デフォルトでは、DurableCommitsは0に設定されています。この場合、トランザクションのコミット時にログはディスクに書き込まれません。これにより、障害の発生時に一部のコミット済トランザクションが失われる危険はありますが、トランザクションの実行時間が短縮されます。ただし、ディスクへのロギングを行っている場合には、DurableCommitsの設定にかかわらず、メモリー内のログ・バッファが一杯になった時点で、ログがディスクに保存されます。
また、ディスクへのロギングを行う接続では、ttDurableCommit組込みプロシージャをコールして、選択したトランザクションに対して明示的に永続的コミットを行うこともできます。ttDurableCommitをコールすると、ディスクにログ・バッファがフラッシュされます。また、管理用サブデーモン・プロセスでもディスクへのログ・バッファのフラッシュは頻繁に行われます。ログ・バッファは、すべての接続間で共有されており、すべての接続で実行されたトランザクションのログ・レコードを含みます。
ディスクへのロギングが有効でない場合、永続的コミットは実行できません。ディスクへのロギングが無効になっている場合、データの永続性は、CkptFrequencyおよびCkptLogVolumeを設定すると決定される間隔でバックグラウンドにおいて実行されるチェックポイント、またはアプリケーションが明示的に開始できるチェックポイントによって実現できます。データ・ストアへの最後の接続が正常に終了すると、TimesTenは自動的にチェックポイントを開始します。
DurableCommitsは次のように設定します。