ttRepAdmin -duplicate
を実行する前に新しいサブスクライバDSNに接続している場合、データ・ストアはすでに作成されています。このような状況では、-duplicate
は次のメッセージを返します。
Error : Restore not done : The datastore already exists.
Unable to restore datastore locally
ttStatusを実行し、返されたリストにデータ・ストアがあるかどうかを確認することによって、データ・ストアの有無を確認します。新しいサブスクライバ・データ・ストアがある場合は、それを破棄し、ttRepAdmin -duplicate
を再度実行します。
> ttDestroy /tmp/newstore
> ttRepAdmin -dsn newstoreDSN -duplicate -name newstore
-from masterds -host "server1"
レプリケーション・スキームにサブスクライバ・データ・ストア名やホスト名を間違って入力した場合、次のようなメッセージが表示されます。
Unable to swap datastore locally
No receiver NEWSTORE on SERVER2 found to swap with
「unable to copy/create file」などのエラーが表示された場合は、一時ディレクトリの領域不足を示します。一時ファイルが格納されているディレクトリは、次のとおりです。
一時ディレクトリを上書きするには、Windowsの場合は変数TMP、その他のプラットフォームではTMPDIRを定義します。この変数には送信マシンのルート環境(Windowsではsystem)および受信マシンのユーザー環境で有効なディレクトリを定義する必要があります。
TimesTenデーモンによって認識されるTMPまたはTMPDIR変数を変更するには、次のようにします。
-e
オプションを指定してstartsrc
を使用して、環境変数を設定します。たとえば、次のようにします。startsrc -e 'TMPDIR=<temp-dir>' -s tt_<instance-name>
注意: | TimesTenデーモンを停止して再起動すると、現在メモリー内にあるすべてのTimesTenデータ・ストアが無効になります。したがって、アプリケーションがそれらのデータ・ストアに接続しているときは、TimesTenデーモンを停止および再起動しないでください。 |