TimesTenでは、表に保存される各行にROWIDと呼ばれる一意のIDが割り当てられます。ROWIDのデータ型はBINARY(16)です。
ROWIDは実際の列ではないためデータベース領域は不要です。また、更新したり、索引を作成したり、削除することはできません。
ROWID値は表に行が存在する間は使用されますが、元の行が削除されると、そのIDはシステムによって違う行に割り当てられる場合があります。0(ゼロ)はROWIDに使用できません。
ROWIDはリカバリ、バックアップおよびリストア処理を行っても使用できますが、レプリケーションやttMigrate、ttBulkCpの処理をすると使用できなくなります。
ROWIDの詳細は、「式の指定」を参照してください。