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Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド
リリース7.0
E05169-02
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アクセス制御されたデータ・ストアのレプリケート

アクセス制御を有効にしてデータ・ストアをインストールすると、レプリケーション・デーモンの管理はADMIN権限を持つユーザーにのみ制限され、レプリケーション・スキームの作成および変更はDDL権限を持つユーザーにのみ制限されます。ただし、マスターからレプリケートされた更新は、サブスクライバ上にアクセス制御が存在するかどうかに関係なく、サブスクライバに適用されます。つまり、マスター上でアクセス制御を有効にすると、サブスクライバ上では有効にできず、サブスクライバ上でアクセス制御を有効にすると、マスターでは有効にできません。

通常、混乱を避けるために、レプリケーション・スキーム内のすべてのインスタンスに同様のアクセス制御を設定する必要があります。設定によっては、マスターへのアクセスを制御することには意味があっても、サブスクライバへのアクセスを制御することには意味がない場合があります。この場合は、マスター上のデータに対しては整合性を保証し、サブスクライバ上のデータに対してはグローバル・アクセスをサポートすることができます。たとえば、セキュアなマスターから、セキュアなサブスクライバ(リカバリ用)およびすべてのユーザーが読取り可能なセキュアでないサブスクライバの両方にデータをレプリケートすることができます。

TimesTenのアクセス制御のインストール方法および設定方法の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のアクセス制御に関する説明を参照してください。