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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05176-02
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権限の説明

インスタンス管理者だけでなく、インスタンス・ユーザーにも特定の権限に基づいて、データ・ストア操作を実行するためのアクセス権を割り当てることができます。アクセス制御権限の特性の一部を次に示します。

TimesTenでサポートされている権限は、次のとおりです。

権限
説明
インスタンス管理者
TimesTenをインストールしたシステム・ユーザーはTimesTen管理者になります。一部の操作は、インスタンス管理者のみが実行できます。この権限は、TimesTen SQL文のGRANTおよびREVOKEを使用して付与または削除することはできません。
ADMIN
データ・ストアに関する管理操作を実行する権限です。レプリケーション機能の管理など、一部のデータ・ストアの操作にはADMIN権限が必要です。
CONNECT
TimesTenインスタンスの任意のデータ・ストアに接続するための権限です。TimesTenインスタンスでアクセス制御が有効な場合は、すべてのユーザーにCONNECT権限が付与されています。
CREATE DATASTORE
データ・ストアを作成する権限です。データ・ストアを作成するユーザーには、作成前にCONNECT権限を付与する必要があります。また、データ・ストア・オブジェクトを作成するためのDDL権限も必要です。TimesTenインスタンスでアクセス制御が有効な場合は、すべてのユーザーにCREATE DATASTORE権限が付与されます。
DDL
CREATEやALTER操作など、データ・ストア・スキーマを変更するための権限です。
WRITE
データ・ストアでUPDATE、DELETEおよびINSERT操作を実行するための権限です。表の所有者には、自身が所有する表に対するWRITE権限が常に付与されています。
SELECT
表にSELECT操作のみを実行するための権限です。表の所有者には、自身が所有する表に対するSELECT権限が常に付与されています。