ドライバ・マネージャとリンクしているアプリケーションは、ODBCドライバを参照するすべてのDSNに接続できます。また、様々なODBCドライバを使用する複数のDSNに同時に接続することもできます。ただし、ドライバ・マネージャを使用する場合は、次の制限があります。
- ドライバ・マネージャを使用すると、すべてのODBC関数コールに同期オーバーヘッドが追加されます。一部のアプリケーションでは、このオーバーヘッドが大量になる場合があります。
- TimesTenオプションTT_PREFETCH_COUNTは、TimesTen Data Manager ODBCドライバに直接リンクされているアプリケーションでのみ使用できます。ドライバ・マネージャにリンクしているアプリケーションでは使用できません。TT_PREFETCH_COUNTオプションの詳細は、「複数のデータ行のプリフェッチ」を参照してください。
- アプリケーションでは、TimesTen固有のTT_PREFETCH_CLOSE接続オプションを設定または再設定できません。TT_PREFETCH_CLOSE接続オプションの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のシリアライズ可能なトランザクションに対する TT_PREFETCH_CLOSEの有効化に関する項を参照してください。
- Windows以外のほとんどのプラットフォームでは、ドライバ・マネージャはデフォルトで使用可能ではありません。ドライバ・マネージャを使用するUNIX開発者は、サード・パーティから入手する必要があります。
- アプリケーションがドライブ・マネージャとリンクされている場合、トランザクション・ログAPI(XLA)コールは使用できません。