LRUエージング・ポリシーを指定して定義されたすべての通常の表にLRUエージング属性を設定します。キャッシュ表の場合、エージング・ポリシーはルート表に定義されますが、キャッシュ・グループのすべての表に適用されます。エージング・ポリシーは、CREATE TABLEまたはALTER TABLE SQL文を使用して、エージング・ポリシーが作成または変更されるときに表に定義されます。
LRUエージング機能を使用すると、使用頻度が最も少ないデータを削除して、指定したしきい値以下にデータ・ストアの使用サイズを保持できます。
使用中のデータ・ストア領域が指定されているしきい値を超えると、データが削除されます。キャッシュ・グループの場合、エージングはキャッシュ・インスタンス全体のルート表で定義されます。AUTOREFRESHが指定されているキャッシュ・グループには、LRUエージングを使用できません。そのようなキャッシュ・グループでは、時間ベース・エージングを使用してください。
アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャには、現在の値を問い合せるための権限は必要ありません。現在の値を変更するには、ADMIN権限が必要です。
ttAgingLRUConfig(LowUsageThreshHold, HighUsageThreshHold, AgingCycle)
ttAgingLRUConfigには、次のオプションのパラメータがあります。
ttAgingLRUConfigは次の結果を返します。
エージングしきい値の下限を75%、上限を95%、エージング・サイクル間隔を5分に設定するには、次のように実行します。
CALL ttAgingLRUConfig (.75, .90, 5);
LRUエージング・ポリシーを指定して定義したすべての表の現在のLRUエージング・ポリシーを表示するには、パラメータなしでttAgingLRUConfigをコールします。
表がデフォルトのしきい値およびエージング・サイクルで定義される場合、プロシージャは次の結果を返します。
<.8000000, .9000000, 1>
しきい値の下限を60%、エージング・サイクルを5分に変更し、しきい値の上限は変更しない場合は、次のようにします。
Call ttAgingLRUConfig (.60,,5);
このプロシージャの値は、システム障害が発生した後でも維持されます。
パラメータを指定せずにこのプロシージャをコールすると、現在のLRUエージング属性設定が返されます。
ttAgingScheduleNow
『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』