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Oracle TimesTen In-Memory Database概要
リリース7.0
E05163-01
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ロギング

TimesTenのログは次の目的で使用されます。

デフォルトで、TimesTenでは、ログをインメモリー・トランザクション・ログ・バッファに保持し、ディスクにも格納します。

ディスクへのログ・バッファの書込み

ロギングが有効な場合は、トランザクション・ログ・バッファのデータがディスクに書き込まれるタイミングをアプリケーションで制御できます。TimesTenではDurableCommits接続属性を使用して、ログ・バッファがトランザクションのコミット時に自動的にディスクに書き込まれるか、アプリケーションでttDurableCommitプロシージャをコールするまで遅延されるかを指定します。

トランザクションのコミット時に、ログが自動的にディスクに書き込まれないようにDurableCommitsを設定すると、障害発生時に一部のコミット済トランザクションの結果が失われる危険はありますが、トランザクションの実行時間は短縮されます。ただし、DurableCommitsの設定にかかわらず、メモリー内のログ・バッファが一杯になると、ログはディスクに保存されます。

ODBCでは、各文の後にコミットを強制する自動コミット・モードが提供されます。デフォルトでは自動コミットが有効になり、文の実行に成功した直後に暗黙的コミットが発行されます。コミットを意図的に行うように自動コミットを無効にすることをお薦めします。

ログ・ファイルの削除

ログ・ファイルは、TimesTenで消去可能と宣言されるまで保持されます。ログ・ファイルは次のいずれかの処理が完了するまで消去できません。

ロギングの無効化

ロギングを無効にすると、トランザクションのロールバックは不可能となり、データベース・レベル・ロックのみが可能です。ロギングを無効にするのは、表のバルク・ロードのような操作と、次の条件に該当する場合のみです。

Logging接続属性を使用して、ロギングを無効にします。