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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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MemoryLock

Solaris、Linux、HP-UX 11およびTru64システムの場合、TimesTenでは、共有データ・ストアに接続するアプリケーションは、データ・ストアがメモリーにロード中か、またはメモリー内にデータ・ストアが存在するいずれかの場合に、実メモリーをロックするかを指定できます。データ・ストアに使用される物理メモリーがロックされた場合、オペレーティング・システムの仮想メモリー・サブシステムでは、その他の用途にその物理メモリーを使用することができません。データ・ストアのいずれの部分もページアウトすることはありませんが、RAMで構成されたシステムでは、メモリー不足が発生することがあります。メモリーをロックするとデータ・ストアのロード・パフォーマンスが向上する可能性がありますが、同じマシン上の他のアプリケーションに影響を及ぼす可能性があります。

アクセス制御とroot以外のインスタンス

アクセス制御が有効な場合、この属性の値を現在有効な値以外に変更できるのは、インスタンス管理者またはADMIN権限を持つユーザーのみです。

LinuxおよびTru64システムの場合、この属性を使用するにはroot権限が必要です。Solarisシステムの場合、MemoryLock=1または2を使用するには、rootとしてインストールされている必要があります。また、Solarisシステムの場合、TimesTenのroot以外のインスタンスのデータ・ストアでは、この属性の3および4の設定を使用できます。

設定

MemoryLockは次のように設定します。

属性の設定場所
属性の表示
設定
CまたはJavaプログラム、あるいはUNIX ODBC.INIファイル
MemoryLock
0: メモリーをロックしません(デフォルト)。
1: メモリー・ロックを取得しようとします。ロックできなくても、接続は成功します。ロックを取得した場合、データ・ストアのメモリーへのロード後にロックが解除されます(推奨)。
2: メモリー・ロックが必要です。ロックできない場合、接続は失敗します。ロックを取得した場合、接続は成功し、データ・ストアのメモリーへのロード後にロックが解除されます。
3: メモリー・ロックを取得して保持しようとします。ロックできない場合にも、接続は成功します。メモリー・ロックを取得した場合、接続は成功し、メモリー・ロックはデータ・ストアがメモリーからアンロードされるまで保持されます。
4: メモリー・ロックは必要であり、データ・ストアがメモリーからアンロードされるまで保持されます。ロックできない場合、接続は失敗します。ロックを取得した場合、接続は成功し、メモリー・ロックはデータ・ストアがメモリーからアンロードされるまで保持されます。
Windows ODBC
データソース・アドミニストレータ
利用できません。
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