NLS_SORT属性は、言語比較に使用される照合順番を指定します。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のサポートされている言語ソートに示されている値を使用します。これらの値はいずれも各値に対して_CIを付加することで、大/小文字を区別せずにソートを実行するように変更できます。アクセント記号および大/小文字を区別せずにソートするには、値に_AIを付加します。
TimesTenでは、マテリアライズド・ビューおよびキャッシュ・グループに対して、この属性を接続文字列またはDSN定義で使用するのではなく、SQL関数のNLSSORTを使用して照合順番を明示的に指定することをお薦めします。
NLS_SORTを行うと、様々な処理に影響する可能性があります。照合順番を区別する、サポートされている処理は次のとおりです。
TIMESTEN8キャラクタ・セットでは、BINARYソートのみがサポートされています。
BINARY以外のNLS_SORT設定を行うと、文字処理のパフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性があります。
注意: | 主キー索引は常にBINARY照合順番に従います。BINARY以外のNLS_SORT等価検索では、主キー索引を使用できません。 |
NLS_SORTは次のように設定します。
属性の設定場所 | 属性の表示 | 設定 |
CまたはJavaプログラム、あるいはUNIX ODBC.INIファイル | NLS_SORT | 言語のソート順序またはBINARY(デフォルト)を指定します。 |
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ | 「NLS_SORT」ドロップダウン・リスト | 言語のソート順序またはBINARY(デフォルト)を指定します。 |