ヘッダーをスキップ
Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05176-02
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
次へ
次へ
 

TimesTen型モードでサポートされているOracleデータ型

データ型
説明

ORA_CHAR [(n [BYTE|CHAR])]

長さがnバイトまたはn文字の固定長文字列。デフォルトは1バイトです。

BYTEは、列にバイト長セマンティクスが使用されていることを示します。nに指定できる値は、1バイト以上8300バイト以下です。

CHARは、列に文字長セマンティクスが使用されていることを示します。CHARの最小長は1文字です。最大長は8300バイトに収まる文字数によって異なります。これは使用されているデータベース・キャラクタ・セットによって決まります。キャラクタ・セットがAL32UTF8の場合、1文字あたり最大4バイトが必要になる可能性があるため、CHARの長さは、キャラクタ・セットに応じて2075から8300の範囲に制限されます。

長さが0(ゼロ)の文字列は、NULLとして解釈されます。

ORA_CHARのデータは、後続の空白を使用して列の最大長まで調整されます。空白埋め比較セマンティクスが使用されます。空白埋めセマンティクスおよび非空白埋めセマンティクスの詳細は、「空白埋め比較セマンティクスおよび非空白埋め比較セマンティクス」を参照してください。

ORA_NCHAR[(n)]

長さがn×2バイトのUnicode文字の固定文字列です。

必要なバイト数は2×nです。nは、指定された文字数です。Ncharの文字の制限はバイトの制限の2分の1であるため、最大サイズは4150です。記憶域のデフォルト最小バイト数は2n(2)です。

長さが0(ゼロ)の文字列は、NULLとして解釈されます。

ORA_NCHARのデータは、U+0020 SPACEを使用してその列の最大長まで調整されます。空白埋め比較セマンティクスが使用されます。空白埋めセマンティクスおよび非空白埋めセマンティクスの詳細は、「空白埋め比較セマンティクスおよび非空白埋め比較セマンティクス」を参照してください。

ORA_VARCHAR2 (n [BYTE|CHAR])

最大長がnバイトまたはn文字の可変長文字列。

BYTEは、列にバイト長セマンティクスが使用されていることを示します。nに指定できる値は、1バイト以上4194304(222)バイト以下です。n.を指定する必要があります。

CHARは、列に文字長セマンティクスが使用されていることを示します。

長さが0(ゼロ)の文字列は、NULLとして解釈されます。

非空白埋め比較セマンティクスが使用されます。空白埋めセマンティクスおよび非空白埋めセマンティクスの詳細は、「空白埋め比較セマンティクスおよび非空白埋め比較セマンティクス」を参照してください。

ORA_NVARCHAR2(n)

n×2バイトのUnicode文字の可変長文字列です。

必要なバイト数は2×nです。nは、指定された文字数です。ORA_NVARCHAR2の文字の制限はバイトの制限の2分の1であるため、最大サイズは2,097,152(221)です。nを指定する必要があります。

長さが0(ゼロ)の文字列は、NULLとして解釈されます。

非空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

空白埋めセマンティクスおよび非空白埋めセマンティクスの詳細は、「空白埋め比較セマンティクスおよび非空白埋め比較セマンティクス」を参照してください。

NUMBER [(precision [,scale])]

精度とスケールが指定された数値。精度の範囲は1から38桁です。スケールの範囲は-84から127です。精度とスケールの両方ともオプションです。

精度またはスケールを指定しない場合は、

最大精度の38および柔軟なスケールが指定されたとみなされます。

NUMBERは、精度より大きいスケールおよび負のスケールをサポートしています。

NUMBERは、1.0 x 10-130から1.0 x 10126未満の絶対値を含む正と負の固定数値および0(ゼロ)を格納します。値が1.0 x 10126以上の絶対値である算術式を指定すると、エラーが戻されます。

TimesTen型モードのNUMBERデータ型は、最も小さい(最も0に近い)値として10e-89を格納します。

ORA_DATE

日付と時刻の情報(世紀、年、月、日、時、分、秒)を格納します。

書式はYYYY-MM-DD HHMMSSです。

有効な日付の範囲は紀元前4712年1月1日から西暦9999年12月31日です。

記憶域サイズは7バイトです。小数秒はありません。

ORA_TIMESTAMP
[(fractional_seconds_precision)]

日付データ型の年、月および日の値に加えて、時、分および秒の時間の値を格納します。Fractional_seconds_precisionは、秒のフィールドの小数部の桁数です。有効な日付の範囲は紀元前4712年1月1日から9999年12月31日です。

小数秒の精度の範囲は0(ゼロ)から9です。デフォルトは6です。書式は次のとおりです。

YYYY-MM-DD HH:MI:SS [.FFFFFFFFF]

記憶域サイズは12バイトです。