットの大幅な向上が実現されます。Oracle TimesTen In-Memory Databaseライブラリもアプリケーション内に埋め込まれるため、コンテキスト・スイッチおよび不要なネットワーク操作が行われなくなり、パフォーマンスが向上します。

標準リレーショナル・データ・モデルに従って、Oracle TimesTen In-Memory Databaseへのアクセスには、SQL、JDBCおよびODBCが使用されます。SQLを使用してアプリケーションをシステム内部から遮断すると、既存のアプリケーションに影響を及ぼさずにデータベースを変更または拡張できます。アプリケーション・モジュール、表および列を追加するだけで、新しいサービスを本番環境に簡単に追加できます。主流のRDBMSの場合と同様に、コスト・ベースのオプティマイザによって、問合せおよびトランザクションを最も高速で処理する方法が自動的に判別されます。つまり、OracleデータベースまたはSQLインタフェースをよく理解している開発者は、Oracle TimesTen In-Memory Databaseでリアルタイム・アプリケーションを開発してすぐに成果をあげることができます。