マテリアライズド・ビューは、ディテール表と呼ばれる1つ以上のTimesTen表から選択されたデータのサマリーです。マテリアライズド・ビューは直接レプリケートできませんが、マテリアライズド・ビューの基礎となるディテール表は通常のTimesTen表の場合と同じ方法でレプリケートできます。
マスター・データ・ストアおよびサブスクライバ・データ・ストアのディテール表は、マテリアライズド・ビューで参照できます。ただし、TimesTenレプリケーションでは、レプリケート対象のディテール表の構造がマスターおよびサブスクライバで同じであることのみが検証されます。マテリアライズド・ビューが各データ・ストアで同じである必要はありません。
マテリアライズド・ビューまたは非マテリアライズド・ビューがDATASTORE要素として含まれているデータ・ストア全体をレプリケートする場合は、ビューに関連付けられているディテール表のみがレプリケートされます。ビュー自体はレプリケートされません。一致するビューは、サブスクライバ・データ・ストアで定義できますが、必須ではありません。ディテール表がレプリケートされると、TimesTenはそれに対応するビューを自動的に更新します。
マテリアライズド・ビューが更新されたときに、オーバーフローまたはアンダーフロー状態が発生するように指定されている場合、レプリケート対象の表に定義されたマテリアライズド・ビューで、レプリケーション障害または非一貫性が発生する場合があります。