Solaris、Linux、HP-UX 11およびTru64システムの場合、TimesTenでは、共有データ・ストアに接続するアプリケーションは、データ・ストアがメモリーにロード中か、またはメモリー内にデータ・ストアが存在するいずれかの場合に、実メモリーをロックするかを指定できます。データ・ストアに使用される物理メモリーがロックされた場合、オペレーティング・システムの仮想メモリー・サブシステムでは、その他の用途にその物理メモリーを使用することができません。データ・ストアのいずれの部分もページアウトすることはありませんが、RAMで構成されたシステムでは、メモリー不足が発生することがあります。メモリーをロックするとデータ・ストアのロード・パフォーマンスが向上する可能性がありますが、同じマシン上の他のアプリケーションに影響を及ぼす可能性があります。
アクセス制御が有効な場合、この属性の値を現在有効な値以外に変更できるのは、インスタンス管理者またはADMIN権限を持つユーザーのみです。
LinuxおよびTru64システムの場合、この属性を使用するにはroot権限が必要です。Solarisシステムの場合、MemoryLock=1または2を使用するには、rootとしてインストールされている必要があります。また、Solarisシステムの場合、TimesTenのroot以外のインスタンスのデータ・ストアでは、この属性の3および4の設定を使用できます。
MemoryLockは次のように設定します。