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Oracle TimesTen In-Memory Databaseトラブルシューティング・プロシージャ・ガイド
リリース7.0
E05173-03
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接続識別子を解決できない

データ・ストアに接続しようとすると、ORA-12154「TNS: 指定された接続識別子を解決できませんでした」が表示されることがあります。

この問題は、Cache ConnectとOracleを同じマシン上で使用するときに、TNS_ADMIN環境変数がOracleの正しいtnsnames.oraファイルを指していない場合に発生することがあります。たとえば、ラップトップでOracleデータベースの複数のインスタンスが稼働している場合に、この問題が発生することがあります。

本番環境では、TimesTenとOracleは、通常、異なるマシン上で稼働させます。この場合、TimesTenが稼働しているマシン上のtnsnames.oraファイルを指すようにTNS_ADMIN環境変数を設定しなおさないようにしてください。Oracleクライアントは、接続の解決にTNS_ADMIN設定を使用しますが、TimesTenのメイン・デーモン、キャッシュ・エージェント、Webサーバーおよびレプリケーション・エージェントは、TNS_ADMIN設定を認識しません。Cache Connectは、OracleクライアントとTimesTenが異なるtnsnames.oraファイルを使用する場合、正常に動作しません。

Windowsの場合、TNS_ADMIN環境変数は次のように設定します。

  1. 「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 「詳細設定」タブで、「環境変数」を選択します。
  3. 使用するtnsnames.oraファイルが格納されているディレクトリを指すようにTNS_ADNINをシステム環境変数として追加または編集します。INAMEコマンドを使用して、tnsnames.oraファイル内に他のtnsnames.oraファイルを組み込むことができます。