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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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ttAgingLRUConfig

説明

LRUエージング・ポリシーを指定して定義されたすべての通常の表にLRUエージング属性を設定します。キャッシュ表の場合、エージング・ポリシーはルート表に定義されますが、キャッシュ・グループのすべての表に適用されます。エージング・ポリシーは、CREATE TABLEまたはALTER TABLE SQL文を使用して、エージング・ポリシーが作成または変更されるときに表に定義されます。

LRUエージング機能を使用すると、使用頻度が最も少ないデータを削除して、指定したしきい値以下にデータ・ストアの使用サイズを保持できます。

使用中のデータ・ストア領域が指定されているしきい値を超えると、データが削除されます。キャッシュ・グループの場合、エージングはキャッシュ・インスタンス全体のルート表で定義されます。AUTOREFRESHが指定されているキャッシュ・グループには、LRUエージングを使用できません。そのようなキャッシュ・グループでは、時間ベース・エージングを使用してください。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャには、現在の値を問い合せるための権限は必要ありません。現在の値を変更するには、ADMIN権限が必要です。

構文

ttAgingLRUConfig(LowUsageThreshHold, HighUsageThreshHold, AgingCycle)

パラメータ

ttAgingLRUConfigには、次のオプションのパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
lowUsageThreshold
BINARY_FLOAT
データ・ストアのPermSize割合の下限値を設定、表示またはリセットします。小数で指定します。これはしきい値範囲の最小値であり、この値を下回るとLRUエージングが停止します。デフォルトは80%です。
highUsageThreshold
BINARY_FLOAT
データ・ストアのPermSize割合の上限値を設定、表示またはリセットします。小数で指定します。これはしきい値範囲の最大値であり、この値を上回るとLRUエージングがアクティブになります。デフォルトは90%です。
agingCycle
TT_INTEGER
エージングが実行されるサイクル間隔(分)を設定、表示またはリセットします。分単位で指定します。デフォルトは1分です。このプロシージャを使用してエージングのサイクル間隔を変更すると、サイクルは、このプロシージャがコールされる時間に基づいてリセットされます。たとえば、このプロシージャを午後12時にコールし、15分のサイクルを指定すると、エージングは、12時15分、12時30分、12時45分というように実行されます。

結果セット

ttAgingLRUConfigは次の結果を返します。

データ型
説明
lowUsageThreshold
BINARY_FLOAT NOT NULL
データ・ストアのPermSize割合の下限の現在の設定値。小数で指定されています。
highUsageThreshold
BINARY_FLOAT NOT NULL
データ・ストアのPermSize割合の上限の現在の設定値。小数で指定されています。
agingCycle
TT_INTEGER
NOT NULL
エージングが実行されるサイクル間隔の現在の設定値(分)。分単位で指定されています。

例2.2

エージングしきい値の下限を75%、上限を95%、エージング・サイクル間隔を5分に設定するには、次のように実行します。

CALL ttAgingLRUConfig (.75, .90, 5);

<.7500000, .9000000, 5> 
例2.3

LRUエージング・ポリシーを指定して定義したすべての表の現在のLRUエージング・ポリシーを表示するには、パラメータなしでttAgingLRUConfigをコールします。

Call ttAgingLRUConfig(); 

表がデフォルトのしきい値およびエージング・サイクルで定義される場合、プロシージャは次の結果を返します。

<.8000000, .9000000, 1>

1 row found. 
例2.4

しきい値の下限を60%、エージング・サイクルを5分に変更し、しきい値の上限は変更しない場合は、次のようにします。

Call ttAgingLRUConfig (.60,,5);

< .6000000, .9000000, 5 > 
1 row found. 

注意

このプロシージャの値は、システム障害が発生した後でも維持されます。

パラメータを指定せずにこのプロシージャをコールすると、現在のLRUエージング属性設定が返されます。

関連項目

ttAgingScheduleNow
『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』