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Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド
リリース7.0
E05165-02
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インスタンスのインストール

UNIXでは、任意のリリースのTimesTenを複数インストールすることができます。デフォルトでは、今回のリリースのインスタンス名はtt70です。

あるリリースのTimesTenのインスタンスがすでにマシンに存在し、それと同じリリースのTimesTenのインスタンスを2つ目としてインストールする場合は、一意のインスタンス名とポート番号を指定する必要があります。TimesTenのインストール・スクリプトによって、特定のリリースのTimesTenのインスタンスがマシンにすでに存在しているかどうかが検出され、TimesTenのメイン・デーモンの新しいインスタンス名およびポート番号の入力が求められます。

インスタンス名はインストール・パスに表示され、TimesTenの特定のインストールに関するすべての必要な情報にアクセスするためのキーとなります。インスタンス名は、一部のTimesTenのファイル名としても表示されます。


注意: Windowsでは、TimesTenのリリースに関係なく、インストールできるインスタンスは1つのみです。TimesTenのインストール・スクリプトによるインスタンス名の指定を求めるプロンプトは表示されません。

インスタンス名

インスタンス名は、大/小文字が区別されません。また、255文字以内で指定します。インスタンス名はNULL以外にする必要があります。下線(_)またはピリオド(.)は使用できますが、他の特殊文字を使用することはできません。

ttVersionユーティリティを使用して、TimesTenのインスタンス名、リリース番号およびポート設定に関する情報を検索することができます。

インスタンスのポート番号

リリース番号が同じTimesTenインスタンスを同じマシンに複数インストールすると、TimesTenインストール・スクリプトによって、TimesTenのメイン・デーモンのデフォルト以外のTCP/IPポート番号を指定するように求められます。

相互にレプリケートするTimesTenデータ・ストアは、すべて同じデーモン・ポート番号を使用する必要があります(複製操作で-remoteDaemonPortオプションを指定する場合を除く)。このポート番号は、インストール時に設定し、ttVersionユーティリティを使用して確認できます。