ヘッダーをスキップ
Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
次へ
次へ
 

UNIXアプリケーションのコンパイルおよびリンク

UNIX Platformsでは、次の処理を行います。

UNIXでは、ULONGSLONGUSHORTまたはSSHORT型のODBCを使用するアプリケーションは、コンパイル時にTT_USE_ALL_TYPESプリプロセッサ・オプションを指定する必要があります。通常、これは、Cコンパイラ・オプション
-DTT_USE_ALL_TYPESを使用して実行します。

TimesTenの#includeファイルを使用するには、次の指定をCコンパイラ・コマンドに追加します。ここで、install_dirはインストール・ディレクトリのパスです。

-Iinstall_dir/include

TimesTen Data Manager ODBCドライバにリンクするには、次のコマンドを使用します。ここで、install_dirはインストール・ディレクトリのパスです。

-Linstall_dir/lib -ltten

-Lオプションを指定すると、リンカーでライブラリ・ファイル用のTimesTen libディレクトリが検索され、-lttenオプションを指定すると、TimesTen Data Manager ODBCドライバでリンクが行われます。

TimesTen Client ODBCドライバにリンクするには、次のコマンドを使用します。ここで、install_dirはインストール・ディレクトリのパスです。

-Linstall_dir/lib -lttclient

Solarisでは、デフォルトのTimesTen Client ODBCドライバは、Studio 11を使用してコンパイルされます。このライブラリによって、Sun Studio 11 C/C++コンパイラでコンパイルされたアプリケーションをTimesTen Clientに直接リンクできます。

install_dir/demoディレクトリにあるMakeファイル、または独自のMakeファイルを作成するために次のコード例を使用できます。

例2.3

CFLAGS = -Iinstall_dir/include

LIBS = -Linstall_dir/lib -ltten

LIBSDEBUG = -Linstall_dir/lib -lttenD

LIBSCS = -Linstall_dir/lib -lttclient

# Link directly with the TimesTen

# Data Manager ODBC production driver

appl:appl.o

       $(CC) -o appl appl.o $(LIBS)

# Link directly with the TimesTen ODBC debug driver

appldebug:appl.o

       $(CC) -o appldebug appl.o $(LIBSDEBUG)

# Link directly with the TimesTen Client driver

applcs:appl.o

       $(CC) -o applcs appl.o $(LIBSCS)


注意: アプリケーションをTimesTen Data ManagerデバッグODBCドライバに直接リンクするには、リンク行に-lttenのかわりに-lttenDを指定します。


注意: Solarisでは、Sun C/C++コンパイラを使用してコンパイルを実行した場合、-mtオプションを使用してTimesTenアプリケーションのコンパイルおよびリンクを実行する必要があります。