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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
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エラーおよび警告

TimesTenでは、致命的なエラー、致命的ではないエラー、または警告が返されます。

致命的なエラー

致命的なエラーとは、リカバリするまでデータ・ストアにアクセスできなくなるエラーのことです。致命的なエラーが発生すると、すべてのデータ・ストアの接続を切断する必要があります。それ以後の処理は完了されません。致命的なエラーは、TimesTenのエラー・コード846および994で示されます。これらのエラーの処理は、標準的なエラーの処理とは異なります。具体的には、データ・ストアの接続を切断するコードを含める必要があります。

致命的ではないエラー

致命的ではないエラーには、一意制約に違反しているINSERT文などの単純なエラーが含まれます。また、一部のアプリケーション障害およびプロセス障害も、致命的ではないエラーに含まれます。

TimesTenでは、致命的ではないエラーも、通常のエラー処理プロセスによって返されます。また、エラーの検出および識別はアプリケーションで行う必要があります。

致命的ではないエラーによってデータ・ストアに影響が出た場合、エラーが返されることがあり、アプリケーションで適切に対処する必要があります。プロセス障害などの場合、エラーは返されませんが、失敗したプロセスのトランザクションが自動的にロールバックされます。

アプリケーションでは、その処理を変更するか、または障害が発生した1つ以上のトランザクションをロールバックすることによって、致命的ではないエラーに対処できます。

警告

予期しない状態が発生した場合、TimesTenは警告を返します。たとえば、次の状況が発生した場合、TimesTenは警告を発行します。

アプリケーション開発者には、アプリケーションの問題を指摘することができるように、警告をチェックするコードを含めることを強くお薦めします。