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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-01
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ttCachePolicySet

説明

接続されたデータ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを実行するタイミングを決定するポリシーを定義します。ポリシーは、alwaysまたはmanualのいずれかです。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。

構文

ttCachePolicySet (cachePolicy) 

パラメータ

ttCachePolicySetには、次のパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
cachePolicy
TT_VARCHAR(10)
NOT NULL
データ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを実行するタイミングを決定するために使用するポリシーを指定します。有効な値は、次のとおりです。
always: エージェントはデータ・ストアに対して常時実行されます。このオプションは、TimesTenキャッシュ・エージェントをただちに起動します。TimesTenデーモンが再起動されると、自動的にキャッシュ・エージェントが再起動されます。
manual: (デフォルト)ttCacheStart組込みプロシージャまたはttAdmin -cacheStartコマンドのいずれかを使用して、キャッシュ・エージェントを手動で起動する必要があります。ttCacheStop組込みプロシージャまたはttAdmin -cacheStopコマンドのいずれかを使用して、キャッシュ・エージェントを明示的に停止する必要があります。

結果セット

ttCachePolicySetは結果を返しません。

TimesTenキャッシュ・エージェントのポリシーをalwaysに設定するには、次のように実行します。

CALL ttCachePolicySet ('always');

注意

このプロシージャは、TimesTenのキャッシュ接続機能がサポートされるプラットフォームにおいてのみ使用できます。

ポリシーをmanualからalwaysに変更することによって、相対パスを使用してデータ・ストアに対してTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとすると、TimesTenはTimesTen Data Managerが起動している場所に対する相対パスでデータ・ストアを検索し、失敗します。たとえば、Windows上でデータ・ストアのパスにDataStore=./payrollを指定し、このプロシージャでTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとしても、TimesTen Data Managerはデータ・ストアをinstall_dir\srvディレクトリで検索するため、起動しません。UNIXの場合は、/var/TimesTen/instance/ディレクトリを検索します。

ポリシーの設定をalwaysに設定すると、キャッシュ・エージェントが停止している場合は自動的に起動されます。

関連項目

ttCachePolicyGet
ttCacheStart
ttCacheStop
ttCacheUidGet
ttCacheUidPwdSet
ttAdmin