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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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ttCapture

説明

コマンドの使用時にTimesTenの状態に関する情報が収集されます。この情報は、問題を診断する場合に役立つことがあります。Oracleサポート・サービスでは、現場でのカスタマの問題を診断するために、繰り返し追加情報の提供をお願いする必要がある場合が多くあります。

Oracleサポート・サービスでは、このユーティリティで収集された情報の提供をお願いする場合があります。この情報は、サポート電子メールで送信できます。

このユーティリティではエラーの解釈は行われません。状態に関する情報のみが収集されて、ttCaptureユーティリティを起動したディレクトリにあるttcapture.out.nファイルに出力が送信されます。通常、サポート事例に関係する一般的な情報が収集されます。


注意: ディレクトリおよびファイルの名前に空白が含まれている場合は、必ず二重引用符で囲む必要があります。

構文

ttCapture [-h | -help | -?]

ttCapture [-V | -version]

ttCapture [-noinstinfo] [-nosysinfo] [-stdout | -dest dir]
[-logdir dir] [dspath | DSN]

オプション

ttCaptureには次のオプションがあります。

オプション
説明

-dest dir

指定されたディレクトリに出力ファイルを書き込みます。-dsnameオプションとともに使用する必要があります。

DSN

チェックするデータ・ストアのODBCデータソース名を指定します。

dspath

評価するデータ・ストアの完全修飾名。これは接続に関連付けられたDSNではなく、データ・ストアに関連付けられた完全修飾データ・ストア・パス名で、データ・ストアのODBC定義のDataStore=パラメータに指定されているパス名です。
たとえば、ファイル/home/payroll/1997.ds0/home/payroll/1997.ds1およびいくつかのログ・ファイル/home/payroll/1997.lognからなるデータ・ストアの場合、dspath/home/payroll/1997です。

-h

-help

-?

使用方法のメッセージを出力して終了します。

-logdir dir

ログ・ディレクトリの位置を指定します。-dsnameオプションとともに使用する必要があります。指定しない場合、ログ・ディレクトリを使用できないことがあります。

-noinstinfo

インストール情報を収集しません。

-nosysinfo

システム情報を収集しません。

-stdout

UNIXシステムの場合、すべての出力はファイルに書き込まれるのではなく、stdoutに書き込まれます。

-V | -version

ttCaptureのリリース番号を出力し、終了します。

test_dbデータ・ストアのデータを収集し、データ・ストアのチェックポイント・ファイルをディレクトリD:\my_data\recover\test_dbに書き込むには、次のコマンドを使用します。

ttCapture -dest "D:\my_data\recover\test_db" test_db

注意

このユーティリティは、TimesTen Data Managerがインストールされている場合にのみサポートされます。