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Oracle TimesTen In-Memory Database概要
リリース7.0
E05163-03
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統計

問合せの実行パスを判断する際に、オプティマイザは表の行数などの問合せで参照されるデータ、条件で使用される列の間隔の統計における最小値、最大値および一意の値の数、表内の主キーの有無、既存の索引のサイズと構成などに関する統計を調べます。これらの統計はSYS.TBL_STATS表とSYS.COL_STATS表に保存されています。アプリケーションでttOptUpdateStats組込みプロシージャをコールすると、TimesTenによってこれらの表の情報が移入されます。

オプティマイザは各表の統計を使用して、T1.A = 4のような条件、またはT1.A = 4 AND T1.B < 10のような条件の組合せの選択性を計算します。選択性とは、表に含まれる行数を測定したものです。割合の小さい行を選択する条件は選択性が高く、割合の大きい行を選択する条件は選択性が低いと言えます。